観てきました。
まず月組の「夢の浮橋」。初日明けすぐに観た時よりは、ちょっと恋愛っぽくなってきました(苦笑)。アサコさんがだいぶ情熱的になってきた・・・かな?
しずくちゃんが、とにかく愛らしいのと、緊張が解けてきて表情豊かになってきたのとで、浮舟の感情が揺れているのが、よく見えるようになりました。
ん~相変わらず苦闘中なのはキリヤン。おかしいなぁ・・・大野先生は、ちゃんとキリヤンに当てた薫を描いてると思うんだけど。
亡き人を大事に思いつつ、面影の似た浮舟のことも本当は好きなのに、不器用でどうしていいかわからず、ただ相手に気を遣い、そっと優しく触れるように接することしかできない。・・・ほら、キリヤンでしょ?(爆)
匂宮に浮舟を奪われて初めて、怒りと嫉妬の感情をあらわにする、それからのほうがキリヤンらしいお芝居だと思います。う~ん、何に迷ってるんだろう?
歌詞にある「空蝉に戻らなければ」というところからして、感情を殺して抜け殻を装うことで、自分を守っている、ということでしょうか。でもそれにしても、匂宮との関係においては、せめてもう少し、人間らしいホッとした表情になってもいいのに、とも思う。だからこそ、匂宮も薫には心を許してるんでしょ?今のキリヤンだと、すごく無表情で、かえって険があるというか・・・。
無表情よりも、当たり障りのない穏やかな微笑みのほうが(そこに淡い哀愁が漂えばなおグッド/笑)、薫らしいんじゃないかなぁ。微笑んでても、心には立ち入らせない、ってのもありなんだから。
昨夜、CSで「更に狂はじ」の再放送をしてたので、ちらちらっと観てたんですけど、やっぱりキリヤンの観世元重って好きだなぁ。キリヤンのお声で唄う主題歌も素敵だし、あの哀愁がたまらない。タニちゃんの元雅と、バランスもぴったりだったし。死んだ元雅を抱き締める元重が最高(大爆)。
同じ大野作品で、しかも大野先生って当て書きがちゃんとできる先生だから、今回の薫だってキリヤンのために書いてるはずなのに。
できればもう1回、千秋楽までに観に行けたらなぁとは思ってます。
月組を観ながら、そういや来年はまた「エリザベート」だっけ・・・と溜息をつきました。今の月組で大丈夫?と少々不安に陥りますが(汗)。
アサコさんといえば、私にとってはサエコさんトートに対する‘うちのシシィちゃん’だし(笑)。今の陣容で順番に行けば、キリヤンのフランツ、はるひさんのルキーニ、泉ちゃんルドルフ、桐生さん真咲君マギーさんの革命家(はるひさんと桐生さんは逆でもいい?)、子ルドのみりお君、ってとこでしょうか?う~む、どうもしっくりこないなぁ。キリヤンとみりお君以外は、横並びでもいいメンバーだしねぇ(大爆)。・・・で、肝心のエリザベートはいったい誰が???
かといって、今の他組でほかに「エリザ」をできる組なんてないし~。トウコちゃんがいれば星組でまだしもできないことはないけど、次で辞めちゃうし。
どーして劇団がこの作品を持ってきたか、理解に苦しむ・・・。
月話が長くなりましたけど、星組バウ。
れおん君主演で「ブエノスアイレスの風」再演。リカさんの印象が強いので、若いれおん君がどうか?と思ってましたけど、最近のれおん君は成長が早いので、心配してたよりも安心して観れました。
ま、それぞれの配役の後ろに、初演メンバーの影が見えるのは仕方ないんですけどね。でも、学年も若いメンバーばっかりで、大健闘だったと思います。
れおん君のニコラス。元・ゲリラのリーダーで、新しい人生を模索しながら生きていこうとする、インテリで現実的な、‘カッコいい’男。
ちゃんとインテリに見えるし、ダイナミックでシャープなボディと仕草が、元・ゲリラで戦闘慣れした雰囲気にぴったり。貫禄も出てきたし、凄んでるところはほんと迫力あった。
リカルドを失った時の背中での泣き方は、まだもうひと踏ん張り、かな(笑)。
「スカーレット・ピンパーネル」のショーヴラン以来、どんどん成長してるれおん君なので、もっともっと伸びてくれるのを楽しみにしてます。
親友リカルドの和さん。ちょっと線の細い二枚目、というイメージなので、こういう殺伐とした役がどうなるか、と思いましたけど、根は弱いところを持つからこその、行くべき道を見失った恐怖というか、支えがなくなった怯え、という方向からのキレ方かな、と。初演ジュリさんのラテン系の動性よりも、和さんはもっと、暗く閉ざされた重苦しさ、みたいな系統でしょうか。
ヒロインのイサベラがねねちゃん。スタイル抜群で、れおん君とタンゴ踊ってると、惚れ惚れするほど。こうやって改めて観ると、意外にイサベラってお芝居の出番少ない?ダンスシーンのほうが多い気がする(苦笑)。
