趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

歴史モード

2008-11-02 23:56:13 | Weblog
昨夜の「ACHE」、ざっとビデオチェックしたところ、本編はカットされずに入ってましたが、トーク部分がかなりカットされた様子。わたるさんとサエコさんでおしゃべりしたとこはちょっと入ってたけど、質問コーナーは消えてました(爆)。

今日は「睡れる月」の放映があり、思わず観ちゃいました(苦笑)。
何度観ても大好きなお話です。嘉吉の乱を舞台上で描いた作品なんて、これが最初で最後でしょうねぇ。
大野先生の歴史考証と、お衣装や小道具に到るまでのこだわりが、南北朝ファンには泣けるほど嬉しい・・・。楠木の菊水はともかく、赤松の二っ引三つ巴紋は、観るたびに大ウケしてしまいます(爆)。あのシーンで、わざわざ家紋を持ち出す必然性はないのにもかかわらず、敢えて持って出て来るところがね~(笑)。
どうせなら「更に狂はじ」も観たいところなんですが、上手く観られるタイミングでの放映がなさそうなのがつらいところ・・・。う~ん、再放送のうち、どこかで観られないものか。
時代的には、「更に狂はじ」のほうが遡る分、より私のツボに近い部分もあるんですけどね。観世元雅といえば、それこそ高取の越智氏に近い人物でもあるし。
物語としては、「睡れる月」のほうがまだ、まとまってた方ですね。「更に~」は、大野先生自身もまとめるのに苦労してた感じがします。まぁね~・・・観世元雅と元重の対比を軸に、南北朝の対立と、北朝と将軍家の思惑までも描こうとしてますから、話を複雑にしすぎちゃったんだろうなぁ。
「睡れる~」は、嘉吉の乱を軸にして、そこに関わる南北朝の抗争と、それに巻き込まれた人々を描いてますから、まだ物語そのものは収まりがいい。
3度目の正直で、大野先生、もう一作南北朝物を作ってくれないかなぁ~。超マイナーで行くなら、大塔若宮、別名を赤松宮ともいう興良親王あたりはどう?まだ南北朝合一前、南朝の宮として各地で転戦しながらも、結局は吉野のやり方に反旗を翻し、赤松氏と手を組んで吉野と対立するという。最後は追い詰められ、その後の消息を絶つ宮ですが(実際、敗れて追われたあとの記録がないらしい)、宮自身を主人公にしなくても、赤松氏、またはその周辺、でなければ南朝の中に軸を据えて、描くことは可能じゃないかと。
・・・まぁ、マイナーな時代ですから、なかなか一般ウケしないのがファンとしては悲しいところですけどね~。「更に~」も「睡れる~」も、周りの友人たちからは「教えてほしい」とかなり訊かれましたし(爆)。えぇ、喜んで1から10まで説明して差し上げますけど(笑)。

久々に南北朝物を観たせいか、やっぱり行きたくなりますね・・・四条畷と吉野。
吉野は・・・遠いし、ちょっと行ってくる~とはいかないので(汗)、まずは四条畷か。一人で歩き回るには、手頃かなとは思うんですけど。この秋、挑戦できたらいいですね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする