趣味の日記

観劇・歴史・小説・漫画などなど、思いつくままの語り日記

「歌劇」誌

2006-09-11 23:44:13 | Weblog
旅行だったこともあり、今日になってようやく今月号を買ってきたのですけど、ウケてしまったコーナーがあります。それは演出家アンケート(爆)。
なんかそれぞれの先生の考え方とか方向性が見え隠れしてて、興味深いですね(苦笑)。
質問は8つ。入団年月、デビュー作、演出家になった理由、自分の作品で好きだったもの、愛読書、最近感動したこと、演出家としてのモットー、ファンへのひと言。
まず思ったのが、最初に載っておられる渡辺武雄先生って・・・誰?(大爆)少なくとも私が観るようになってからは、拝見したことのない先生です。植田先生より上って・・・かなりのご年配と思うんですけど。
植田先生の最後のお言葉が・・・「生徒のファンではなく宝塚のファンになって欲しい」って・・・(汗)。でもね、生徒のファンがあっての宝塚ファン。生徒のファンが宝塚そのものを好きになるためには、過程も大切にして欲しいと切実に思います。トップを一作で辞めさせて、それでその生徒のファンが宝塚を好きになってくれるんだろうか・・・。
柴田先生のモットーのお言葉が素晴らしい。「人間が息づく香気ある作品を創りだすこと」・・・この香気を感じられる作品が、柴田先生以外では最近めっきり減っているのが淋しい(泣)。
正塚先生の演出家になったきっかけが‘らしい’(笑)。舞台監督を目指していたのにいきなり企画書を出せといわれたらしい。「今でもどこか後ろめたい」って・・・(苦笑)。
小池先生は、現実的ショービジネス感覚がよくわかるコメント・・・(笑)。
石田先生の相変わらずの毒舌コメント。「番犬でありつつ飼い慣らされ過ぎず」ですか・・・。
理屈っぽい木村先生(爆)。「物語をきちんと語るように。演出家=語り部」論の行き着くところが、「ローマ」や「スサノオ」に結びつくんですね・・・。
荻田先生は、完全にコメントを投げている(爆)。ありません、言えません、で、何にも答えてない・・・。
景子先生の細かいコメントは、いかにもだなぁ~(苦笑)。
大野先生の、マニアチックなコメントはウケさせていただきました(爆)。人生の目標は‘隠居’・・・お願いだからそんなに早く隠居しないで(泣)。日本物を創れる最後の砦なんですから(祈)。・・・でも、大野先生のファンへの言葉は、諦観と皮肉と愛情がこめられてると思うのは私だけでしょうか。
ベテランから若手まで、全部の先生方のコメントが載ってますけど、きっぱりはっきりこの作品が好き!と仰る先生や(その選択も各々の性格が出てると思う/爆)、真面目に、当たり触りなく答える先生など、性格や個性も見えますね(苦笑)。
・・・とにかく一番心配になったのが荻田先生。最近、お芝居作りを投げておられる?(汗)どうか、オギーの世界観を余すところなく表現してくれる役者(スター)に当ててあげて下さい(切実)。

お話ついでに。
今日、二度目の星観劇をしてきました。作品が楽しいし、馴染みメンバーがたくさん退団公演でもあるので。
みらんさんがやっぱり残念でたまらない。私にとっては、「聖者の横顔」で後ろをさっと通っていった船乗りに、あれは誰っっ!?と目を奪われて以来の役者さん。ダンスで注目されてはいたけど、私にとってはまず‘役者さん’だったみらんさん。「長安」新公での安禄山は、最高に素敵だった!あぁ淋しいよぉ~(泣)。
みらんさんが抜けて楽しみが一つ減ると、次の楽しみはしゅん君かなぁと期待。やっぱり見れば見るほど誰かさんによく似てる。確かにしゅん君はもっとずっと器用だけど(笑)、律儀にきっちり踊ろうとしてたり、お芝居に臨む目の輝きとか、見た目と中身のギャップの大きさとか、不思議と誰かさんを思い出させますね・・・。これから大きな役が付くようになってから、どう成長していくかが気になるところ。

それにしても、星組もせっかく落ち着いたところなのに、また娘役トップ入れ替えになっちゃいましたね。今回の作品を観る限り、次はトウコちゃんととなみちゃんで何ら問題はないと思ったのになぁ。となみちゃんにシシィをさせたいなら、星でエリザでも良かったのでは?トウコちゃんならトート(新公)経験者ですし。ただそうなると、フランツ役者に困りそうですが(大爆)。もしくは雪であすかちゃんシシィもありだと思ってたのに。
劇団のやることはよくわからない・・・(溜息)。

宙組のことも・・・いまだに納得がいかない(嘆)。
かしげさんの義経は夢だったのになぁ・・・。昔「ささら笹舟」を観た時、明智光秀で端然と座ってる姿に、かしげさんは絶対トップになれる人!と確信を持ったのを覚えてます。その時から、正統派の御曹司、義経が絶対似合うだろうと思ってたのに・・・。
るいるいちゃんが添い遂げてくれる、それも嬉しくもあり、淋しくもあり。
タニちゃんだって、かしげさんの下なら、ものすごく充実した二番手時代を送れたはず。タニちゃんの恋敵役、ライバル役、友人役、いろいろ見たかったなぁ(えぇもちろん兄弟役もOK/爆)。

そういえば、この前会った姉が面白いこと言ってました。「ミズさんなら‘紅はこべ’ができる」と。
「紅はこべ」!「スカーレット・ピンパーネル」ですかぁ!!
ブロードウェイ版なら、まさにピッタリ!義賊の伊達男・パーシーがミズさんで、恋敵のショーヴランにユミコさん!!ユミコさんのショーヴランはぜひ観た~い♪パーシーの妻でショーヴランの元恋人・マルグリットは、あすかちゃんの方が似合ってたかも。となみちゃんでも悪くはないけど。
まぁブロードウェイ版なんて贅沢は言わなくても、タモさんだって全国ツアーで「紅はこべ」やったくらいなんだし、やらせてあげて~と思いますね。

・・・あぁそれにしても、ファンの求める‘スターさんに似合う役’と、劇団の‘やらせたい役’って、どうして一致しないのか、謎としか言いようがありません。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする