映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『ヤンヤン 夏の想い出』

2018-07-26 10:34:24 | Weblog
2000年 台湾&日本
監督:楊徳昌(エドワード・ヤン)
出演:呉念眞(ウー・ニェンツェン)、エレン・ジン、イッセー尾形、ケリー・リー、張克帆(ジョナサン・チャン)

ヤンヤン少年は両親、姉、そして一緒に暮らしているお祖母ちゃんと一緒に叔父さんの結婚式に行くのだが・・・

エドワード・ヤン特集で四作連続で見て疲れちゃったのか、いまひとつ集中できず・・・やっぱりクーリンチェが最高だな、などと不埒なことを思ったのでした。年を取ると、ヤンヤンの方が面白いはずなんだけどなぁ~・・・。
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『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』

2018-07-26 09:59:16 | Weblog
1991年 台湾
監督:楊徳昌(エドワード・ヤン)
出演:張震(チャン・チェン)、楊靜恰(リサ・ヤン)、王啓讃(ワン・チーザン)、柯宇綸(クー・ユールン)、譚至剛(タン・チーガン)、 周彗國(ジョウ・ホェイクオ)、林鴻銘(リン・ホンミン)、陳宏宇(チャン・ホンユー)、王宗正(ワン・ゾンチェン)、唐暁翠(タン・シャオツイ)、•楊順清(ヤン・シュンチン)、倪淑君(ニー・シュウジュン)、王維明(ワン・ウェイミン)、張國柱(チャン・クォチュー)、金燕玲(エイレン・ジン)、王娟(ワン・ジュエン)、張翰(チャン・ハン)、姜秀瓊(チアン・ショウチョン)、頼梵転(ライ・ファンユン)、徐明(シュー・ミン)、施明揚(シュー・ミンヤン)

小四の家族は大陸から台湾に渡ってきた外省人。インテリの父は、自分や妻の能力も経験も活かせず、苦しい生活を余儀なくさせられている現状が不満でならない。子どもたちにはシッカリと教育を受けさせたいと思い厳しくするのだが、小四も長男の老二も悪い仲間と付き合い始める。小四は、行方不明の不良のリーダー・ハニーの彼女だと噂される小明と出会い好意を持つようになるのだが・・・

1961年に台北で実際に起きた、14歳の少年によるガールフレンド殺害事件がモチーフだそうです。話題になった作品で、公開当時見ていると思うし、DVDも持っているのだけど、ほとんど内容を覚えてなかった・・・なぜだろう(^^;。最初の感想は、チャン・チェン若いっ!!っていうか幼いっ!!で、かわいい(^^)。上映時間はかなり長いけど、丁寧に描かれているから、物語の中に入り込んで、彼らと一緒の目線で見たり感じたりできるので、飽きることなく見ることが出来ます。見るからにワルっていう少年のしでかしたことじゃないのが重要で・・・時代や社会や世間ってものの中で人は生きているんだなってことをヒシヒシと感じます。
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『恐怖分子』

2018-07-26 08:55:35 | Weblog
1986年 台湾&香港
監督:楊徳昌(エドワード・ヤン)
出演:繆騫人(コラ・ミャオ)、李立群(リー・リーチュン)、金士傑(チン・スーチェ)、顧寶明(クー・パオミン)、ワン・アン、マー・シャオチュン、ホアン・チアチン、リウ・ミン

台北で暮らす作家の妻と医師の夫。妻の為にも出世しようと同僚を陥れることもじさない夫が気づかないうちに、少しずつ妻の心は離れていた。そんな時、不良少女が無作為にかけた悪戯電話が、二人の関係を動かし始める・・・

『台北ストーリー』より物語性が高くなって見やすくなっているけど・・・その分、フツーになってしまっている気がしないでもないです。でも、まっ、それは今だから思うことかもしれません。もっとも、日本公開時には見ているはずなんですよね・・・その時のわたしは、どう感じたのかな・・・それが何より知りたかったりしますが、思い出せませんね(^^;。
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『台北ストーリー』

2018-07-26 08:32:05 | Weblog
1985年 台湾
監督:楊徳昌(エドワード・ヤン)
出演:蔡琴(ツァイ・チン)、侯孝賢(ホウ・シャオシエン)、呉念眞(ウー・ニェンツェン)、柯一正(クー・イーチェン)、リン・シュウレイ、ウー・ヘイナン、梅芳(メイ・ファン)、チェン・シューファン、ライ・ダーナン

