趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

出雲旅行

2006-09-10 23:54:41 | Weblog
先週、友人と出雲・松江旅行に行ってきました。
毎年夏休みに一緒に旅行してるのですが、今年はなぜ出雲になったかというと・・・。
最初にどこへ行こうか~と話していた時に、私が東北岩手平泉!と叫んだにもかかわらず、「遠いし高くつく」というので却下(汗)。じゃあ近場で吉野は~?と言ってみたものの、「いくらなんでも近すぎる」というので却下(汗)。適度に遠くて温泉地、ということで候補に上がったのが、四国道後温泉と島根の宍道湖温泉。四国ならぐるっと回るか、島根なら出雲大社か、ということで、出雲行きになったわけです。

とはいえ、意外に遠い山陰地方。大阪からだと新幹線で岡山へ出てそこから特急に乗るか、高速バスで直行するか、なのですが、所要時間は前者で4時間、後者で5時間、それでいて料金は倍ほど違う(汗)。
そこは貧乏な者同士、もちろん往復バス利用で意見は一致しました(爆)。

1日目は移動のみ(苦笑)。出雲へ出て、駅前のビジネスホテルに一泊。その代わり夕飯には、出雲名物の割子蕎麦を食べてきました。小ぶりな丸い器が3段重ねになっているお蕎麦で、直接おつゆを掛けて食べます。
この日行ったお店のお蕎麦は、なかなかコシがあって味も濃厚。一緒に出てきた蕎麦湯も、ねっとりと濃いお湯で、美味しかったです☆

2日目は出雲大社へ。JR出雲市駅からは路線バスで移動。それにしても、もっと賑やかな場所を想像していたせいか、山際にぽつんと建った出雲大社は、ちょっと淋しげというか、自然の中の神の拠り所という感じで、不思議な静けさがあったのも確か。・・・平日で観光客が少なかったのもあるとは思うんですけど(苦笑)。
ちょうど境内で、新宮様ご誕生お祝いの記帳をやっていたので、せっかくだからと書いてきました。そうしたら、紅白もちをいただけてラッキー♪
出雲大社といえば、縁結びの神様。もちろんおみくじも引いてきましたが、結果はさぁてねぇ・・・(爆)。

出雲大社からちょっと歩いたところに、出雲阿国のお墓があるということで、もちろんお参り!そうしたら、ちょうど別の観光客(男性)が、観光タクシーの運転手さんに案内されてお参りに来たところ。便乗して、一緒に説明を聞かせてもらいました(笑)。
阿国のお墓はもちろんお寺の墓地にあるんですけど、お参りの方法は神社のお参りと同じく、拝礼と拍手なんですって。説明によると、阿国は亡くなってから踊りの神様になったからなんだそうで。
墓碑の前には舞台を表す平たい石が置かれてました。周りにも、舞台関連で阿国の公演記念碑とか記念植樹とかがあったりして、現役俳優さんたちの名前もたくさんありました。

お参りを済ませてから大社に戻って、近くのお蕎麦屋さんで再び割子蕎麦の昼食。今度は薬味が段ごとに3種類違うお蕎麦で、これも美味しかったです。このお店のお蕎麦はあっさりとして食べやすく、その代わりおつゆが濃いめ。老舗のお蕎麦屋さんらしく、壁には有名俳優さんたちのサイン色紙がずらり。

そして、松江市近郊の宍道湖温泉に移動したわけですが、ちょっと電車を途中下車して、宍道湖の生き物を展示している水族館へ。
とにかくその施設以外は田んぼばかりで何にもない!というくらい、だだっ広くてちょっとびっくり(苦笑)。駅も無人駅、電車は1時間に1本か2本。・・・思わず自分がものすごく都会人に思えてしまいました(こんなにイナカモノなのに~/笑)。
水族館自体は、まだ新しい施設で展示も立派なもの。宍道湖に棲む魚や貝、昆虫なども展示してます。
私は一応、大学時代は生物専攻で淡水生物の研究室に所属してたので、なんか昔に習った名前がずらずら並んでて、懐かしい気がしました。今じゃあすっかり忘れちゃいましたけどね・・・(苦笑)。

で、夕方になってようやく宍道湖温泉に到着。ここでもオフシーズンのせいかお客さんは少なめで、お風呂はほぼ貸切に近い状態でのんびりくつろぐことができました。ここのマッサージ器が快適!約15分で200円。全身揉みほぐしてもらいました~♪
夕飯は宍道湖で採れた魚をメインに季節のお料理。シーズン外とはいえ、さすが日本海側、一応はカニも付いてました!
翌朝の朝食に出た宍道湖特産しじみのお味噌汁も、美味しかったですね♪

