そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

GOEMON

2009年06月13日 | アクション

2008年 日本 128分
2009.5.14 TOHOシネマズ緑井
■監督 紀里谷和明
■出演
   江口洋介(石川五右衛門)
   大沢たかお(霧隠才蔵)
   広末涼子(浅井茶々)
   ゴリ(猿飛佐助)
   要潤(石田三成).
   玉山鉄二(又八)
   チェ・ホンマン(我王)
   佐藤江梨子(吉野太夫)
   戸田恵梨香(夕霧太夫)
   鶴田真由(小平太の母).
   りょう(五右衛門の母)  藤澤恵麻(才蔵の妻・お吉)
   佐田真由美(三成の妻・おりん)  深澤嵐(小平太)
   福田麻由子(少女時代の茶々).  広田亮平(少年時代の五右衛門)
   田辺季正(青年時代の五右衛門)  佐藤健(青年時代の才蔵)
   蛭子能収(蕎麦屋の店主)  六平直政(紀伊国屋文左衛門).
   小日向文世(遊郭の番頭・弥七)  中村橋之助(織田信長)
   寺島進(服部半蔵)  平幹二朗(千利休)  伊武雅刀(徳川家康).
   奥田瑛二(豊臣秀吉)

 《story》

「愛する者のために」

織田信長の暗殺。謀反を起こした明智光秀は、豊臣秀吉に討伐され、天下は豊臣のものとなろうとしていた。貧富の差が大きく広がってきたとき、大泥棒の石川五右衛門は金持ちから奪った金をばらまく英雄だった。あるとき、盗んだ箱を放り投げ、それを拾った親子の母親が殺される。その箱をねらうは、石田三成の忍び才蔵、徳川家康の忍び半蔵だった。かつて、信長のもとで忍びの師として半蔵に仕えた才蔵と五右衛門だった。その箱の中には、秀吉と光秀の間に交わされた密約。妻子を守りながらも、秀吉打倒のために命をかける才蔵。五右衛門は、信長健在のとき茶々の護衛を任されほのかな恋心を抱いたこともあったが、信長亡きあと、自由に生きていた。しかし、今、秀吉の元で茶々に危険が迫っていた。裏切りにあい、捕まった才蔵。五右衛門は闘うために立ち上がる。

 CGに目がチカチカ

見始めて失敗したと思った。興味をもって見ることができるかどうか不安だった。しかし、ストーリーは斬新でおもしろかった。現代と未来を結合、そこに過去の歴史をはめ込むとでも言えるかな。大河ドラマを見ている自分には、違和感があった。CGだらけの映画は映画ではない。でも、内容が惹きつけられたので、まあいいか。映画館で見ることができたので、さらにアップ。家でDVDだと4つ星かな。
歴史上の人物を使って、架空の物語を作るのは、歴史を混乱させてしまう。あの戦国時代に石川五右衛門がいたのかどうなのか知らないけど、彼が忍びだったのかどうかも知らないけど、服部半蔵とつながっていたのかどうなのかも知らないけど、ただおもしろいと片づけていいのかどうなのか疑問だ。

 公式サイト「GOEMON」

 久しぶりに朝の散歩。CGじゃあないけど、緑を見て目がチカチカ。少し肌寒くて、空は曇り、雨が降りそう。ウグイスの鳴き声が辺り一面に響く。田んぼには水がはり、植えられたばかりの稲の苗。「草いきれ」とでも言うのだろうか、独特な草のにおいが辺りをおおう。家を出る前は、出ようかやめようか迷うけど、出て良かった。自然は、気分を変えてくれる。運動不足には歩くのが一番。最近はき出した新しいスニーカー。これは失敗。今までのを底がすり減ってもがまんして使い、節約して、やっと新しい靴を履きだしたのだが、足が痛い。靴が硬い。歩きにくい。慣れてくるのかな。

最後のブルース・リー/ドラゴンへの道

2009年05月10日 | アクション


1972年 香港 100分
■原題「猛龍過江/RETURN OF THE DRAGON/THE WAY OF THE DRAGON」
■2009.4.24 ムービープラス
■監督 ブルース・リー
■出演
  ブルース・リー(タン・ロン)
  ノラ・ミヤオ(チェン)
  チャック・ノリス(コルト)
  ロバート・ウォール(不レッド)
  ウォン・インシク(日本人武道家)
  ジョン・T・ベン

