気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

クダモノトケイソウ・フェイジョア

2023年09月13日 | 花や昆虫 2023~

ちょっと不気味で個性的なクダモノトケイソウ(果物時計草)の花
次々と開花しています。暑さに強い植物なのですね。

甘い蜜が味わえるのでしょう。蜂は蟻がさかんに吸蜜していました。

実はまだ青いですが、これから追熟してどんな色に変わっていくのか楽しみです。










フェイジョア


今年はたくさん実がなりました。
まだ青いですが、熟したら甘い香りがするのかしら?どんな色になるのでしょう。




フェイジョアの花を再投稿





2023年6月下旬撮影










いつも閲覧してくださってありがとうございます。
9月も半ばというのに、日中はうだるような暑さが続いていますね。
みなさまもどうぞお体を大切にお過ごしください。

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思い出のツツドリ

2023年09月12日 | 強く記憶に残る鳥たち

繁殖のため日本に里帰りしていた夏鳥たち 秋の渡りの時期を迎えています。
諸般の事情でしばらく探鳥に出られないので、過去に撮影した秋の写真を見返しています。

カッコウの仲間の一種・ツツドリ(筒鳥)
二羽の幼鳥の写真を4枚ずつ載せました。
 カッコウの仲間は、托卵といって、他の種類の野鳥の巣に卵を産み付け、育てさせる習性が知られています。
この二羽のツツドリにも、生みの親と育ての親がいるのだと考えるとなんともいえず不思議な思いです。



スズメガの仲間の幼虫を捕まえました。

カッコウの仲間は、大型の蛾の幼虫を好んで捕食します。



今回の写真はいずれも2019年秋に地域の梅林で撮影しました。
撮影者は私一人で、ツツドリの幼鳥は自ら近くに飛んできて来てくれることさえありました。
人間(私)を恐れるより、食べ物(蛾の幼虫)を探すのに集中していたのでしょう。
野鳥撮影のブームで噂が噂を呼び撮影者が増えてからは足が遠のいています。

もう一度、じかにこの目でツツドリを見たい思いは募りますが、
写真だけが目的なら、もうこれまでに撮らせてもらった分だけで十分足りているを思えます。



羽縁が赤みを帯びている幼鳥でした。
~先に4枚掲載の幼鳥の羽縁のいろは白です





この幼鳥も、立派な成鳥になって、今年も日本に里帰りして子孫を増やしたかもしれませんね。
そうであってほしいと切に願います。




ツツドリ(筒鳥)Himalayan Cuckoo 全長約33㎝
カッコウ目カッコウ科カッコウ属



今日も最後まで観て頂きありがとうございました。

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ブラックパール・オシロイバナ 他

2023年09月11日 | 花や昆虫 2022~

ブラックパールは、黒に近い濃い紫色の葉が印象的なサルスベリ(百日紅)
限りなく白に近い淡いピンク色の花との対比も美しい




モミジアオイ(紅葉葵)

大輪の深紅の花をキリリと咲かせていました。


オシロイバナ(白粉花)




この日は、まだ閉じていない花がたくさんありました。
去りゆく夏を惜しんでいるかのように









ルドベキア・タカオ/ミツバオオハンゴンソウ(三葉大反魂草

大反魂草~おおそりはんごんそう~ すごい漢字をあてているのですね。
何かを主張するかの如く、花壇から園路に伸びて花を咲かせていました。



今日も最後まで観て頂きありがとうございました。
今日は雨降り。窓を開けると涼しさを感じますが、
締め切った部屋は湿気がこもり、温度が上がって暑苦しさを感じます。

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黒いアオサギ!

