趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

雨に呪われてる・・・

2008-11-19 23:56:53 | Weblog
岡山旅行を24~25日に計画していたら、24日に雨マーク。はぁいぃぃ~~!?
ここまで来ると、もはや怒りを通り越して虚しくなってきました。どうせ何をやっても雨が付いて回るんだ・・・。

もはや天気はあきらめ、それよりも問題なのが、職場の上司が最近機嫌が悪く、私が連休明けにさらに1日休みを取ると知って、もっと機嫌を悪くしたこと。
連休明けの忙しい時に休むなんて、とかなりご機嫌ナナメ(汗)。
そんなこと言われても、私の仕事内容からすれば、25日が月末ぎりぎりで、それ以降のほうが月末処理の関係で休みにくい。自分がいない分のフォローはきっちりやって行くつもりだし、文句を言われる筋合いはないはず。
・・・上司が言いたいのは、私が休んだせいで代わりの人が時間的に遅めの処理となるため、自分の段取りが狂うんですね。気持ちはわからないわけじゃないけど、じゃあ週明けは絶対休むな、と言われるのはこちらも困る。
上司の不機嫌の原因はもうひとつあって、周りの人間は休みが取れるのに、自分の休みはなかなか取らせてもらえないからでもある。
・・・そんなの、取ればいいのに、とも思うんだけど。絶対にその上司がいなきゃ仕事が回らない、ってわけでもないんだし(爆)。自分が休めないからって、休む人に八つ当たりされるのはメーワク。
もひとつ困ったことに、私は12月にも月曜火曜と連休を入れている(苦笑)。それこそ、サエコさん絡みだから絶対譲れない休みなんですけど、これをまた上司が聞いたらキーッとなりそうで、なかなか言い出せない。
はてさて、言い出すタイミングが問題ですな・・・。

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旅行計画

2008-11-16 23:54:36 | Weblog
来週、両親と一緒に旅行を計画中。
今年はまだ、親と一緒の旅行はしてなかったし、近場でいいから温泉でほっこりしたいのもありますし。
行き先は、岡山(笑)。なぜ岡山かというと、この季節、北へ行くと寒いし、適度に近くてすぐ行けて、ちょっとした温泉があるところ、それでもってぶらぶらできる、とピックアップしていくと、倉敷~岡山後楽園くらいかなぁと。
温泉も探せば、有名どころではないかもしれませんが、郊外に苫田温泉がある。
ほかの候補としては姫路とか赤穂もありましたけど、母が後楽園という案を気に入ったみたい。
最初に名前の挙がった有馬温泉は、紅葉観光ピークで人も多いし高い、とすぐさま却下されました(苦笑)。
初めの計画では、新幹線を使わずとも、JRの山陽本線でもいいし~なんて言ってたら、高速バス案が浮上。出発停留所が、我が家から歩いて行けるところにひとつあるので、そこから乗れば安くてラク、ということで、どうやら往復バスになりそうです。
はてさて、出掛けるというとトラブルの多い我が一家(誰かが熱を出したり雨が降ったり/苦笑)。無事に行けるといいのですが。

・・・今日の雨、結局は午後から止んで晴れ間も見えてましたね(爆)。もう3時間ほど、この天候回復が早ければ~と、またもや地団太を踏みました(嘆)。
代わりに、TVでスポーツ観戦。女子マラソンを見て、オグシオのバトミントン。それと、TVでは映らなかったけどネットニュースで西武のアジアシリーズのチェック。
お疲れモードの西武、ヨレヨレしながらも何とか優勝。ほんと、お疲れ様でした。選手もファンも(苦笑)。ほかのプロ野球チームは、すでに秋キャンプ終盤。これじゃあ、優勝チームが一番損した気分に陥りそうな日程ですよね~(爆)。まぁともかく、ゆっくり休んで下さい。

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雨、雨の馬鹿~

2008-11-15 23:50:00 | Weblog
何度見ても、ジタバタ暴れても、明日の雨は決定的。なんでぇぇぇ~!?
私は四条畷に嫌われてるのか?前回行こうとした時も、無情の雨に泣かされたというのに。

絶好の歩き日和の晴天の中(嘆)、今日は検査に行ってきました。
紹介されたお医者さんへ予約に行ったら、予約しなくてもすぐその場で診てくれました。
結果、異常なし・・・やっぱり。単にお腹が出てただけ、ということが判明し(爆)、恨めしく、ただ恨めしく、ピカピカ輝くお日様を見上げておりました・・・。

がっくりと落ち込みながらも、今日はNHKラジオにサエコさんがご出演ということで、午後から録音セットして待機。
わたるさんと2人、思ったよりもだいぶしゃべって下さり、初めて「愛と青春の宝塚」のCDソングも聴くことができました。
でも、もう1曲の「スキヤキソング」って、そーいう歌だったのね(苦笑)。てっきり「上を向いて歩こう」のことかと思ってました(爆)。
サエコさん、だいぶ歌声のトーンが高くなり、最初の第一声は一瞬誰かと思いました(笑)。低音になると、聴き慣れたサエコさんのお声だな~と思うんですけどね。なんかほんとにポップ歌手みたいなお声が出せるようになってて、ちょっとびっくり。
かしげさんのお声が一番特徴的なので、全員で一斉に歌っても一番お声がよくわかる(笑)。
先日、関西テレビでドラマ版の再放送があり、合間のCMで大阪公演の宣伝も流れてましたが、聞いていた関東版のCMとはどうも全然違うみたい。・・・いいなぁ東京は。
CD発売に合わせたTV出演も、大半は関西ではやってない番組だし。全国ネットで流れるのって、12月8日の「HEY! HEY! HEY!」だけみたい?
それにしても、今回は東京へ観に行くのも1回だけだし、あとは2月の大阪公演まで待機になるので、もうすぐ始まるという実感がこんなに薄いのも珍しい(苦笑)。
OG公演でもある、というので、どことなく安心感のほうが先立つせいかもしれませんけど。まったく未知の作品なら、情報がすごく気になりますからね。

サエコさんの公演が、もはや年内は遠征1回のみ、しかも年明けは2月から、という空き加減のせいか、その他の舞台がどんどん埋まってきました。
今月はあと、月組「夢の浮橋」2回目と、星バウ、そして「AKURO」神戸公演。
12月は月組新人公演があり、東京遠征で「AKURO」とサエコさんの「愛と青春~」、後半には固まって雪組ドラマシティ「カラマーゾフの兄弟」、植本姫ご出演の「フライパンと拳銃」、古田新太さんの「リチャードⅢ世」があります。
年が明けると、雪組の音月さんバウ、東宝「エリザベート」、花組芝居の「夜叉ヶ池」、その合間に花組の「太王四神記」も観なくちゃ。
2月はようやくサエコさんの大阪公演ですけど、宙組の蘭トムさんバウもあるし、星組公演も始まるし、もちろん星組新人公演は必須だし。
チケット入手に四苦八苦してるorしそうなのは、蘭トムさんと星新公かな。
あと、花組芝居が今回ダブルキャストなんですけど、まだ片方しか手に入ってない。どっちのキャストも面白そうなのに、土曜日はやっぱりあっという間に消えちゃったんですよね~。夜公演だけは何とか手に入ったんですが、昼公演はあきらめかなぁ・・・。

できるだけ安く上がる公演は安い席で買ってますが、気がつけばチケット代の支払いが一気に増えてる(爆)。
ボーナスが待ち遠しい、今日この頃です・・・。

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やっぱり、雨・・・

2008-11-14 23:59:25 | Weblog
週末の雨マークが消えない・・・(汗)。
四条畷~とにらみながら天気予報を見ても、絶対雨。こんちくしょ~め!
・・・ほんとは、土曜日に行こうかと思ってたんです。ていうか、行く気だったんです。
が、常用してる胃薬をもらいに先日内科へ行ったところ、かかりつけのお医者さんから「腹部がいつもと違ってちょっと張ってるのが気になる。子宮に異常でもあったら大変だから、ちゃんと検査したほうがいい」などと脅されました(爆)。
お腹がぽこっと出っぱってるのはいつものことなのに~(さすがにメタボほどじゃないにしても/苦笑)と思いつつも、わざわざ紹介状まで書いてくれたお医者さんの言うことを聞かないわけにもいかないので、とりあえず土曜日に予約を兼ねて、精密検査前の検診に行く羽目になりました(汗)。
おそらく異常はないでしょうけど、それはそれで単にお腹が出てるだけ~という事実を自覚させられてショックかもしれない・・・(大爆)。
ひとつ歳を取って、もう若くないな~と溜息をついてるところなのに、追い打ちをかけられた感じ(溜息)。
ともあれ、そんな事情で土曜は動けなくなりました。で、それなら日曜~と思ったら雨、と。

