
この鉋は一昨年冬に町田骨董市で入手した。 錆びていて銘も判らなかったが後で錆を落とすと、市弘鉋だった。 これは鑿の市弘の作者とは別の鍛冶屋の物だろうと思う。 市弘の銘が有る鉋は他にも持っている。 裏刃の作り方を見るとこれは関西の物かも知れない。 しかし定かな事は良く判らない。 台は古びているがまだ割れも無く使えそうだ。 刃口が広く以前木端返しに端材を貼り付けて簡易修理して有った。 この詰め物が一部剥がれて来たので 取り去り 本格的に差し込む形式で刃口を詰めた。 これで何となく上手く削れる様になった。しかしこの鉋も引きが重い。 その原因は良く判らない。 刃が切れないのかとも思うが 削った後は 割と艶の有る物になっている。 まあ兎に角 現状の削りを載せて置こう。 次にこの鉋を手に取るのは何時の事になるか判らないからだ。 薄く削れていると言う訳でも無い。 これが現在のこの鉋と自分の実力と言う事になる。
台を整備したついでに 台上端の狂いを少し削り取った。 何となく写真で見るとみっともない感じになっている。
台を整備したついでに 台上端の狂いを少し削り取った。 何となく写真で見るとみっともない感じになっている。
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