仙台と福島に出張で、1日目の訪問地は仙台の米ケ袋と青葉通りでした。新幹線に早めに乗って仙台に向かいました。仙台駅でみたスーパーこまちバスで青葉城跡を目指しましたが、時間がなく施設の近くの愛宕神社を散策しました。
愛宕神社(あたごじんじゃ)は、愛宕信仰にもとづく愛宕神社の一つです。もと米沢にあった愛宕神社が、伊達政宗の移封とともにまず岩出山へ、ついで仙台へ移転しました。仙台総鎮守です。火防鎮護、辰巳歳生一代守護の利益があるとされます。仙台市都心部からみて南、広瀬川を隔てる標高75mの愛宕山の頂上の東半分に愛宕神社が鎮座し、西半分は大満寺虚空蔵堂が鎮座しています。本堂、
愛宕信仰(あたごしんこう)とは、京都市の愛宕山山頂に鎮座する愛宕神社から発祥した、火防の神に対する神道の信仰です。京都の愛宕神社は、古くから修験道の道場となり、愛宕山に集まった修験者によって江戸時代中頃から愛宕信仰が日本全国に広められました。中世後期以降、愛宕の神は火伏せに霊験のある神として広く信仰されるようになりました。日本全国で「愛宕」を社名につける神社は43都道府県に約1000社あり、特に東北地方に多く分布しています。
愛宕神社からみた広瀬川と愛宕橋や仙台市内が見渡せます。大震災の傷跡がいろいろなところに見られました。地震で壊れた鳥居の再建です。壊れた石碑が修復されていました。
大満寺は創建より550余年を迎える曹洞宗の禅寺で、伊達政宗公、忠宗公に仕えた仙台藩家老・古内主膳重広公の菩提寺だそうです。虚空蔵堂
虚空蔵菩薩は、大宇宙の如く大きな功徳で、悩める全ての人々を救済する力を備えた菩薩であり、不思議な力により窮地に陥った者を救う菩薩であるとされています。
千体観音菩薩:仙台青葉城はそもそも「虚空蔵城」とか「虚空蔵楯(館)」と呼ばれていたらしいのは、大満寺の虚空蔵堂が主塔であったからということです。
また、国分能登守の居城になった時、千躰城と改められました。「伊達治家記録」によると「城辺に千躰佛を祀るが故に千躰城と号す」と記され、この千躰佛は大満寺の千躰佛を指し、この千躰佛こそ仙台地名の源(ルーツ)となっているということです。
梵鐘八角堂:十二支守り本尊
帰りに、愛宕神社から210段ほどの階段を下りてくる途中で、ネコさんに会いました。昼寝をしているところを、驚かしてしまったらしく、日陰に逃げ込まれてしまいました。見ていると、少し落ち着いたらしく、またのんびりと寝そべっていました。