四条畷は、楠木正行ファンにとっては絶対行きたい場所。今の季節なら、四条畷神社から裏の飯盛山へ登ったら、紅葉が綺麗なんじゃないのかな~。
京都にある正行の首塚へは、2箇所とも行ったことがあるので(宝筐院と、六地蔵にある正行寺)、次に行くなら自刃した戦場跡でしょう。
首塚がなぜ2箇所あるかは、それぞれ伝承のあることなんですけど、足利義詮のお墓と並んで立てられてる宝筐院と、正行の家臣が首を持って逃れてきたと伝わる正行寺ですから、どっちかといえば公式に足利の手で作られた宝筐院が首塚で、正行寺は遺品を埋めた場所か何かじゃないかと想像しますけどね~(苦笑)。
多勢に無勢の戦で、奮戦の末に若くして果てた正行ですが、南朝の無理な作戦に従った悲劇の若武者という見方と、無謀な戦に突進して、知将として名を馳せた父の正成に似ぬ不肖の息子という見方と、評価も分かれるところです。
ただ、四条畷の前哨戦における周到で迅速な作戦行動を見ると、決して無能な武将ではないと思うんですよね。
パパの正成が活躍して湊川で討死した南北朝初期の頃と比べても、周りの情勢もいっそう複雑になってますし、いわば河内の土豪勢力としての狭い活動範囲と権限の中で、どうやって戦っていくかを模索し続けた正行の存在って、かなり興味深いです。
私が正成パパよりも、正行、正時、正儀の3兄弟を好きなのは、そういうところですね。次男の正時は、常に正行と一緒に行動して一緒に刺し違えて自刃してますけど、四条畷ののちに楠木を継いだ末っ子の正儀は、そのあとず~っと南北朝の間で苦労してますしね~。正儀のあの徹底した現実主義の行動って、やっぱりお兄ちゃんの影響も大きいと思いますし(パパの影響を受けるには、湊川時点ではまだ幼少でしたから)、そういった視点からも、面白い兄弟だな~と思います。

ま、語りだしたらそれこそ延々語ってしまう南北朝ですが、南朝の楠木、菊地、北畠などはもちろん、北朝の足利、佐々木、赤松、山名、細川などなどなどの面々も、揃って面白い個性的な人物がひしめき合ってるので(あ、南朝で新田が抜けてる・・・/爆)、複雑だからこそいくらでも深く掘り進めていけるのが、南北朝の魅力だと思いますね。その分、マニアックでもありますけど(苦笑)。

とりあえず、この週末の歩きはほぼあきらめかな~とは思ってます(溜息)。次のチャンスはいったいいつになることやら。

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赤壁

2008-11-12 23:57:30 | Weblog
今日は、まいばぁすでいでした(笑)。
いくつになったかはともかく、せっかくだからと仕事を休み、水曜日のレディースデーを利用して、「レッドクリフ」を観てきました。
いわずと知れた「三国志」の赤壁の戦い。
周瑜と孔明の友情を軸にして~という話は聞いてましたし、メインの戦いはパート2回し、というのも聞いてましたので、いったいどういう構成になってるのかな?と思いましたけど、「三国志」ファンには、ちょっと物足りない内容でしたね(苦笑)。
映画ならではの迫力満点の映像はさすがですし、中国らしい人海戦術も壮観ですし、ジョン・ウー監督の映像にこだわった描写もそれなりでしたが、物語自体の盛り上がりは今ひとつ。
確かに、「三国志」ファンにはお馴染みのエピソードが詰め込まれて、あぁその話ね、とは思いますけど、だから何?とも・・・(爆)。
ドラマとしての流れの中に個々のエピソードを散りばめて盛り上げるならともかく、そのエピソードを挿入するためだけにわざわざシーンを作ってある、という感じで、流れがプチプチと切れてる印象。
冒頭の、新野脱出のくだりから趙雲の阿斗救出という名シーンは、カッコいい戦闘シーンでおお~!と思いましたけど、後半の赤壁前哨戦は、やたら戦闘シーンが長く、しかも個々の武将の戦いを一人ずつ、見せ場を作って映像美として見せるので、ちょっと飽きる(苦笑)。
しかも、そこで肝心の大都督周瑜さん、戦闘に飛び出して怪我しちゃうのって、ちょっと間抜けに見えませんか?(爆)トニー・レオンにも戦闘の見せ場を~と思ったのかもしれないけど・・・。
罠にかけた敵兵を、自軍に引きずりこんで寄ってたかって虐殺するっていう描写も、ちょっとあんまり。結構残酷な戦闘シーンは、中国映画や韓国映画では確かに多いですけどね・・・。