ねねちゃんって、大人っぽいというのとも違うし、かといって可愛い、というのとも微妙に違うから(笑)、ねねちゃんの個性で演じたイサベラ、という感じ。さすが(?)元・月の爆弾娘。
ビセンテのゆずる君、お髭のせいか、刑事という役柄のせいか、ちょっと「アンナ・カレーニナ」のカレーニンが入ってる?(苦笑)もうちょっと若々しい役作りでもよかったんじゃないかと。お髭はあっても、そんな年齢の行った役でもないんだし。
マルセーロの真風君、ほんとチンピラだった(笑)。でも、タッパはあるし、れおん君、ゆずる君、真風君と並ぶと、でっかい・・・と思う(笑)。横でほかのやり取りを聞いてるだけ、というシチュエーションも多いので、その時のお芝居の工夫はもうちょっと欲しいかな。
リリアナは千秋ちゃん。初演でのリカルドとのあの恋人同士のような兄妹加減は、今回の再演ではあんまり思わなかった。どこから見ても、兄妹(笑)。つくづく初演のチカちゃんって、お色気たっぷりだったんだなぁ(爆)。
音花ゆりちゃんの歌声を聴いて、あぁシビさんはもういないんだ・・・と思いました(嘆)。ゆりちゃんもすごく上手いんだけど。ラストシーンの唄は、やっぱり泣けますね。
背後でうろうろと、水輝君やるりか君がいるので、チェックチェック!特にるりか君は、どこにいてもすぐわかる。舞台が薄暗くてもよくわかる(笑)。水輝君は、2幕になってやっとわかりました。わかってみれば、あちこちにいる(笑)。
やっぱり星組の若手は面白い。個性的な子も増えてきて、観てて嬉しいし楽しい。。結局巡り巡って、私が最後に落ち着くのは星組なのね~・・・(苦笑)。
あ、カレンダーは、毎年のゆうひさんと、もう一人は結局今年と同じタニちゃんになりました。音月さんとちょっと迷ったけど、音月さんは少年の可愛らしさと綺麗さ。タニちゃんの決定打は、あの自転車に乗ってのショット(爆)。同じ可愛さでも、この愛玩系の可愛さに、どうも私は弱いんだなぁ(笑)。
まず月組の「夢の浮橋」。初日明けすぐに観た時よりは、ちょっと恋愛っぽくなってきました(苦笑)。アサコさんがだいぶ情熱的になってきた・・・かな?
しずくちゃんが、とにかく愛らしいのと、緊張が解けてきて表情豊かになってきたのとで、浮舟の感情が揺れているのが、よく見えるようになりました。
ん~相変わらず苦闘中なのはキリヤン。おかしいなぁ・・・大野先生は、ちゃんとキリヤンに当てた薫を描いてると思うんだけど。
亡き人を大事に思いつつ、面影の似た浮舟のことも本当は好きなのに、不器用でどうしていいかわからず、ただ相手に気を遣い、そっと優しく触れるように接することしかできない。・・・ほら、キリヤンでしょ?(爆)
匂宮に浮舟を奪われて初めて、怒りと嫉妬の感情をあらわにする、それからのほうがキリヤンらしいお芝居だと思います。う~ん、何に迷ってるんだろう?
歌詞にある「空蝉に戻らなければ」というところからして、感情を殺して抜け殻を装うことで、自分を守っている、ということでしょうか。でもそれにしても、匂宮との関係においては、せめてもう少し、人間らしいホッとした表情になってもいいのに、とも思う。だからこそ、匂宮も薫には心を許してるんでしょ?今のキリヤンだと、すごく無表情で、かえって険があるというか・・・。
無表情よりも、当たり障りのない穏やかな微笑みのほうが(そこに淡い哀愁が漂えばなおグッド/笑)、薫らしいんじゃないかなぁ。微笑んでても、心には立ち入らせない、ってのもありなんだから。
昨夜、CSで「更に狂はじ」の再放送をしてたので、ちらちらっと観てたんですけど、やっぱりキリヤンの観世元重って好きだなぁ。キリヤンのお声で唄う主題歌も素敵だし、あの哀愁がたまらない。タニちゃんの元雅と、バランスもぴったりだったし。死んだ元雅を抱き締める元重が最高(大爆)。
同じ大野作品で、しかも大野先生って当て書きがちゃんとできる先生だから、今回の薫だってキリヤンのために書いてるはずなのに。
できればもう1回、千秋楽までに観に行けたらなぁとは思ってます。
月組を観ながら、そういや来年はまた「エリザベート」だっけ・・・と溜息をつきました。今の月組で大丈夫?と少々不安に陥りますが(汗)。
アサコさんといえば、私にとってはサエコさんトートに対する‘うちのシシィちゃん’だし(笑)。今の陣容で順番に行けば、キリヤンのフランツ、はるひさんのルキーニ、泉ちゃんルドルフ、桐生さん真咲君マギーさんの革命家(はるひさんと桐生さんは逆でもいい?)、子ルドのみりお君、ってとこでしょうか?う~む、どうもしっくりこないなぁ。キリヤンとみりお君以外は、横並びでもいいメンバーだしねぇ(大爆)。・・・で、肝心のエリザベートはいったい誰が???
