そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

ミッドナイト イーグル

2009年03月29日 | ファンタジー/アドベンチャー

2007年 日本 131分
■2009.2.15 DVD
■監督 成島出
■出演
   大沢たかお(戦場カメラマン=西崎優二)
   竹内結子(週刊「WISE」記者=有沢慶子)
   玉木宏(東洋新聞記者=落合信一郎)
   吉田栄作(三等陸佐=佐伯昭彦)
   袴田吉彦(内閣危機管理監=冬木利光)
   坂本爽(週刊「WISE」カメラマン=青木誠)
   金子さやか(チヘ)  
   波岡一喜(工作員=平田俊夫)
   佐原弘起(西崎優)
   大森南朋(三等陸佐=斉藤健介)
   石黒賢(週刊「WISE」編集長=宮田忠夫)
   藤竜也(内閣総理大臣=渡良瀬隆文)

 《story》

「許せないまま、死なせない」
「もう、誰も失いたくない」


かつて戦場カメラマンとして活躍していた西崎は、目の前で殺された子どもや家庭を顧みず死なせてしまった妻のことを後悔しながら生きていた。西崎の子どもを育てている妻の妹の慶子は、そんな西崎を許せないでいた。ある日、西崎は冬の山中で墜落する飛行機を目撃しシャッターをきる。後輩の新聞記者は、その物体を確かめようと、強引に西崎を連れて山に登る。山中で、武装した自衛隊と出会う。そして得体の知れない白装束の部隊に狙われる。そこで、謎の物体はステルスで、特殊爆弾を積みこんでいることがわかる。謎の一団は、その爆弾を起爆させて、日本を陥れようとしていた。自衛隊はそれを阻止しようとしており、西崎らもステルスに向かう。ステルスの特殊爆弾には核弾頭が装着されていた。迫り来る白装束のテロ一団。日本の運命は・・・。

 残らない映画だ

スリル満点? 親子の絆? 愛? アクション? 日本を守るとは? アメリカの役割? 日本を襲うテロとは? 新聞記者魂? 自衛隊の役割?  どれをとっても何が言いたいのかはっきりしない。焦点が定まらない。戦争の悲惨さ? 守ることの大切さ? 矛盾を抱えた防衛問題? 冬山の恐ろしさ? 何を取り上げようかと迷ってしまう。戦場カメラマンとしての使命。それは目の前で死んでいく子どもたちがいるという真実を伝えることだろう。けっして楽しい場所ではないはず。怒りと悲しみが渦巻く場所でしかない。そこで一生懸命に生きている姿に感動があるのかもしれない。でも、その生き方がいいわけじゃない。戦争に正義はない。攻めてきたら守るしかないのか。攻めてこないでいいように、何かできることはないのか。カメラマンとして真実を伝えること。

 いったい自分は毎日何をしているのだろうと思うことがある。それは、テレビで「ポイント生活でお小遣いを」という話題を見て、すぐにはまってしまったこと。1日に1時間はインターネットでサイトを巡る。ポイントをためて換金。2ヶ月で1800円くらい。時間がかかるのはもったいないと思う。もっとやりたいことがある。どこかに出かけたり、本を読んだり・・・。でもお金が貯まる魅力もある。ほどほどにしておかないとね。もうすぐ熱が冷めることを願っています。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2009年03月21日 | ラブロマンス/青春

2008年 アメリカ 167分
■原題「THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON」
2009.2.14 TOHOシネマズ緑井 with h,t
■監督 デヴィッド・フィンチャー
■出演
  ブラッド・ピット(ベンジャミン・バトン)
  ケイト・ブランシェット(デイジー)
  ティルダ・スウィントン(エリザベス・アボット)
  ジェイソン・フレミング(トーマス・バトン)
  イライアス・コティーズ(ガトー)
  ジュリア・オーモンド(キャロライン)
  エル・ファニング(デイジー=7歳)
  タラジ・P・ヘンソン(クイニー)
  フォーン・A・チェンバーズ(ドロシー・ベイカー)
  ジョーアンナ・セイラー(キャロライン・ボタン)

  《story》

「人生は素晴らしい」
「80才で生まれ、若返っていく
    数奇な人生を生きた、ある男の物語」


第一次世界大戦末期、80才の老人の姿をした赤ん坊が、生まれてすぐに捨てられた。ベンジャミンは、老人養護施設で働くクイニーに深い愛情をもって育てられる。しわだらけの顔に曲がった腰、車椅子で動く姿は老人そのもの。そこで出会った幼いデイジーとベンジャミンの永遠の恋が始まる。しかし、それは成長して老いていく者と若返っていく者とのすれ違いの恋。さまざまな人と出会いながら、自分の数奇な人生を受け入れ、そしてデイジーを愛するベンジャミン。今、年老いて死んでいこうとしているデイジーは、自分の娘のベンジャミンの人生とその秘密を告げる。

 子どもの老人

息子達と見に行った。私は、題名から、このような人間ドラマを想像していたけど、息子達はちがったようだ。SFのような不思議な世界、魔法を使って出てくるような世界を思っていたみたいだ。予想していた私は、これで満足。すぐにでももう一度みたくなる映画ではなかったが、子どもの老人をどのように作り出すのか楽しめた。映画は、ファンタスティックではあるがシリアスな人間ドラマもなかなかいいものだ。洋画ならではの映画のおもしろさでもあると思う。これが邦画になると幼稚な子どもだましの映画に見えてくるから不思議だ。息子達にも、こんな洋画を楽しんでもらいたいと思うが、まだ難しいかな。

 公式サイト「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

 この時期は更新が途絶える時期。昨年もそうだった。2月から3月は劇場映画もなかなか見にいけなかった。やっと落ち着いてきた。昨年と比べると、今年は、合間を見つけてドラマを見ていたから、まだ余裕があったのだろうか。それとも、どこかで手抜きをしてきたんだろうか。どちらにせよ、精神的にも身体的にもしんどいとき。何とか乗り切って、落ち着いてきた。「チャングム」が力を湧かせてくれたような木がする。毎週3本くらいのDVDを借りて、合間を見て見続けた。やめられなくなった。次を見たくて、やるべきことをやれたのかもしれない。