2023年09月09日 | アオサギ

とても色の黒いアオサギの幼鳥を見かけました。5月下旬、海辺で見つけた個体です。

最初はクロサギか?何か別種のサギ?と思ったのですが、頭部の形や体型などからやはりアオサギのようです
これまで、カラス、ハクセキレイ、カワラヒワ、スズメの白化個体や部分白化個体は見ましたが、
野鳥の黒化個体の例は、過去に観察した記憶がありません






「アオサギを議論するページ」の管理人さんに写真を見て頂いたところ、
アオサギの黒化も白化と同じく稀に確認されているとお聞きしました。

北海道でも20年程前に浦臼町で黒いアオサギが見つかり、
クロサギではないかと大いに騒がれたことがあったそうです。
興味深いのは、その黒い個体は、日が経つにつれてどんどん黒くなくなってとこのとでした。






「アオサギを議論するページ」管理人さんのお話によると、黒い個体は幼鳥の場合が多いようです。
幼鳥は食べ物の影響を受けやすいのか、黒だけでなく茶色など色の変異は珍しくないとのことでした。

「私の推測なので本当のところはよく分かりませんが…」と前置きされて、管理人さんはこう仰っていました。
だんだん色が変わっていくところをみると遺伝的に固定されたものではない気がするのです。
成長するにつれてだんだん色が抜けていったり、
ともかく換羽後の羽の色にはほとんど影響を及ぼさないのかなと思います。



水路で餌探しして、濡れた状態だったせいもあり、黒いアオサギの頭部から首はよじれたようになっていました。
最初に見つけた時は、「重油にまみれて保護が必要な状態ではないか・・・」と不安を抱きました。
どうしよう?と迷い始めた時に、翼を広げてふわっと元気に飛んだので「異常なし」と判断できました

黒いアオサギは、私のすぐ横を飛んで松林に姿を消しました。
アオサギの巣が数か所確認できる小さな営巣地です。
体下面と喉の下には白い羽毛が生えて、普通のアオサギとほぼ変わりない色でした。




冒頭に記した通り、この黒いアオサギを見たのは三か月以上前、五月下旬でした。
私の知る限り、今日まで、地域で「黒いアオサギ」の目撃情報はありませんでした。
「アオサギを議論するページ」管理人さんのお話の通り、
成長するにしたがって黒い色も抜け「普通のアオサギ」になっていったのでしょう。


アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約95㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属


いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。



◆「アオサギを議論するページ」
https://www.grey-heron.net//

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オミナエシに揚羽蝶

2023年09月08日 | 花や昆虫 2023~

オミナエシ(女郎花)ナミアゲハ(並揚羽)が吸蜜していました
あわあわと薄黄色い小さな花のひとつひとつに甘い蜜をたたえているのでしょう

ナミアゲハは点々と場所を変え 甘い蜜に舌鼓を打っているかのようでした









庭園の木の枝に涼し気な風鈴が下がっていました。
掲載が遅れましたが、撮影したのは8月の暑いさなかでした。

 ♪ ちりりん ♪








いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。
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もうじき南へ 夏鳥たち

2023年09月07日 | つきあかり

繁殖のため日本に渡ってくる夏鳥のコサメビタキ(小鮫鶲)
全長約13cm スズメ(全長14.5㎝)より小さな渡り鳥です。
今年も山間部で子育てを終え 越冬地の南国へ旅立つ日が近づいています。



サメビタキ(鮫鶲)

ヒタキ科の鳥たちの採餌の特徴はズバリ「フライングキャッチ」!
英名の「~~~Flycatcher」はその採餌の方法に由来しています。
サメビタキの英名=Dark-sided flycatcher
木の枝先から飛んでいる昆虫類を見つけて、飛び立ち、あっという間に捕食する様はまさに神技!



エゾビタキ(蝦夷鶲)

エゾ(蝦夷)と聞くと北海道を連想しますが
さらに北のカムチャッカや千島などで繁殖するそうです。
旅鳥として春と秋に日本にやってきますが 私が出会うのは秋ばかりです



キビタキ(黄鶲)

ピーリリリ ピッピュルリ ピッピポイピ ピッピポイピ♪ 
薄暗い林の中に キビタキの陽気な歌声が響きます。
キビタキ♂成鳥の喉元はオレンジ色にも見える濃い黄色です。



オオルリ(大瑠璃)


