■2008年 日本 102分
■2009.5.9 109シネマズ
■監督 羽住英一郎
■出演
綾瀬はるか(寺嶋美香子) 青木崇高(堀内健次)
仲村トオル(城和樹) 石田卓也(バレー部先輩)
大後寿々花(美香子=中学時代).
福士誠治(美香子の元カレ) 光石研(教頭)
田口浩正(竜王中男子バレー部コーチ)
市毛良枝(美香子の恩師の妻)
木村遼希(平田育夫). 高橋賢人(楠木靖男)
橘義尋(城良樹) 本庄正季(杉浦健吾)
恵隆一郎(江口拓) 吉原拓弥(岩崎耕平) 《story》
「見せられるわけ、ないじゃん!?」
1979年福岡県北九州、戸畑中学校に23才の寺嶋美香子が赴任してきた。彼女は、中学時代の国語の教師との出会いがきっかけで教師になった。しかし、前任校での出来事で生徒への信頼と自信を失い、この学校にやってきたのだ。再スタートだと、意気込んで男子バレー部の顧問を引き受けたものの、部員5人はまったくやる気なし。つい、「あなたたちががんばるなら、何でもする」と言ってしまう。部員たちは、「試合に勝ったら先生のおっぱいを見せてくれ」と。断るつもりが、約束してしまうことに。部員たちは、それからもう練習を始める。おっぱいは見せたくないが、部員たちには勝たせたい。複雑な思いで、美香子も部員たちと練習を重ね、信頼関係を深めていく。しかし、大事な試合の直前に、その約束が校長の耳に入り、美香子は学校を去ることに。美香子のいない試合会場で、沈む部員たち。美香子は、約束を守るために、部員たちを励ますために、試合会場に現れる。 おっぱいが見られわけじゃない
綾瀬はるかが出ていること。それから、きっかけはどうであれ、中学生のがんばりに感動あり。おっぱいに興味を持って、それに固執し、本気で努力するところがかわいいものだ。まだ、純粋な雰囲気がいっぱい。画面にはいやらしさがない。先生も、生徒の信頼に応えようと一生懸命だし、生徒もそんな先生に応えようとがんばっている。若さってのは、何かに熱中し始めると、とことん突き進もうとするすばらしさがある。年をとって、余計なことを考えると、手を抜いたりずるをしたり、打算的なことばかり考えたりしてしまう。一昔前の若者の姿かもしれないけど、汗を流し、チームで心を一つにする感動を味わえた。読書をする罰、あれも今は通用しないかも。読めと言っても読まないだろうな。 公式サイト「おっぱいバレー」
「ひとりでいたいけど、孤独はいや」これって矛盾しているかな。誘われると断れるけど、誘われたいという気持ちがある。変かな。社交性のない人のセリフ。人と話をするのは苦手で、長時間だと疲れる。会話を楽しむ域に入れない。一人でいると気が楽だけど、時に孤独に苛まれる。人と心を通わせる感動や幸せを知らない人は、孤独のまま一人で死んでいく。でも、自分が生きているのは誰かのおかげ。感謝の気持ちでつながれる。
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■1998年 日本 120分
■2009.5.5 DVD
■監督 磯村一路
■出演
田中麗奈(篠村悦子) 清水真実(中崎敦子)
葵若菜(矢野利絵) 真野きりな(菊池多恵子)
久積絵夢(中浦真由美).