トニー・レオンの周瑜は、あまりにも完璧すぎて、私にはつまらない(笑)。凛とした美丈夫で、頭が良くて、人格者で、武芸にもすぐれ、音曲にも造詣が深く、絶世の美女の奥さんまでいる、と・・・。
もっと、戦いに対する迷いや、曹操への敵愾心とか、人間的な泥臭いドラマが描きこまれてば面白いのに、周瑜に関してはあまりに完璧すぎて、つまんな~い(笑)。トニー・レオンの表情を見てると、ちょっと感情の揺れがあったり繊細な部分がチラ見してたりするだけに、それについての書き込みがまったくスルーされてるのが、勿体ないと思います。
むしろ、金城武の孔明のほうが、意外にも面白かった。金城さんが、お髭の似合う渋さを身につけてきたのかな。まだ若い孔明だけど、ちゃんと孔明に見えた(笑)。
切れ味鋭く、自分は頭が良いんだぞ~と自信たっぷりなのが、不思議とイヤミじゃない。むしろやんちゃ坊主みたいな愛嬌があって、画面のそこここで、そのお茶目っぷりの描写があったりする(張飛の怒声にしっかり耳をふさいでたりとか)。
トレードマークの羽扇で「熱くならないように」煽ぐ、というのは、面白い解釈でほほ~うと思いましたね(笑)。だから、孔明の感情はこの羽扇を見てるとわかるようになってる。
一方で、その羽扇で濡れた飼い鳩をせっせと煽いでたりするのがお茶目(笑)。それこそ人間臭くて、面白い孔明でした。

曹操、劉備、孫権の3主は、性格の違いを強調して描いてましたが、それにしても曹操の描き方はあんまり良いとこがない(苦笑)。主人公が周瑜と孔明だから、仕方ないのかもしれないけど・・・。やたらと小僑(周瑜の奥さん)への執着を強調してるのは、私的には違うと思うんだけどな~。曹操はそんな小物じゃない(爆)。
劉備は人の好いおじさん(笑)なとこは、イメージどおりでしたが。しかし、陣中でわらじを編んでるとは思わなかった(爆)。ちゃんと意味は持たせてあったけど。
孫権は実際に若い君主なんですけど、なんか周瑜の引き立て役みたいに見えなくもない。妹のほうが活躍してます(苦笑)。

阿斗救出シーンのある趙雲が、一番役得だと思います。関羽、張飛も出てきますけど。
中村獅童さんが呉の将軍役で出てますが、これってオリジナルの役ですよね?海賊上がりの甘将軍、周瑜の一の部下、って感じ。

ほんと、これで終わり?ってとこで終わってるので、赤壁を観たって気が全然しない(苦笑)。孔明の矢集めくらいやろうよ~(ってくらい、手前で終わるのよ~/汗)。
欲求不満の残る映画ですね。全部編集が終わってから、パート1と2を間をおかずに続けて公開すればいいのに。
・・・まぁ、不満分はようやく買ってきた北方謙三版「三国志」を読んで、晴らすとしましょうか。