オオルリも東南アジア方面で越冬して、新緑の頃、繁殖のため日本に渡ってくる夏鳥です。
半分青いオオルリ♂ 今年生まれの若鳥です。





ムギマキ(麦播)

ムギマキは春と秋に日本を通過する旅鳥です。
麦撒きの時期に姿を見せることから「ムギマキ」と名付けられました。
英名=ムギマキ フライキャッチャー(Mugimaki Flycatcher)
趣のある和名がそのまま使われたのは誇らしいですね。



いずれもスズメとほぼ同じくらいの小さな鳥ですが、
日本で子育てをするため春先に海を渡ってきます。
無事に繁殖を終えると、越冬地の南国をめざして ふたたび大海原を渡ります。

こんな愛らしくか弱い小鳥が、二度も大海を渡る過酷な旅をするとは
にわかには信じられない話ですよね。
翼を持たない人間には真似できない驚異的な力です。
たとえ、私が自由に飛べる翼を得られたとしても、同じ勇気と使命感で実行できるか自信がないです。

でも、きっとあなたなら・・・。
見てもらいたい写真はまだまだたくさんありますが、第一弾は今回まで。
また、見て見て!と思える写真が見つかったり、新たに撮れたら、ブログに載せますね!


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アオサギ カルガモの赤ちゃんも登場

2023年09月05日 | つきあかり

この白い鳥はユリカモメ(百合鴎) 日本で越冬する渡り鳥

『伊勢物語』の「東下り」に記載されている在原業平(ありわらのなりひら)の詠んだ
「名にし負わば いざ言問はむ都鳥 わが思う人はありやなしやと」
 この都鳥はユリカモメのことだと読み解かれています
古典にも通じていたあなたなら知っているような気がします


暦生活
https://www.543life.com/shun/post20220113.html



アオサギ(青鷺)
 私の特に好きな野鳥のひとつです。


撮影地の公園には、アオサギの集団繁殖地があって、ここで育ったアオサギはあまり人を恐れません。
ヒナの頃から人間を見慣れて意地悪されたことがないのでしょうね。
私はいつも、手を伸ばせば届きそうな近距離から撮らせてもらっています。

翼を広げるとツルのごとく大きくて立派
 公園を訪れる幼稚園児の集団から「ツル~ツル~」と歓声が上がります。



羽干し~日光浴する時は、独特のポーズをとります。
「座禅」「パラボラアンテナ」と呼ぶ方々も。
このポーズに私は「アオサギ流 太陽礼拝」と勝手に名付けました。





みんな大好き! 国民的アイドル カルガモの赤ちゃん


解説要らずの愛らしさ カルガモ(軽鴨)






ホオジロ(頬白)
 山間部の公園の草地や、河川敷などでひっそり暮らしています。


昔の人たちは、鳥の鳴き声を人間の言葉に置き換える「聞きなし」を楽しんでいて、それが現代にも受け継がれています。
特に、ホオジロは「聞きなし」の種類が数多く、身近な鳥だったことがうかがえます。

ホオジロの代表的な「聞きなし」をふたつ
「一筆啓上仕り候(イッピツケイジョウツカマツリソウロウ)」
「源平つつじ白つつじ(げんぺいつつじしろつつじ)」

さてさて、実際にホオジロの声を聴いてみて どんなふうに聴き取れますか?
https://www.youtube.com/watch?v=yZt0tyicIIo


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これがバン、ヒナは禿げ頭なんだよ

2023年09月04日 | つきあかり
一年中、日本にいる鳥を「留鳥」といいます。
公園や街中にも普通に見かける鳥たちです。

まずはバン(鷭)の登場です。
水辺に暮らす鳩くらいの大きさの鳥で、成鳥(大人)は黒い羽毛に赤いつやつやのクチバシ
葦原などに水草で編んだ巣を作って卵を抱いて、ヒナを孵します。
おもしろいことに、そのヒナたちは 禿げ頭 ! なのです。




