そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ピアノを弾く大統領

2006年08月03日 | ラブロマンス/青春

2002年 韓国 94分
■原題「The Romantic President」
■2006.8.3  wowow
■監督 チョン・マンベ
■出演 チェ・ジウ(チェ・ウンス) アン・ソンギ(ハン・ミヌク大統領) イム・スジョン(ハン・ヨンヒ) キム・ソンギョム(チョン・マンス校長) キム・ヒョンイル(警護室長) イ・ジュヒ(キム大統領秘書) キム・インムン

《story》
ある女子高校に赴任してきたウンス先生。教壇に立つ前に、生徒になりすまして情報を得ようとするくらいの熱血教師。クラスの問題児のヨンヒは、先生の注意を聞こうとしない。そこで、親に連絡したところ、その親がなんと大統領だった。電話に出た大統領に、思わず宿題を出してしまう。それ以後、二人が会う機会が増え、娘の話し抜きに、惹かれあっていくのだった。

◎大統領があんなに警護を連れて密会するなんて、国民の税金をあんなに使うなんて、いいのだろうか。一般の人も、こうして大統領と恋に陥ることもある、そんな展開はおもしろいと思った。でも、あれは税金の無駄遣いだ。
ピアノはおまけみたいなもの。本当は弾けないのに、弾く姿で票を獲得したようなもの。ウンスとの愛を隠すことなく、きちんと正面から向き合って伝えるためには、ピアノのことも言わなければ・・・嘘はいけない・・・そう思ったのだろうな。ピアノはたとえ1曲でも一生懸命に練習したのだからいいと思う。問題は、「密会」を隠してしまい、愛に嘘をついてしまったこと。大統領は普通の人とちがって、国民のことを最大限に考えなければいけない。人を愛することも正直であれば、もっと国民を大事にできる。そんな大統領なら、上から見下ろさず、ともに今を生きていけるかも。

NANA

2006年08月03日 | ラブロマンス/青春

2005年 日本 115分
■2006.8.3 wowow
■監督 大谷健太郎
■出演 中島美嘉(大崎ナナ) 宮崎あおい(小松奈々(ハチ)) 松田龍平(本城蓮(レン)) 成宮寛貴(寺島伸夫(ノブ)) 平岡祐太(遠藤章司) 丸山智己(高木泰士(ヤス)) 松山ケンイチ(岡崎真一(シン)) 玉山鉄二(一ノ瀬巧(タクミ))

《story》

「同い年の 同じ名前の女の子」

「あたしは運命とか かなり信じちゃうたちだから。
  あたしたちの出会いは運命だったと思うんだ」

「笑ってもいいよ。  ナナ」

東京に向かう新幹線の中で二人のナナは出会った。一人は、大学に通う恋人を訪ねようとしている「なな」・・・明るく脳天気な女の子。もう一人はバンドの成功を夢見て上京する「なな」・・・二人は新幹線の中で隣同士となり、そして同じ名前ということで意気投合する。二人の二度目の出会いは、借りようとしている707号室の部屋だった。偶然にも同じ物件を目指していたのだった。二人は一緒に住むことになった。
ナナには、故郷で別れた恋人がいた。彼は、別のバンドに引き抜かれ、今では有名なバンドのギターをしていた。故郷で別れて以来会っていなかった。ある時、ナナに恋人を紹介しようとしたハチは、彼のバイト先に行く。一緒に帰ろうと外で待っていると、彼には別な彼女がいた。落胆するハチだったが、ナナの彼がいるバンドのコンサートのチケットが手に入り、ナナと一緒に行くことになった。ナナとれんとの久しぶりの出会いだった。ナナの友人たちは、二人の関係の修復を企てようとするのだが・・・。
   
◎バンドのナナはちょっと素人っぽい。そこから抜け切れていない。はみかみが感じられる。意図的なんだろうか。
ハチの彼氏の気持ちもわかる。自分でもそうなるだろう。でも、いやだね。初めからそんなにハチのことを好きではなかったのだと思う。ただ、自分に合う人がいないから、ときめく人がいないから、だからハチとの関係もだらだらとそのままにしていたのだと思う。東京に来てほしいけど、来てほしくない。そんな関係だったのだと思う。ハチといると疲れる。まわりの人はそう言う。そうかもしれないけど、私はこんな人こそ貴重だと思った。そばにいてほしいと思う。
この二人は本当に息が合っていたのだろうか、と、土台から疑問が湧いてくる。ハチと元カレの関係のように、どちらでもいいよ的な関係に見えて仕方ないんだけど。おかしいかな。

公式サイト「NANA」