趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

雨→晴れ旅行記・2

2008-11-27 23:57:35 | Weblog
大橋邸は、美観地区からは大通りを挟んだ反対側にあります。立ち並ぶシティホテルの谷間にひっそりとあるため、大原美術館前の賑わいを思えば、ずっと閑静です。
案の定、何組かの見学者はいるものの、好き放題見て回れる状態(苦笑)。
塩田で財を成したという大橋家、そのお屋敷ということで、広い広い!旧家の見学というのは、こういう古い商家ではよくあることですが、こんなに全部の部屋を開放して見せてもらえるというのは、意外と少ないんじゃないでしょうか。
広間だけで4つ、居間、書斎、寝室、仏間、台所、etc・・・。現在残ってるお屋敷に、昔はさらに渡り廊下でつながった広い離れがあったそうな(苦笑)。迷路みたいに、右往左往しそうな大邸宅です。
土蔵が展示室になっていて、古いお道具や当時の写真なども展示してました。すごかったのが、七代目に嫁いできた奥方の、嫁入りの様子を写した写真。お屋敷の前の道を、延々と続く嫁入り道具の行列・・・お芝居じゃなくほんとに、そういう嫁入り支度ってあるんですね~(笑)。
現在のご当主は九代目だとか。八代目も、80歳代でご健在らしい。てことは・・・十代目は私と同年代か、もう少し年下くらいか。独身なのかな~?(爆)

広いお屋敷をウロウロして、底冷えのする日本家屋ですっかり体も冷えたところで、そろそろ夕方に近づいてきました。
この季節、日暮れが早いことを思えば、早めに旅館へ入りたい、ということで、倉敷をあとにすることにしました。
雨も小止みになっていたので、大通りを真っ直ぐ駅へ。来た時と同じく、JRで岡山駅へ引き返しました。
さて、旅館のある苫田温泉は、岡山の郊外。車で15分~20分くらいということで、タクシーを使うことに。
つかまえたタクシーの運転手さん、大阪の百戦錬磨なびゅんびゅんタクシーと違って(笑)、どことなくおっとり、ゆったりな雰囲気で、のどかにおしゃべりをしているうちに、旅館に到着。

温泉とはいっても、2件しかない旅館のうち、私たちが泊まったのは比較的こじんまりとしたお宿。
ちょうど連休最終日ということもあり、宿泊客も数組しかいないという、とっても静かで落ち着ける旅館でしたね。
チェックインしたら、まずはお風呂。大浴場といっても、10人くらい入ったら一杯、というくらいの広さですが、ちょっと早めの到着だったこともあり、母と私で貸切状態(笑)。冷えた体をぬっくぬっくとあっため、小さいながらも露天風呂に浸かり、満足満足。
お風呂のあとのお食事も、瀬戸内名物のままかりや、豆乳鍋など、あっさりとしてかつ素朴で美味しい季節の懐石で、お腹がパンパンになりました。
食事のあと、一服してからもう一度温泉にどぼんと浸かりに行き、あとはほこほこしたまま布団にくるまりました。
こんなに早く就寝なんて、家では絶対ありえない(苦笑)。別に旅館周りに遊ぶ場所があるわけでもなく、友達同士だと退屈したのかもしれませんけど、美味しいご飯と温泉とで、あとは寝るだけ~という状態を、一番喜んでたのは母でしたから、それはそれで良かったかなと思います。

コメント
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