さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今日はクリスマスイブですが、さっちゃんはほぼ一日中寝ていました

2020-12-24 23:09:18 | 今日一日の暮らしぶり
さっちゃんが朝の8時前に布団から上半身を擡げたのに気付いて、僕も目が覚めました。
どうするのかな? と見ていると、起き上がるようなので僕も起きることにします。
さっちゃんの右腕を持って、立ち上がるのを手助け。
さっちゃんが何故起き出したのかは分かるはずもありませんが、とりあえずトイレへ。

トイレでは頻繁にひと悶着あります。
まずはズボン、ズボン下、パンツを脱がす際に抵抗することが多いので、さっちゃんと僕との攻防があるわけです。
今朝も脱がされることに抵抗するさっちゃんを僕は力で制して脱がします。
そうやっても、普通の様子でいる時と、怒り始める時とがあります。
ほとんどは普通の様子のままなんですが、今朝は怒っていましたね。
僕はさっちゃんに頭を小突かれたりもしました。
でもまあ、それほど激しい怒りようではありませんでした。

便座に座ってしばらくすると、おしっこが出て来ました。
良かった! 良かった!

最近は家でも外を歩いている際でも、漏らしてしまうアクシデントがありません。
それは、おしっこが出そうな時間になったり、念のために前もってトイレに入っておくからです。
とは言え、もしさっちゃんが尿意を訴えたら、多分今でもすぐにおしっこが出るんだと思います。
それなのに、朝は何故、尿意を感じて(多分)目を覚まし、トイレに入るまでおしっこが出ないんでしょう?
我慢する様子すら見えませんし、果たして尿意の自覚すら無いように見えるのです。
不思議ですね。

トイレから戻って来て、さっちゃんは再び布団の中に戻りました。
僕はそのまま起きることにして、食器を洗ったり、テレビ朝日のワイドショウを観たりしました。
その後、自分の朝食を作って食べ、録画したテレビ番組を観たりしました。
去年7月に録画した考古学者・森本六爾を紹介した番組です。
さっちゃんが起きて来る様子がまったくないので、この反骨の学者の人生をじっくりと観、初めてこの人物のことを知りました。

になってもさっちゃんは起き出して来ません。
普通、自分から起きて来たり、布団の中で身を擡げたりするものです。
僕はそのタイミングでさっちゃんを本格的に起こすことが多いんです。
そろそろ起こそうかなとも思いましたが、本当にぐっすり寝ているようです。
これで起こしたとしても、テーブルで突っ伏して寝るのは目に見えています。

僕はさっちゃんをそのまま寝かせておくことにして、いつもはなかなか出来ない事務的な用事を片付けることにしました。
クレジットカードの利用明細を記した封書が4年間分ほどほったらかしになっていたので、その整理をしました。
さっちゃんのデイサービスの曜日以外でこれほどまとまった時間が取れたのは珍しいことです。

その整理がほぼ終了しかけたころ、さっちゃんが起き出して来ました。
暖かな寝室から戸を開けて姿を現わします。
僕が居るダイニングは暖房もなく、とっても冷えています。
さっちゃんはダイニングの冷気にあたると、「ひや~~っ!」とか「つべたい~!」とか、小声で叫びます。
寝室の暖気がダイニングにも流れ込んできます。
僕はさっちゃんを着替えさせました。
時間がすでに2時半ころで、この後、朝食(?)を食べてもらって、すぐに散歩に出るつもりですから、最初から外出着を着せました。

昨晩8時ころに就寝してから、今朝のトイレで起きたのはありますが、18時間も寝ていたことになります。

朝食のオートミールを食べ、も飲み、すぐに散歩に出かけました。
出かける直前にトイレに入りましたが、おしっこが出てくれました。
散歩で立ち寄ったコンビニでショートケーキを買いました。
さっちゃんには分からないでしょうが、僕たち二人のサイレントナイト!


一昨年はさっちゃんの妹さんのご自宅に招かれて立派なクリスマスケーキを頂きました。さっちゃんもケーキを前にして満面の笑みで写真に写っています。昨年小さなタルトのクリスマスケーキを買って二人で食べました。写真のさっちゃんには笑顔がありません。今日のクリスマスケーキはコンビニのショートケーキです。

さっちゃんは季節の催し物を大事にする人でした。
僕はどうでもいいタイプでしたけど、お正月に始まりクリスマスや年越し蕎麦までの様々な行事や食事をさっちゃんが行なってくれて実に嬉しかったんです。
このような昔からのしきたりもいいものだな、と初めて感じさせてくれたのがさっちゃんでした。
柚子湯や菖蒲湯、七草粥、お萩なども僕の子供のころ実家ではしなかったことなので、新鮮でしたね。
クリスマスはさすがに子供の頃も祝っていましたが、これからも続けて行ければと思います。
さっちゃんは何も分からなくなっていますし、今年はコロナ禍の中ですから、実に寂しいお祝いになってしまいました。
ささやかでも続けて行こうと思っています。

ケーキを一緒に食べましたが、さっちゃんは3分の1ほど残して、テーブルに突っ伏して寝始めました。
布団に連れて行きました。
それから再び一度も目を覚まさずに眠り続けています。
真夜中まで後1時間、多分寝続けているでしょうから、今日1日で21時間は寝ていた計算になります。
最近、ちょっと心配になって来ました。
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