中嶋朋子(入江晶子=女子ボート部コーチ)
松尾政寿(関野大) 本田大輔(安田俊二)
森山良子(篠村里子=悦子の母)
白竜(篠村健作=悦子の父)
松尾れい子(篠村澄子=悦子の姉)
桜むつ子(篠村フキ=悦子の祖母)
大杉漣(校長) 有薗芳記(数学教師)
神戸浩(港山の駅員). 徳井優(渡し船の操縦士)
ベンガル(現在の教師) 小日向文世(現在の教師)
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「この思い出のすべてが、あなたの力になっている。」
「強情じゃけん、アタシ、昔から」
1976年春、伊予東高校に篠村悦子は入学。ボート部に入部希望するが、女子の部がなく、女子部の創設を先生に直訴。新人戦までという条件で、メンバーを集める。ヒメ、リー、ダッコ、イモッチ。そして、いよいよ新人戦。そして、ドベ。悔しさで解散できず、再び次の大会を目指すことに。そこに、かつて全国大会にまで行ったというコーチがやってくる。はじめはやる気のないコーチだったが、彼女たちの一途ながんばりに、しだいに必死になっていく。ドベにならなければと望んだ大会。予選通過、2回戦突破、そしてなんと次は決勝戦。
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中学生や高校生を描くドラマで、何かに打ち込むドラマっていいね。「スイングガール」「うた魂」なんかもよかった。恋もさわやかだし、ねっとりしない。暴力もない。一生懸命さが伝わってくる。余計な誘惑に囚われず、一途になれる。70年代って私も青春時代。何に打ち込んでいたかな。あんなにはできなかったけど、今より純粋に生きていた。多くの見聞きすることが新鮮に感じられた。田中麗奈がかわいくたくましく演技している。
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■2005年 韓国 98分
■原題「MY BOYFRIEND IS TYPE-B」
■2009.4.29 BS2
■監督 チェ・ソグォン
■出演
イ・ドンゴン(ヨンビン) ハン・ジヘ(ハミ)
シン・イ(チェヨン) チョン・リョウォン(ポヨン)
キム・ジェイン(ウニョン)
ペク・イルソプ(ヨンビンの父)
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「型破りなB型と超純粋なA型が恋に落ちた。
そんな二人のちょっぴり切ない
涙のラブストーリー」
「・・・でも、好き。」
プレーボーイで自己中のヨンビン。運命の出会いを信じているハミ。バスの中で、ハミの携帯に間違いメールが届く。バスから降りたところで、ぶつかった相手がその間違いメールのヨンビン。つきあい始めた二人だが、ヨンビンのはちゃめちゃな行動に魅力を感じ惹かれていく。しかし、次第に自分かってでハミを置き去りにするヨンビンに傷ついてく。大事にしていた指輪を売ったヨンビンと別れることを決意。しばらくのち、ヨンビンの思いを綴ったサイトを目にするハミ。彼には彼なりの秘密があった。ヨンビンの元にかけつけるハミ。二人の恋の行方は。
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ものすごく悪いわけではないけど、しいて見なければならないものでもない。実は一度見かけてやめた映画だ。衛星放送でまたやっていたので、録画して暇なら見てみようかという程度。実際にもそれくらいの映画だった。ハミがかわいいのでよし。
間違いメール、その人との出会い、この二つをとっても、あり得ない偶然。運命の出会いを信じるに値する出来事だ。困らせては、突然花を贈る。それは、自分は脇役かなと思っていたところに、お前が主人公だと派手に宣告されたようなもの。そんな押されてすぐに強く惹かれるような行動に惹かれるのだろうな。
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■2001年 韓国 112分
■原題「LAST PRESENT」
■2009.4.4 DVD
