
名倉砥石を買った業者から、この鋸を買った。 二丁で700円だった。 私は鋸を見る目は持たないから、こう言う骨董市(ボロ市)では 普通は買わない。 しかし今回は何となく買ってしまった。 かなり赤錆も出て居たが、それは取れると思った。 私の郷里山梨の隣り長野県 諏訪の鋸だから何となく身近に感じた。 実家から車で一時間も掛らない所だ。 それにこの鋸はさびてはいるが、刃の欠けは無い様だ。 信州チノ 玉川 両角倉蔵 と銘が有る。茅野の玉川村 両角さんが作った鋸だろう。 平澤一雄著 鋸の本を見ると 両角 倉蔵は三代まで載っている。 その何代目が作った物か不明。 柄は桐で根元部分に蔓が巻いてある。柄は若干 太めな感じで 素朴な田舎の鋸と言う所か。 このままでも一応使えるが 取敢えず目立てに出して見ようかと思う。 首の部分に銘と一緒におかめの様な顔のマークが有る。昭和30年代から40年代 諏訪鋸の生産は盛んだったらしいが、当時はまだ学生だったし、全く興味も無かった。 とにかく寒い所で 冬には行きたくない所だったが 良く見ておけば良かったな。
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