趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

飛鳥道中・続き(追記)

2006-09-17 23:41:53 | Weblog
さてこの連休3日間は、飛鳥は彼岸花祭り。
残念ながら、見頃には少し早く、1~2分咲といったところだったんですけど、それに合わせたイベントもいろいろやってて、明日香はたくさんの人で一杯!
とりあえずバスで石舞台へ向かうと、その傍の広場がメイン会場で、ちょうど蹴鞠大会が開かれてました。
保存会の人たちが、古代の扮装で白組と紫組に分かれて試合中。見ていても、なかなか激しいスポーツですね。平安時代の優雅な蹴鞠とは、ちょっとイメージが違いました。
試合が終わって白組の勝ち。そのあとは、体験したい人は自由に参加できるフリータイム。私は見てるだけでしたが(爆)、中には上手いお父さんとかもいて、子供より親が必死になってたり、面白かったです。

でもそこでのんびりもしてられないので、石舞台より奥の稲淵地区で開催中の案山子コンテスト会場へ。手作りのいろんな案山子を、棚田の道沿いに展示してあるのですが、これがまたいろんなお人形があって面白かったです。
一番可愛かったのは、バス停のベンチに腰掛けて居眠りしている、おばあちゃんとお孫さんのお人形。
今年のテーマは‘夢’だそうで、中には宝くじを一杯持ってる人形も(笑)。
ひと通り見終わったところで、ちょうど雨がまた降り始めました。今度は、傘が必要なくらいの雨。あともう少し保ってほしかった・・・(汗)。

傘を差して、急いで石舞台まで戻り、とりあえず一旦休憩。休憩所で古代米ソフトクリーム♪それと、一応は家へのお土産探し。赤米のクッキーを買いました。
雨が止みそうになく、これは夜間ライトアップは中止か~(汗)と思いつつ、とりあえず入鹿の首塚へ向かって歩き出しました。
以前、飛鳥へ行った時にお目にかかった方が、休日の午後~夕方にかけて首塚傍の休憩所にいらっしゃることが多い、と聞いてたのでちょっぴり期待してたのですが、やはり雨のためか誰もおられず、残念~~と思いつつ首塚にお参り。・・・とはいえ、一番最後に回ってきたので、いつものようにお供えのお花を買うことができず、手ぶらでのお参り。次はちゃんとお花持ってきます~~!と、入鹿様に謝ってきました(汗)。
本来なら、18時から燈篭を灯して光の回廊イベントがあったのですが、時間までに雨も止みそうになく、諦めて帰ることにしました。
ちょうど飛鳥寺前のバス停に、巡回の赤かめバスが止まっているのが見えて、ピッタリのタイミングで乗り込むことができました。
名残惜しいけど・・・雨じゃあ仕方ない、と自分に言い聞かせつつ、橿原神宮前駅に到着。

そこで思い出したのが、行きがけになくした帽子!まさかもう落ちてないよね・・・と、落し物がないか駅員室に訊こうとした矢先、確かにこの辺りで上着を結び直したはず~というまさにその場所の、すぐ目の前にあるお土産屋さん柱の陰に、帽子が引っ掛けてあるのを発見!!すご~い!まだあったんだ~~!!
ホッとして、安心して家路につくことができました。

まぁとりあえず、ホテイアオイと子嶋寺、そして案山子ロードと、メインの目的はほぼ果たせたので、まずまずの飛鳥行きでした。
彼岸花が満開でなかったのと、雨で光の回廊が見られなかったことが残念でしたけど。
今回は甘橿丘にも登らず、入鹿様にもお花を持って行けなかったので、ごめんなさい~と思いつつ、一人でぶらぶらと楽しい一日でした。

* * *

追記。
ひとつ面白いことを書き忘れてました(笑)。
歩いてる最中、道端に立ってた掲示板に、前夜の野外ステージで上演された地元劇団の公演ポスターが貼ってあるのを見かけたのですが、これがまるで宝塚ポスターみたい!(笑)
大津皇子のお話だったらしく、タイトルも「紅蓮の落日~大津皇子悲話」。
赤い背景に皇子と相手役の媛、バックにも数名写った構図が、まさに宝塚(笑)。
皇子役の男性は、まぁ正直に言えばすごく男前というほどでもなかったんですけど(大爆)、媛役の女性はなかなか可愛らしかったです。
なんだかあまりに大ウケで、舞台も観たかったな~と思いましたね(笑)。


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飛鳥道中

2006-09-17 23:29:25 | Weblog
土曜日曜と、目一杯予定を入れてウロウロしたんですが、時間軸を逆転させてまず今日の飛鳥行きから。土曜の観劇(花組芝居&宙エンカレ)は、また後日(苦笑)。