■監督 オ・ギファン
■出演
イ・ジョンジェ(ヨンギ) イ・ヨンエ(ジョンヨン)
クォン・ヘヒョ(ハクス) イ・ムヒョン(ハッチョル)
コン・ヒョンジン(ヨンギの相棒チョルス)
ユン・ジニョン(ジニョン) サ・ヒョンジン(ヘジョン)
イ・インチョル(詩が好きなジョンヨンの先生)
イ・ムンシク (ヨンマン)
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「あなたは 世界が私にくれた 最高のプレゼント」
ヨンギ、親の反対を押し切ってコメディアンの道に進み、ジョンヨンと結婚。しかし、なかなか売れない。最愛の息子を失い、いつしかベッドも別々。会えばけんかの二人。ある日、ヨンギはジョンヨンの店の権利書を持って詐欺の男の元に・・。しかし、その詐欺男たちから、妻ジョンヨンの死を待つばかりの病気のことを知る。ヨンギはジョンヨンのためにしんどい仕事も引き受ける。そして、ジョンヨンが古いアルバムを広げ、名前を書き出しているのを見る。死ぬ前に会いたい人と思い、詐欺男に捜すように頼む。お笑いのテレビ番組で決勝に登りつめるヨンギのコンビ。ジョンヨンが会いたかった初恋の人物は、ヨンギだった。
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それは、日本ドラマだった。たしか堂本剛がヨンギの役をやっていたような気がする。だから、どこかで見たようなストーリーだったのだ。この韓国のラストプレゼントが大元だとか。イ・ヨンエが見たくて借りたのだけど、チャングムのイメージを払拭しなければ、彼女の良さが見えなくなってしまう。ついついチャングムとかぶらせてしまって、難癖をつけてしまう。韓国の映画やドラマで、よく余命が限られてしまうような病気にかかることがある。いつもはっきりとした病名がわからない。それに、重い病気だというのに、すぐに退院して、普通の生活にもどる。あれは不思議だ。それに、椅子にすわったまま死んでしまうのも現実にはありえない。でも、見てしまう。日本の映画やドラマなら、きっと大文句を言ってしまう。でも、韓国だと大目に見てしまう。どうしてだろう。ヨンギのお笑い決勝、客席で泣き笑いするジョンヨン。いずれ一人で生きていかねばならないヨンギへの思い。それが今までの厳しさであり、突き放してきた意味だった。でも、弱さをさらけ出し、頼ってほしい、寄りかかってほいしいという気持ちも見え隠れ。
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■2009年 日本 118分
■2009.3.28 TOHOシネマズ緑井 with t
■監督 滝田洋二郎
■出演
須賀健太(三平三平) 塚本高史(鮎川魚紳)
香椎由宇(三平愛子) 土屋太鳳(高山ゆり)
小宮孝泰(松山) 志村東吾(竹田)
安居剣一郎(梅澤) 萩原聖人(三平平)
渡瀬恒彦 (三平一平)
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「冒険は、いつだって、君のそばにある」
東宝地方のある川で開かれた釣りの大会。優勝したのは、13才の三平だった。その様子を見ていた、アメリカで釣りのプロとして活躍する鮎川は、竿作りの名人三平の祖父の家で世話になる。そこで、三平は「夜泣き谷の怪魚」の話を聞き胸躍らせる。三平を東京の教育を受けさせようと帰っていた姉と、祖父、鮎川、三平は、夜泣き谷を目指して出発する。道無き道を進み、人が訪れることのない奥地の夜泣き谷に着く。そこには、亡き父を感動させた魚神がいた。三平は、この怪魚を釣り上げることができるだろうか。
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このマンガは知ってはいるけど、本格的に読んだことはない。1ページぶち抜きで、大物を釣り上げているシ-ンが印象に残っている。須賀健太は三平にぴったりのイメージだ。マンガの内容はよく知らないけど、映画では何となく期待はずれ。マンガの内容を知らないのに、なんだかマンガチックでリアルな映画には合わないと思った。マンガは、そのマンガのイメージが強いから、マンガを知っている者にしてみれば、そのマンガのイメージを越えるのは並大抵のことではないと思う。まったくマンガを知らない方が、映画の良さがわかるかもしれない。