80年代高度成長期の台北。プロ野球選手だったアリョンは、引退後家業を継ぎ、台北で変わり映えのしない毎日を送っている。恋人のアジンは努めている会社をやめ、アメリカへの移住したいと考えている。大きな揉め事はないが、少しずつすれ違っていく二人の気持ち・・・

タイトルからも感じられるように、台北で暮らす男女の物語というだけでなく、当時の台北という街の物語でもあるんだろうな。時代というものを、とても強く感じさせる映画であります。個人的には、侯孝賢をはじめ監督と親しい映画人たちが出演して、みんなで俺たちの映画を作るんだって思いながら作ったんだろうなと感じさせる、これまたこの時代の台湾映画界が感じられて面白いです。
最初、アジンがあまりにも無表情で、この人、絶対に幸せじゃないでしょって思っていたんだけど、友達飲みながら笑っているシーンがあって、ああ二人の関係が行き詰っているっていうことなんだと気づき、監督凄いぞっ!って思いました(^^)。
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『未来警察 Future X-cops』

2018-07-26 08:06:50 | Weblog
2009年 香港&台湾
監督:王晶(バリー・ウォン)
出演:劉徳華 (アンディ・ラウ)、徐煕媛(バービー・スー)、賀軍翔(マイク・ハー)、徐嬌(シュー・チャオ)、馬精武(マー・チンウー)、樊少皇(ルイス・ファン)、范冰冰 (ファン・ビンビン)

西暦2080年の世界は、太陽エネルギーの運用によってエネルギー問題が劇的に改善され、人々は安定した暮らしを手に入れることが出来た。しかし、それによって事業に大きな打撃をこうむった石油関連企業が、太陽エネルギーシステムの開発者を過去にさかのぼって暗殺することを計画する。政府は、開発者を守るため、警官のジーハオをサイボーグに改造し、暗殺を阻止すべき過去に送り込んだのだが・・・

香港映画はB級でいいんです。いえB級なのが魅力なんです。だからこそ決して他にない面白さがあるんです。でもなぁ~、これはしょ~もないかな。華仔主演じゃなきゃ、最後まで見ないぞ。残念。
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『女神よ、銃を撃て』

2018-07-25 16:05:57 | Weblog
2017年 仏
監督:ティエリー・クリファ
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ダイアン・クルーガー、ネクフ、ニコラ・デュボシェル、セバスチャン・フーバニ、オリビエ・ルストー

薬物依存症の娘が、恋人である売人に暴力を振るわれ、思わず殺してしまい、母に泣きつく。母は証拠を燃やし、死体を川に捨てるが、結局事件は発覚し、娘も警察の事情聴取を受ける。売人の仲間のチンピラは、横流しした薬の代金を元締めに要求され、母と娘を強請って金を調達しようとする。チンピラの金の出何処を吐かせようと、元締めはチンピラを拷問するのだが・・・

いつドヌープがハードボイルドに銃撃戦をするのかなと思って見ていましたが・・・それを期待してはいけません・・・これは中途半端を楽しむ映画です。メインキャストはドヌープ演じる母と、その娘、ドヌープを強請るチンピラなんだけど、みんな善人ではなく、かといって極悪人でもなく・・・どこにも振り切れない人たちで・・・映画の展開としても、どこにも振り切れなくて・・・正直、はい?って感じで終わるんですが・・・なんか「そっかもな」って思ったりするんですよね。リアルな現実、誰もがもしかしたら落ち込むかもしれない落とし穴・・・なんて言ったら褒めすぎで、それほどのことではないんてすが、でもまあ、そういう要素か全くないこともないっていう、そんな感じの映画でした。それにしても、この時のドヌープって74歳くらいじゃないですかね・・・すごい女優さんですよね。是枝監督の最新作にも主演するんですよね。いや~・・・美魔女とか、そういう言葉では決して表現したくないですよね。本物ですよ、本物(^^)。
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『幸せなひとりぼっち』

2018-07-25 15:50:51 | Weblog
2016年 スウェーデン
監督:ハンネス・ホルム
出演:ロルフ・ラスゴード、イーダ・エングボル、バハー・パール、フィリップ・バーグ、カタリナ・ラッソン

頑固で自分ルールに拘るオーペは人付き合いが苦手だ。けれど、聡明で朗らかで優しい妻との出会いが、彼の人生を素晴らしいものにしてくれた。その妻が亡くなり、オーペは妻の後を追うことばかり考えていた。それを知らず何かと邪魔するのが隣に引っ越してきたパルバネ一家だ。何事にも大ざっぱで騒がしい彼らに苛立つオーペだったが、巻き込まれるように彼らに関わっていくうちに、妻のもとに行くのを少し先送りにしようと思うようになるのだった・・・