かといって、今の他組でほかに「エリザ」をできる組なんてないし~。トウコちゃんがいれば星組でまだしもできないことはないけど、次で辞めちゃうし。
どーして劇団がこの作品を持ってきたか、理解に苦しむ・・・。
月話が長くなりましたけど、星組バウ。
れおん君主演で「ブエノスアイレスの風」再演。リカさんの印象が強いので、若いれおん君がどうか?と思ってましたけど、最近のれおん君は成長が早いので、心配してたよりも安心して観れました。
ま、それぞれの配役の後ろに、初演メンバーの影が見えるのは仕方ないんですけどね。でも、学年も若いメンバーばっかりで、大健闘だったと思います。
れおん君のニコラス。元・ゲリラのリーダーで、新しい人生を模索しながら生きていこうとする、インテリで現実的な、‘カッコいい’男。
ちゃんとインテリに見えるし、ダイナミックでシャープなボディと仕草が、元・ゲリラで戦闘慣れした雰囲気にぴったり。貫禄も出てきたし、凄んでるところはほんと迫力あった。
リカルドを失った時の背中での泣き方は、まだもうひと踏ん張り、かな(笑)。
「スカーレット・ピンパーネル」のショーヴラン以来、どんどん成長してるれおん君なので、もっともっと伸びてくれるのを楽しみにしてます。
親友リカルドの和さん。ちょっと線の細い二枚目、というイメージなので、こういう殺伐とした役がどうなるか、と思いましたけど、根は弱いところを持つからこその、行くべき道を見失った恐怖というか、支えがなくなった怯え、という方向からのキレ方かな、と。初演ジュリさんのラテン系の動性よりも、和さんはもっと、暗く閉ざされた重苦しさ、みたいな系統でしょうか。
ヒロインのイサベラがねねちゃん。スタイル抜群で、れおん君とタンゴ踊ってると、惚れ惚れするほど。こうやって改めて観ると、意外にイサベラってお芝居の出番少ない?ダンスシーンのほうが多い気がする(苦笑)。
ねねちゃんって、大人っぽいというのとも違うし、かといって可愛い、というのとも微妙に違うから(笑)、ねねちゃんの個性で演じたイサベラ、という感じ。さすが(?)元・月の爆弾娘。
ビセンテのゆずる君、お髭のせいか、刑事という役柄のせいか、ちょっと「アンナ・カレーニナ」のカレーニンが入ってる?(苦笑)もうちょっと若々しい役作りでもよかったんじゃないかと。お髭はあっても、そんな年齢の行った役でもないんだし。
マルセーロの真風君、ほんとチンピラだった(笑)。でも、タッパはあるし、れおん君、ゆずる君、真風君と並ぶと、でっかい・・・と思う(笑)。横でほかのやり取りを聞いてるだけ、というシチュエーションも多いので、その時のお芝居の工夫はもうちょっと欲しいかな。
リリアナは千秋ちゃん。初演でのリカルドとのあの恋人同士のような兄妹加減は、今回の再演ではあんまり思わなかった。どこから見ても、兄妹(笑)。つくづく初演のチカちゃんって、お色気たっぷりだったんだなぁ(爆)。
音花ゆりちゃんの歌声を聴いて、あぁシビさんはもういないんだ・・・と思いました(嘆)。ゆりちゃんもすごく上手いんだけど。ラストシーンの唄は、やっぱり泣けますね。
背後でうろうろと、水輝君やるりか君がいるので、チェックチェック!特にるりか君は、どこにいてもすぐわかる。舞台が薄暗くてもよくわかる(笑)。水輝君は、2幕になってやっとわかりました。わかってみれば、あちこちにいる(笑)。
やっぱり星組の若手は面白い。個性的な子も増えてきて、観てて嬉しいし楽しい。。結局巡り巡って、私が最後に落ち着くのは星組なのね~・・・(苦笑)。
あ、カレンダーは、毎年のゆうひさんと、もう一人は結局今年と同じタニちゃんになりました。音月さんとちょっと迷ったけど、音月さんは少年の可愛らしさと綺麗さ。タニちゃんの決定打は、あの自転車に乗ってのショット(爆)。同じ可愛さでも、この愛玩系の可愛さに、どうも私は弱いんだなぁ(笑)。