そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

地球が静止する日

2009年01月10日 | SF


2008年 アメリカ 106分
■原題「THE DAY THE EARTH STOOD STILL」
2009.1.5 TOHOシネマズ緑井
■監督 スコット・デリクソン
■出演
   キアヌ・リーヴス(クラトゥ)
   ジェニファー・コネリー(ヘレン)
   ジェイデン・スミス(ジェイコブ)
   キャシー・ベイツ(国防長官)

 《story》

「12月19日 それは・・・」
「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」
「人類は気づいていない」

突然地球に降り立った謎の球体。そこから現れた宇宙人に発砲。まるで脱皮するように現れた人間クラトゥは、宇宙からの使者だった。最後の確認に来たのだが、「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」と判断。世界各地の球体が破壊行為を始める。重傷を負ったクラトゥに呼ばれたヘレンは、人類にはまだ地球を救う力があると説得。ヘレンの子どものジェイコブと3人で逃避行をする中で、クラトゥの気持ちに変化が起こる。地球を破滅に追いやるばかりの人類だが、愛すべき側面を見つける。クラトゥは、始まった人類絶滅を止めるべく球体に入り込む。

 地球全体のことがここで決められる

このクラトゥがヘレンと出会わなかったら、人類は絶滅し、緑豊かな地球にもどることができたのだろうなあ。人類が誇れるものは何か、それは愛すること。人を想う心だ。確かにそれがあれば地球は救えるかも。でも、愛のために地球を犠牲にしてしまうこともある。結局心はやっかいだ。同じ心が何にでも行動を変える。地球にとっては、人類はいないほうがいいに決まっている。破壊行為しかしない人間。自然を取り戻す活動も、それも地球のためというより、自分のためなのかも。
リメークらしいけど、あの無表情のキアヌ・リーヴスの顔に、一瞬優しさが見えたときはうれしかった。でも、それが実際には命取りになるのかもしれないよ。

 公式サイト「地球が静止する日」

 久しぶりに映画館に行った。なかなか行くことができない。お忍び映画館だ。でも、これくらいいいんじゃないかな。硬くなってしまうと、視野が狭くなる。ときには赤信号を平気で渡るくらいの気持ちが必要だ。以前、タクシーに乗ったとき、座席に万札が2枚転がっていた。黙ってポケットに入れることもできた。でも、それができなかった。きっと前に乗った客が落としたものだろうと思うんだけど、運転手に「落ちてました」と告げた。もしかしたら、あの運転手が自分のものにしたかもしれない。だまって自分のものにしても平気な心がほしい。きっとそうはしなのだけど、それくらいの気持ちということだ。いけないことをしないかとビクビク生きるのではなく、人の顔色を見て萎縮するのではなく、動じない心がほしいものだ。


ドリームキャッチャー

2009年01月05日 | SF


2003年 アメリカ 135分
■原題「DREAMCATCHER」
■2009.1.2 DVD
■監督 ローレンス・カスダン
■出演
   モーガン・フリーマン(アブラハム・カーティス大佐)
   トーマス・ジェーン(ヘンリー=デブリン博士)
   トム・サイズモア(将校=オーウェン・アンダーヒル)
   ジェイソン・リー(ビーバー)
   ダミアン・ルイス(ジョンジー)
   ティモシー・オリファント(ピート)
   ドニー・ウォールバーグ(ダディッツ)