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情熱の男

2008-11-10 23:56:27 | Weblog
「夢の浮橋」を語ったので、今度はショー。
アサコさんに合わせて、ラテン系のパッショネイトなショーでした。キザッキザなアサコさんを好きなファンの人は、嬉しいショーじゃないでしょうか(笑)。
娘役トップがいない、ということで、中心となる娘役は場面ごとの交代制。メインはあいあいちゃんがやってるけど、しずくちゃんのシーンもあるし、みりお君が女役でやってるシーンもあるし、極めつけは中詰で男役の女装(!?)をずらりと並べる、という思い切ったシーンもあります(笑)。
はるひさんから始まり、みりお君、真咲君、マギーさん、泉ちゃん、桐生さん、そして最後に御大、リュウ様♪リュウ様がウインクを飛ばしながら銀橋を渡って行かれると、客席からは笑いが・・・(爆)。
そして、キリヤンとアサコさんでデュエットダンス。これまた、キスシーンの振り付けで笑いが・・・(でもキリヤンは女役を実は何度も経験してるし、案外可愛らしいと思うんですけど~/笑)。
でも月娘たちは、男役さんたちに押されるどころか、月娘らしくパワフルに、アサコさんのはべらかしも圧倒せんばかりの勢いがありますね(爆)。
みっぽーちゃん、音姫ちゃん、ちわこちゃん、ほたるちゃん、ゆりのちゃん・・・などなどなどがいるだけで、濃いったらありゃしない(笑)。
その上に、専科のお姉さまトリオもいらっしゃるので、とにかく熱くて濃い、飽きさせないショーでございました。

お芝居が大野先生ですし、少なくともあと1回は観る予定。できれば千秋楽の前にさらにもう1度観たいけど・・・サエコさん観劇で東京行きが絡むからなぁ。
みりお君の新人公演も、もちろん観ます。
匂宮のみりお君に、るう君の薫がどう対するか・・・ちょっと楽しみかな。

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宇治十帖

2008-11-09 23:58:37 | Weblog
始まったばかりの月組「夢の浮橋」を観てきました。
なにしろ大野先生の脚本演出。普通の源氏物語になるはずがない(爆)。期待はせず(苦笑)、でもすごく楽しみに、観に行きました。

案の定というか、イメージする源氏物語とは、程遠い印象(笑)。
私のイメージといっても、正式(?)に小説を読んだことはなく、せいぜいが漫画の「あさきゆめみし」か、以前に上演された「新・源氏物語」とか、あとはNHKなどのTVで特集番組として紹介される程度しか、知識はありません。
でもやっぱり、平安の雅とか、優雅な恋物語とか、そっちを考えるのが本来でしょう。宇治十帖にしたって、本編に比べれば暗くて無常な雰囲気はあっても、やはり恋愛がメインという印象が先に立ちます。
・・・が、大野先生はそれに対して、我流アレンジで挑んだ感じ(笑)。
光源氏の一族の権勢、夕霧の権力志向、その中での息苦しさと鬱屈を抱え、思うままに生きることを許されない匂宮と薫の煩悶。そこをメインにしているところが、大野先生らしいといえば、そうなんでしょう。
ただし、そっちがメインとなると、どうしても恋愛が弱くなるのが大野先生の弱点でもある(爆)。
宝塚なのにロマンチックじゃない・・・というのは、ある意味致命的なんですけどね~(汗)。ビジュアルの美しさ、物語の流れの切なさと哀れ、脚本の語彙の流麗さ、そういったところでちゃんと宝塚ならではの世界を作り上げてます。
匂宮と薫と浮舟の三角関係を期待して観に行くと、たぶん肩透かしを食らいますね(苦笑)。むしろ、そういう関係に到るまでの、匂宮と薫のそれぞれの立場と考え方、抱える闇、そういったものを物語から読み取りつつ理解しなければ、ラストへの流れがすごく唐突に思えるかもしれません。
過去のしがらみが輪廻のように巡ってくる、という手法も、大野先生にはよくあるものですし。最初の場面が、結構重要だったりします。

匂宮のアサコさん。
トップとして円熟してきたのもあるでしょうし、かなみちゃんとゆうひさんがいなくなって、孤高の影みたいなのも出てきて(苦笑)、なんとなく突出した印象。
‘色好み’の宮様として、遊び歩きつつ、相手の女人たちにド迫力で押されたりと、それなりに遊び場面もありました。
ただ、大野先生の脚本の回りくどさというか分かりづらさもあってか、匂宮が何をどう悩んでいるかが、伝わりにくい。あーちゃんの女一の宮への告白も、唐突でちょっとびっくりした(苦笑)。まだ3日目ですからね~・・・これから練れてくれるといいですが。
浮舟との逢瀬で、直衣の前を解いて乱れた姿が、色っぽいのはさすがでした(笑)。

