小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

言葉とロボット

2015年11月09日 00時25分16秒 | 日記
2012年12月4日(火)(4歳8か月)
 
 
 今回は言葉というものをあらためて考えてみたい。
 
 最近は機械の技術が進んで人間が音声でリクエスト
したことに機械が応えてくれるようになってきた。
 
 SFやアニメに出て来るロボットが現実化するのも
時間の問題のように思える。
 
 でも、待てよ。本当にアトムやドラえもんのように
人間と会話できるロボットができるのだろうか?
 
 はたしてロボットはどこまで人間の言葉を理解できる
ものなのだろう?
 
 熱湯風呂で、「押すなよ!絶対に押すなよ!」は、
「押せ!」の意味であるが、ロボットはこれを理解できる
のだろうか?いや、きっと言葉どおりに処理して押さない
と思う。
 
 不満げに「別にいいけどね・・・」と言った時、ロボットは
「了承してくれた」と判断しないのか?
 
 それから、質問されたことに対して例え話で返答すると
いうことが可能なのか?
 
 これをやるには、質問の意味を理解できることと、同じ
内容の別の話(例え話)をチョイスするという2つの行動が
要求される。
 
 『ドラえもん』の中で、のび太が、
 
 「ジャイアンだって自分のひどい歌を聞いているはず
なのにどうして平気なんだろう?」
 
という疑問に対して、ドラえもんが、
 
 「当たり前だろ。フグが自分の毒で死ぬか?」
 
と、答える場面がある。
 
 本当にロボットがこのように答えられる時代が来るの
だろうか?
 
 そんな風に考えたら、人間の言葉の処理能力は僕たちが
自覚している以上にすごいものだ。
 
 それは同時に赤ちゃんや幼児の言語処理能力もすごい
ということでもある。
 
 しかも、赤ちゃんや幼児は自分で言葉を作ることもある。
 
 これもロボットには無理なんじゃなかろうか。
 
 赤ちゃんがどのように言葉を育てるか?
 
 ただ、ひとつ言えることは、赤ちゃんは生まれながらにして、
すでに言葉を使える状態にある、ということである。
 
 あとはどのように育てているか、ということだけだ。