 《story》

イタリアにやってきたタン・ロン。叔父の中国料理店の買収にマフィアが乗り込んできた。客に嫌がらせをしたり、店にいちゃもんをつけるなど、営業の妨害をして店を売るようにし向けてくる。その助っ人として空港に降り立ったロンをチャンが出迎える。ロンは拳法の達人。店にやってきたマフィアを追い返す。店長の裏切りで殺される仲間。マフィアは、ロンに対抗すべく、空手の達人を海外から連れてくる。コロシアムでのロンとコルトとの対決。

 中学時代のヒーロー

友達が熱狂していたのを思い出す。映画館で初めて見たブルース・リーが、この「ドラゴンへの道」だったと記憶している。日本全国ブルースリーの真似で盛り上がった。今のカンフーのようなすばやい動きはないけど、じっくりワザで対決する迫力がある。いかにも対決している雰囲気があっていい。現実感に近いのかもしれない。曲芸のような戦いは現実ばなれしている。ブルース・リーのあの飾らない姿、純粋さが、今でも魅了し続ける要因だろう。ノラ・ミヤオにもあこがれたものだ。ストーリーはちゃちだけど、見ていて飽きないおもしろさがある。

 今日もいい天気。でも、片づけが進まない。少しでもできたら気分が違うのだけど。目を動かすことが「脳」を活性化させると本に書いてあった。パソコンの画面ばかり見ていると、脳がフリーズしてしまうようだ。外に出て、遠くを見て、緑を感じ、鳥の声を聞く。そして、意識の中で「言葉」で繰り返す。人間としての存在を示すものに《言葉》がある。脳で、言葉とイメージを合わせて記憶してくことが活性化につながる。活性化とは、その記憶と保存、そして活用だ。さあ、活性化だ。


バンコック・デンジャラス

2009年05月09日 | アクション

2008年 アメリカ 100分
■原題「BANGKOK DANGEROUS」
2009.4.23 109シネマズ 試写会
■監督 オキサイド・パン  ダニー・パン
■出演
   ニコラス・ケイジ(ジョー)
   シャクリット・ヤムナーム(コン)
   チャーリー・ヤン(フォン)

 《story》

「暗殺成功率99%」
「完全無欠の暗殺者、ジョー。
    唯一のミスが、すべてを狂わせていく。」


世界をまたにかける暗殺者ジョー。自らに科したルールーで、痕跡を残さず99%の成功率を誇った。クライアントと顔を合わせることなく、メッセンジャーは仕事のあとには始末するという徹底ぶりだ。ジョーは最後の仕事にしようとバンコックに渡る。そこで4件の仕事を終えて引退するはずだった。バンコックで出会った、聾唖者の女性フォンに恋するジョー。冷血だった彼の心にほのかな灯火。それがミスの原因なのか。1%のミスが全てを狂わせた。追跡されたメッセンジャーが必死で彼の元に到着した。ジョーはなぜか彼を殺せなかった。その青年コンを弟子とし訓練するのだった。4件目の最後の仕事。それは、コンが尊敬する大統領候補だった。ジョーは、引き金を引くことができなかった。捕まるコン。救出に向かうジョー。

 初めての映画館「109」

久しぶりの試写会だった。それが、この春オープンする映画館「109」だった。オープン前の試写会なので、初めて自分たちがこの映画館に入るのだと思いきや、仮のオープンをしていて、さまざまな映画が上映されていた。正式オープンが次の日だという。なんだこれは、と思ってしまった。座り心地はまあまあ。やっぱり一番はTOHOだ。ただ、近いということ。ポイントカードを使えば、5月末まで毎日1000円が魅力だ。それに1000円で見られる日が、10日と19日と多いこと。これからお世話になる映画館だ。映画はどうだったか。実は、あまり期待していなかった。アクション映画、殺しの映画は好きではない。でも、ただの殺しの映画ではなかったので、飽きなかった。聾唖の女性に恋するジョー。手を血に染めているジョーと真反対の純粋な彼女。それが見た目はすごくぴったりと合っているように見える。が、ずっとではなかった。真反対の人間は惹かれ会う。特にジョーはそこから抜け出したいと思っているのだろう。彼女に手を引かれ、今の場所から遠ざかりたいと思っているから、瞬間パズルが重なるように結ばれる。でも、それは時間が許さない。元々ちがう世界のピースだから、時間が経てばはがれる。それがわかっていても、その道を進んだジョー。それが、コンへの優しさにもなったのだと思う。意外とおもしろい映画だった。

