次のソンテウが来た。
さっきのオッサンを踏まえ早くも臨戦態勢に入る俺。
話しかける前にドライバーのおじさんが俺を見て 『日本人ですか?ドコへ行きますか?』
なんと日本語。しかも発音が上手い。
『町のバスターミナルの前にシートラ力ンってホテルがあると思うんですけど、分かりますか?』
『あぁ分かります。乗ってください。少し遠回りしますけど降りる場所言いますから』
マジ普通にしゃべってきた。すげぇなこの人。
それで助手席にどうぞと言ってくれた。
しばらく日本語で話してると、女のコ紹介しようか~どう~?いる~?安い店あるよ~アハハ、とか聞いてきた。
男の子だったらね~と笑いながら返したら、それは知らないですと正面向いたまま真顔で言われた。
俺がスベッたみたいになっとるやないか。
他の乗客が入れ代わっていき、次が俺の降りる場所と教えてくれた。
一緒に降りた青年に夕イ語で何か言って、『この子について行って』と。
青年君、こっちって感じに俺を呼んで、道路渡って歩き出した。
道を入って行ったら少し先にシートラカンホテルがあった。
青年君はココと指さして 『バイ!』 と言って反対側に渡って去って行った。
ありがとう、青年君。そしてドライバーさん。
ソンテウ料金は10バーツだった。
無事ホテルに到着。思ってたよりも大きいホテルだった。