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■2008年 日本 111分
■2009.3.14 TOHOシネマズ緑井
■監督 真田敦
■出演
岡田将生(レオ) 倍賞千恵子(ビー)
長谷川潤(マライア) 喜味こいし(コイチ)
正司照枝(みずえ) 蒼井優(カオル)
深津絵里(チャコ) 吉田玲雄(トム)
松坂慶子 (エデリ)
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「どうしてぼくたちが何かを失って、
大人になるんだろう」
「ハワイ島の北、忘れられた町ホノカア。
僕が出会った風と、恋と、ごはん。」
「夜かかる虹が見たい」と言う彼女に言われるままに、やってきたところはハワイ島のホノカアの町。見知らぬ町に連れてこられ、はっきりしない彼に怒る彼女。半年後、その彼女と別れた彼、レオはこのホノカアの町にいた。町の映画館で、住み込みで働いていた。ある日、映画館に手作りクッキーを置いている、いたずら好きなお婆さんのビーと出会う。ビーはレオに晩ご飯をご馳走し、毎日来るように言う。それが二人の関係の始まり。晩ご飯の料理の写真を撮り、美味しく食べるレオ。レオへの料理を楽しみに思うビー。そんなとき、レオに恋人ができる。彼女をビーに紹介し、食事に誘う。ビーの料理を口にした彼女が呼吸困難に・・・。イタズラ心が大変何ことに。倒れるビー。現れる彼女の元彼。ふられるレオ。目が見えなくなったビーとの日々。そして・・・。
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それでも波はある。波があるから悪いわけじゃない。何もない方がいいわけじゃない。波があるから人生なんだろう。生きている実感があるのだろう。どんなに歳が離れていれも、そこには恋がある。人は、死ぬまで人を求め恋をして、人を愛し、嫉妬し、傷つけ傷つき、思い出を刻んでいく。傷つくことを恐れてはだめ。傷つけることを恐れてはだめ。人を想い、人にあこがれ生きていく。
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久しぶりに試写会のチケットが当たった。しかも、新しい映画館で行われる。オープン前の会場入りだ。映画はたいしておもいろいようには思えないけど、楽しみにしていた新しい映画館に入れることはうれしい。
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■2008年 アメリカ 167分
■原題「THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON」
■2009.2.14 TOHOシネマズ緑井 with h,t
■監督 デヴィッド・フィンチャー
■出演
ブラッド・ピット(ベンジャミン・バトン)
ケイト・ブランシェット(デイジー)
ティルダ・スウィントン(エリザベス・アボット)
ジェイソン・フレミング(トーマス・バトン)
イライアス・コティーズ(ガトー)
ジュリア・オーモンド(キャロライン)
エル・ファニング(デイジー=7歳)
タラジ・P・ヘンソン(クイニー)
フォーン・A・チェンバーズ(ドロシー・ベイカー)
ジョーアンナ・セイラー(キャロライン・ボタン)
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「人生は素晴らしい」
「80才で生まれ、若返っていく
数奇な人生を生きた、ある男の物語」
