ランドマーク探しⅢ

2012年から出張先での風景や社寺仏閣、由緒を訪ねて記録してきました。2016年からは自分の足で散策し、記録しています。

千葉ニュータウン中央

2013年06月11日 23時44分58秒 | 訪問地周辺

千葉ニュータウン中央の施設に訪問しました。3年前にも伺ったのですが、駅前の空き地?は変わらずでした。ニュータウン計画の歴史は、1966年(昭和41年)に千葉県が単独で事業を開始し、1978年(昭和53年)に宅地開発公団(現、都市再生機構)が参画しました。計画当初は人口34万人と大規模な開発が予定され、10年間で完成させる予定でいましたが、オイルショックやバブル崩壊、また少子化の影響もあり、数回にわたり開発規模が縮小され、建設期間が延長されました。造成した土地の売却が進まず、事業区域内に多くの未利用地を残したまま、2014年(平成26年)3月で事業を完了する予定ですが、人口も予定の1/4の9万人に留まっています。この影響で、十分な客を集められなかった北総鉄道北総線は1000億円の負債を抱え、運賃を高額に設定せざるを得なくなった、ということです。駅北側には、北総地区最大級のショッピングセンター「イオンモール千葉ニュータウン」や社会保険大学校、竹中技術研究所や三井住友海上などのオフィスビル群が林立し、ゴミ焼却処理施設の余熱を利用した温水センターなどがあります。また、中央駅周辺では、ゴミ空気輸送システム、空気の力でゴミを輸送し、常時捨てられゴミ収集前のカラスや猫によるゴミのまき散らしや臭いなども発生しないのが利点のインフラ施設で、国と住宅・都市整備公団(現・UR都市機構)が約100億円を投じて建設しましたが、収集量が当初予想を大幅に下回り、赤字改善は難しいとの判断から主要設備の耐用年数を迎える2010年3月31日をもって事業を中止してしまいました。

北総線のスカイアクセスの通る線路は広い川の中を走るように走っているので、複々線にする計画でもあるのか思っていましたが、実はJALがリニアモーター線を計画して挫折したとのことでした。ひろい線路内駅は端に寄るようにして立っています。
帰りの道端に黄色い花が咲いていました。

コメント
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