この鉋は 相当前に高幡不動骨董市で入手した物です。 これ台が良くない。 だからなのか上手く削れた試しがない。 鉋刃自体は良さそうに思うので何とかしたいと思っていた。 その内に時間が経過して 忘れていた。 たまたま引出を開けて整理したので取り出して台を打つ事にした。 持ち合わせのコナラと思われる材を使った。 幅77ミリ程度で少し狭かった。 裏刃も有るが今回も取敢えず1枚刃鉋に仕立てた。 台は完全板目を使う。 これなら狂い難いと思うがどうかな。 取敢えず刃を入れてもう少しで刃が台下端から出る手前で止めて有る。 これで今回も少し馴染ませている。 台にはラックニスを塗る。 馴染みの部分にも塗って見た。 樫の木よりも地黒に仕上がった。 まあまあの出来では無いか。 これで下端を均して刃を研ぎ直したら削って見たい。 骨董市で買う古鉋は 色々な状態の物が有るが、 結局台がそのまま使える物は少ない。 無理して使えない事は無いが、上手く削れない事が多い。 だから二百円とかで買っても 台を別に仕立てるので高い物になり易い。 その結果 台打ちも段々上手くなって来たんだと思う。 骨董市通いはまだ 続きそうだ。