キリヤンの薫。
前半、なかなか出番がないので、おや?と思いました(笑)。大野先生のことだから、目一杯、匂宮と薫で話を進めるかと思いましたが(爆)、その点では意外。
ただ、姿の見えない薫を、ずっと匂宮が気にしてるのはわかるので、その存在自体は大きいですね。
でもまだ、キリヤンが薫の役作りに苦闘中なのかな?という気はしました。感情を見せないのと、無表情とは違うと思うのですけど。浮舟への態度が、冷たいというか怖いように見えちゃいました。一歩引いた気を遣った優しさ、ってのは、キリヤンのオハコだと思ってましたけど・・・そうすると感情が出すぎるのかな??
むしろ、匂宮と浮舟の関係を知って、感情をあらわにしてからのほうが、薫は面白い。
やっぱりこれから、匂宮と薫とが、もっと練れてお芝居が深くなっていけば、もっと濃い作品になるんじゃないかなぁ?

ヒロイン?の浮舟、しずくちゃん。・・・確かに二人の思い人でもあるし、キーポイントの役ですけど、出番もさほど多いわけではなくて、恋愛対象のヒロインというよりは、匂宮と薫それぞれの鬱屈を奔出させて、流れを変える役。浮舟はきっかけに過ぎなくて、物語の結末へ到る本質は、まったく別のところにあります。
しずくちゃんは、頭がよく可憐で、芯のしっかりさが健気さにつながる、宝塚らしい娘役ですね。まだ経験が少ないので危なっかしいところもありますけど、アサコさんとキリヤンと、それぞれの腕にすぽっと収まって愛らしいのは重要ポイント(笑)。
もう一人の別格娘役、小宰相の君のあいあいちゃん。アサコさん相手に一人で立っちゃう、ってところが、宝塚のヒロインになりきれないところなんでしょうか(苦笑)。
でも、華やかさとインパクトがあるので、大きく見えますね。
今回のヒットはあーちゃんの女一の宮。匂宮と薫と3人、幼馴染で同種の鬱屈を抱える人物として書かれているので、裏のヒロイン的な立場でもあります。この役がヒロインでもいいんじゃないかと思うくらい(笑)。・・・バウならともかく、大劇場じゃ無理か(世間一般向けには浮舟がヒロインじゃないとね)。
大野ワールドを現時点で一番体現してるのは、実はあーちゃんだったりして。アサコさん匂宮との対峙は、あーちゃんよくやった!と思いました。うん、あーちゃんの女一の宮なら、確かに東宮になれるよ・・・。

はるひさんの二の宮、お得な役なんだから、もっと頑張って欲しいですね。
逆に、役得だったのは五の宮のみりお君かも。
萬ケイ様の光源氏は、やはり渋めで美しかった・・・。晩年の光源氏を演じるのに、これ以上の配役はないでしょう(爆)。
夕霧のソルーナさんは、位の高い悪役をやると、どことなく小物に見えちゃうのは相変わらずですけどね・・・(苦笑)。
泉ちゃん&マギーさんの夕霧息子コンビと、桐生さん&真咲君の匂宮従者コンビ、どちらが良い役なのかは判断がつかない・・・(苦笑)。どちらも何かが物足りないんですね。

細かい役がどば~っと割り振られてて、役名付きの紹介が全部パンフレットに載せてあるところが、大野先生らしい(爆)。ちゃんと系図も載ってるし。
宇治十帖の解説として、専門の先生の文章が載ってますが、これも大野先生の選出なんでしょうか。確かに、この解説を読んだら、物語の背景がものすごくよくわかる。下手なあらすじを読むよりも、こっちの解説を読んでから舞台を観たほうが、つながりやすいかもしれないですね(苦笑)。