3日目は松江市内を観光。
松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷と観光名所をひと通り回ってきました。
お城は、層が5段になってて、見た目よりも中が広い!江戸時代の鎧や刀などもたくさん展示してあって、これには興味津々(笑)。日本刀って、やっぱり見てると綺麗なんですよね~。一度、詳しい専門家の説明を聞きながら、じっくり見てみたいものですが・・・。
小泉八雲は、ちゃんと本を読んだことはないですが、どうも‘怪談’のイメージが強すぎて、あまり読む気にはなれないんですよね(汗)。
お堀めぐりの観光船にも乗ってみたかったのですが、時間がないので諦め、お土産探し。
職場やら家族へのお土産を買い込んでいるうちに、ちょうど帰りのバスの出発時刻になりました。

特に歴史も舞台関連も(阿国は別として)意識せず、温泉と観光メインで、のんびり旅行を楽しんできました。
一人でうろうろする時は歴史関係が多いので、無理してでもあちこち回ろうとしちゃうんですが、今回はそういう方面とはまるで縁のない友人と一緒だったこともあり(笑)、気持ち的にもかなりお気楽モードで、ぼ~っとしてきましたね(笑)。・・・まぁ、せっかく行くのに物足りないものがないでもなかったですけど。(後醍醐天皇が一時流されてた隠岐も目の前だったというのに/苦笑)
とりあえず、怒涛の秋スケジュール(笑)を前に、いい骨休めになったかな~と思います。

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ゲド&新公&退団発表!?

2006-09-05 23:59:48 | Weblog
なんか最終的に、ガックリとした一日だったような・・・(汗)。
いえ、その責任の99%はかしげさんの退団発表にあるわけですが。
映画の「ゲド戦記」を観に行って、あ~やっぱりこんなもんか~(溜息)と思いつつ帰宅し、今度は星組の新公を観に行って、彩海君よくやった!!ブラボー♪とほのぼの出てきたとたんに、かしげさんが辞める~っ!!!!?????と・・・。
せっかくせっかく、かしげさんならこんな役~あんな役~♪と夢をふくらましていたのが、ぷつりと断ち切られてしまい、ガックリ・・・。
久しぶりに、全てにおいて過不足ない、綺麗で華やかなトップスター誕生と喜んでいたので、劇団の決定がどうにも理解できません。かしげさんなら一般にもウケやすいだろうし、お芝居も出来るし、歌えるし、これからファンがどっと増えるだろうに、その矢先に退団させて、劇団に何の得があるんだ???むしろ損失の方がはるかに大きいと思うのですけど。
それにやはり、劇団自体がファンを何だと思っているのか。何度もそう思ってはきましたけど、この上にさらにまた同じことを繰り返す劇団には、あきれるばかりです。
かしげさんを1作だけにするくらいなら、最初から組替えなどせずにタニちゃんトップにすればよかったのに。かしげさんは雪組でトップになっても問題はなかったはず。それをあえて宙組へ持ってきたからには、宙組の一からの建て直しとカラー一新の狙いからじゃなかったのか。
・・・納得できないことばかりです。
かしげさん好きな母も、「は???」と最初は理解不能だったらしく、ようやく事態を呑み込んでものすごくガッカリしてました。せめて博多に観に行っててよかった・・・と、残念そうに言ってましたね。
かしげさんをとても好きな友人達の嘆きもいかばかりかと思うと・・・何も言う言葉がありません。
せめて、かしげさんのラストステージまで、キラキラした麗しいお姿をちゃんと観ていたいと・・・そう思います。

愚痴ばかりでも仕方ないので、今日観たもの。
まず「ゲド戦記」。・・・とはいえ、書くことがあまりないですが(汗)。
う~ん、やっぱり原作のイメージとは程遠いなぁと。それに、主人公はアレンであって、ゲドがあんまり活躍しないこの内容のどこが「ゲド戦記」なのか、初めて観た人にはさっぱりわからないのではないかと。
そういう私も、中学生の頃に一度読んだっきりなので、ちゃんと内容を覚えているかといわれると困りますが(大汗)。もともと哲学的な作品というか、読んでてすごく難しかったんですよねぇ。でもうろ覚えのストーリーと映画とを見比べても、なんか違うな~という思いはありますね。
原作の荒涼とした灰色のイメージは、ジブリ映画の鮮やかな色調に取って代わり、ゲド(ハイタカ)という厳しく孤高の賢者は、ジブリアニメのキャラになってました・・・。
映画は、膨大なストーリーのごく一部、アンソロジーの一つ、という感じ。メインストーリーは別にあるんだな~と思わせる出来なので、単独の興行作品としてはどうなんでしょうねぇ?どうせなら思い切って、一本物として大胆にアレンジしてもよかったのではないかと。
宮崎駿監督が「ナウシカ」を作った時、「ゲド」の影響があると言われてましたけど、確かに原作の漫画の「ナウシカ」は、そんな感じでした。でも映画は単独の別物として作ってあった。その構成力と発想の転換が、必要なんでしょうね。
とりあえず、「ゲド戦記」の原作は、一度ちゃんと読み直さねば、と思いました。中学生では理解できなかった部分も、今なら別の感想が出てくるでしょうし。(「指輪物語」も、初読の中学時代ではなく読み直した大学時代にハマった)

