そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

イエスマン "YES"は人生のパスワード

2009年05月04日 | コメディ

2008年 アメリカ 104分
■原題「YES MAN」
2009.4.11 ワイナーマイカル with t
■監督 ペイトン・リード
■出演
   ジム・キャリー(カール・アレン)
   ズーイー・デシャネル(アリソン)
   ブラッドレイ・クーパー(ピーター)
   ジョン・マイケル・ヒギンズ(ニック)
   テレンス・スタンプ(テレンス・バンドリー).
   リス・ダービー(ノーム)
   ダニー・マスターソン(ルーニー)

 《story》

「もしも、すべてに“YES”と答えたら。」
「それは、今まで だれも気づかなかった 幸せになる方法」


妻と別れ一人暮らし。何をするにも億劫で、後ろ向きで、覇気がない。親友の婚約パーティーまですっぽかし、愛想をつかされる。そんなとき、偶然にあるセミナー会場に入り込む。そこでの教えは、意味のある人生を送るために、すべてに「YES」と答えることだった。出会ったホームレスの言うまま、お金をやり、ホームレスの言うまま、行きたい場所に連れて行く。そこで、アリソンと出会い、好きになる。その後、全てに「YES」と答え、どんどん物事は好転していく。会社の業績は上がり、重役に抜擢される。アリソンとの関係も深まり、結婚への道も開けたのだが。「イエスマン」のことを知ったアリソンは、彼の心を疑問を持ち、旅先から一人帰国。「YES」と言わなければ、自分の人生は終わると思いこんでいるアレンは・・・。

 プラス思考ということかな

ある意味大切なことだよ。気持ちが後ろ向きになっているときは、前に踏み出す力が必要だ。今は、それがいい結果を出さなくとも、きっとプラスに変わる。それを信じることが「イエスマン」しかし、闇雲に「YES」ということではない。自分の頭で考えて判断しなさい。全部「YES」も、全部「NO」も、自分の考えがなく、マイナスの気持ちに浸かってしまう。「YES」と言って行動しなければ、自分が不幸になると思う気持ちも、それと同じ。それに、「できないよ」とあきらめてしまえば、何もスタートしないけど、「やってみよう」と少しでも前に進めば、いくらかの技術や体験が自分のものになるのだ。プラスでもないマイナスでもない、自分の考えで歩くことの大切さを教えてくれた。長男の薦めで見た映画。悪くはないけど、5つ星まではいかないな。

 公式サイト「イエスマン "YES"は人生のパスワード」

 連休初日に、高速を使ってお出かけ。広島から佐賀へ、吉野ヶ里へ。10年以上前に来て以来だ。以前は無料だったのが、テーマパーク化していた。入場料が必要だった。さまざまな竪穴式住居、物見櫓などが再現されていた。天気もいいし、散歩には最高だ。ただ、どんなにゆっくり歩いてもいっしょになることがないのが寂しいけど。高速は1000円。往復750kmが、2600円。渋滞に巻き込まれたけど、ひどいものではなかった。帰りは全く渋滞はんかった。武雄の温泉は300円。元湯。100プラスで石けんシャンプー付きだったのに。どこかぬけてるいつもの自分。まあ、楽しく過ごせたと思うけど。

キサラギ

2009年04月26日 | コメディ


2007年 日本 108分
■2009.3.28 DVD
■監督 佐藤祐市
■出演
   小栗旬(家元)
   ユースケ・サンタマリア(オダ・ユージ)
   小出恵介(スネーク)  塚地武雅(安男)
   酒井香奈子(如月ミキ) 香川照之 (いちご娘)

 《story》

「自殺したアイドル、如月ミキの一周忌。
        男5人、この部屋で事件は起こる」
「アイドル、如月ミキ。彼女の自殺の真相は。
       男、5人。愛とドキドキの密室サスペンス!?」