 公式サイト「バンコック・デンジャラス」

 『水の時計』 初野晴
宣伝に惹かれて買った。読み始めて、若者風のマンガチックな出だしでミスったと思った。こういう展開は嫌いだ。本もマンガも映画も。しかし、もったいないので読んだ。脳死の少女が、月夜の晩に機械を通して語り、主人公の昴に、自分の体の臓器を必要な人に与えよというものだった。素材はおもしろいけど、なんだか素人が書いたような表現、違和感のある流れに戸惑った。自分がマッチしていないだけで、若者には受けているのかもしれない。題の「水の時計」の意味もよくわからなかった。

チェーン・リアクション

2009年05月06日 | アクション

1996年 アメリカ 107分
■原題「CHAIN REACTION」
■2009.4.19  ムービープラス
■監督 アンドリュー・デイヴィス
■出演
   キアヌ・リーヴス(エディ)
   モーガン・フリーマン(ポール)
   レイチェル・ワイズ(リリー)

 《story》

シカゴ大学では、バークレー博士を中心としたチームで、石油に変わる画期的な新しいエネルギーの研究を行っていた。エンジニアのエディは、そのエネルギーのキーワードとなる周波数を発見。新しいエネルギーの開発に成功。その夜、バイクを取りに研究室に戻ったエディは、部屋で殺されているバークレー博士を見つける。そして、研究室が異常なエネルギーで大爆発。エディとリリーは、博士を殺したと疑われ逃亡。新しいエネルギーに関わる、巨大な組織も、エディたちを追う。そして、その組織を率いていた人物が、バークレー博士と共同で研究していたポールだということがわかった。捕まったリリーを救おうと、組織に乗り込むエディ。そこでも、同じ実験がなされ、新しいエネルギーが作られようとしていた。

 一度見たことある

でも、見てしまった。なんとなく覚えているけど、細部まで記憶にない。こんなエネルギーが開発されたらどんなにいいだろう。でも、必ずと言っていいほど、利権が絡む。みんながみんな素直に正直に、人のために努力するわけではない。どこかに金儲けの糸を見つけ、利用する。
エレベーター脱出の場面がクライマックスだったのかもしれないけど、「あれは死ぬな」と思った。まるでマンガのような脱出だった。ここまでがリアルなストーリーだったので、違和感を感じた。

 連休が終わるなあ。ドライブに出かけ、映画を見た。片づけはしなかった。きっと、1ヶ月休みがあっても、同じような生活を送るだろうなあ。1日1日を大切にしているような生き方じゃないなあ。これ1ページ作るのに1時間。映画1本2時間、本30ページ30分。好きなことだけやって、いやなことは後回し。そしてまたあとで後悔するんだろうなあ。いい天気だあ。散歩に行くかなあ。

K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝

2009年01月24日 | アクション


2008年 日本 137分
2009.1.12 TOHOシネマズ緑井
■監督 佐藤嗣麻子
■出演
   金城武(遠藤平吉)  松たか子(羽柴葉子)
   國村隼(源治)  高島礼子(菊子)
   本郷奏多(小林芳雄)  益岡徹(浪越警部)
   今井悠貴(シンスケ)  仲村トオル(明智小五郎)
   鹿賀丈史(謎の紳士)

