気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

インカアジサシ 神戸どうぶつ王国最新情報!

2023年01月16日 | 動物園や花鳥園

神戸どうぶつ王国に新しく仲間入りしたインカアジサシ

くるんとカールした口髭のような白い羽がチャームポイント!
グレーの体に 真っ赤なクチバシ 根元の黄色が効いています。
とてもお洒落な雰囲気のアジサシの仲間。

野生では南米の太平洋側海岸~ペルーやチリ~で群を作って繁殖しているそうです。




鳴く際にクチバシ基部の黄色い部分がパカっと大きく開いたのでビックリ!
洋裁のダーツのような作りになっているのですね。魚とりの際に威力を発揮しそうです。



黒真珠のような潤んだ丸い目が印象的








ホバリング(空中停止飛行)が得意 海上から水中の魚に狙いをつけます。
ターゲットが定まると、勢いよく飛び込んで獲物を捕獲します。



インカアジサシ(Inca Tern)体長約40cm 体重約180g
チドリ目カモメ科 インカアジサシ属

ハシビロコウの繁殖を目指して特設された「ビックビル」エリアにインカアジサシも同居しています。
日本の動物園で繁殖している例もあるとのこと。
神戸どうぶつ王国でも愛らしいヒナや子育ての場面が見られるかもしれませんね?


◆インカアジサシ 鳥の図鑑
https://torinozukan.net/inkaajisashi.php



一年ぶりに「神戸どうぶつ王国」へ行ってきました。
鳥たちを中心にたくさん撮影したので、野鳥写真と織り交ぜて投稿したいと思います。
よろしくお願いいたします。
今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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ノスリ 青空に舞う白いタカ

2023年01月15日 | 猛禽類

ノスリに会いたくなったら 農耕地の電柱のてっぺんを捜し歩きます。

上空を舞うノスリを見上げると、白い羽毛に茶色の腹巻模様が目立ちます。
ずんぐり体形でどこか愛嬌のあるノスリ

「奴凧 やっこだこ」は、ノスリの飛翔姿から考案されたのではないか?
・・・そんな想像をして、楽しい気分にさせてくれる冬の猛禽類です。
















昨年までこの一帯で越冬していたノスリ

模様などから今回の写真のノスリとは別個体のように思えます。


ノスリ(鵟)Eastern Buzzard 全長50~60cm 翼開長100–~40cm
タカ目タカ科ノスリ属

◆ノスリ - eBird
https://ebird.org/species/combuz6?siteLanguage=ja


最後まで見ていただきありがとうございました。


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アカガシラサギ 飛んだ!

2023年01月14日 | 強く記憶に残る鳥たち

今日はアカガシラサギの飛翔を投稿します。
 前回投稿の続きになります。

写真のため池も 「ハス田」として利用されていて
秋の終わりから初冬にかけてレンコンの収穫が行われます。
人力で大きな穴を掘り手で泥土の中からレンコンを掘り出す重労働です。

こうして多くの野鳥たちも暮らせるハス田のレンコンは
きっと滋味豊かで美味しいのでしょうね。





















アカガシラサギ(赤頭鷺) Chinese pond heron 全長約45㎝ 
ペリカン目サギ科アカガシラサギ属


美しい夏羽のアカガシラサギは下のリンク先で閲覧できます。

◆e-Bird アカガシラサギ
https://ebird.org/species/chpher1?siteLanguage=ja


 ※ 連載なので今回はコメント欄を閉じています。

いつも閲覧して下さってありがとうございます。
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カワウ‼ VS ライギョ‼

2023年01月13日 | 

郊外の池でカモ観察していると、岸辺近くで激しい水音が!
カワウがライギョ(雷魚)を捕獲! お見事!

パカっとクチバシを大きく開けて 「いただきま~~す!!!」




アレレ? スカッと空振り~



あわててライギョを水中から引き揚げました。



おやおや!またまた空振り
活きの良いライギョはヌルリと手強い様子



がっちりとくわえなおして・・・




今度こそ!一気に丸飲み!できる?かな・・・?



