小春奈日和

赤ちゃんは、人間は、どのように言葉を獲得するの?
わが家の3女春奈と言葉の成長日記です。

ありがとうの歌

2014年01月16日 08時12分48秒 | 日記
2011年3月24日(木)(2歳11か月)


 ゆうきが堺市の連合音楽会で合唱する歌
のタイトルは何て言うのか知らないけど、
春奈はこの歌のことを「ありがとうの歌」
と呼んでいる。

 歌が「ありがとう」という歌詞から始ま
るからなんだろうけど、春奈はこんな風に
勝手に名前を付ける。

 というか言葉を作り出す。


 たしかに、「ゆうきが堺市の連合音楽会
で合唱する歌」と言うのは長すぎる。

 だから、自分で勝手に名前をつけるのだ
ろう。


 そもそも僕たちの周りに存在するものは
何ひとつ取ってみても初めから名前が存在
していたわけじゃない。

 すべて誰かが命名したものだ。

 それは、人間がものに名前をつける習性
を持っているからだ。

 視点を変えれば、名前をつけることで、
それを指す時に便利なように、とする習性
でもあると言える。略語なんかもそうだ。

 今日も、僕にむかって、春奈が、

 「ありがとうの歌を歌ったろうか?しゃ
あないな」

と、言う。

 しゃあないな、って言われてもなあ・・・
別に聞きたいわけでもないのに・・・。

 どんだけ、うちの家族が何かをする時な
んかに、「しゃあないな」と言っているの
だろう・・・。

 春奈の言葉には時々ドキッとさせられる。