■2004年 アメリカ 101分
■原題「Suspect Zero」
■2006.8.2 wowow
■監督 E・エリアス・マーヒッジ
■出演 アーロン・エッカート(トム・マッケルウェイ) ベン・キングスレー(ベンジャミン・オライアン) キャリー=アン・モス(フラン・クーロック) ハリー・J・レニックス(リッチ・チャールトン)
《story》
「見えるんだ、罪が。聞こえるんだ、叫びが。」
ニューメキシコ州アルバカーキ。マッケルウェイは、捜査の行き過ぎから、左遷させられてここに来た。すると、殺人事件が3件続けて起きる。すべて、まぶたが切り取られ、ゼロのマークが残されていた。そして3人目の被害者は、マッケルウェイを左遷に追い込んだ犯人だった。この頃から彼は、頭痛に悩まされ、幻影を見るようになる。さらに、マッケルウェイ当てに、ファックスで、行方不明者の資料と不可思議なスケッチとともに送られて来るようになる。まるで、おまえを見ているぞと言っているかのように。絡まっていた、これらの謎が次第に焦点を結び始めた。彼にも見えていたのだ。
◎「見える」ということは、純粋にその能力を使えばすばらしいことだと思っていた。しかし、よくよく現実的にとらえるとちがっていた。ただ見えるだけではなかった。犯人の狂気が見える。被害者の苦しみや叫びが見える。心が純粋であればあるほど、それはつらいことであり、恐怖だった。よく思うわれるような、こんな力があったらな、と思うことは、もしそれが現実にあるとしたら、多くのリスクを伴うことがわかる。いいことだけじゃない。
あのトラックの誘拐犯、あんなに人の目に触れずに人を誘拐できるものだろうか。隠れ家の前の広場は、埋められた跡がいっぱいあった。なぜ見つからない。なぜそのようなことをする。「見える」力は、どこかでこんな犯罪に終止符を打つために必要だ。
公式サイト「サスペクト・ゼロ」