第一次世界大戦末期、80才の老人の姿をした赤ん坊が、生まれてすぐに捨てられた。ベンジャミンは、老人養護施設で働くクイニーに深い愛情をもって育てられる。しわだらけの顔に曲がった腰、車椅子で動く姿は老人そのもの。そこで出会った幼いデイジーとベンジャミンの永遠の恋が始まる。しかし、それは成長して老いていく者と若返っていく者とのすれ違いの恋。さまざまな人と出会いながら、自分の数奇な人生を受け入れ、そしてデイジーを愛するベンジャミン。今、年老いて死んでいこうとしているデイジーは、自分の娘のベンジャミンの人生とその秘密を告げる。
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息子達と見に行った。私は、題名から、このような人間ドラマを想像していたけど、息子達はちがったようだ。SFのような不思議な世界、魔法を使って出てくるような世界を思っていたみたいだ。予想していた私は、これで満足。すぐにでももう一度みたくなる映画ではなかったが、子どもの老人をどのように作り出すのか楽しめた。映画は、ファンタスティックではあるがシリアスな人間ドラマもなかなかいいものだ。洋画ならではの映画のおもしろさでもあると思う。これが邦画になると幼稚な子どもだましの映画に見えてくるから不思議だ。息子達にも、こんな洋画を楽しんでもらいたいと思うが、まだ難しいかな。
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■2008年 日本 117分
■2009.1.28 DVD
■監督 本木克英
■出演
田中麗奈(斉藤あかり) 加瀬亮(星進)
福田麻由子(斉藤あかり=子ども時代)
池脇千鶴 (井上ゆうこ) 高島礼子 (斉藤芙美子)
豊川悦司 (斉藤祐市) 布施明 (星真一)
相築あきこ ピエール瀧 大沢あかね
海老瀬はな 藤井美菜 笹野高史 佐藤祥太 《story》
「ソックス、 私のそばにいて、くれてありがとう」
「犬はあなたを愛してる。だって犬には、あなたしかいないのだから・・・」
北海道の函館、あかりは14才、母と大学病院に勤める父と三人暮らし。医師の父は忙しくあかりと顔を合わすことも少ない。ある日、母が体調を崩し入院。寂しい思いをしているあかりの元に子犬が舞い込む。白いゴールデン・レトリーバー。母の提案でソックスを名付け、犬を飼うための10の約束の話を聞く。母が死んだ後、ソックスはあかりの支えになる。友人の星真一もやさしくあかりを見守った。父が札幌に転勤になり、しばらくソックスを星くんに預ける。しかし、その星くんも海外に留学。父は大学をやめあかりとソックスの生活にもどる。
22才になったあかりは獣医を目指していた。ギターリストとなった星くんと再会。獣医となったあかりと星くんの交際がはじまる。しかしある日、星くんは交通事故にあい、精神的なショックから思うようにギターが弾けなくなる。ソックスの不思議な力を信じて、あかりは星くんの家にソックスを預ける。再びギターを弾き始める星くん。年をとってしだいに動けなくなるソックス。あかりとソックスの別れが近づいた。 犬の目って素敵だよね
孤独な人間のために神が使わしたのが犬、それは当たっているような気がする。今の私にも、じっと見つめてくれる犬がいてくれたらどんなに心強いことだろうか。犬はしゃべってくれないけど、私の愚痴や思いを静かに聞いてくれる。そして、「がんばれ」って応援してくれる。私は犬を飼ったことがないけど、こういうことがあるのだと確信している。団地の中でも、たくさんの人が犬を飼い散歩に連れ回っている。私と同じように心の話し相手の犬かもしれない。私も犬を飼いたいが、敷地も時間もない。いつもいっしょにいることができない。
生き物は「死」を教えてくれる。何か生き物を飼うことは大事な気がする。うちは、死んだら可哀想だから、と言う。確かに可哀想だ。でも、それを感じることが大切な経験なのだ。殺すために飼うことはない。可愛いからいっしょに生きたいから飼うのであって、死を嫌がって拒否してしまうのはおかしい。
ソックスだけでなく、星くんの存在も大きい。星くんにとっても、ソックスとあかりちゃんの存在が大きく自分の人生に左右する。やっぱりいろいろ絡み合って、人は幸せをつかむ道を歩めるのだ。父の大学をやめたことは正解かも。地域の人や家族と触れあう機会が多くなった。医療が金儲けや名声のために走ったら、人の命や心が見えなくなって、いつのまにか蔑ろにしてしまう。