 《story》

「怪人二十面相は誰だ。
    ちがう、おれは二十面相じゃない。」


1945年の架空都市。そこは極端な格差社会。身分がはっきりわかれ、世襲のため富める者は富み、貧しい者はいつもずっと貧しかった。そんな社会に、富める者からだけ盗む怪盗二十面相が現れた。美術品や骨董品をマジックでも使うように、華麗に盗んでいく。ある日、二十面相の盗みの現場にいたサーカスの平吉を、明智探偵は二十面相として逮捕する。源吉の手助けで逃げたものの、全国に指名手配される。平吉は、源吉から泥棒の虎の巻を借りて、修行し技術を身につけ、二十面相と戦うことを決意。平吉は、町中で、二十面相に追いかけられていた葉子を救出。二十面相は、葉子の祖父が発明したどこにでも電気を送る装置を狙っていた。そのカギを葉子が握っていた。平吉と葉子、そして真相をつきとめようと明智の協力し、二十面相を追いつめる。しかし、囚われた平吉の前に現れた二十面相の正体は・・。

 痛快でとても楽しい

映画館で切なくなったり悲しくなったりして涙があふれる映画がいいと思っていた。でも、最近の精神状態では楽しく見られる映画がいいと思うようになった。さわやかで笑い(無意味な笑い、人をバカにする笑いではない)があって、気持ちよく見ることができて、気持ちよく映画館を出て家路につける。基本は「寅さん」のような気がする。または「always」でもあるかもしれない。
極端な格差社会、未来はたいていそんな社会が多い。平等を目指してきた歴史は、また元にもどる。ある意味二十面相はヒーローだ。まるで「ルパン三世」のようなイメージがここにある。上流社会の明智探偵は、一見正義のヒーローに見えるがここではそうではない。ヒーローは階層にこだわらない。貧しい者の味方だ。だから、ラストの予感はあった。新しいヒーローの二十面相の誕生。そして二極化した階層を一つにもどし、再び平等の社会にもどそうと、これからの活躍に期待できそう。

 公式サイト「K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝」

 鬱だと思う? それとも逃避? 遠くから見たら何の変哲もないものなのに、いやでいやでたまらない。あっという間に終わる注射なのに、それをするというだけで、逃げ出したくなる。精神的に弱くなっている。今まで以上に頭が下がり、下しか見なくなってしまった。顔を上げるのがしんどい。どうしてなんだろうね。映画館も遠ざかってしまった。家の中の部屋に閉じこもってしまうことが多くなった。いかん。
ポイントでデジカメを買った。決断した。光学倍率18倍のパナソニックのLumixだ。水曜日に商品を取りに行って、今日箱を開けた。外に撮影しようと出たけど、寒くて1枚も撮らずに帰った。暖かいと気持ちも変わるかもしれない。春までがんばれ。


美しき野獣

2008年12月14日 | アクション


2005年 韓国 125分
■原題「RUNNING WILD/BEAST」
■2008.12.6 DVD with r
■監督 キム・ソンス
■出演
   クォン・サンウ(チャン・ドヨン)
   ユ・ジテ(オ・ジヌ)  オム・ジウォン(カン・ジュヒ)
   ソン・ビョンホ(ユ・カンジン)
   キム・ユンソク(ジュ・ヒョンテ)
   カン・ソンジン(チョ・ヨンチョル)
   イ・ジュンムン(イ・ドンジク)

 《story》

「愛のために泣く」
「正義のために泣く」


凶悪犯罪捜査官チャン刑事は、まっすぐな性格で、犯人逮捕のためなら暴力も辞さない過激な刑事。だが、不器用ながらも家族を愛し、腹違いの弟の出所に出迎え見守ろうとする。しかし、その弟が、同じ日に出所し、政界にのし上がろうとしているヤクザの組織に殺される。このヤクザのボスであるユ・ガンジンを追うソウルのエリート中央検事オ・ジヌとチャンが手を組む。脅威感じたユは、二人を暴力刑事として陥れる。チャンは、ユを射殺しようと追いつめるが、狙撃隊に撃ち殺される。オは投獄されてしまう。数年後、出所したオは、ユを呼び出し撃ち殺す。