あんまり売れていないアイドル如月ミキの自殺から1年。ネットで知り合った熱狂的なファンが初めて顔を合わせて集う。掲示板の家元、オダ・ユージ、スネーク、安男、イチゴ娘、みんな男。どれだけ熱狂的なファンなのか競い合うように話す5人。しかし、だれかがふっとつぶやく。「彼女は自殺なんかするような人じゃない。」「彼女は殺されたんだ。」・・・彼女の家に忍びこんだことがわかった父。元マネージャー。彼女の田舎での友達。彼氏。さまざまな事実が明らかに。彼女は本当に殺されたのか。

 期待ほどでは

けっこうこれはいいという評価を目のしたので期待していた。レンタルでも、いつでも貸し出し中で、やっと手に入れた。それだけおもしろい作品なのだろうと楽しみにしていた。ところが、それほどでもなかった。確かに、二転三転する如月ミキの死の真相、そして明らかになるメンバーたちの新事実。そこには別な角度から見る楽しさはあった。でも、心を揺さぶるような場面はなかった。ミキとのつながりが、一人目のあとは、他の人のつながりもうっすら垣間見えた。メンバーだけが皮がはがれ、ミキ自身の驚きの事実なく終わってしまったところが、なんだか物足らない。だからミキなんだと、最後のどんでん返しのようなものを期待したのだけど。歌って踊って終わった。

 公式サイト「キサラギ」

 仕事さえしていればいい。休日も出勤。出来なかった仕事を片づける。だれもいない職場で黙々と。やらなければやらないで済む。でも、あとでマイナスに響く。やっておけば楽だったのにと思う。ノルマがあって、それだけやればいいのであれば、気分がすっきりする。でも、そうではない。やるべきことはあげればきりがないくらい出てくる。やらなければ、自分に返る。やったからといって賃金にはならない。精神的にも落ち着くためには、やらなければならない。子どもを学校に通わせるためにも、やらざるを得ない。仕事を続けていけるように、少しでも平日に楽に仕事ができるようにやる。そんな職種。理解できないだろうなあ。なんだか虚しくなってくる。


クワイエットルームにようこそ

2009年01月31日 | コメディ


2007年 日本 118分
■2009.1.25 DVD
■監督 松尾スズキ
■出演
   内田有紀(佐倉明日香)  宮藤官九郎(鉄雄)
   蒼井優(ミキ)  りょう(江口)  中村優子(栗田)
   高橋真唯(サエ)  馬渕英俚可(チリチリ)
   筒井真理子(金原)  宍戸美和公(水原)
   平岩紙(山岸)  塚本晋也(元旦那)
   平田満(俳優)  徳井優(白井医師)
   峯村リエ(婦長)  武沢宏(芸人)
   伊勢志摩(白井医師)  箕輪はるか(患者)
   近藤春菜(明日香の友達)
   庵野秀明(松原医師)  河井克夫(内科医)
   俵万智(旅館の女将)  しりあがり寿(旅館の番頭)  川勝正幸(旅館の板前)
   しまおまほ(旅館の仲居)  妻夫木聡(コモノ)  大竹しのぶ(西野)

 《story》

「わたしは ここで 生まれ変わるのだ」

フリーライターの明日香は、目覚めると、ベッドの上で手足を拘束されていた。そこは、閉鎖病棟内の保護室、通称「クワイエットルーム」と呼ばれている部屋だった。締め切り迫った原稿書きに追われていたこと以外は覚えていない。そこからは、担当の先生と同棲相手の鉄雄の同意がないと出られない。自ら命を絶とうとした者や、食べたくても食べられないミキ、元AV女優の西野など、個性的な患者がたくさんいた。それに、規則べったりの冷めた看護士りょう。鉄雄はなかなか面会に来ない。弟分のコモノが来たとき、ショックで全身蕁麻疹が出た。閉じこめようとするりょうを論破し、ここでの生活に少し自信を持ち始めた矢先、西野が勝手に部屋に入り、鉄雄からの手紙を読み始めた。隠されていた記憶が蘇る。確かに自分は自分の意思で薬を多量に飲み死のうとした事実。

 何がまともで何が変?

