さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

買い物も兼ねて、3kmほど先のホームセンターまで散歩に行きました

2020-12-26 23:56:45 | 買い物
さっちゃんとの散歩はほぼ毎日行っていますが、山歩きは3週間ほどご無沙汰です。
今日からはデイサービスも言語リハビリもお休みになってしまいます。
10日間はさっちゃんには何の予定もありませんから、せめて山も散歩もしっかりと歩こうと思っています。

それで今日から僕が決めたこと。
それは僕自身が早起きすること。
僕は基本グータラなので、何も用事がない日はアラームもかけないで寝たいだけ寝ることが多いんです。
それじゃあこの10日間でどこまで生活リズムが崩れてしまうか分かりませんから、せめて朝だけはちゃんと起きようと思ったんです。
早起きと言っても、普通、いや、多くの働いている人にとっては遅い起床だと思います。
7時半にはアラームをかけて、起きる。
たったこれだけのことです。

それに加えて、よく歩こう、と。
今日も2時半過ぎに家を出て、3kmほど先にあるホームセンターへ行きました。
その8割方は多摩川土手を歩けますから、散歩も兼ねて行ける心地の良い買い物です。

ここのところ探している買いたいものが3つあるんです。
まずは僕のジャンパー。
10年以上愛用していた素朴な安物のジャンパーが昨年いよいよボロボロになって、着ることが出来なくなったんです。
今は人からもらった Marmot の裏地がフリースのウインドブレーカーのようなのを着ています。
でも、これは胸にひとつしかポケットがなくて、使い勝手が良くありません。
ポケットは3つは欲しいんです。
最初はユニクロあたりで探したんですが、分厚かったり、重かったり、高価過ぎたり、僕の求めている軽くて安くて使い勝手の良いものがありません。

次に探しているのはバケツ、それもブリキとかトタンとかの鉄製のバケツ。
10リットルに近い容量のバケツが欲しいんです。
プラスチック製のバケツがあったのですが、古くなってひび割れだらけになってしまったんです。
どうせ買うのなら、自然にも優しい(はずの)鉄製のバケツ。

3つ目はさっちゃんの手袋。
普通の手袋はあるのですが、さっちゃんは自分ではなかなか上手く手袋をはめることが出来なくなっているんです。
それで、僕が手袋をはめてあげるんですが、それがなかなか難しい!
途中で諦めてしまうことがほとんどです。
ですから、5本指の手袋ではなくて、親指とその他全部、そんな手袋を探しているんです。
何週間も探しているのですが、見つかりません。


土曜日の多摩川土手はいつもよりは人の出が多いですね。
特に多いのは自転車です。
後方から来て、すぐ横を高速で通り過ぎる自転車には恐怖を感じますね。
マナーのいい優しい方もおられて、スピードを押さえてくれるのはもちろんですが、「右を通ります」などと声も掛けてくれたりします。

明るい空に白い月が浮かんでいました。
最初に、さっちゃんに「月だよ」と教えてあげた時は見つけることが出来なかったみたいです。
でも、2回目以降は見つけることが出来ました。
さっちゃんは月のことはすぐに忘れてしまいますから、僕は繰り返し「月だよ」と言います。
そのたびにさっちゃんは何やら小さな声を上げて、感動なのか、驚きなのか、何かの感情を表現していますね。

ホームセンターでは小物の手袋から探しました。
でも、探している手袋はありませんでした。
次は僕のジャンパー。
作業着のコーナーがあって、そこで良さそうなのがありました。
価格も2000円台。
本当はじっくりと選びたかったんですが、さっちゃんの気分が持ちそうにないと思いましたから、今日は買わないことにしました。
他の作業着等を扱っている店でも探してみたいと思います。

3つめのバケツですが、広い店内を見て回りますが、見つけることが出来ません。
結局、お店の人に聞きました。
ほとんどがプラスチック製ですが、ひとつだけトタン製のがありました。
容量も9リットルなので、これを買うことにしました。

さっちゃんは機嫌を悪くすることもなく、最後まで僕に付いて来てくれました。
これくらいの長さ店内をウロウロすると、さっちゃんは忍耐力の限界に至るせいなのか、機嫌が悪くなって勝手にどっかに行ってしまうことがよくあるんです。

帰りも往きと同じ多摩川土手を帰りました。
山の端に沈む直前の夕日が左前方から眩しく斜光を投げかけます。
土手から離れるころに、太陽は山に沈みました。

その時です。
さっちゃんが僕に上空を見るように促すんです。
見上げると、何10羽ものカラスが沈んだばかりの夕陽から遠ざかるように、皆同じ方角へ飛んで行ってるんです。
塒に急いでるんでしょう。
さっちゃんが上空を見上げながら「からからから」と声を上げました。
さっちゃんも僕もしばらくずっと見上げていましたから、100羽ほど飛んでいたのかもしれませんね。

帰り道のいつもの水辺には11羽浮かんでいました。
いつもの倍ほどの長い散歩でしたが、さっちゃんは最後まで楽しそうに(多分)歩き切りました。
ただ、太股の外側がちょっと痛いようですね。
立ち止まってそこを押さえる動作もありました。

帰宅して、まずはおやつを食べました。
先日、無印良品で買っておいたマドレーヌですが、「美味しいね」と言いながらさっちゃんは食べてくれました。
夕食もまあまあ食べてくれました。
とにかく小食なさっちゃんですから、食事量が不足しているのは確かなんですけどね。
コメント
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