10年のソックスの生涯は、こうして見る限り幸せだ。 公式サイト「犬と私の10の約束」
いつも待ち遠しい金曜日の夜、そして土曜日の朝。「開き直り」はそれなりの効果があった。入り込むまでのドキドキ感は多少あったが、踏みとどまることなく、前向きに活動できたと思う。しかし、いろいろな問題は吹き出るように起こった。それは、良い変化が見えつつも、今までの腐っていく土台の中で作られてきた種から起こる問題。でも、溺れない。起こるべきして起こったのだと、落ち着いて対処していく。
小型のデジタルカメラの液晶がおかしくなった。映らない。5年保証がギリギリ残っているけどなおしてくれるかな。一か八か修理にだそう。せっかく新しいバッテリーを買ったのだから。もう2~3年は使いたい。無料で直ればOK。けっこうかかるようならあきらめよう。
■2007年 日本 120分
■2009.1.23 DVD
■監督 佐々部清
■出演
三宅裕司(香取卓) 真野響子(香取幸子)
藤澤恵麻(香取詩織) AYAKO(香取歌織)
金井勇太(木村充) 中ノ森BAND
ガガガSP 田山涼成 岩城滉一(榊健太郎)
モト冬樹(丸山勉) 入江若葉(菊島靖代)
松方弘樹(菊島喜一) 《story》
「吉田拓郎の名曲で彩る、父と家族の物語」
「オレの夢は消えていない。それは、家族のなかに生きている。」
香取家のきまりは、必ず家族そろって夕食をとること。長女詩織は大学4年で就職も決まった。妹の歌織はバンドを結成し仲間と活動。父卓は、かつて卓がライブをしていた店で働いていた母幸子と結婚。ギターを捨て、家族を一番に考えていた。ある日、駅まで吉田拓郎の曲のライブを見て口ずさんでいるところに、充が現れ、家族そろっての夕食に招待した。充は、震災で家族を失い、コンビニでバイトしながら、そば職人を目指していた。その充と詩織が親しくなっていく。歌織は、かつで父がライブしていた店「マークⅡ」のオーでションに合格。卓は、老夫婦に田舎暮らしに適した物件を販売。アフターケアーに努める。次第に、家族そろっての夕食ができなくなっていった。そんなとき、充と詩織が結婚すると言い出す。歌織はライブデビュー。成長していく娘たちを感じる卓。懐かしい店で結婚式を挙げることが決まった。そこに隠されたもう一つの結婚式。 類は類を呼ぶのかも
家族を大事にしようとする人には、やっぱり家族を大事にしようとする人が集まる。お互いに感じるものがあるのかもしれない。自分と真反対の性格の人は、初めから敬遠してしまう。卓と充の出会いだって、いっしょにライブの場にいても声はかけない。通じるものがそこにあって、ごく自然に声をかける。昔はそんな出会いが私にもあった。自分から積極的に行動したことがあたった。今はもうそんなインスピレーションを感じることもなくなった。家族そろっての夕食。今の社会では珍しいことになってしまった。本当はそれが当たり前のことなのだと思う。夕方にはみんな家路について、食事をして、その日のことを話し合う。そんな当たり前のことが珍しくて、うらやましくて、憧れてしまうなんて、変だよね。吉田拓郎の歌は懐かしい。我が母校の出。音楽の成績はよくなかったとか、悪だったとか、いろんな噂があった。でも、歌はあのときの自分にとって良き時代を映し出す。古いもののよいところを取り戻したくなる映画だ。 やっと一週間終わった。月曜日が一番しんどくて金曜日が待ち遠しい。今週の教訓、「開き直ること」しかも「予想もしておく」今まで、予想して不安になって動けなくなることが多かった。卑屈になって何かすることが怖くなって逃げ出してしまう。でも、それじゃあ物事は悪くなるばかり。やってみようじゃないか、と開き直ることも大事。失敗したっていい。何もしなかったら悪くなるだけ。開き直って考え、何か行動を起こせばいい方向に変わるかもしれない。そう思うと気持ちが落ち着いた。ちょっとでもいいことがあるとすぐに有頂天になってしまうので、「予想もしておく」それは、飛び出すと車が出てくるかもしれない、くらいの周りへの注意だ。まっすぐにしか見れない自分への警鐘だ。やってみようじゃないか。
