そよかぜから-映画

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ゲド戦記

2006年08月01日 | アニメ

2006年 日本 115分
2006.8.1 TOHOシネマズ緑井 with h/t
■監督 宮崎吾朗
■声の出演 岡田准一(アレン)  手嶌葵(テルー)  菅原文太(ハイタカ-ゲド)  田中裕子(クモ)  小林薫(国王)  夏川結衣(王妃)  風吹ジュン(テナー)  香川照之(うさぎ)

《story》

「かつて人と竜はひとつだった」

西海域に棲む竜が突然現れた。人と竜は、お互いに干渉しないで棲む場所を区別して生きてきた。しかし、この異変と同じくして、作物が枯れたり、家畜が死んだり、世界の均衡が崩れつつあった。魔法使いゲド(ハイタカ)はその原因を探ろうと旅に出た。そこに、父である国王を殺してしまったアレンという少年と出会う。アレンは心に闇を持っていて、影に怯えていた。そして、魔法がかかった剣を持っていた。二人は旅を続けた。
にぎやかな街に出た。とても活気にあふれているように見えた。しかし、実際には売っているjものは偽物、人身売買も平然と行われ、街の中でも人さらいが堂々と行われていた。アレンは、人狩りのウサギ一味に襲われていたテルーを助ける。しかし、そのあとアレンは、その人狩りに捕まってしまう。ハイタカに助けられたアレンは、テルーとテナーが住んでいる家に世話になる。
人狩りのウサギ一味はクモとういう魔女の手下で、ハイタカを捕らえようと、テナーやアレンたちを捕まえる。そして、ハイタカも城の中に監禁される。城の中では魔法が使えない。アレンの影がテルーとともに城に入り込む。

◎飽きることなく最後まで見ることができた。でも、力が入りすぎて肩が凝りそうだった。ジブリの独特な笑いが一つもない。スーッと息を抜く場面が、今までの作品の中には必ずどこかにあったものだ。笑いがない。ボソボソしゃべる暗く思い言葉。最後までそうだった。元気を盛り返し、力強く叫ぶ場面もなかった。終始トーンが低かった。だから、最後の突然竜が出てくる場面が違和感があった。後ろの席の女の人も「エー、何で竜なん?」と大きな声で言っていた。ずっと暗いトーンでもいいのだけど、最後の竜を生かすには、大きな変化が必要だと思った。これは、大きな変化には見えなかった。あの剣と、闇と闘うアレンだからこそ、見せることができる、あっと驚く変化がほしいと思った。テルーは竜になって・・・私もそこは意味がわからなかった。なぜ、アレンは父親を殺さなければいけなかったのか、そこもよくわからなかった。「命を大切に」というテーマはよくわかるし、大事だと思うけど、重くするだけでは受け入れられないものだ。舞い上がるような軽快さも人の心に入るには必要だと思った。

公式サイト「ゲド戦記」