さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

I老健へ行き、S田さんとの面談がありました

2022-05-31 23:07:05 | 介護老人保健施設(老健)

昨日の月曜日は1ヶ月ぶりの面談がI老健でありました。

3時5分前に着くと、洗濯済の寝巻き等を渡し、新たな洗濯物を受け取りました。

先週の金曜日に入浴して着替えた寝巻きと肌着と靴下でした。

玄関先で待っていると、相談員のS田さんが現われて、面談室で待つように言われます。

 

S田さんが面談室に入って来て、最初にこんなことを言われました。

「ケアマネさんとは連絡は取っていますか?」

「今後もずっとさっちゃんのケアマネさんでいてくれそうですか?」

ケアマネのT口さんとは具体的な用事もないので、確かに連絡回数は減っていて、1ヶ月に1回くらいになっています。

それにT口さんとの関係性も悪くはありませんから、当然ずっとケアマネさんであり続けてくれることに、疑問は抱いていませんでした。

ところが、です。

S田さんがおっしゃるには、さっちゃんが老健等に入所している間はケアマネさんには収入が発生しないと言うのです。

その間、他の方の仕事を入れて、さっちゃんが戻った時にさっちゃんには手が回らなくなることも有りうるのだとか。

そうなんですね、そういうシステムなんですね、知りませんでした。

ケアマネのT口さんはとっても良くしてくださる方ですから、僕としても代わって仕舞われては困ります。

さっちゃんの様子を報告しておこうと思いました。

火曜日の午後3時38分、電話で10分間ほど話し、S田さんとの面談の報告をしました。

 

次に、S田さんはほんの少し嬉しそうな表情で「さっちゃんは立っていますよ」と言うんです。

マスクで表情はあまり読み取れないのですが、嬉しそうな口調でした。

無表情なことが多いS田さんですから、意外に感じられる口調だったんです。

具体的内容を聞くと、端座位がしばらくは可能なこと、長くなると体が傾いてしまう。

補助して立ってもらうと、体に力が入って立った状態を保てている、と言うのです。

でも、これは今月初めにも同様のことを聞いています。

その後、進展した内容はないのでしょうかね?

 

そして、話の内容は今回の面談の核心部分になりました。

それは胃瘻造設手術がいつになるのかということです。

そのために今いちばん問題になっているのが便秘問題、排便状況だと言うのです。

まずは5月排便状況の記録を見せてくれました。

4月に入所した時から便秘の薬は服用しているでしょうから、昔のように1週間とかそれ以上間隔が開くことはありません。

長くとも数日の内には排便があります。

2種類の薬だけではなく、ときおり座薬を使ったり、浣腸をすることもあるようです。

5月中旬からは2日おきとか連日の排便があったりしているようです。

 

S田さんが何故に便秘の改善をすることが大切なのかを説明してくださいました。

腸に宿便やガスが溜まると、腹圧が高まり、胃を圧迫するのだそうです。

圧迫された胃は内容物が逆流し易くなって、吐いてしまい易くなるのだそうです。

喉元に上がって来た胃の内容物が肺へ入ると、誤嚥性肺炎になるとのこと。

唾液や口からの飲み物等が誤嚥されるよりも、胃の内容物は強酸性の胃液が混ざっているので、酷い肺炎になるのだそうです。

 

僕は質問しました。

「さっちゃんは知り合ったころから便秘で、その頃は吐いたりするようなことはありませんでした」

「何故、今は胃の内容物が逆流し易くなってしまったのでしょう?」

S田さんは答えます。

「その頃とは違うんですよ。入院などして体力が弱くなってしまっていますし」

まあ、確かにそうなんでしょうね。

さっちゃんのケースでは便秘が誤嚥性肺炎を繰り返す大きな原因のひとつになっているようです。

S田さんはこうも言いました。

「家へ戻ったとしても、訪問看護師さんに週に2回は来てもらうようにしてください」

「そして、排便状況をしっかりとコントロールしてもらうようにしてください」と。

 

S田さんはさらに厳しい表情でこうも言われました。

「ほったらかしておいては生きられない状況なんですよ。本人も苦しいはず」

「誤嚥性肺炎は繰り返され易い病気ですけれど、なるべく起こさないようにしてあげなければなりません」

「これは胃瘻を造る造らない以前の問題ですよ」

 

この後、S田さんがこの老健におられる医師の先生を呼んで来てくれました。

以下は、その医師のお話です。

「胃瘻造設の手術は全身麻酔になりますから、患者本人の体力が必要です」

「入所して1ヶ月少し経ちますけれど、体調が安定しつつあるようです」

「今の体調を更に安定させることで、この先も見えて来るでしょう」とのことでした。

 

このI老健の主治医(と言うのかな?)の先生は毎週木曜日に診るのだそうです。

そこでその後の方針が決まるそうなんですが、手術だとなれば、S田さんから僕に連絡が来るのだとか。

胃瘻造設が決まると、病院へ1週間ほど入院になるようですね。

 

いつも僕の個人的予想(予感)は外れてばかりなんですが、多分6月上旬には胃瘻造設の手術日が決まると思います。

コメント
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