 暴力でしか解決できない

映画自体はおもしろかった。正義を貫こうとする姿勢は、「美しい」と表現できるかもしれない。悪を許せない、その憎悪が一斉にユに集中する。そして、それを阻む悪もまた現実にあることを痛感する。悪を守る悪。しかし、よく考えれば暴力は暴力だ。チャン刑事の暴力は正義でも何でもない。ただの感情をぶつけているだけ。美しいとは言えない。むしろ悪だ。捕まって当然、罪を償うべきだ。暴力で暴力は解決できない。チャンの復讐は正当で、ヤクザの復讐は正当ではないという、おかしな現象が生まれる。「美しき」というより「悲しき」だ。暴力でしか解決できない悲しさ、非条理がそこにある。正義は貫かれなければならない。しかし、それが暴力でなら正義ではなくなる。その悲しさだ。

 公式サイト「美しき野獣」

 初めての下宿で500mlくらいの湯を沸かす電気ポットを買ってもらった。コーヒーやお茶を飲むときに使った。東京で一人暮らしを始めた子どもに何かを送ろうと、二人で店に行った。湯沸かし保温ポットよりも、少しの湯を若洲だけのポットに決めた。あの時と同じ、思い出す。私は学生、子どもは社会人。ポットくら自分で買えるだろうけど、心ばかりの誕生日プレゼント。あの頃の私と比べたら、彼は大人だ。自分で何でもできる。私は仕送りをしてもらい、養ってもらっていた。バイトはしても、それは遊びの小遣いだ。パチンコにもはまって結構無駄遣いもした。米だけは買って、ラーメンとの寂しい食事も続いた。タバコも吸ったから、計画性のない、万年金穴のわがまま学生だった。


ウォンテッド

2008年09月27日 | アクション

2008年 アメリカ 110分
■原題「WANTED」
2008.9.15 TOHOシネマズ緑井
■監督 ティムール・ベクマンベトフ
■出演
   アンジェリーナ・ジョリー(フォックス)
   ジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー・ギブソン)
   モーガン・フリーマン(スローン)
   テレンス・スタンプ(ペクワースキー)
   トーマス・クレッチマン(クロス)
   コモン(ザ・ガンスミス)

 《story》

「1を倒して1000を救う」
「新次元へ!」
「彼女に出会うまでは、無意味な男だった」
「これは命令ではない、宿命なのだ」


ウェスリーは、職場では嫌な女上司に怒られてばかり、彼女は親友と浮気、職場にも人生にも嫌気をさしていた。何をしてもうまくいかない人生。そんなとき、謎の美女フォックスが現れる。あったこともない父が暗殺され、自分は謎の暗殺組織「プラタニティ」の継承者だと言う。真の暗殺のプロになるため、猛特訓が始まる。自分の父を殺したクロス。ウェスリー自身も、クロスに追いかけられ狙われているように見えた。しかし、それは・・・本当の敵は・・・。

 映像のおもしろさ

確かに新感覚だ。今までもあったものだけど、新しい見え方、視点で見せてくれる。ハイスピードカメラの世界と似ている。普通は目にできないけど、実はこうなってるんだよと、その様子をリアルに作り出している。しかも、それだけでなく、現代の人間や人間関係のほころびと結びつきも織り交ぜながら、未来へとつながっていく。
まるで仮面ライダー。悪の力として改造した仮面ライダーが正義の味方に大変身。思わぬ誤算といったところか。力ある者を利用するときは、その力が自分たちに向けられたときのことを考えていなければいいけない。真実に気づいた仲間達。死ななくてもよかったんじゃないかな。自分の父を殺してしまったウェスリーの悲劇は、未来に響く気がする。実は残酷な仕打ちだぞ。

20数年ぶりにバイクに乗った。原付だけど。子どもが買ったものだ。セルフのガソリンスタンドでどうやってガソリンを入れるか。車なら慣れたものだけど、バイクは数リットルしか入らない。2~3リットルくらいだろう。まあやってみよう。ということで、バイクに乗ったもの、時速20kmでもう怖い。風がぶち当たる。何とか40kmだしたら、警告のランプがついた。40km前後で道路の端を走る。車が後ろにつく。気持ちはわかる。このバイクどっかいけ、きっとそう思っているはず。でも、気にせずマイペースで走る。いつ転ぶかと思うとこわい。車が横を通りすぎると、なおさら怖い。ゆっくり走るバイクの気持ちがわかった。でも、風を切って走って気持ちよかったよ。