 《story》

「夢の番人、ドリームキャッチャー
             いま、ひとつの悪夢が、その網をくぐり抜けてしまった。」

ジョンジー、ヘンリー、ビート、ビーバーの4人は特殊な能力を持っていた。その能力は、今から20年前に、知的な障害を持ちいじめられていたダディッツに与えられたものだった。ある日、ジョンジーが事故に遭い重傷を負う。奇跡的に回復したジョンジーと仲間達は、久しぶりに森の奥の山小屋に集い、楽しいひとときを過ごす。小屋で待っていたジョンジーとビーバーは、遭難した男を救助する。しかし、その男は洗面所で血を吐いて倒れる。便器の中で蠢く生き物。ビーバーは便器に乗っかり閉じこめていたが、飛び出した、大きな無数の牙のある蛇のような生き物に殺される。駆けつけたジョンジーは、そこに現れたエイリアンに体を乗っ取られる。その森にはエイリアンが乗った宇宙船が不時着したのだった。カーティス大佐率いる軍は、エイリアンもろとも宇宙船を破壊。しかし、ジョンジーの体を乗っ取ったエイリアンは、むしを貯水池に送り、人類を滅ぼそうとしていた。ヘンリーは、ダディッツを連れ、ジョンジーを追う。貯水池でエイリアンと向き合うダディッツ。

 好きだけどなあ

エイリアンというモンスターが出て来るけど、ストーリーがきちんとあって、さまざまな課題を投げかけ、友情や、心の葛藤や、さまざまな意味をこめようとしている。そこがおもしろい。知的障害を持つ子どもを助けることで得られる力。それは特殊能力でなくとも、豊かな心に通じるものだ。人間は自分中心、自分がしんどいとき自分より弱い人間をいじめたくなる。自分中心になればなるほど、自分の心は孤独になって、ますます他人をいじめたくなる。人を大切にする心は、自分の心を豊かにする。特殊能力については、確かにそれを持っていることが幸せとは限らない。それを人のために使おうと思うと、それだけ自分の心に負担がかかる。大佐の傲慢さ、エイリアンを追い続けた経験は大事だが、軍人として人の命を軽んじる経験も積んでしまったということか。世界を救った人々。しかし、この後、生き残ったジョンジーとヘンリーはどうなるだろうか。ここでの出来事を信じてもらえるのだろうか。

 ただだらだらと映画を見るのではなく、自分が生きた証として記録を残したいと思って始めたブログ記録。それと、記憶力のない私が、確かに見たということを証拠として記録したかった。見たけど、題名を聞いても内容を思い出せないことがある。数年経つとどんな映画だったかまるっきり忘れてしまうこともある。だから、同じ映画を初めてのように思ってレンタルし、見始めて気づくことがある。少しでも印象強く記憶したい。それから、ボケ始めている頭を使って、文章を作る。ボケ封じであり、文章力をつけること。感性をみがくこと。この最後の二つは練習だ。なかなか力はつかない。あとから読んで、何と意味不明な文章だろうと恥ずかしくなる。でもまあ、つまらないものだけど、日々生きてきた証として、少しでも思いを書き綴って行きたいと思う。


ゴーストライダー

2008年12月30日 | SF


2007年 アメリカ 110分
■原題「GHOST RIDER」
■2008.12.28 DVD
■監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン
■出演
   ニコラス・ケイジ
    (ジョニー・ブレイズ/ゴーストライダー)
   エヴァ・メンデス(ロクサーヌ・シンプソン)
   ウェス・ベントリー(ブラックハート)
   サム・エリオット(ケアテイカー)
   ドナル・ローグ(マック)
   ピーター・フォンダ(メフィストフェレス)
   マット・ロング(ジョニー・ブレイズ=青春期)
   ラクエル・アレッシ (ロクサーヌ=青春期)
   ブレット・カレン(バートン・ブレイズ)  ローレンス・ブルース(地のグレジル)
   ダニエル・フレデリクセン(水のワロウ)
   マシュー・ウィルキンソン(風のアビゴール)  ギブソン・ノルティ(スチュアート)

 《story》

「拳(フィスト)にチェーン、魂(ソウル)に正義」

父と二人で危険なバイクショーをしていたジョニーは、父の病気を治すことと引き替えに、悪魔メフィストに魂を売った。それから30才になったジョニーは、最愛の女性ロクサーヌと再会。しかし、そのとき再び悪魔が現れ、ジョニーに、反逆者ブラックハートを捕らえるように言う。悪魔メフィストにより、魔界の力を得たジョニーはゴーストライダーとなって、ブラックハートを追う。ゴーストライダーには、人間の悪行を見抜く力があり、町を入るゴーストライダーは警察やキャスターのロクサーヌに追われることになる。ブラックハートは、ゴーストライダーの弱点はロクサーヌだと、彼女を誘拐し、力を得るための契約書を奪わせる。ゴーストライダーとブラックハートの一騎打ちが始まった。