バンはとても子煩悩で、夫婦仲もよく力を合わせて子供を育てます。



これがバンの幼鳥

褐色の羽に被われて、ヒナの時とも成鳥とも違う見た目。
別種の鳥だと勘違いされることもあるようですよ。


キジバト(雉鳩) ヤマバトと呼ぶ人もいるよね

♪デーデーポッポ デーデーポッポ♪ と電線や街路樹でもよく鳴いているので
見たことがあるかもしれませんね。


ハクセキレイ(白鶺鴒)

コンビニやスーパーの駐車場をテケテケテケテケ~と駆ける姿もよく見られます。
よく車に轢かれないものだなぁと感心してしまう。都市生活に順応した野鳥の代表格です。


そして、わすれちゃならないのがカラス
ハシブトガラス(嘴太烏)という種類です。

上の写真の2羽は春先に生まれたきょうだい。
親ガラスが食べ物を探して持ち帰るのを待ってます。
「仲良くお留守番」 このタイトルで、SNSからカラス写真コンテストに応募したら、入賞させてもらえました。
記念に発売されたカレンダーの5月に、この写真を使ってもらえました。
一部、カレンダーを贈っていただきました。 私の部屋ではいまだに5月のままです(笑)


今日はこの辺で。
また次回、私の出会った鳥の話をきいてくださいね。空の上に届くといいな
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月の光に照らされて 2

2023年09月02日 | つきあかり

牡丹の花言葉は「王者の風格」「富貴」など
豪華な大輪の花に似つかわしいものですが、
写真の、うつむき加減の純白の牡丹に儚げな印象を抱きました




牡丹と同時期に藤の花の名所も見頃を迎えていました。
大ヒットアニメーション&漫画 「鬼滅の刃」では鬼の弱点としてたびたび藤の花のエピソードが登場します。
たとえば 藤の花の家紋の家は、かつて鬼殺隊に命を救われた恩返しに無償で宿や備品等を提供します。
この物語の鬼たちは、藤の花を忌避し、藤の香を焚く家には近寄れず、藤から抽出された毒で滅する場面も描かれます。







天に昇った友人が藤の香りに包まれて邪気から守られるよう願って 藤の花の写真を載せました。
文学好きで真面目な彼女が 少年漫画が原作の「鬼滅の刃」を愛読していたとは考えにくいのですが、

かつて ↓ この桔梗の写真を贈った際 知識豊かな友人は
「明智光秀の家紋だね、実はちょっと歴史好き」と私に教えてくれました。
あらためて調べてみると、明智氏の家紋は「水色桔梗」といって家紋には珍しく色がついているそうです。



4枚花弁の桔梗の花、ちょっと珍しいので、四つ葉のクローバーになぞらえて
「幸運のお守りに 良いことがありますように🍀」と友人に贈った日が懐かしいです。

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月の光に照らされて 1

2023年09月02日 | つきあかり

昨日、友人の訃報を親御さんからお聞きしました。
聡明で優しく高貴な魂を持つ女性でした。
人に弱みを見せられない頑固な私の悩みを聞いてくれて
心の傷を手当てしてくれた恩人です。

しばらくの間、彼女に見せたかった花や鳥の写真を投稿していきます。
この期間、コメント欄は閉じさせていただきますのでご了承ください。











大輪のダリア 折り紙細工みたいだね。


オオスカシバという蛾の仲間
虫は苦手かもしれないけど、実際に花の蜜を吸う姿はまるでハチドリのよう


深紅のダリア つぼみがだんだん開いて大輪の花が咲く



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波止場のアオサギたち

2023年09月01日 | アオサギ

防波堤にアオサギが一羽降り立ちました。

昇る朝陽を浴びながら 羽のお手入れ







ウミネコたちも防波堤に舞い降ります。
翅の手入れをしたり 寛いだり おしゃべりしたり
思い思いに過ごすウミネコたち




時に、アオサギは生徒を引率する先生のようにも見えました。








夏の間、同じ防波堤で羽を休めていたコアジサシたち
今ごろ、どこで等過ごしているのでしょう。




昨日で8月も終わり 今日から9月

いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。


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