現実は何なのかよくわからなくなる。「まとも」って何なのか、「変」ってどういうことなのか。この閉鎖病棟の人って変。でも、世の中にいっぱいいる人、どこにでもいる人のように思える。人のことを考えず、人の迷惑になることばかりする人、自分のことだけを優先する人。何かのこだわり続ける人、趣味の世界にどっぷりつかっている人。自分の命を体を大事にしない人。最後のこの一点が一番の違いかもしれない。実際のところ、この映画は何を言いたかったのかよくわからない。中にいる人が変で、外にいる人がまともとも言えない。死のうとしているのかそうでないのかのちがい。死んではいけないと自覚したとき、自分の進むべき道を理解したとき、ここから退院できるということなのだろうか。

 公式サイト「クワイエットルームにようこそ」

  外は木枯らし吹き荒れ、散歩どころではなかった。それほど冷たくはなかったけど、風邪は強かった。山の竹が大きくしなっていた。私の部屋は北西の角。窓はいつもブラインドが下りていて、昼間でも電気をつける。窓を開けると、すぐ隣の家の窓があり、中が丸見えだ。だからめったに開けない。窓は二重窓だから、外の音はほとんど聞こえてこない。散歩に出かけようかなと、ブラインドを少し開けて外を見る。遠くの木が大きく揺れている。今日は外に出られない。子どもの頃から、窓から外を見るのは好きだったが、ここからは隣の家の窓があって、じっと見ることができない。ほとんど開かずの窓。こんな日は、やっぱり映画を見て、本を読んで過ごすしかないのだろう。              


歓喜の歌

2008年12月15日 | コメディ

2007年 日本 112分
■2008.12.7 DVD
■監督 松岡錠司
■出演
  小林薫(飯塚正)  安田成美(五十嵐純子)
  伊藤淳史(加藤俊輔)  由紀さおり(松尾みすず)
  浅田美代子(飯塚さえ子)  田中哲司(北澤直樹)
  藤田弓子(大田登紀子)  根岸季衣(塚田真由美)
  光石研(五十嵐恒夫)  
  筒井道隆(「リフォーム大田」の客)
  笹野高史(伊藤茂)  塩見三省(大河原勇)
  渡辺美佐子(大河原フク)  斎藤洋介(市長)

 《story》

「どうすりゃいいの? この一大事。」
「きっとあなたの心にあかりを灯す、笑いと涙の音楽喜劇」


地方の都市、みたま町文化会館。まるでやる気のない主任の飯塚は、外国人のホステスに入れあげ、役所から飛ばされ、離婚の危機。大晦日前の12月30日、Wブッキングが発覚。31日大晦日に入っているホールの予約に、同時刻に二組の合唱グループ。「みたま町コーラスガールズ」と「みたまレディースコーラス」予約を受けたのは6月。飯塚は、なんとかなるだろうと、代表に来てもらうことにしたが、両者一歩も譲らず。頼んだラーメンが湯麺に、たった30分前のミスでこれだから、半年前だと」後でお詫びにと持ってきた餃子。店長が入院、仕立屋と中華の店を必死で切り盛りしながら、コーラスの練習をしている奥さん。飯塚は何かに気づいた。大晦日に合同のコンサートを開くことができるように、ステージの大改装。会場に遅れている仕立屋の奥さんを迎えに走る主任飯塚。会場に鳴り響く「歓喜の歌」

 丸く収まってよかったよ

ひとつ本気になったら、今までうまくいかなかったことが、次々とうまくまとまっていく。けっこうあるかも。心はひとつだから、やる気さえ起きれば、さまざまなことをそれなりに乗り切れる。まあ、やる気が出ればだけど。やる気が出る秘訣があれば教えてほしいものだ。初めからやりたくないわけじゃない。やりたいのに気持ちが乗らない。ええ、それはやりたくないだけだよ。そうなんだけど。でも、心が活性化すれば、結構物事がうまくいくことは多い。
文化会館のような、公民館のような仕事がしてみたいものだ。イベントを組んだりして、楽しいことをやれそう。スケジュールの管理、会議室やホールの運営など楽しそう。映画などもできるだろうなあ。それでも、傍目にはわからない苦労があるのだろうけど、転職するならこれがいい。