さて台風が近づく中、ギリギリまで飛鳥へ行くか~どうしようか~~と迷ってたんですが、今朝の母親の「晴れてるよ!飛鳥行くの!?」という声で飛び起き、出発しました(苦笑)。
とりあえず、ちらちらと晴れ間も覗いてたので、何とか大丈夫だろうと思い、予定通りにまずは橿原神宮近くの本薬師寺跡へ。最寄駅は畝傍御陵前。そこから歩いて10分くらいでしょうか。
ここに群生しているホテイアオイが見事だという情報をネットで見て、すごく行きたかったんです~☆
薄青い花びらの一枚だけに、孔雀の羽みたいな模様が入ってて、すごく綺麗~!それが、広い敷地の一面に咲いてるのだから、そりゃ~見事な眺めでした。8月の最盛期には、びっしり咲いてたらしいんですが、さすがに猛暑の中を行く気にはなれず・・・でも今日の状態でも充分綺麗でした。その代わり、カメラマンの団体さんもウロウロしてましたけど(苦笑)。

じゃあ次へ行こうか~という時に、小雨がぱらぱら(汗)。まだ降らないでぇ~っ!と思いつつ、急いで駅へ戻り、橿原神宮前駅からそのまま吉野線乗換えで壺阪山駅へ。
でも、そこで既にお昼を回ってたので、吉野線の電車待ちの間に、駅のホームでおにぎりを頬張りました(笑)。やっぱり奈良は遠いな~と実感。家を出てから着くまでに2時間は・・・ねぇ。この前京都へ行った時は逆に、近いな~と思ったんですが。
そこで、ちょっとハプニング。雨が降った時に被った帽子を、ウエストに挟み込んでたのが、いつの間にかなくなってるっ!?たぶん上着を腰に巻いてたので、それを結び直した時に落としたと思われ・・・(汗)。でも探しに戻ってる時間もなく、諦めて先へ向かいました。

そして、壺阪山駅からまたまた歩いて10分ほど。田村麻呂ゆかりの子嶋寺へ到着。日曜とはいえお天気もアヤしいこんな日に、ほかに観光客がいるはずもなく、静かな門内におそるおそる入ってみる・・・。
すると、事務所にオジさんがポツリと座ってたので、お参りさせていただきます~と声を掛けて拝観料を払うと、オジさんはまず本堂に入って、中の電気を点けて下さいました(苦笑)。
そんな大きなお寺ではなく、堂内をぐるっと回ったら終わり、というくらいの広さ。まずはご本尊様にお参りして、それから奥に並んでる像を観に行きました。
もともとは、さびれかけていたこのお寺に地元出身の田村麻呂がたくさん寄進をして、再興させて清水寺の末寺とした、ということで、田村麻呂も並べて祀ってあるんですね。
で、田村麻呂の木像があるわけなんですが、なかなかに愛嬌のある木像。それほど大きくもないのですが、腰掛けた姿?のせいか4頭身くらい?(笑)お顔はいかめしいですけど、別に怒ってるのではなく、武人だからこういう顔なのね、という感じ。奈良時代の衣冠姿で、勺を持ってます。かなり古い木像なので、虫食い穴があったり色がほとんど落ちちゃってるんですが、それでも着物の朱色はうっすらとわかりました。
写真を撮りたかったんですが、「撮影しないで下さい」と張り紙があったので断念(汗)。
事務所のオジさんにお礼を言って、お寺を出ました。

そこからまたてくてくと歩いて、次は田村麻呂のご先祖、東漢氏の始祖の阿智使主を祀る神社へ。そこはもう明日香村内ですが、子嶋寺はお隣りの高取町。大体20分はたっぷり歩いたでしょうか。
キトラ古墳の横を通り過ぎ(こっちの方が観光名所じゃないの?/爆)、田んぼの脇道を歩いていると、彼岸花がちらほら。思わず足を止めて写真を撮ってました(笑)。
阿智使主神社も、人気はなくぽつんと建ってました。一度だけすれ違ったオジさんに、「蒸し暑いですね~」とお声は掛けられましたけど、それ以外はほんと静か。虫の声と蛙の声、あとは風の通るさわさわという音と、田んぼの水路を流れる水の音。なんだかすごくのんびりした気分・・・。
そのまままたてくてく歩いて、飛鳥駅に到着。すると、ちょうど村内循環の赤かめバスが駅前の停留所を出て行くのが見えて、きゃ~~っ!?と慌てて走っていくと、親切なバスの運転手さん、バスを止めて乗せて下さいました~☆
ラッキー♪と思ってお礼を言うと、ちょうどバスに乗り合わせたオバちゃんたち7~8人のグループから「若い子はいいね~!私たちが走ってても、止まってくれんとちゃっちゃと行ってまうわ~(笑)」と豪快に大笑いされました(笑)。このオバちゃんたち、ぶどう狩りに来たグループらしく、運転手さんと漫才みたいな会話をして、賑やかに降りて行きました・・・(笑)。




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