頑固な老人が妻を亡くしてますます頑固になり世間との間に壁を築くけれど、騒がしい隣人、多くの場合子ども、あるいは若者に、いやいやながら振り回されるうちに壁がなくなっていくっていうのは定番のお話なんだけど・・・定番でも好いものは好いのでありますな。可愛らしかったですよ、オーペも映画も。ラストも好きですよ・・・ああ~、そうだったんだ・・・ヨカッタ、嬉しいなって思いました(^^)。
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『複製された男』

2018-07-25 15:36:40 | Weblog
2013年 カナダ&スペイン
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
出演:ジェイク・ギレンホール、メラニー・ロラン、サラ・ガドン、イザベラ・ロッセリーニ、ジョシュ・ピース、ティム・ポスト、ケダー・ブラウン、ダリル・ディン、ミシャ・ハイステッド、メーガン・マン、アレクシス・ウイガ

大学で歴史を教えているアダムは、何の気なしに見た映画の中で、自分と瓜二つの俳優アンソニーを見つける。どうにもアンソニーが気になるアダムは、彼が所属する事務所にまでいって、住まいを突き止め接触をはかる。最初は警戒していたアンソニーだったが、アダムに会い、後天的についた体の傷まで同じであることをお互いに確認し・・・

よく分からん・・・冒頭のシーンに答えがあったのかな・・・ん~、もやもやする(^^;。不思議に対する答えは明確に示されず、その後についても想像がつかず・・・SF?猟奇的犯罪もの?なんでもいいやって気分です(爆)。注意深い人や想像力のある人なら腑に落ちるのかもしれませんが、ぼー~っと見ていたら何も分かりませんし、見た後の感情の着地点が見つかりません。かといって、もう一度見て確かめようという気持ちになるほど惹かれはしませんでした(^^;。
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『未来よ こんにちは』

2018-07-25 15:23:10 | Weblog
2016年 仏&独
監督:ミア・ハンセン=ラブ
出演:イザベル・ユペール、アンドレ・マルコン、ロマン・コリンカ、エディット・スコブ、サラ・ル・ピカール、ソラル・フォルト、エリーズ・ロモー、リオネル・ドレー、グレゴワール・モンタナ=アロシュ、リナ・ベンゼルティ

パリの高校で哲学を教えているナタリーは、娘と息子も独立し、教師の夫と二人暮らし。好きな仕事をし、生徒にも慕われ、家族にも恵まれて、心配事は一人暮らしをしている認知症の母のことだけだった。けれど突然、夫から好きな人が出来たと言われる。思っても見みなかったことに動揺するナタリー。追い打ちをかけるように施設に入れた母がなくなる。それでも、夫とも別れ、一人の生活を始めたナタリーは、新しい自分のライフスタイルを築きはじめるのだった・・・

哲学教師は教師であって哲学者とは違うんだなぁ~・・・哲学の授業がいまいち浅すぎるでしょ、とか思いながらも・・・ナタリーにはシンパシーを感じてしまうのでありました。もし、今、夫から「好きな人ができた」と言われたら、自分もこんな風な反応をするだろうなぁ~とか思いながら・・・でも、彼女の様な、自分で天職と思える仕事についていないから、もっと侘しい生活になっちゃうかな・・・(涙)。
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『神様メール』

2018-07-25 15:09:34 | Weblog
2015年 ベルギー&フランス&ルクセンブルク
監督:ジャコ・バン・ドルマル
出演:ブノワ・ポールブールド、カトリーヌ・ドヌーブ、フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー、ピリ・グロワーヌ

ブリュッセルにある家で、横暴な中年オヤジである父の神様と、自分の意思を持たない父の言いなりになっている中年女の母の女神と、三人で暮らしている少女のエア。彼女は、自堕落で高圧的な父を嫌っているが、父がカギのかかった部屋で一人パソコンを操作し、世界を管理して、遊び半分で人間たちを不幸にしているのを知り、つくづく嫌気がさす。そしてついに、亡き兄のイエスのように外に出て、自分らしく生きたいと思い、父の部屋に忍び込み、パソコンを触っていて、世界中の人々に寿命を知らせるメールを送信してしまう。外の世界に出たエア、兄を見習って自分の使徒となる人たちを訪ね歩くのだが・・・・

ありえない設定だけど、なんかそれが楽しいっ!!登場人物たちの飄々とした感じも嫌いじゃないし・・・面白いじゃん!!って感想です(^^)。好き嫌いはあるかもしれないけど、わたしは好きです(^^)。
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