 公式サイト「歓喜の歌」

 月曜日の朝はしんどい。栄養補強剤を飲み、ドリンク剤を飲み、安定剤を飲み、家を出る。職場に着けばあとは流れるように仕事をしていくのだけど、波に乗るまでがしんどい。何がいやなのか。はっきりした原因がない。確かに苦痛なことはあるけど、それが大きな原因ではない。職場に出向くこと自体が苦痛に思えるのだ。これって登校拒否と同じ感覚なんだろうな。気持ちが分かる気がする。でも、生活がかかっているから、負けていられない。もし、家を出る時間が遅くなっていけば悪化だけど、今のところ、いやだいやだと思いながらも、かなり早めに家を出ている。たとえ薬漬けでも、余裕をもって家を出られるだけマシだよ。・・・けっして怒らず、いつも笑っている・・・宮沢賢治のように、自分のことを大きく見ることなく、人のために動きたい。それが幸せであると思いたい。そうすればもっと楽になるはずだよ。さあ、明日もがんばろう。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

2008年12月06日 | コメディ

2008年 日本 110分
■2008.11.30 DVD
■監督 塚本連平
■出演
   市原隼人(ママチャリ)  佐々木蔵之介(駐在さん)
   麻生久美子(加奈子)  石田卓也(西条)
   加冶将樹(孝昭)  賀来賢人(グレート井上)
   脇知弘(千葉くん)  冨浦智嗣(ジェミニー)
   小柳友(辻村さん)  豊田エリー(美奈子さん)
   成嶋こと里(前園ミカ)  倉科カナ(和美)
   水沢奈子(井上夕子)  森崎博之(寺島先生)
   坂井真紀(白井恭子先生)
   根岸季衣(バーバー吉田のばばあ)
   志賀廣太郎(神主)  ガッツ石松(孝明の父)
   安藤玉恵(孝昭の姉)  片桐はいり(みどり屋のおばちゃん)
   酒井敏也(電気屋のおじさん)  宮地雅子(看護婦さん)
   掟ポルシェ(花火師)  石野真子(たみ子=ママチャリの母)
   竹中直人(親方)

 《story》

「いっちょイタズラいきますか」

1979年、田舎のとある農道で、イタズラの戦いは始まった。スピード違反を取り締まる駐在さん。原付バイクで捕まったことから、自転車部隊作戦、金物作戦・・・駐在さんを落とし穴に落としたり・・・。ママチャリ高校生軍団は、駐在さんの奥さんに一目惚れ、さらに奥さんの妹の美奈子さんにも。お互いのイタズラ合戦が繰り広げられる。ある日、西条がバイク事故で病院行き。そこで入院しているみかちゃんに会う。美香ちゃんは心臓の手術を控えていて、花火をみることができたらその手術を受けるという。花火は隣町で行われ、ママチャリたちは、花火の拝借し、河原で打ち上げ、みかちゃんに見てもらおうと計画。さっそく実行するが、それは犯罪。たちがだから駐在さん。盗んだ花火は2つだったが、その後何発も続く打ち上げ花火。駐在さんのポケットマネーからの贈り物。無事みかちゃんは手術することになるが、その後も駐在さんとママチャリたちのイタズラ合戦は続く。

 わきまえたイタズラだから

イタズラがエスカレートして、傷つけ会うことになったら大変。今の高校生なら、感情的になって歯止めがきかなくなって、重大な事故につながることも。顔は怒っても、笑い合えるイタズラだからこそ楽しいのだ。そして、お互いにいがみ合っているように見えても、心の底では惹かれ会っている。通じ合っている。花火を盗むことは犯罪だからよくないけど、だれかのために何かをやりとげたい気持ちは胸を熱くする。それが、小さな子ども達やお年寄りや、弱い立場の人ならなおさらだ。
そう言えば、子どものころに落とし穴を作ったことがある。それでも、膝小僧あたりの深さだった。全身すっぽり落ちてしまうような落とし穴は危険。落とし穴にだれかを落としたくて、にやにやしながらだれかを連れてきたものだ。でも、ほとんど失敗。成功した覚えはない。定番のピンポンダッシュ、偽りのラブレター、ぐらいかな。今なら、学校に連絡、全校指導ってとこかな。