 公式サイト「ウォンテッド」

ジャンパー

2008年09月23日 | アクション

2008年 アメリカ 88分
■原題「JUMPER」
■2008.9.13 DVD
■監督 ダグ・リーマン
■出演
   ヘイデン・クリステンセン(デヴィッド・ライス)
   ジェイミー・ベル(グリフィン・オコナー)
   レイチェル・ビルソン(ミリー・ハリス)
   サミュエル・L・ジャクソン(ローランド・コックス)
   ダイアン・レイン(メアリー・ライス)

  《story》

「行き先、無制限。この自由に未来はあるのか?」

ミシガン州の高校生のデヴィッドは、同級生のミリに想いを寄せていた。ある日、ミリに贈った飾りの玉を凍った池に投げ込まれ、それを取りに行ったとき、川に落ちる。そのとき、気が付いたら図書室にいた。瞬間移動の能力に気づいたデヴィッドは、母が死んだあと変わってしまった父との生活に別れを告げ、ニューヨークに飛ぶ。そこで銀行に忍び込み大金を盗み、優雅な生活を送る。10年後、デヴィッドは、ピラミッドの上で食事をするなど、能力を生かし豊かな生活をしんでいた。そこへ、「ジャンパー」を悪と見なす組織のパラディン、ローランドが現れた。彼らは、ジャンパーを抹殺することだけを目的とし、デヴィッドをしつこく追う。その手段は選ばず、父が殺され、愛するミリをも狙われる。同じくジャンパーであるグリフィンと出会い、組織に立ち向かう。そして、幼くして家を出ていった母が現れた。

 映画は夢を実現させてくれる

「瞬間移動」それは子どもの頃から語られ、だれもが抱く夢。タイムトラベル、透明人間、超能力、予知能力・・・。子ども時代に、あんなことができたら、こんなことができたらと、みんなで語った夢物語。でも、映画は、それをひとつひとつ実現してくれる。まるで現実の世界のように、自分の身近に起こっている出来事のように、リアルに感じさせてくれる。映画の魅力のひとつだ。年を取ると、そんなことあるわけないじゃんと思うことが多くなって、わくわくしながら夢物語を話し合った時代を忘れていく。肯定的に考えるよりも否定的に考えてしまう。のめりこんで神懸かり的に思いこんでしまったらいけないけど、現実をふまえつつ、できたらいいなとドラえもんのように夢を見続けることは悪くない。

しかし、あんなジャンパーが一人いただけで、世界は破壊されていくような気もする。きっと我が物顔に行動することになるだろうし、人のために自分の能力を使う人はあまりいないような気がする。ジャンパーを撲滅しようとする組織が現れてもおかしくない。ただ、世間が知らないことが不思議だ。その存在がテレビなどで特集されてもおかしくない。まあ、そんな現実めいたことはやめて、こんなことができたらいいなと夢を見ることにしよう。

だんだん寒くなってきた。大嫌いな冬がやってくる。冬は、いっぱい服をきなければいけないからいやだ。短パンとTシャツという簡単な服装で外に出られる夏がいい。冬になると気持ちも荒み、やる気がなくなっていく。特に2月は最悪だ。今の気候のいい時期に外に出たいけど、忙しい。体もだるい。アレルギーの特徴かな。空が美しい、山がきれい、空気が澄んでいる、そんな自然を歩きたい。でも、行動が伴わない。やらなければいけないことは山積み。自由な時間が取れたときは、年を取って動けなくなっているかも。

 公式サイト「ジャンパー」

ランボー 最後の戦場

2008年06月07日 | アクション

2008年 アメリカ 90分
■原題「RAMBO」
2008.6.2 TOHOシネマズ緑井
■監督 シルヴェスター・スタローン
■出演
   シルヴェスター・スタローン(ジョン・ランボー)
   ジュリー・ベンツ(サラ・ミラー)
   ポール・シュルツ(マイケル・バーネット医師)
   マシュー・マースデン(スクール・ボーイ)
   グレアム・マクタヴィッシュ(ルイス)
   レイ・ガイエゴス(ディアス)
   ティム・カン(エン・ジョー)
   ジェイク・ラ・ボッツ(リース)
   マウン・マウン・キン
   ケン・ハワード(アーサー・マーシュ)