 娯楽映画最高

最近の映画は何でもできるんだね。CGを使ってまるで本物みたいな映像を作ることができる。実際の撮影場面では、イメージして人が演じているんだろうけど、その合成技術がすばらしい。いつか本物の人間はいらなくて、コンピューターだけで、こんな映画ができるんじゃないだろうか。じーっと見入って考えさせる映画も好きだけど、のんびりと楽しめるSFやアクション映画もいいものだ。
悪魔が悪魔でなく、ただの使いっ走りのような感じ。反逆者にもゴーストライダーにもしてやらりたり。きっとそれ以上の力を持っているんだろうけど、ここは世界平和のため黙って引き下がろうかと、実は優しい悪魔であった。正義の味方のゴーストラーダーを誕生させてくれたのだから。
密かに活躍と思いきや、町の中をドクロの顔で炎に包まれ、みんなの前に堂々と現れるんだから、悪魔ここにありと知らしめているようなもの。未知の不思議な領域ではなくなった。きっと世界中が大騒ぎだよ。人間は大なり小なり悪いことをしている。それを見破られて処刑されるとなると怖いかも。どこからが処刑で、どこまでが免れるのか、それはゴーストライダーだけが知るところ。

 公式サイト「ゴーストライダー」

 生き物部・・・高校ではそんなクラブに入っていた。入学当初、どのクラブに入ろうかと校内を歩いていたところ、女性の先輩に呼び止められ、連れていかれたのがこのクラブ。悲しいかな入部したら先輩がいなくなった。同級生が4人いて、遊びのクラブになってしまった。でもそれがけっこう楽しかった。生物のことなんて全然分からないし、何を研究していいのかもわからなかった。先輩に唯一教えてもらったのは、プラナリアという生き物の飼育。綺麗な水の中でしか生きられない。その水を組む場所は自宅の近くだった。卵の黄身がエサで、けっこう気に入って世話をした。体を半分に切ると2匹になる。小さな二つの目がありかわいかった。友達とわいわい部室でしゃべって遊んで、少し研究して、青春の一場面かな。       


エボリューション

2008年02月11日 | SF

2001年 アメリカ 103分
■原題「EVOLUTION」
■2008.2.6 wowow
■監督 アイヴァン・ライトマン
■出演
   デヴィッド・ドゥカヴニー(アイラ=生物教師)
   ジュリアン・ムーア(アリソン=女性科学者)
   オーランド・ジョーンズ(ハリー=地質教師)
   ショーン・ウィリアム・スコット
         (ウェイン=消防士見習い)

 《story》

「その進化、阻止出来るか?!
     今、人類のファイナルアンサー」
「その生命体は30日間で、46億年分の進化を遂げる」


アリゾナ州の砂漠に隕石が落ちた。生物学教授のアイラと地質学教授のハリーは、さっそく調査に出かけ、サンプルを採取する。それは、未知のDNAでものすごい速さで増幅し、進化していった。再び調査するために現地にやってきたが、すでに軍が独占していた。街中では、謎の動物による事故が多発。研究室にも死骸が持ち込まれた。地球の大気に慣れてきた翼竜がショッピングセンターに飛び込んできた。アイラたちが退治したが、街中に広がるのは時間の問題だった。アイラは、元素表から、彼ら動物たちは「セレン」で破壊されることを発見する。セレンは、ふけ取りシャンプーに入っている成分で、街中のシャンプー集められ、消防車に注入された。人類を守るために彼らは出動した。