 公式サイト「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」

 高校生と言えば、酒にタバコ・・・昔もけっこうやってたよなあ。だれかの家でね。別に不良だったわけではないし、いたって真面目な高校生。公立高校の生徒会長もいっしょだった。制服着て酒屋に行ったこともあった。ちゃんと売ってくれた。たばこも、「めずらいいのが入ったぞ」と友達が1本くれたり、みんなで一箱買ったり。20才になったらタバコを止めると公言し、本当にやめた友達もいる。毎日吸ってたわけじゃないから、たまにみんな集まったとき、年に1回か・・・。常習じゃないことがよかったのか。青春の思い出。私はそれからタバコを本格的に吸うようになってしまうのだが。今から6年前に止めた。青春も区切りがついたといえるのか。

ハンサム★スーツ

2008年12月06日 | コメディ


2008年 日本 115分
2008.11.29 ワイナーマイカルシネマ
■監督 英勉
■出演谷
   原章介(光山杏仁)  塚地武雅(大木琢郎)
   北川景子(星野寛子)  佐田真由美(來香)
   池内博之(狭間真介)  大島美幸(橋野本江)
   本上まなみ(谷山久恵)  佐々木希(玲美)
   山本裕典(大沢勇気)  伊藤明賢(沢田)
   住田隆(山田隆夫)  ブラザー・トム(米沢明)
   温水洋一   中条きよし(白木)
   伊武雅刀(神山晃)

 《story》

「着るだけでハンサムになるスーツ、あります。」
「人生を変える夢のスーツ、あります!」

大木琢郎33才、死んだ母の店を継いで、庶民的な食堂を営むブサイクな男。ふられたこと限りなく、一度も恋は成就せず。ある日、店に美人の女の子がパートの申し込みにやってきた。彼女寛子の一途さに惹かれ、琢郎は告白。しかし、寛子は店をやめてしまう。琢郎は、友人の結婚式に着るスーツを買いに出かける。そこで、着るだけでハンサムになるスーツと出会う。名前を光山杏仁と変え、彼は一躍有名人になる。同じ頃、新しく入ったアルバイトの女の子本江さんは、ブサイクだけど笑顔のかわいい働き者。小さな幸せをいくつも感じさせてくれた。しかし、寛子を忘れられない琢郎、光山杏仁として大きな幸せが目の前に広がる。永遠に変身できるスーパースーツを着るか、琢郎のまま生きるか。光山杏仁のまま生きると決断した華々しいステージの上、本江さんが事故に遭って入院したという連絡。本江さんがくれたリストバンドの音楽が鳴る。まだ間に合うか、琢郎に・・・。

 ハンサムスーツほしい

寛子さん本江さんのような女性が現れたから、スーツなんていらないと思うのであって、もしであわなければ100%、ハンサムスーツを着ていたと思う。あんなスーツがほしいよ。人は心なんて、80%見かけだ。まず見て、最初の選択がやってくる。そこで、多くははじかれるのだ。もてもて人生おくってみたい。でも、もし寛子さんのような女性が現れたら、やっぱり考えるな。本江さんもいい。確かにあの笑顔やあの心のサポートは、いつもそばにいてほしいと思う人だ。そういう意味では顔ではなく、自分を心から支えてくれる人がそばにいてくれたら、見かけなんてどうでもいいと思うのかもしれない。
楽しい映画だった。見てよかった。しかし、まわりはカップルばっかり。独り者は私だけ。この映画館は、いつもはあまり来ないところ。夜8時代に見ることができて1200円ということで来た。狭くてスクリーンに迫っていて、人が多いと、見るのにつらい映画館だ。よほどの事情がない限り、次にくることはないかも。

 公式サイト「ハンサム★スーツ」

 昨日は暗い気持ちで過ごしたが、一転次の日は明るい気持ちで過ごせた。躁鬱ではなく、目の前に広がる光景だ。それだけ、大きく変化し、心を左右する。全体的に見て、なめらかに右肩上がりの好転に見える。ただ、自信をもって言えないところがつらいだけ。この土日は仕事が待っている。どうしてもしなければならない仕事。月曜日に提出。しかし、なかなか気持ちがついていかないんだよね。取りかかりがうまく行けばなんとか、土曜日中に済ませられるかも。この週末はいい映画もないしね。


