銀座の甚平喰い倒れ日記

甚平を愛するサラリーマンの食生活を綴った日記。銀座界隈を中心に東京の美味しいお店をご紹介。

上野 ソウルにて「参鶏湯」をいただきます

2007-09-26 13:19:24 | 上野・茗荷谷・浅草・南千住

上野のコリアンタウンにやってきた。

ここで食事をするのはかれこれ10年ぶりで、
以前どこのお店で食べたのかをすっかり忘れてしまう程久しぶりの訪問だ。

最近、韓国の方々と仕事をする機会があり
不勉強な韓国料理を少しずつでも
埋めていきたいという訳だ。

とりあえず右も左も判らないので
この一帯の軒先に首をつっこみながら
1周しながら、今日の獲物を物色することにした。



やってきたのはこちら。

ソウルという豚肉料理をウリにしているお店なのだが
決め手になったのは中のお客さんの8割が
韓国語で話していたからだ。

現地の方々が多いお店は
味の方も現地により近いのだろうと
外国料理の店に入る際にはよく使う手なのだが
外れたことは今までないのだ。



私は韓国に行ったことがないので
韓国のお店の内装がどのようになっているのかは知らないが
このソウルのおそらくはハングル語と思われる文字が
壁一面に描かれた内装は読むことができないにもかかわらず
何故だか落ち着いてしまった。



最初にお水を持ってきてくれたのだが驚いた。

焼酎の空いたペットボトルに
氷と水を入れて持ってきたのだ。

抵抗感はないのだが
これでは酒を飲みたくなってしまう。

余計な誘惑を一緒に運んできてくれたのだ。



ランチメニューは全て¥700だった。

石焼ビビンバはよく食べるし、
豆腐チゲやプルコギなんかの知っている料理を復習するよりも
一度しか食べたことの無いサムゲタンを
久しぶりに食べてみようという気になった。

サムゲタンは烏骨鶏などの鶏の腹に
もち米やナツメ、高麗人参や松の実などを詰め込んで
グツグツに煮込んだ滋養料理で夏バテ防止のために
夏場によく食されるものだということを知る程度。

こちらのお店ではどんな按配で来るのだろうか?



手前から時計周りで
いかの燻製を唐辛子和えしたもの、
牛蒡の唐辛子和え、カクテキなどなどだ。

全て料理に名称があるのだろうが
申し訳ないが全く判らない。

つまむこと10分程度だろうか?

グツグツと煮立った鶏肉がやってきた。



アクがちょいと出ているが、
スプーンで丁寧にそいで
ソウルのサムゲタンをいただくことに。

以前食べたサムゲタンは
簡単にスプーンで鶏肉の腹を割れたのだが
こちらのサムゲタンは鶏の弾力が残っていて
なかなかばらすのに苦戦してしまった。



韓国料理のマナーは手を使って良いのかどうかは知らないが
欧風よろしく、骨付き肉はOKだろうと業を煮やして
ある程度の塊で手を使わせていただいた。

まずは塩をつけずに鶏肉だけで・・・

旨い。

鶏から出た脂を鶏自身が身に纏い
なんとも優しいお味になっている。



塩をつけてみたが
十分旨みは出ているのでこれ以上の味付けは必要なかった。

ちょいと首をかしげてしまったのは
もち米なんかのありかを視認せぬままに
開いてしまったというか開けてしまったことだ。

以前食べたものは高麗人参やらもち米のド真ん中を
探し当てることができたので
肉が開いた瞬間にどっさりとしずるを
得ることができたのだが今回は残念だ。



あっさりとした鶏ガラスープがなんとも胃に優しい。

写真にはないがランチメニューには
ごはんも別についてきた。

烏骨鶏ではないにしろ
こいつで¥700なのだからたいしたもんだと
改めて感心してしまった。



スープを飲み進めると
鍋底に沈澱した普通の米やナツメが
目に飛び込んで来たことから、
やっぱり今回は開きどころが悪かったのだと教えられた。

無念。

来る人来る人にハングル語で挨拶をしていたので
やはり地元の常連さんの集まるお店なのだろう。



今回、お店のウリの豚肉料理は口にしなかったのだが、
お酒と一緒に夜の部にも来てみたい気にさせてくれた。

この良心的な価格設定ならば
夜もさぞかし繁盛していることだろう。

ご馳走様でした。

ソウル

〒110-0015 台東区東上野2-15-2
TEL03-3835-4203
11:00~2:00
年中無休

参鶏湯(サムゲタン) ¥700(ライス、前菜付き)

甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆

・・・おっ、お代官様ぁ!甚平に愛のムチ3連射を・・・

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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
   それでは明日もお会いしませう


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