 娯楽として
時に何となく見る映画がある。無理して見なくてもいいし、時間があれば見てもいいし。そんな種類の映画だ。ものすごい速さでの進化はおもしろいアイデアだ。ただ、あまりに速すぎる。複雑な生物ほど、形ができあがるまで時間がかかるはず。分裂だけで高度な進化はできないでしょう。進化の過程を見るのも、人類の夢だね。類人猿まで進化したけど、そのあと人間が誕生し、それからどうなるか楽しみ。でも、映画では類人猿まで。そこまでで潰しておかないと、今の人間に取って変わられてしまうよ。まあ、それもいいかもね。シャンプーが未知の生物にとって最大の武器になるとは。けっこうそんな身近なものが大きなヒントになることってあるんだろうな。  

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]

2007年09月30日 | SF

2005年 アメリカ 107分
■原題「Fantastic Four」
■2007.9.27 wowow
■監督 ティム・ストーリー
■出演
   リード・リチャーズ(ミスター・ファンタスティック)
   ヨアン・グリフィズスー・ストーム
          (インビジブル・ウーマン)
   ジェシカ・アルバベン・グリム(ザ・シング)
   マイケル・チクリスジョニー・ストーム
          (ヒューマン・トーチ)
   クリス・エヴァンスビクター・バン・ドゥーム
          (ドクター・ドゥーム)
   ジュリアン・マクマホン  ケリー・ワシントン

  《story》

「4人の愛、4つのパワー、1つの使命」

天才科学者のリードは、人間の進化に大きな影響を与えていると思われる宇宙嵐の接近の研究をしていた。今地球に近づいている宇宙嵐を調べるため、資金を得ようとヴィクターに依頼する。ヴィクターは自分の功績にできると考え承諾。そのヴィクターには、リードの元恋人がついていた。リードの協力者ベンと元恋人スー、そしてスーの弟のパイロットであるジョニー、そして資金提供者であるヴィクターとともに宇宙に飛び出す。しかし、計算より早くやってきた宇宙嵐に飲み込まれ、放射能を浴びてしまう。帰還した彼らは、それぞれ何らかの能力が生まれていた。ベンは間近に宇宙嵐を浴びて怪物のような体になり、恋人とも別れてしまった。リードは研究室で宇宙嵐を再現し、元に戻れるように研究を始める。ヴィクターは、心も体も邪悪かし、市民を恐怖のどの底に落とす。4人はヴィクターを止めるために力を合わせる。

 娯楽かな
劇場で始まる続編を見るべきかどうか、前作を見ることにした。良くもなく悪くもなく、しいて劇場で見たいとも思わない。テレビで見たらいいんじゃないかな。こうした能力が身に付いたらいいなあと思うんだけど。ただ、ベンのように体が変身してしまったらいやだけど、透明になるとかゴムのように体が伸びるとか、強い念で物を動かせるとしたらすごいことだ。さまざまなことに役立つよ。ついつい悪の道にも使いたくなるのもわかるよ。ということで娯楽として楽しめました。続編はたぶん劇場では見ないでしょう。

 公式サイト「ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]」

グエムル -漢江の怪物-

2007年08月21日 | SF


2006年 韓国 120分
■原題「THE HOST(怪物)」
2006.9.11 アルパークシネマ1
       2007.8.20 wowow
■監督 ポン・ジュノ
■出演 
   ソン・ガンホ(長男カンドゥ)  
   ピョン・ヒボン(家長ヒボン)  
   パク・ヘイル(次男パク・ナミル)  
   ペ・ドゥナ(長女パク・ナムジュ)  
   コ・アソン(孫娘パク・ヒョンソ)

 《story》

「お父さん、助けて」

ソウルの中心部を流れる漢江。美しい川岸では、人々が余暇を楽しんでいた。しかし、米軍基地から川に投棄された薬品が原因で、突然変異した怪物が出現した。すばやい動きと、判断力で、人々を襲い、飲み込んでいった。
この漢江のほとりで売店を営んでいたパク一家の孫娘が怪物にさらわれた。すでに死んでしまっただろうと思われていたその孫娘から父親の携帯に電話が入る。「助けて」・・・パク一家は立ち上がる。病院を抜け出し、裏の社会から銃をを買い、孫娘の救出に向かう。しかし、軍隊や対策本部の当局者たちが、彼らを阻む。孫娘は救助されるのか。

