我が家のボケは花が咲いて実が付くのだが、暫くして実がまだ小さい内に皆落ちてしまう。 最後まで大きくなることはめったに無い。 それなのに今年は どうした訳か 実が数個付いている。 まだ青い様で 収穫するのは早いだろうか。 取って見ても どうすると言う当ても無い。 世間ではボケ酒が良いと言うが 何の味も無くつまらない。 梅酒に勝る果実酒は無いと思う。 そこで今思案している所だ。 まあ10月くらいになったら そろそろ収穫しても良いだろう。 青く硬い実は枝にしっかりしがみついているが、ボケの実が収穫できる珍しい年となりそうだ。 そうこうしている内に 1年は過ぎて行く様だ。 時間の流れは 早い。
この来一郎撰の鉋刃の為に 台を打って見た。 材はカリンだと思う。 赤っぽい良い色の材だ。 しかし幅が足りないので 真中で二枚張り合わせている。 厚みは26ミリ程度 長さ275ミリで 8分勾配とした。 刃を入れて台を均している。 下端の調整が不十分で上手く削れないが 何となくしっとりした削り味だ。鉋刃を入手して既に15年経過している。 その前に 前の持ち主がどの程度使ったのか判らないが 昭和の時代に作られた物だと思う。 やっと 台に納まって使える状態になった訳だ。 これから更に研ぎと調整が必要だ。 何となく使えそうな鉋だ。 このカリンの台は実用になるかどうか判らないが 表面にOILを塗ると素晴らしい色になる。 鉋台にするのは勿体ない位だ。 上手く削れる様になったらまた報告しよう。
この鉋刃を研ぎ直していたがやっと少し使えそうな状態になって来た。 使って見たいが台が無い。 以前使った古台を探すと 使えそうな台が一つだけあった。 取敢えずそれに入れて削って見た。 まだ研ぎは不十分な様だが 取敢えず上手く削れた。 これなら良さそうだ。 早速新しい台を 打とうと材を探している。 この鉋刃も刃先が欠けていたりして、ちょっと手の出し難い状態だったが、入手して良かった。 まだ十分刃長もあるし 色々いじって遊ぶ事も出来ると思う。 9月になり 少し涼しくなって来たので、作業もやり易い。 今日も骨董市に行きたかったけれど、少し遠慮した。 以前買った物がまだ 手入れせず残るし、鉋が増えすぎて 抑制している。
この鉋刃は富岡骨董市で入手した3丁目の鉋刃です。 3丁で千円でした。 大分錆びています。 でもまだ余り使って無い様です。 よく見ると刃先が軽く曲線を描いており、外丸鉋の刃だったろうと思います。 取敢えず錆を軽く落とした状態です。 刃幅68ミリ 全長120ミリ程度有ります。 随分長い鉋刃です。 それに随分薄い作りの鉋刃の様です。 このままでは付かないので 一旦刃を引いて 平鉋に仕立てたいと思います。 藤正は何処で作られたか知りませんが、関西方面だろうと思います。 この業者はこんな感じの鉋刃を幾つか持っていました。 恐らく市場で仕入れた物でしょう。 台も付いて無いから 台が打てる人以外は買わないでしょう。 それでも好き者が買って行く様です。 時々珍しい物も混じる事が有ります。 多分事前にチェックしていると思います。 だから おどろく様な珍品はまず無いと思います。 手入れして 上手く削れれば それで良いし、削れなければ それもまた仕方なしです。
先日入手した鉋刃 菊堂を少し整備した。 たまたま有った鉋台(仮)に入れて見た。少し刃が斜めだが 一応これで使えそうなので 削って見た。 上手く削れる様だ。 これは良さそうな鉋だ。 それなら新たに台を打って見ようかと思っている。 今は適当な材料を探している。 大分鉋は増えた。 引出に入らない分は床に置いて有るが、何とか整理したいと思っている。