
昨晩の驚異的な大雨と打って変って
この時期には珍しい最高気温20度。
自宅のベランダからは、
この冬で一番綺麗に雪化粧した
富士山を拝むことができた。
ポカポカ陽気に誘われて
いつものように晴海通りをプラプラしていると
東劇の角の道を歩いたことがないことに気が付く。
ガンセンターへ続くあの道だ。

周囲のおじさま達から
この道に一軒洋食を出すお店が
あることは聞いていたのだが、
おそらくこの看板がそれなのだろう。

ビルとビルの狭間に吸い込まれると
築地の外れの喧騒に「お城のような」をウリにしている
ボンナ・カストラに辿り着いた。

レストランウェディングにも
対応しているお店だそうで、
築地のお店とは思えないエントランスなのだ。
中に入るなり心は決まっていた。
入口でチーズフォンデュという
脳みその片隅にかすかに残っていたカタカナを
目にしてしまっていたのだ。

日替わりランチ、ハンバーグ、ドリア、パスタ、
オープンサンドなどの他のランチメニューは一律¥800という中で、
ひとり倍近い¥1,500という金額の
ほうれんそうのチーズフォンデュ。
ここ3年食べていなかったスイスの刺客に
完全に一目惚れした格好だ。

白ワインが効いている方が好きな人。きらいな人。
定番のグリュイエールに合わせるチーズのあれこれなど。
シンプルな料理だけで家やお店によって七変化するのも
フォンデュの醍醐味だ。

ほうれんそうの具合は
どんなもんなのだろうか?
一口ぺロリ・・・
グリュイエールとエメンタールを合わせた定番の味は解るのだが、
他にチーズを何種類、何を混ぜているのか解明はできなかった。
ほうれんそうはチーズの強い味に埋没していて、
予想通り色づけ程度の印象だった。
白ワインはほとんど効いていない。
チーズの香りが鼻腔で伸びきったあたりで
微かに薫ってくれる程度だ。
ランチタイムだからなのだろうか?
そういう配分なのだろうか?
総じてまずまず旨い。

こちらがバケット。
2.5CM角に切ってあるのだが
ちょいとばかり小さすぎるのではないだろうか?
小さいものを何回もチーズにつけることで、
いっぱい食べた感は出せるのだろうが、
食べやすさよりもボリュームを優先してしまうのが男の性。

実家にいたころに、朝食で残ってしまった
フランスパンなどが晩飯にフォンデュに化けて出ていたが、
わざとしっとりからカサカサに向かいつつある
古いパンを使っているのだろうか?
チーズが生き返らしてくれるから
文句はないのだがさすがに考えすぎだろう。

ぶっ刺して絡めてからめて放り込む。
旨いは旨いのだが、
一緒に行った同僚は普通のランチメニュー。
10年前のスイスにて一人ぼっちのチーズフォンデュの際には
気付かなかったのだが、こいつは一人で突付くものではない。
みんなで囲んで突っつき合って
談笑しながら食べるから美味しい食べ物なのだ。

ランチには他にご覧のサラダとコーヒーor紅茶がつくのだが、
懐かしさの代償に虚しさを手に入れた昼食だった。
ご馳走様でした。
ボンナ・カストロ
〒104-0045
中央区築地4-1-17銀座大野ビル1F
℡03-3541-8710
日曜・祝日定休
ほうれんそうのチーズフィンデュ ¥1,500
(サラダ、コーヒーor紅茶付き)
甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★☆☆☆
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ほうれんそうのチーズフォンデュとはなかなか珍しいですね。
結構な品を拝見させていただきました。
ここは年内はいつまで営業ですか?
私は29が仕事納めです。
こんにちは。甚平です。
私の方は一足お先に仕事納めになります。
ボンナ・カストラですが、名刺の方に
日曜・祭日定休との記載はありますが、
年末はいつまでかは不明です。
土曜日はランチをやっていないとのことなので、
おそらく明日29日は開いていると思うのですが、
もし行かれるようでしたらお電話を・・・
わかればぐらいのつもりでしたので
全然気にしませんよ。
歩けばすみますから。
今日は青山の事務所から銀座への帰り道に
ちょいとわき道にそれて
東陽町の麺々亭にて麻婆豆腐定食のお昼。
¥650円の割りには驚異的なボリュームと
飽きない味が定番の中華家庭料理のお店です。
大花巻ってのは中華ではよくあるんですかね。
知りませんでした。
ここは銀座から離れてますが1年のうち360日ぐらい
営業している良心的なお店です。
お近くによることがあればぜひぜひ一度お試しあれ!!
mixiをもしやられてるのであれば360日ここで食事してる人の
日記がございますので参考に。
超絶的に褒めちぎっております。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=303525929&owner_id=4984740