星新公は、とりあえず主演のお二人は情感が今ひとつで、面白みには欠けたのですけど、結果的には彩海君の健闘でお芝居も持ち直し、さらに彩海君の評価も上がったのではないかと(笑)。
抜擢が早かったわりに、彩海君は肩に力が入りすぎたお芝居でなかなか芽が出なかったですが、先日のレオン君バウといい、その前のベルばら新公のブイエ将軍といい、だんだん面白い役者さんに育ってきてくれて、嬉しいですね♪
和さんと彩海君は同期か・・・う~ん、彩海君にも一度チャンスをあげたかったなぁ(汗)。
それにしても、サエコさんがいる!?と思えばしゅん君だし、カヨコさん!?と思えばゆずる君だし(これはほんとそっくりでギョッとした/爆)、彩海君はもともとオトコさん似だし・・・心臓に悪い(爆)。
全体として特に出来のいい新公とは言えないまでも(苦笑)、まあ個々に頑張ってる人はちゃんと目立ち、雰囲気よく終われたのは何よりだと思います。




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ボローニャ絵本原画展

2006-09-03 23:13:18 | Weblog
毎年恒例、この時期に西宮の大谷記念美術館で催される展覧会へ、姉と一緒に行ってきました。
イタリアのボローニャで行なわれる絵本原画展の、入選作品を紹介する展覧会で、私と姉も毎年必ず観に行ってます。そろそろ通い始めて10年近くなるんじゃないかな。
世界中の絵本作家のいろんな絵を見られるので、楽しいですね☆可愛いのや面白いのやシュールなものまで、ほんとたくさんの作品が展示されてます。
年々日本人の入選作も増えてきました。私たちが見始めた頃は2~3人だったのが、今年は27人もの入選者がいるそうで。それと、意外にイランも絵本大国なんですね。もともとヨーロッパは多いし、韓国や中国、台湾の作家さんもここ2~3年でぐっと増えてきました。
今年は、純粋に可愛い~とか楽しい~という作品より、絵の楽しさとは裏腹なシュールな内容が多かったような(苦笑)。
すごく気に入ったのは、ゾウさんやワニさんやライオンさんの頭の上に、街が乗っかってる絵(笑)。日本人作家の絵なので、中には天守閣が載ってるのもあって楽しかった♪
あと、日本の絵本作家の人が、スペインの子供向けに東京の紹介を描いた絵本が可笑しい~(爆)。東京に引っ越すことになった女の子が、東京はどんなところ?とあちこちに訊いてまわるお話になってるのですけど、東京のゴミはカラスが片付けてるんだよ、と言ってカラスの体の中が焼却場になってたり(オイオイ)、クロネコが荷物を運んでるくれるんだ、とネコだけでなくゾウやペリカンやダックスフンドが荷物をかかえて運んでるとか(コラコラ)、東京の下にはナマズがいて、そのナマズが踊ると東京も一緒にゆらゆらするとか(チョットチョット)ユーモラスで皮肉の利いた作品で大ウケ(笑)。でもこれをホントに子供が真に受けたらどうするんだろう?(汗)
どちらかというと、やはり日本人の感性が見てるこっちにもすっと入ってきやすいのか、そういう作品に目が行きますね(苦笑)。
確か一番初めにこの原画展を観に行くきっかけになった、赤いクジラも日本人の作品だったんじゃないかな。たまたまTVで紹介してて、あんまり可愛くて観に行ったのが始まり。
ミュージアムショップでは、作品のポストカードや一筆箋はもちろん、絵本そのものや、ほかの絵本なども販売してて、それも楽しい。
最近は立体絵本でもすごいのがあって、開くとどか~んと精緻な細工が飛び出してきたりして、侮れません(その分値段も張りますが)。
姉と二人、子供連れの親子に混じってあーだこーだと絵本を覗き込んで、遊んできました(笑)。

たっぷりと展覧会を楽しみ、昼食はてくてく歩いて夙川駅まで出て、その近辺のイタリア料理店へ。夙川はさすが小洒落た街で、住宅地の路地を入ればガイドブックにも載ってる有名店などがぽつんと建ってたりします。
で、美味なパスタを堪能したあと、せっかくだから家へのお土産にケーキでも買って帰ろうかということになり、近くに美味しいケーキ屋さんはないかな~?と、携帯で検索かけたところ、すぐ近くに1件発見。行ってみると確かにすごく美味しそうなケーキがずらり♪ケーキだけでなく生チョコやクッキー類も充実していて、さすがグルメ検索に引っかかるだけのことはある(笑)。
そしてふとお店の中を見回すと、なんとジェンヌさんのサインも飾ってある!それがなんと、あーちゃんと萌希さん。ここは月組御用達のお店か!?(笑)確かにクッキー類なんて、楽屋差し入れにもピッタリでしょうね。種類も数もかなりのものだったし。
買って帰ったプリントルテとレモンパイ、甘さ控えめで美味しかったです☆(姉と半分コずつして食べました。丸々2つなんて食べてませんよっ/笑)
次の機会には、クッキーも買ってみたいなぁ~(って来年のボローニャの時か?/苦笑)。


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