実はちょっとがっかり、期待はずれだった。もっとリアルな演技がほしい。怪物がリアルなだけに、とぼけた演技や笑いをさそう場面はいらないと思った。私は、あの孫娘がさらわれる場面が好きだ。父親が自分の娘だと思って握っていた手がちがっていた。それはありうる。でも、それをちゃかしてはいけない。置いていかれた娘がよろよろと立ち上がり、怪物の尾で連れ去られてしまう。悲哀感がある。
軍隊がどこにもいない、何もしていないことも、変な感じがした。対策が薬品を撒くことだなんて、巨大な散布機が出てきて違和感があった。もっと軍隊のまじめなおかしな動きや、怪物にしてやられる場面があって、一家の努力で怪物をしとめていけばいのになあと思った。最後の場面も、一家にまかせてしまった。軍隊はどこにいるんだと思ってしまった。私としては、あの孫娘が「助けて」と訴え、その声に向かってみんなが命をかけたのだから、あの娘を死なせてほしくなかった。もったいない映画だと思った。

  2007.8.20 wowow 

 また見てしまった
あの怪物は、確かに見応えはあった。ぬいぐるみや明らかにわかる作り物には見えなかった。特に好きなシーンは、やっぱりヒョンソが怪物にさらわれるところだ。よろよろと立ち上がって、振り向こうとした瞬間、長い尾でからめ連れ去られてしまう。その他にも、父親(ヒョンソの祖父)がやられるシーンも印象深かった。残っているはずの弾がなかったときのなんとも言えない気持ち。よくよく考えれば悔しいだろう。無駄死にだと言える。そのときのカンドゥはどんなことを考えていたのだろう。「しまった。計算間違いだ。自分のために父が死んだ」と後悔しただろうか。弟妹たちは彼を責めただろうか。地下下水溝の中でのどろだらけのヒョンソの演技は一生懸命さが感じられた。知恵を絞って生きようとしている必死さが伝わった。しかし、あの地下溝の怪物にたどり着いたのが、カンドゥだけだとは、なんと警察の未熟なことか。ウイルス探しよりも、怪物探しの方が先だろうと言いたい。やっぱりラストはヒョンソに目を開けてほしかった。怪物を退治した後、死んだと思っていたヒョンソが目を開ける。3人で食事する風景で幕を閉じる。

  公式サイト「グエムル -漢江の怪物-」


X-メン

2007年01月25日 | SF


2000年 アメリカ 105分
■原題「X-Men」
■2007.1.20 wowow
■監督 ブライアン・シンガー
■出演
  パトリック・スチュワート
   (チャールズ・フランシス・エグゼヴィア
     (プロフェッサーX))
  ヒュー・ジャックマン(ローガン(ウルヴァリン))
  アンナ・パキン(マリー(ローグ))
  イアン・マッケラン(エリック・マグナス・レーンシャー
     (マグニートー))
  ファムケ・ヤンセン(ジーン・グレイ)
  ジェームズ・マースデン(スコット・サマーズ
     (サイクロップス))
  ハリー・ベリー(オロロ・マンロー(ストーム))
  レベッカ・ローミン=ステイモス(ミスティーク)
  レイ・パーク(トード)
    タイラー・メイン(セイバートゥース)

《story》

「進化の象徴」

人間の進化は、さまざまな超能力を持つ特殊な人間であるミュータントと誕生させた。しかし、ミュータントは人間に疎外され、恐れられた。ミュータントと人間の共存を望む者もいたが、世の中の流れは「ミュータント登録法案」を成立させ、差別選別する方向に向かっていた。
ミュータントの中でも、人間との共存を願う「X-メン」という組織と、ミュータントが人類を支配しようとマグニート率いる組織が対立していた。
そんな中で、ローガンと少女ローグが、マグニートの手下に襲われたところを、X-メンのメンバーが助けた。ローガンの体を調べたら、骨格がアダマンチウムという幻の最強金属でできており、何かの原因で記憶を失っていた。少女ローグは、触れることで他のミュータントの能力を吸い取る力を持っていた。マグニートのねらいは、どちらのミュータントにあるのか。戦いは始まった。

