趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

雪組観ました

2006-09-25 23:59:25 | Weblog
「堕天使」と「タランテラ」、どちらも似通ったイメージの作品じゃないかと思ってましたが、作品そのものの色調はともかく、やはり荻田先生の方がコムちゃんの持ち味を活かすという意味においてよくわかってる、というところでしょうか。
景子先生は、どうしても理屈っぽくなってしまい、私には‘堕天使ルシファー’ともあろうものが、なぜ「神の愛」について延々と苦悩しているのか、よくわかりませんでした(爆)。「神の愛」すなわち「神はなぜ人間を創られたのか」と、思い悩んでいるルシファーって・・・???(汗)
コムちゃんならむしろ、「人間のどこがいいんだ」と突き放して冷めた目で見下ろしてる方が似合いそう。そもそもコムちゃんは、‘天使’か‘悪魔’か、そのどちらかであって、‘堕天使’とはちょっと違う気がする。純粋に白か、純粋に黒か。激しく揺さぶられる感情を持つのであれば、それはコムちゃんの場合、人間そのものになってしまう。
‘堕天使’って、私のイメージではどうしても、白い羽をもがれてもなお神々しく美しく、闇に囚われながら哀しげに天を仰ぐ、そういう清濁併せ持つ存在。・・・まぁはっきり言っちゃえばジョシュアこそ堕天使そのものだっただけに、コムちゃんのルシファーでは納得できなかったわけです(爆)。
あと、私自身がこのところ日本史浸けだったので、景子先生の描くキリスト教の観念に馴染まなかったのもあるかもしれない(苦笑)。人の業とか、輪廻とかいう方が、今の私の中には入ってくるのかも?
とりあえず、ルシファーの描き方がよくわからないのと、まーちゃんのリリスが、え?という描き方しかされてないのと、一帆さん頑張れ~っ!というのが、お芝居に対する私の感想です。
ひろみちゃんも、オイシイ役ではあるのですけど、一帆さんと二人で演じる役柄だけに、一帆さんにもっと頑張ってもらわないと、ひろみちゃんも引き立って見えない。一帆さんの苦悩と悲劇性が際立ってこそ、ひろみちゃんの哀れさも見えてくるので。

(以下ネタバレ)
・・・まぁ、息絶えたひろみちゃんを抱きかかえて号泣する一帆さん、というのはビジュアル的にはほほ~う、と思うものはありましたが(大爆)。


ショーは、とにかくオギーですので(笑)。
コムちゃんのスーツと黒燕尾、両方入れてくるところはさすがブラボー♪
しかもあの袖まくりとタイ解きは、さすが花組育ちのコムちゃん、サイコーに素敵でした☆
そのあとわ~っと雪組生が群舞に突入した中、一人銀橋に出て孤高にそれを眺めてるコムちゃんも、よかったなぁ~。そういう演出をするオギーも、やはり侮れない(笑)。
ひろみちゃんとラギさんの蜘蛛=ヘルズエンジェル衣装には、どっひゃ~!?でしたけど(汗)。お願いだから、ひろみちゃんにそのお衣装を着せるのはやめて欲しい・・・誰かさんと重なって、観たいけど観れないというジレンマに陥る(爆)。
とにかくショーはほんと目まぐるしく、どんどん場面は変わるし人も入れ替わっていくしで、観たい人チェックがほとんどできませんでした・・・。
そもそも、音月さんとひろみちゃんを追うのに必死で、しかも真ん中ではコムちゃんがカッコよく踊ってるし。その中で、みずせ君や真波さんやりんちゃんやリサちゃんや純矢ちゃんやらを捜せって方が無理です(泣)。
星組の時の方が、余裕があったなぁ。オペラ固定位置ってのがあんまりなかったせいなのか。雪組は、固定位置の音月さんとひろみちゃんが入れ替わり立ち代わり出てくるのが、そもそも問題かも(爆)。
あ、最後のパレードで、幕が閉まる寸前のひろみちゃんのお隣にみずせ君が居たので、ラッキー☆とは思いましたけど。
観たいメンバーを捜すためだけでも、もう一回観なきゃならないとは思いました(苦笑)。


コメント
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