この鉋は大和骨董市で入手した。 まあまあそこそこ切れる鉋だが 引きは重い様に思う。要するに余り切れないと言う事だろう。 研ぎ直しているとこの程度まで削れる様になった。 しかし 削っていくとどうもしゃくれる様に削れる。 刃が材に食い込んで重くなり それが解消されて薄く削れたり 波打つ様に削れる事がある。 どうも刃口が広いのにも原因が有るかも知れない。 刃が台にしっかり止まって無い事も有るだろう。 要するに台を作り直せば良いのかも知れない。 それで改善された鉋もある。 しかしだ 早々台を作って居られない。 材も足りないし時間も掛かるからだ。 今回は刃が鋭く研げて無いから引きが重いと考えた。 そこで刃の裏を重点に研ぎ直した。 刃を砥石に載せて 縦研ぎして見た。 刃先全体にダレが無い様に注意した。 これで削って見るとこの写真の状態より 更に軽く薄く削れる様だ。 今回も刃裏の研ぎがいかに大切か理解した。 私の扱う鉋は 中古品で錆が有る物が殆どで この錆取りに苦労する。 完全に錆を取るには何度も研ぎ直しが必要だ。 これで小次郎鉋も普通には良く削れる鉋だと 判った。 しかし台の背の馴染みが良くないので 出来れば 台を作り直してやりたいのだが。 まあもう少し先の事になるだろう。
今日は久し振りに天気が良い。 午後から散歩に行こうかと思う。 朝方は意外と涼しい様だ。 さてと 先日友達から この砥石を譲ってもらった。 これはキングハイパ―の#1000 軟口の様だ。 一度は使って見たかったが、水に漬けておくと言うのが面倒で 使った事は無かった。 今度試して見よう。 評判は良いと聞く。 この砥石は台が無かった。 そこで 自分の使い古しの刃の黒幕#1500の台に 貼り付けて見た。 接着はボンドSUを使った。 これで上手く着くかどうか試して見た。 台には研ぎ汁が付いて汚くなるので周りに 百円ショップで売る 水性ニスを塗っている。 まあ効果は有るかどうか判らないが試して居る。 最近やっと出来上がった所で まだ使って無い。 今使う刃の黒幕#2000は後5ミリ位しか残りが無いので 使い切ったらこれに替えよう。 刃の黒幕は もう少しだが やはり 一部に割れが入ってしまった。 研いでいると動くので 瞬間接着剤を割れ目に流し込み 何とか固定しているが やはり今一良くない。 中砥石をこんなに消費するとは思わなかった。