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■2004年 日本 105分
■2008.12.29 DVD
■監督 矢口史靖
■出演
上野樹里(鈴木友子=テナーサックス)
貫地谷しほり(斉藤良江=トランペット)
本仮屋ユイカ(関口香織=トロンボーン)
豊島由佳梨(田中直美=ドラム)
平岡祐太(中村拓雄=ピアノ)
あすか(久保千佳=アルトサックス)
中村知世(岡村恵子=アルトサックス)
根本直枝(大津明美=テナーサックス)
松田まどか(清水弓子=バリトンサックス)
水田芙美子(山本由香=ベース)
関根香菜(渡辺弘美=ギター) 辰巳奈都子(小林陽子=トロンボーン)
中沢なつき(木下美保=トロンボーン) 前原絵理(吉田加世=トロンボーン)
長嶋美紗(宮崎美郷=トランペット) あべなぎさ(下田玲子=トランペット)
金崎睦美(石川理絵=トランペット) 竹中直人(小澤忠彦=数学教師)
白石美帆(伊丹弥生=音楽教師) 小日向文世(鈴木泰三=友子の父)
渡辺えり子(鈴木早苗=友子の母) 谷啓(森下=音楽の先生)
金子莉奈(鈴木亜紀=友子の妹) 桜むつ子(鈴木みえ=友子の祖母)
眞島秀和(高志=自動車工場の工員)
三上真史 (雄介=自動車工場の工員) 福士誠治(井上=野球部3年)
高橋一生(部長=吹奏楽部の男子生徒) 田中要次(パチンコ店の店長)
徳井優(カラオケボックスの店員) 木野花(スーパーフロアの主任)
大倉孝二(スーパーフロアのチーフ) 西田尚美(真澄=音楽教室の生徒)
菅原大吉(音楽ホールの司会者) 谷本和優(聡=音楽教室の生徒)
小形雄二(列車の車掌) 江口のりこ(楽器店の店員)
佐藤二朗(バス運転手) 森下能幸(弁当屋) 宝井誠明(久保田先生)
坂田聡(パチンコ客) 岩佐真悠子(千恵=女生徒) 森康子(老婆)
林田麻里(公園前の奥さん) 武田祐子(テレビのアナウンサー)
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「ジャズやるべ」
東北の片田舎の高校で、補習を受けている女子生徒が、さぼるために、吹奏楽部が忘れた弁当を届ける。ところがその弁当で吹奏楽部のメンバーが食中毒。ただひとり弁当を食べなかった拓雄だけは元気。次の野球部の応援のために、急きょ吹奏楽の臨時メンバー募集。そこに、勉強をさぼりたいがために、補習の女子生徒友子たちが参加。拓雄のアドバイスでみんなみるみる上達。楽器演奏の楽しさが分かり始めたころに、吹奏楽部のメンバー復帰。友子たちは解散。テナーサックスの感触が忘れられない友子は、パソコンを売って、中古の楽器を購入。川でピアノを弾く拓雄と合流。再びメンバーが集まった。バイトをして楽器代を稼いだり、数学の先生にジャズを教えてもらったり、みんなのめり込んでいく。音楽祭への申し込み。先着順なのに、ビデオを送り忘れ、もれる。友子はそのことを言い出せず、当日会場に向けて出発。大雪で汽車が立ち往生。補欠繰り上げを、貸し切りバスに乗ってやってきた吹奏楽部の顧問の先生が知らせる。何とか間に合った会場で、盛大に盛り上がるジャズ。
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自分も楽器を始めようかなと思いたくなる。友子のバカさ加減、それでいてついつい本気になる情熱がいい。だらだらして文句ばかり言う女子高生とはひと味ちがう。何かやりたいけど見つけられなかった人たちが、みんなで勢い進んでいく快活さ。きっと、何でもいいのだと思う。勉強以外なら。やろうじゃないかと息が合うと、突き進む青春がある。さらに東北弁がいい。東北弁は、一昔前の、そんなエネルギーを持てあます青春ど真ん中の高校生を思わせる。「うっせー」「きもいんだよ」そんな斜めから人を見てバカにする雰囲気なんてこれぽっちもない。
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