こんな超能力があればいいと思うけど
近未来の人間の進化。夢物語だったいろんな力が身に付いて、うらやましいと思うんだけどなあ。ほしくない力もあるんだろう。制御できなくて、他の人と生活できなくなったり、迷惑をかけたり。もっとみんなの力として役立ててたら、有効に使えたら、未来は変わるかも。
人間とミュータントの対立なら、特殊な能力のあるミュータントが断然有利。優位にたっているように見える人間の方が弱いに決まっている。むしろ、私と同じよぅに、特殊な能力のあるミュータントにあこがれる人たちの方が多いのではないか。人間は、そんな力のあるミュータントが怖いから、排除しようとしているだけなんだ。そこで、世界を支配しようとするミュータントと人間と共存しようとする優しいミュータントに分かれる。そして、お互いの対立へと発展していく。そんな構造かな。
何の取り柄もない私は、何か能力があれば自慢するかも。

公式サイト「X-メン」

 おいしいものってどんなもの
音楽音痴、運動音痴、方向音痴、会話音痴、学習音痴、記憶音痴、そして味音痴とあやふやな感覚だけで生きている。最近、味音痴であることを深く自覚してしまった。一般の人は、おいしくないもの、おいしいもの、すごくおいしいものと区別できる。私は、おいしくないものとおいしいものだけ。これはもpのすごくおいしいと思ったことがない。有名な高い料理も、ときにはおいしいとも思わないこともある。普通のインスタントのラーメンで満足だし、給食のカレーが一番おいしいと思う。3000円のお茶漬けなんて、無理して食べたいとは思わない。映画を3本見た方がいいと思ってしまう。山の頂上で食べた崩れたおにぎりが一番おいしい。お金がかからなければ、おいしいものも体験してみたいが、結局スーパーで売っているどこにでもあるもので満足してしまう。安上がりだが、会話についていけない悲しさがある。

 『きよしこ』 重松清 【BOOK】
いわゆる言語障害なのかなあ。カ行タ行濁音などが出てこない。骨格や声帯に原因があるのか、精神的なものなのか。ある意味でしゃべれないのは私も同じ。子ども時代の要因はいつまでも引きずる。卒業したいのに、突然思い出す。まるでそのときにタイムスリップしたみたいに怯えてしまう。
「きよしこ」という架空の人物、少年のアイデアなのかもしれない。いや、ただ工夫では片づけられない、自分を救ってくれる正義の味方なのかもしれない。そして、その少年が自分の心の中にいることも、なんとなくわかっている。まるでおまじないみたいな、手と手と触れ合いやスキンシップが、自分に力を与えてくれる。どこにそんな正義の味方が隠れているかわからない。「きよしこ」が「きよし この夜」だったなんて、考えてみれば身の回りにそんなきっかっけはいっぱいあるのかもしれない。
私も子ども時代にそんな子がいて、からかってしまった。「おおおお、てててらの、ぼぼぼぼく」とからかった。その人は1つか2つ年上だった。きっと苦しんでいたことだろう。子ども時代のいやな思い出はずっと心に残ってしまう。あの頃にもどって、真剣に話を聞いてみたいと、謝りたいと今後悔している。


鉄人28号

2006年12月30日 | SF

2005年 日本 114分
■2006.12.26 wowow
■監督 冨樫森
■出演
  池松壮亮(金田正太郎)  蒼井優(立花真美)
  中村嘉葎雄(綾部達蔵)  
  薬師丸ひろ子(金田陽子)
  香川照之(宅見零児)
  川原亜矢子(貴島レイラ・ニールソン)
  中澤裕子(江島香奈)郎  阿部寛(金田正一)

