さだやんのほろ酔い日記

落語家・立川 左談次

間、なのだ。

2010年06月26日 09時46分37秒 | ほろ酔い日記
とことん間の悪い人。
何をやってもドツボに入る。
練りに練った行為が最悪の結果を招く。
もがけばもがくほど蟻地獄。
真剣さゆえそうなるのだろう。
その苦悩は理解出来るような気がする。
ま、あくまで気がする、だけ、であるが。
噛み合わせの微調整は難しい。
気付いても、修正は至難の技。
どこかで吹っ切らなくては、
等とおさまったものの言い様をするオラも
実際の所何も分かっちゃいないのだが。

「こんちは」「はい」
このマを数十種類稽古していた先輩が居た。
こんちは△はい
こんちは△△はい
こんちははい
こんちは△△△はい
△こんちは△△はい
声の調子、視線の位置、顔の角度・・・・。
毎日毎日・・・・修行僧のようであった。
組み合わせていけば無限である。
どっか違うよな、である。
であるが、分かるような気が、
って、又、気が、かい。


与太郎風な味付けをした間抜け?
いや、ちがうか。
間抜けにはある種の明るさがある、
愛嬌がある。
愛される間抜け、
って、変な言い方だけど。
どっか抜けている、愛嬌がある。
ふとした瞬間にそういう姿を・・・。
噺家として大きな魅力になる。

龍志などはその典型だ。
可愛いのだ、良い顔をするのだ、
本当に旨そうに呑み食べるのだ。
高座の空気が柔らかくなるのだ。
羨ましい資質だ。
って、生意気な事言って御免。
あ~~、龍志を間抜けと言ってるのではないのですよ。
愛嬌が、って所を強調するが故に、なんですよ。

え~と、読み返してみて、
なにを言わんとしてるのか皆目分からん。
日本語になっているか?
ドツボにはまりそうだ、
って、もう嵌っているのか。




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