これも流通センター骨董市で求めた。 柄が無いので 800円だった。 この口金は自分が以前購入した物。 業者の包んでくれた宣伝用紙の上に置いた所。 まだ余り使って無いと思う。 是近は私も大工さんからもらった鑿を持っている。 昔は結構使われた物かも知れない。 刃は少し研ぎなおした。 結構硬い刃の様だ。 柄を付けるべく 材料を探している。 樫でなくても良いかな。 上手く柄を挿げられたら 欲しいと言う人にやっても良いか。 まあ自分でも少し使ってからにしよう。
先週金曜日 久し振りに流通センター骨董市に行って見た。 矢張り道具類は少ない様だ。 それでも菊弘丸の大突き鑿が有った。 2丁で5万円と言うので買う気にならない。 そこでこの鉋を求めた。 1500円にまけてもらったが、それでも高いかも知れない。 銘は重勝で 刃は道具曼陀羅にも載っている物と良く似ている。 これ以外に私は2丁の重勝を持っているが、それらは今一と言う研ぎ味だった。 しかしこの重勝は 非常に研ぎ易い刃だった。 刃にはNSと刻印が打ってあった。 これは前の持主が打った物か。 刃幅54ミリ 全長65ミリ程度で まだ充分使えそうだ。 所が台を見ると 古く見せる目的なのか、何か色の付いたニスの様な物を全体に塗ってある。 余計な事をする物だ。 これじゃ鉋もだいなしだ。 それに刃をやけに立てて仕込んである。 削ると言うより引っ掻く感じの仕込だ。 どう言う物を削る目的で作った物か。 前の持主の自作台と思われる。 樫の木の節の部分を使ったらしく 台尻の上面の一部 節の部分が欠けてしまっている。 こんな物を1500円も出すのは、重勝の名前を 知っているからだが、この虎のマークの重勝は本物じゃないと言う人もいる。 まあ切れれば良いわけで 使って見たいが この台を修正するのは、少し時間が掛かりそうだ。
これは記念館の2階に有った子供椅子だ。 聞く所では大石 眞子の関係者から寄贈されたと聞いた。 これも手の込んだ椅子の様だ。 ホゾが緩んでいるが、子供が座っても大丈夫だろう。 これも出来れば試作したいと思い 寸法を計って来たが 後で見ると 採寸の不足な部分が幾つか見付かった。 写真を見ながら適当に寸法を決めて作らざるをえないだろう。
記念館には 伊作ゆかりの家具が幾つか置いて有る。 その中で子供の椅子を2脚紹介してみよう。 初めに紹介するのが 私がコピーを製作している 食堂で使う子供椅子である。 古い物で座面が大分傷んでいる。 私が写真で見て想像していたよりはるかに手のこんだ椅子の様だ。 家族が集まって食事をする そう言う時間を大切にしていたのだろうど想像できる。