《story》

「最後に勇気を振り絞ったのは、いつですか」

金田正太郎は、ロボット工学博士の父を幼い頃に亡くし、母と二人暮らしをしていた。ある日、東京に巨大ロボットが現れ、東京タワーなどを破壊した。このロボットは、コンピューター会社の会長の宅見零児が、最愛の息子を亡くし、この世を破壊し、理想の世界を作ろうと、制作したものだった。そのロボットは東京の町をどんどん破壊していった。そんな時、正太郎の前に綾部という老人が現れる。そして、正太郎の父と祖父が研究して作ったロボットの操縦を任せられる。正太郎には、直感像資質という見たものを瞬時に記憶する能力があったのだ。正太郎は、東京を破壊しているロボットに、鉄人28号で立ち向かうが、うまく操縦できず負けてしまう。鉄人28号は、立花らの手で改良され、再び正太郎の操縦で、宅見零児のロボットに鉄人28号は挑むのだった。

「鉄人」なんて昔の言い方だよね
とっても懐かしくて見てしまった。マンガの方は白黒で、子ども時代に再放送を見た覚えがある。小学生のときに、広島に新しいテレビ局ができる前に、新聞のテレビ番組表を見て、鉄人28号が始まると勘違いしたことがある。友だちに話したことで、後で嘘つきと言われた。ほんとに「鉄人28号」がまた再放送されると思いこんで、自分も楽しみにしていたのに。今、大人になって懐かしいとは思うけど、よっぽどのことがない限り、昔の番組は見ないなあ。それより1本でも多くの映画を見たいと思う。でも、この「鉄人28号」は、wowowの番組表に載っているのを見て、どうしようかといつも迷っていた映画だ。出演者に“蒼井優”とあったのが決断させた。まあまあってとこだった。後悔はしないけど、もう一度見たくはない。よく考えれば「鉄人」なんて、変な言い方だよね。鉄の人なんだから、いかに古くさい言い方かわかる。「エイトマン」だって、「ウルトラマン」だって、名前の意味を考えたら、ちょっとおかしいよね。たぶん懐かしいと思うから、この題名で新たに作り続けられていくんだと思う。

子どものときは考えなかったこと
正義の味方も、結局は町を破壊しているんだよね。戦いが終わって、被害者が、正義の味方に損害賠償を請求するかもしれない。壊された家を返してくれ、なんて言われるかもしれない。場合によっては、正義の味方が壊した瓦礫でけがをして命を落とす人もいるかもしれない。そうなると、あとから憎まれるよね。戦いに勝ったからといって、手放しでは喜べない。現実問題そうだよね。正義の戦いのためには、犠牲があっても仕方ないと言うと、これから戦争を起こそうとする人は、正義を掲げて敵を作り、みんなを戦争に巻き込むんだ。正義のために、なんて今の時代は何もできない。反対に殺されたり、恨まれたり、いいことない。知らんぷりしている方がいいのかな。でも、こんなアニメや映画の正義の味方にはあこがれる。悪いことする人間は、堂々とうまいことごまかしながら私腹を肥やすから、それをあばいてやっつけてくれるような正義の味方が現れないものかと、映画の世界に求めているのかもしれない。

公式サイト「鉄人28号」

スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還

2006年08月10日 | SF


1997年 アメリカ 135分
■原題「Star Wars Episode VI: Return of The Jedi」
■2006.8.11 wowow
■監督 リチャード・マーカンド
■出演 マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー) キャリー・フィッシャー(レイア・オーガナ) ハリソン・フォード(ハン・ソロ) ビリー・ディー・ウィリアムズ(ランド・カルシリアン) アンソニー・ダニエルズ(C-3PO) ケニー・ベイカー(R2-D2) ピーター・メイヒュー(チューバッカ) デヴィッド・プラウズ(ダース・ベイダー) イアン・マクディアミッド(パルパティーン皇帝)

