さっちゃんも僕も決して強い登山者ではありませんでした。
クライミングもさほど上手なわけでもありませんでした。
せいぜい中級の下、あるいは初級の上くらいのレベルだったと思います。
でも、二人でザイルを組んだりして、少しずつ自分たちの行きたい範囲を広げていきました。
二人とも山が好きで、山の自然が好きで、その中に浸ることが大好きだったからだと思います。
毎週のように二人で、あるいはそこに山仲間を加えて、山行を繰り返しました。
さっちゃんとの濃い想い出は山の中にあります。
ですから、僕はいつまでも山の中に浸っていたいと思うのです。
2020年12月6日がさっちゃんと歩いたハイキングの最後になってしまいました。
それから1年間は、僕自身も山に行けない日々が続きました。
僕の山体力はさっちゃんに恥ずかしいレベルまで落ちてしまいました。
それで2021年11月21日からスタートした僕の山体力復活作戦。
それから7ヶ月が経過しました。
僕の山体力復活作戦は第2ステージに入ります。
それが今回の日陰名栗沢でした。
詳しくは『ザイルと焚火と焼酎と』を読んでください。
日陰名栗沢の遡行は僕にとっての山体力復活作戦の第2ステージです
▲11:55。日陰名栗沢は美しい日本庭園のような沢です。登攀的要素はなく、ひたすら美しい森の中を沢に沿って歩き続けるのです。
今回の日陰名栗沢から僕は『少し長い距離を歩く』シリーズと命名しました。
僕の命名好きや分析好きは許してくださいね。
その結果の詳細をここに記しておきます。
コースタイム 実際にかかった時間
東日原バス停~八丁橋 1時間 48分
八丁橋~日陰名栗沢出合 1時間 46分
(出合での準備 26分)
日陰名栗沢出合~石尾根終了点 3時間30分 3時間53分
(装備解除の時間 12分)
石尾根終了点~鷹ノ巣山避難小屋 50分 30分
鷹ノ巣山避難小屋~峰谷バス停 1時間40分 1時間20分
トータル 8時間 7時間55分