ハッピーフライト

2008年11月30日 | コメディ
 
2008年 日本 103分
2008.11.24 TOHOシネマズ緑井
■監督 矢口史靖
■出演
   田辺誠一(鈴木和博)  時任三郎(原田典嘉)
   綾瀬はるか(斎藤悦子)  吹石一恵(田中真里)
   田畑智子(木村菜採)  寺島しのぶ(山崎麗子)
   岸部一徳(高橋昌治)

 《story》

「ヒコーキ、飛ばします」

たくさんの人が出入りし関わっている空港。ある日のホノルル行きの便もそうだった。機長の昇格テストを受ける鈴木、教官の原田。初めての国際便となる斉藤、チーフの山崎、グランドスタッフ、管制塔、整備士、バードパトロールなど。安全な快適な飛行を目指して人々は働いていた。しかし、整備の工具が一つ行方不明。空港内ではかばんの取り違え。キャビン内では、飲みのを取り違えた、りデザートがなくなってその場で作ったり。そして鳥の衝突により器機の損傷。引き返すことになったが、台風が近づいていた。管制塔では、風の向きと強さを考え、着陸場所と時間の計算。模擬訓練では、飛行機を墜落させた鈴木の腕に、乗客の命は預けられた。

 ほのぼのしている映画がいいよね

月曜日のメンズデー1000円。前の日にインターネットでチケット予約をしていてよかった。カウンター前では長蛇の列。ロビーをはみ出てエレベーターの近くまで並んでいた。私は、そばのチケット発券機ですぐにチケットを手に入れ、椅子で一休み。毎日ストレスを抱え、潰れそうになれながらも働いている人にとって、こんまほのぼのとして、楽しく笑える映画は最高だ。ギスギスしていた心があったかくなって、どんと構える強さと、今まで受け入れられなかったものを正面から軽く受け取る勇気と優しさが、いつの間にか自分に安心をもたらせてくれる。みんな一生懸命に働いている。命に関わる仕事だけど、緊張も大事だけど、心にゆとりのない業務は、反対に大きな失敗を招き、失敗に対処できなくなる。多少の失敗は多めに見て、「こんなときは、ははは、って笑おう」

 公式サイト「ハッピーフライト」

 小心者の私は、飛行機は苦手だ。じゃあ乗りたくないかと言えばそうではない。乗りたい。でも怖い。今までそんなに乗ったことはない。大昔ニュージーランドに行った。夜出発、朝着いた。向こうでも飛行機で移動。プロペラ機にも乗った。雨が降っていて、上下に大きく揺れた。セスナにも乗った。氷河の上に着陸した。最近では数年前に沖縄に行った。慣れればこわくないのかもしれない。たまに乗るからこわいのだろう。怖いけど、飛行機の旅をしたいものだ。今はそんな余裕はないけど。

釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様

2008年11月01日 | コメディ


2008年 日本 110分
2008.10.27 TOHOシネマズ緑井
■監督 朝原雄三
■出演
   西田敏行(浜崎伝助)  
   三國連太郎(鈴木一之助)  
   浅田美代子(浜崎みち子)  常盤貴子(河井波子)
   竹内力(河井康平)  山本太郎(高田大輔)
   鶴田忍(堀田社長)  
   中村梅雀(草森秘書課長)  中本賢(太田八郎)
   益岡徹(舟木課長)  笹野高史(前原運転手)
   持丸加賀(浜崎鯉太郎)    
   奈良岡朋子(鈴木久江)  北村総一朗(高田靖彦)

 《story》

「“バカ”が輝くシーズン到来」

伝助が、会社の健康診断にひかかった。厚生担当の河井は伝助に内視鏡による精密検査をすすめるが、怖いと言って断る。その様子を見ていた、部下のおとなしいはずの大輔が伝助に食ってかかる。みち子さんの付き添えで病院に行くが、伝助は大騒動。検診の結果は良好。河井の世話で慰安旅行に大分に出かける。伝助は、河井の兄の船で釣り。その夜は大宴会。河井は大輔ととともに伝助を迎えに行く。帰りの車がガス欠。後ろで寝ている伝助。大輔は河井にプロポーズ。伝助は、披露宴のあいさつを頼まれる。自信たっぷりで出席したものの、あいさつのメモをトイレで無くす。さらに前のあいさつをした人が、伝助が話そうと思っていたことだった。マイクを前に言葉が出ない伝助。ただ一言、おめでとうの言葉に、河井の兄の大きな拍手。会場も大きな拍手に包まれる。


 歳を取ったなあ

浜ちゃんは60才だよね。映画の中では30代だけど、以前の迫力はなくなったよなあ。す-さんもあまり登場しなくなった。若きカップルの行方が中心だった。寅さんのようにこの映画も、何となく見て笑う映画、心が少し晴れてくる。見てみようかなと思う映画。見て損はしない映画だと思う。こんな映画を引き継ぐ俳優さんは、もう出ないのかなあ。

久しぶりにシネツインに行った。久しぶりに2本続けて見た。「石内・・」と「ぶたが・・」どちらも良かった。石内は、うちの近くなので、どこか知った場所はないかと考えながら見ていたら、神社が映った。「ぶたが・・」はかなり良かった。見終わったあと、次の会は階段下まで並んでいた。考えさせられる映画だ。どうしたら、あんな活動エネルギーが生まれるのだろうか。

 公式サイト「釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様」


デトロイト・メタル・シティ

2008年10月12日 | コメディ


2008年 日本 104分
2008.10.4 TOHOシネマズ緑井
■監督 李闘士男
■出演
   松山ケンイチ(根岸崇一=ヨハネ・クラウザーII世)
   加藤ローサ(相川由利)
   秋山竜次(西田照道=カミュ)
   細田よしひこ(和田真幸=アレキサンダー・ジャギ)
   大倉孝二(DMCのファン)
   岡田義徳(DMCのファン)
   高橋一生(佐治秀紀)  美波(ニナ)
   大地洋輔(MC鬼刃)  大谷ノブ彦(DJライカ)

 《story》

「僕がしたかったのは・・・こんなバンドじゃない!」

根岸は、ポップ系のミュージシャンを目指して、田舎から上京。大学のサークルでは、あこがれの相川さんもみんなからも認められシンガーだったのに。卒業後、売れないミュージシャン根岸が、生活のためにやったバンドがDMC、悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」だった。DMCは一躍有名になった。再会した相川さんは、DMCが大嫌い。POP系に戻ろうと奮闘するのだが、社長もファンも許してくれない。アメリカから、元祖悪魔系ミュージシャンが来日。DMCに挑戦状を叩きつける。しかし、根岸は黙って姿をくらまし、田舎に帰る。そこで待っていたのは、DMCのTシャツを着た母、とDMCに荒れ狂った弟。そして、自宅に送られてきたファンレターの山。根岸は、DMCとして再びステージに立った。

 おもしろいストーリー

ストレス発散。笑い転げて見ることができていいんじゃないかな。ラストはPOP系でファンを感動させて・・・なんて思ってもみたけど。やっぱり悪魔系だなんてね。人のためになっているのやら、人の心を荒れ狂わせているのやら。相川さんは、悪魔系の根岸をどう思うことか。二つの面。人の心の善と悪。戦えば悪。でも善がいい。相川さんが悪に染まるなんていやだな。遊園地のトイレで着がえ、なんておかしいけど。自宅でも変身なんて、そう簡単にできるわけないけど。仮面ライダーみたいに、「変身」って、だれかのために変身してがんばる悪魔ならそれでもよし。