《story》
エピソード6-劇場公開第3段 特別編
エピソード5では帝国軍の反撃をくらい、共和国は劣性に立たされる。
ジャバに石にされ捕らえられていたソロを、ルークやクレアたちは救出する。帝国軍は新しい巨大な基地衛星を建設していた。完成までに、攻撃し破壊する計画を立てる。エンドアにあるシールドを破壊すると同時に、衛星の中心に攻撃を加えようというものだった。エンドアでは、先住民のイウォーク族を味方につけ、シールドを作っている建物に侵入したのだが、それは罠だった。わざと捕らえれられ、父を救出しようとしたルークだったが、皇帝の力で暗黒面に誘いこまれそうになる。シールドが破られていないので、共和国軍も苦戦を強いられる。

◎実はこのシリーズはあまり好きでない。なかなか見る気にならなかった。やっと3作目を見たところ。これも断片的に見ていて、飽きてやめていたのだ。今回、全編見て、何とか見れたかなという感じ。皇帝もそんなに簡単にやられるのだったら、ダース・ベイダーがもっと早くやっつけとけばよかったのに。と思ってしまう。息子に出会って失っていたと思っていた良心がよみがえってきたのだ。これは皇帝も読みとることができなかったらしいな。クレアが実は妹で・・・と偶然は重なるものだ。あの先住民のイウォーク族が味方してくれたから良かったものの、そうじゃなかったら、火あぶりで終わってたね。どうして、この映画がそんなに人気があるのかよくわからない。ついでだから、エピソード1から3まで見てみることする。実は、これらも見ようとして途中で諦めてしまった経緯があるのだが。


アイランド

2006年08月07日 | SF

2005年 アメリカ 136分
■原題「The Island」
■2006.8.7 wowow
■監督 マイケル・ベイ
■出演 ユアン・マクレガー(リンカーン) スカーレット・ヨハンソン(ジョーダン) ジャイモン・ハンスウ(ローレント) スティーヴ・ブシェミ(マッコード) ショーン・ビーン(メリック) マイケル・クラーク・ダンカン(スタークウェザー) イーサン・フィリップス(ジョーンズ)

《story》

「生きのびろ、地上でもっともピュアな魂」

リンカーンはいつも同じ夢を見て目が覚めるのだった。それは見たこともない船に乗っていて懐かしさを感じていた。目が覚めると、いつものように体調を管理され、いつもの服装で出かける。そして、アイランド行きの抽選がある。リンカーンは、周りの人間が疑問を持たないのが不思議だった。なぜ服は白しかないのか。作業しているこのチューブはどこにつながっているのか。リンカーンは、コンピューターの故障と称して、機械室に入る。そこで、破滅した言われている虫を見つける。そして、アイランド行きの人間が横たわるベッドを見ることになる。疑問は大きくなり、大好きなジョーダンがアイランド行きになったのをきっかけに、逃亡を図る。外に出た二人は、汚染された世界ではなく、人間が生きている世界を知る。二人は執拗に追いかけられるが、本物のリンカーンの居所をつかみ、逃げ込む。

◎実際にこういうことは未来に起こりうるかもしれない。作られた人間は、今いいる大元の人間と比べたら価値が小さいように思えてしまう。命が軽いように感じてしまう。大なり小なり、私たちは命をつなげて生きているクローンなんだ。命は自然の中でこそ、輝き大事にされるけど、人が作りだしたら、消耗品になる。死はこわいけど、死を受け入れることも、命を大切にすることかもしれない。他の命を犠牲にして、自分の命を生かすなら、それはもう心を失った抜け殻となり、人間ではない。
ロボットもそうだと思うけど、必ず心の問題が生じる。人間は、体だけでなく心もセットなのだということだ。体だけを作ったものと思っていても、そこにいつしか心が宿る。それを作る者、見る者、触れる者が心を感じ、心は生まれる。そして探求心や欲望や学習意欲や、進歩を求める。感情が表れる。アイランドに行きたいという欲求こそ、そのものだ。これは単なる殺人なのだ。戦争を美化する人がいるように、クローンを扱い、今ある人間を救うことが美化される。そいうときは決まってだれかの利潤追求なのだ。これからの人類の未来を考えさせられる映画だ。