今回の宇治十帖を観ると、大野先生ってやっぱり恋愛の雅さより、政治抗争とそれに絡む人間関係のドロドロした闇を描くほうが似合うのかも?と思ってしまいます(笑)。
同じ平安時代でも、白川院政時代(源平より一世代前)とかで、父子で寵妃の取り合いだの、身内での権力闘争だの、そういうものを描いたら面白そう~なんて、思っちゃいました(爆)。平清盛の出生がらみでも、たぶん物語ひとつできるよ?(笑)・・・でも、やっぱり宝塚向きじゃないのかなぁ。

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両槻会定例会

2008-11-08 23:57:47 | Weblog
朝から見事に雨・・・の中、2ヶ月に1度の定例会に参加してきました。
本当は、談山神社からハイキングコースを辿り、明日香の石舞台まで歩いて下りてくる予定だったんですが、さすがにこの雨では寒いし足元も危ない、ということで、予定変更。
バスで談山神社へ行ったあと、再びバスで下ってきて、途中の聖林寺に立ち寄り、さらに電車で移動して橿原考古学研究所の付属博物館を見学、というコースになりました。

しとしと雨の降り続く中でしたが、談山神社の紅葉は色づき始め。まだ早くはありましたけど、緑から黄色、赤へとグラデーションになった樹々がくっきりと鮮やかで、雰囲気は充分。
今年の紅葉は、色がすごく綺麗ですね。毎日の通勤途中のポプラも、昨年は赤茶けた感じでしたが、今年は真っ赤だな~とは思ってたんですが、同じように、今日の道すがらの落葉樹も、色がクリアなものが多くて、1本の樹が綺麗なグラデーションになってるのが、ほんと見事でした。
談山神社は、いわずと知れた藤原鎌足を祀る神社。入鹿ファンの私にとっては、フクザツな心境を持たずにはいられないところですが(苦笑)、一応はちゃんと(?)本殿にお参りしてきました。
ただし、お堂にある鎌足像に頭を下げることだけはしませんでしたが(爆)。
・・・別に鎌足が嫌いなわけではないですけどね~(笑)。頭の良い人物は、基本的に好きですよ。鎌足より、どっちかというと中大兄のほうが好かないタイプです(苦笑)。
藤原氏は、その後の日本史にとっては欠かせない氏族ですしね。藤原氏がいなければ、源平合戦も南北朝もないわけですから。
境内を一回りして、参道脇の後醍醐天皇ご寄進の灯篭を横目に眺めつつ、バス停に戻ってきました。こんなところになんでまた後醍醐天皇の灯篭が~?と思わないでもないですが、吉野に近い場所柄、しかも同じ藤原関係ながらも興福寺と談山神社はあまり仲が良くなかったらしいので、北朝寄りの興福寺より、南朝としては談山神社(当時はお寺だったのでしょうけど)側との関係が深かったと考えるほうが自然かな~と。
バス待ちを兼ねて、バス停横の休憩所で昼食。肌寒い中でのあったかいおうどんに、ホッと一息。

バスに乗って、聖林寺へ。実は私はそういうお寺があることを今まで全然知らなかったのですが(汗)、ここも鎌足の息子、定恵に所縁のあるお寺とのこと。
巨大な石造りの地蔵菩薩がご本尊で、どっしりした質量にちょっとびっくり。見るからに重たそう・・・(笑)。
本堂から階段と渡り廊下を通った奥には、国宝の十一面観音像。この観音様のためだけの宝物館の立派さに、思わず感心しちゃいました(苦笑)。
曼荼羅の特別展示もされていて、西陣織の観音様がすごく綺麗でしたね。目を凝らすと、一目一目、実に細かく織られている。絵で描くよりも、その図柄になるように織るほうが大変そうに思えます。

ひと通りの見学が終わったところで、お寺のお座敷を借りて、今回の定例会参加者の懇親会。
毎回お馴染みの方々も増えてきましたし、一方で行くたびに、初めましての方もいらっしゃいます。お話したり、お話を聞いたりするたびに思うのが、皆さんそれぞれにいろんな角度や視点で、飛鳥をご覧になっておられるんだな~と。それに、皆さんのこだわりも思い入れもさまざまで、その強烈な個性がかなり楽しい(笑)。・・・ま、おそらく私も、ほかの方々から見れば、かなり変わった人に思われてるんでしょうね~(爆)。
普段のウォーキングなどでは、ゆっくりお話を聞く機会がなく、お顔と名前をなかなか覚えられないことも多いので、こうやって机を囲んでお顔を合わせられるのは、嬉しいですね。