 《story》

「ムダに生きるか 何かのために死ぬか お前が決めろ。」

ジョン・ランボーは、アメリカを離れ、タイ北部の奥深い町で、蛇を捕獲して売ったり船で荷物を運んだりしながら、ひっそりと暮らしていた。ミャンマーとの国境付近は内戦が続く危険な場所だった。ミャンマーの軍事政権は、キリスト教の村を虐殺していた。そこにアメリカからボランティアの一行が訪れる。その村に医療や援助物資を送りたいという。案内を頼まれたランボーは一度は断るが、その一行にいたサラという女性の一途な思いに動かされ、船を出す。数日後、その一行の村が襲われ、彼らが拉致されたという情報が届く。そしてランボーの元にやってきた5人のやとわれ戦士とともに、救出に向かう。村を襲ったのは、殺戮軍と呼ばれた100人以上の軍団。救出には成功したものの、殺戮軍が背後に迫る。

 あんまり戦争映画は好きではないけど

結局殺し合いだけど、映画としておもしろくて見てしまう。ただの殺し合いで、目を覆いたくなるような場面がいっぱいあった。敵か味方かはっきりしているし、多分ランボーたちが正義でミャンマー軍が悪なのだろう。戦争とはそんなものじゃないと思う。ミャンマー軍だって、好きで兵士になっている人ばかりじゃない。いやいやながら人殺しをしている者もいる。誰も殺していいわけじゃない。だから戦争を美化する映画は好きではない。でも、この映画を見ると戦争の悲惨さはわかる。殺す方だっていい気持ちはしない。ランボーだってすっきりしないからこそ、こんな奥地でひっそり生活していたんだ。殺される方はひどい。悲惨さがあふれている。

60才を過ぎたシルベスター・スタローンがどんな演技をするのかを見たかった。すごい人だと思った。40代くらいに見える。体の鍛え方がちがう。でも、もうアクションは終わりだよ。これからは感動できるすばらしい作品を作ってほしいなあ。

 公式サイト「ランボー 最後の戦場」

アイ・アム・レジェンド

2008年01月02日 | アクション

2007年 アメリカ 100分
■原題「I AM LEGEND」
2007.12.29 TOHOシネマズ緑井 with h
■監督 フランシス・ローレンス
■出演 
   ウィル・スミス(ロバート・ネビル)
   アリシー・ブラガ(アナ)
   ダッシュ・ミホク(アルファ・メイル)
   チャーリー・ターハン(イーサン)
   サリー・リチャードソン(ゾーイ・ネビル)

 《story》

「地球の最後に希望はあるのか」

私の名は、ロバート・ネビル、ニューヨークでただ一人生き残った人間。毎日正午にラジオで全国に流す。人類滅亡となったウイルスの治療薬を作るために研究を続けている。ガンの特効薬として開発されたウイルスだが、副作用が起こった。まるで狂犬病のように凶暴となり、人々を襲うのだ。街はパニックとなり、人間は死滅した。ネビルはこのウイルスへの抗体ができ、生き残ることができた。この地球に、自分と同じように生き残った人間はいるのか。このウイルスに冒され凶暴と化した人々を元の人間に戻すことはできるのか。

 なんだゾンビか
人々は死滅したんじゃなかった。ウイルスに冒され変貌しただけだった。しかし、それが恐ろしいのだ。まるでゾンビのように人々に襲いかかる。なぜ? よくわからない。お互いどうしは襲わないのだろうか。何を食べて生きているんだ。どうして太陽に弱いんだ。謎は多い。光に当たると死んでいく。これはドラキュラだ。ゾンビとドラキュラの複合体だ。あんなにガラスにぶつかって痛くないのか。肉体はかなりの硬度を持って、特殊なガラスさえぶつかって壊してしまう。前半と後半の違いは、いろいろなところで書かれていた。確かに・・と納得。でもまあ、娯楽として楽しめたのでOK。人類を救おうと彼も一生懸命だったしね。

 公式サイト「アイ・アム・レジェンド」