まさにライギョも命がけ 必死に抵抗しますが





もう成す術もありません 
あっさりとカワウの喉に飲み込まれていきました。






カワウ(河鵜、川鵜)Great Cormorant  全長約80㎝
カツオドリ目ウ科ウ属


◆身近な野鳥の識別講座 カワウの話  日本野鳥の会東京支部
https://wbsjt.jimdo.com/contents/column7/


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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アトリ 寛ぎタイム

2023年01月12日 | アトリの仲間 2018~

20羽ほどのアトリが地上で採食していました。

人が通りかかるたび 樹上に舞い上がります。
アトリたちは人が立ち去るのを見届けてから
木の葉のようにパラパラと地上に降りるを繰り返します。








人がいなくなるのを待つ間、アトリたちは枝で寛いでいるように見えました。
羽繕いにいそしむアトリの姿は 留守番している我が家の文鳥と重なりました。










アトリ(獦子鳥、花鶏)Brambling 全長約16㎝
スズメ目アトリ科アトリ属



アトリは渡去の際などに、数千、数万羽の大群をつくることでも知られています。
⇩ リンク先の動画で、地上を埋め尽くし満開の花のように樹上に止まるアトリの大群が観られます。

◆Large flock of bramblings ~アトリ
https://www.youtube.com/watch?v=bKtl4rZYP_c


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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ビンズイの落穂ひろい

2023年01月11日 | ビンズイ・タヒバリ

二羽のビンズイが松葉の間を歩いてで食べ物を捜していました。
ビンズイはひっそりと控えめで目立たない野鳥です。
松林を行き交う人々は誰も地上を歩く鳥に気づきません。

ビンズイ自身もそのことに気づいているのでしょうか。
すぐそばを人間が通り過ぎても静かに歩いて遠ざかるだけ
二羽はつかず離れず 時おり小さな何かをつまみ上げます。





「あった!」
小さな小さな食べ物を見つけた時のビンズイの目は喜びに輝いているようでした。




「見つけた!」
こつこつと小さな収穫を積み上げて ビンズイの時は流れていきます。









ビンズイ(便追)Olive-backed Pipit 全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属



◆野鳥図鑑~お尻フリフリ♪歩ける野鳥『ビンズイ』  ネイチャーランド能勢
https://natureland-nose.com/bird/news_bird/4705/


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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ヤマガラ 切り株の上に餌が??

2023年01月10日 | ヤマガラ

山間部の公園へ久しぶりに出かけた日に撮影した光景です。

ヤマガラやシジュウカラが入れ替わり立ち代わり切り株に飛来していました。
何度も何度も繰り返しやって来て、何か小さな物を掘り出してついばんでいます。
確証はないのですが、あまりにも頻繁なので もしや餌付けではないかと感じるようになりました。

可愛らしい小鳥が餌をついばむ姿は実に愛らしいものですが、
管理責任を負えない一般の来園者が撮影や楽しみのために餌をまく行為は
鳥インフルエンザが世界で猛威をふるっている今こそお控えいただきたく存じます。


◆餌台やバードバス(水場)を設置している方へ   日本野鳥の会
  ~鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐためのお願い~
http://wildbird.seesaa.net/article/444679541.html

各地で鳥インフルエンザが確認されている状況で、
餌台やバードバス(水場)等(以下、餌台等)に鳥を集めることは
野鳥への感染のリスクを高めることにつながります。


リンク先には高病原性鳥インフルエンザの更なる感染拡大を防ぐための注意点が載っています。















ヤマガラ(山雀)Varied tit 全長約14㎝
スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属


◆鳥インフルエンザって? 野毛山動物園

https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/details/post-1826.php


神奈川県横浜市にある野毛山動物園の鳥類を守るための対策を紹介するブログ記事からの引用です。

鳥インフルエンザは「高病原性」と「低病原性」ただの「鳥インフルエンザ」の3種類あり、
「高病原性」と「低病原性」は確認されると様々な防疫措置がとられます。
高病原性鳥インフルエンザの場合、鳥の致死率はかなり高く、感染するとほぼ死亡すると言われます。