二つの心。たまたま「多重人格」の映画をみたばかり。これは願望かも。今の自分が隠れて、別の人格で生きられるなら、それは幸せなことかも。悪い頭もよくなって、積極的に活動できるようになるかもしれない。まるで夢のような話だ。偽善で悩むより、悪魔として良心の呵責に苦しむことなく行動できたら、それも幸せかも。
広島のお好み焼き。子ども時代は100円もって、土曜の昼に食べに行った。久しぶりに街で家族で食べた。チーズが入ってそばWで約1000円。鉄板でヘラで切って食べる。お好みってそうだと思うんだけど、家族のみんなは箸食べる。変だなと思いながら、時代の流れなんだろうと思う。10倍近く値段も上がっているしね。メリケン粉を敷いて、先にそばだと思っていたけど、そうじゃないみたいだね。自宅の近くでは先にそばだったと思うんだけど。今はどこに行ってもそばは最後だ。

 公式サイト「デトロイト・メタル・シティ」


ザ・マジックアワー

2008年07月30日 | コメディ

2008年 日本 136分
■原題「The Magic Hour」
2008.7.26 TOHOシネマズ緑井
■監督 三谷幸喜
■出演
   佐藤浩市(村田大樹)  妻夫木聡(備後登)
   深津絵里(高千穂マリ)  綾瀬はるか(鹿間夏子)
   西田敏行(天塩幸之助)
   小日向文世(長谷川謙十郎)  
       寺島進 (黒川裕美)
   戸田恵子(マダム蘭子)  伊吹吾郎(鹿間隆)
   浅野和之(清水医師)  市村萬次郎(菅原虎真)
   柳澤愼一(高瀬允)  香川照之(江洞潤)
   鈴木京香(小夜子)  谷原章介(ニコ)

 《story》

「この街で起きたことは、きっと誰かに話したくなる」
「最後に笑うのは誰だ?」


街を牛耳るボス、天塩の愛人マリに手を出してしまった備後。足をコンクリートで固められ、海に沈められる直前、伝説の殺し屋デラを連れてくることで解放される。しかし、デラは姿を見せることなく、備後は窮地に陥る。そこで、映画撮影だと偽り、三流映画俳優の村田を連れてくる。この街で起こることはすべ映画撮影であり、アドリブでの勝負だとはりきる。天塩は、村田をデラだと信じて仲間に引き入れる。うまく乗り切っていたように見えたが、本物のデラが、天塩のライバルである江洞の元にいることがわかり、ばれてしまう。マリが愛人として戻り、村田や備後はなんとか逃げ出す。そして一世一代の大芝居をしかけマリを救出しようとするのだが・・・。

 素直に楽しめる映画だ

どうしても見たい映画ではないけど、疲れたとき、心が少しくたびれたとき、見て楽しめる癒される少し元気が出る映画だ。寅さんタイプと言えるかもしれない。映画を作る側の情熱は、見る側にも通じるものがある。今はCGなしでは映画ができないくらい様変わりしてしまったけど、演じることへの魅力、感じる側の感性がピタッと合うときの感動こそ、映画の原点かもしれない。あの「せりふ」がよかった、あの場面がよかったと、村田のように何度も見たくなる映画に出会うことが夢だ。でも、せりふに関しては、頭が悪い私には覚えきれない情けないけど、雰囲気だけ残っているけど、完全な再生ができない。私の頭の中はいつもぼやけた白黒ピンぼけ。でも、地道にそんな映画を求めて、これからも見続ける。そして少しでも記憶に留めるために、ここに記録に残そうと思う。

「蒲田行進曲」という映画を見たくなった。なんか通じるものがあるよな。
今年は暑い日々が続く。温暖化の影響がもろにきているのだろう。来年はもっと暑くなるのだろう。昨年までの回るだけの扇風機から解放された。古い扇風機で、首振りが壊れていて首が固定できない。でもまだ回るから、ずっと私のところにきていた。夜困るのは、私の部屋にはクーラーがない。だから扇風機をまわす。ずっと固定して同じ向きにしていると、体にずっと風があたり体が変な感じになってしまう。今年は、1000円割引券が当たったので2400円出して買った。首振りも、リズム風もタイマーもついている。イオン発生器とやらもついている。何とか眠れる。しかし、タイマー切れると目が覚める。保冷剤の出番だ。首に巻く。何とか眠っているが、眠ることに疲れそうだ。

 公式サイト「ザ・マジックアワー」