そうこうしているうちに時間となり、お寺を出発。ようやく雨も上がり、橿考研の博物館へ移動。
先日、一人で飛鳥歩きに行った時に寄った博物館ですが、今回は大勢での見学。だからこそ、一人では素通りしてしまうところも、ご存知の方からあれやこれやとお話も聞けて、ラッキー。
しかも今日はたまたま、お顔の広い風人さんのお知り合いの先生がいらっしゃって、お忙しいにもかかわらず、いろいろ解説をして下さり、ものすごく濃い博物館見学をさせていただきました。
・・・仮にも、大学時代に一応は博物館学芸員の資格を取っているはずの私ですけど、やっぱり実際の博物館の先生って、知識はもちろん、思い入れもこだわりも、そしてその分のご苦労も、深いなぁ~と思いましたね(苦笑)。

どっぷりと解説に聞き入りつつ展示を見て回っている間に、いつの間にやら閉館時間。
今日の定例会はおひらきとなりました。
雨で当初のウォーキングコースを歩けなかったのが、とってもとっても残念でしたが、来春リベンジ計画があるとのことなので、次回こそ!と思って、楽しみに待つことにします。
定例会解散後は、恒例の打ち上げに参加(笑)。濃厚なメンバーと、濃厚なおしゃべりで、充実した一日の締めくくりになりました。

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明日も雨~

2008-11-07 23:45:42 | Weblog
いよいよ明日は、両槻会のウォーキング定例会・・・のはずが、見事に雨(汗)。
よりによって、なんで~???(憮然)
談山神社から、明日香の石舞台までを下りてくる、というコースなんですが、雨で歩けない場合は事務局員さんたちが別に雨天計画を考えて下さってるので、天候に関わらず行ってきます(爆)。
でも、せっかく行くのなら歩きたかった・・・やっぱり私が雨女のせい?(嘆)
雨だけでなく、寒いとのことなので、とりあえず冬用支度。こんなに一気に寒くなるとは・・・。
次週に晴れるなら、四条畷行きなんかも考えてたりしますけど、歩き計画を立てるごとに雨予報に陥るので、寸前までは確定しないでおくべきかも(苦笑)。
天気の神様も、えげつないことをしてくれはりますなぁ~。



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いったい誰が・・・

2008-11-05 23:57:14 | Weblog
仕事帰り、今日こそ北方さんの「三国志」1巻を買うぞ~!と本屋さんへ行ったら、昨日は全巻揃ってたはずの本棚から、1冊残らず消えていた・・・なんで~!?
なぜ昨日のうちに買わなかったか・・・お財布が空だったんですね~(爆)。今日はちゃんとお金を持って行ったのに、よりによって1日で、全巻いっぺんに消えるか~?
前回も、買いに行った日に限って前半7冊ほどが一度になくなってたし。いったい誰よ~?そんな大人買いをしていくのは。
同じ北方さんでも、「水滸伝」なら平積みされてるのに、なぜ「三国志」だけが立て続けに消えていくのか。やっぱり、「レッド・クリフ」の影響?(にしては、ほかの作家さんの「三国志」は、平積み状態なんですけど)
でもあの映画、「パート1」と聞いて、何ですと~!?しかも「パート2」は来春だそうな。おいおい・・・赤壁の戦いをそんな途中でぶった切らなくても(汗)。
一足先に観てきた姉曰く「これから!ってとこで終わってるから」・・・溜息。
最初は、そんなことはひとっ言も言ってなかったところをみると、編集段階で時間的に収まらなくなったってことでしょうか?
とりあえず、観に行こうとは思ってるので、いつ行くかが問題ですね。
あとは、北方「三国志」をどこで手に入れるか。別の本屋を探すか、また入るまで待つか・・・その間はやっぱり当初の予定通り、「武王の門」の続編「陽炎の旗」を読んで待ってるべきかなあ?

日本シリーズ。西武が2勝2敗に持ち込みました。投手の岸くん、よくやった!西武と巨人、両チームの中では1番の男前でお気に入りの選手です(笑)。
日本シリーズの最中、オリックスは黙々とキャンプ中。一応、公式サイトのキャンプ情報はしっかりチェックしてます。

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