ダチョウとフラミンゴはどちらも鳥類ですが、高病原性鳥インフルエンザを通して見ると
ダチョウ(家畜種)とフラミンゴ(野生種)に分けることができます。

野生種(フラミンゴ)と家畜種(ダチョウ)では発生した際の対処が変わってきます。

高病原性鳥インフルエンザが発生すると、「発生農場の家禽は全て殺処分」になります。
「家禽」=「家畜種」です。

万が一、園内で高病原性鳥インフルエンザが発生すると、家畜伝染病予防法に基づき、
たとえ感染していなくても 飼育している家禽=「家畜種」はすべて『殺処分』の対象となってしまいます。

連日のように報道される養鶏場の鶏たちが何万羽もすべて殺処分されてしまう事態はこの家畜伝染病予防法に基づいた処置なのです。

野生種も高病原性鳥インフルエンザに感染しないわけではないので、死亡したり、場合によっては殺処分の対象になる可能性もあります。

鳥類を守るために、野毛山動物園の職員さんたちは獣舎や獣舎周りを消毒したり、獣舎に入る時は長靴を履き替えたりしています。
これは、獣舎に鳥インフルエンザのウイルスがない状態を保ち、外から鳥インフルエンザのウイルスを持ち込まないための対策です。
靴の裏にウイルスがついてる可能性や、獣舎のドアノブを触った職員の手にウイルスがついてる可能性も考えて、消毒を徹底しています。


◆野毛山動物園
https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/nogeyama/


いつも当ブログを閲覧していただきありがとうございます。

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トラツグミ 落ち葉に埋もれて

2023年01月09日 | ツグミの仲間

今日も昨日も冷え込みが厳しく 家々の屋根や田畑はいちめん白い霜に被われていました。
お山の公園へ向かう峠道もところどころ凍結していて 空気もシンと凍てつくようでした。

駐車場から園内にむかっって歩いていると 通りの向こうの落ち葉の中で何かうごめいています。
「リスかネズミだろうか?」と不思議に思いつつ立ち止まって目を凝らすと、
一羽のトラツグミ(虎鶫)が落ち葉に埋もれるようにして食べ物を探していました。






駐車場へ向かう車が通るたびトラツグミは顔をあげ警戒します。



ハデに落ち葉を蹴散らして食べ物を探します。
早朝で日光が差し込まず薄暗いためシャッタースピードが上がりません。


車が立て続けに駐車場に入っていくと、トラツグミはバッと飛び立って林の奥に姿を消しました。
基本、夜行性のトラツグミ、夜通しこの林で採食していたのでしょうか。
思いがけずうれしい自力発見となりました。


トラツグミ(虎鶫)White's Thrush 全長約30㎝
スズメ目ツグミ科トラツグミ属


◆トラツグミ 日光野鳥図鑑
http://nwbc.jp/torizukan/20toratugumi.html

「鵺の鳴く夜は恐ろしい」という横溝正史原作の映画のキャッチコピーで一躍有名になったトラツグミですが
万葉集など古来の「ぬえ」のイメージはけして妖しくおどろおどろしいものではなかったという説が載っています。
記事の冒頭の通りだとすると「阪神ファンでバードウォッチャー」の私は珍鳥的存在と言うことになりますね(;^_^A



恥ずかしがり屋のシロハラもなんとか写真におさまってくれました。


シロハラ(白腹) Pale Thrush  全長約24㎝ 
スズメ目ヒタキ科ツグミ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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キクイタダキ選集

2023年01月08日 | キクイタダキ

今日は早起きしてお山の公園へ探鳥に行ってきました。
予想以上にたくさんの野鳥を見られて大満足。
平地の公園ではなかなかお目にかかれない鳥たちが目白押し
トラツグミ、ルリビタキ、イカル、アオゲラ、アトリなどなど
写真撮影に至らなかった種も多いですが楽しい一日となりました。

杉の樹の高い枝先を飛び交っていたキクイタダキ
お腹と鳴き声だけの確認だったので 在庫写真からお気に入りを載せます。














キクイタダキ(菊戴)Goldcrest 全長約10㎝
スズメ目キクイタダキ科キクイタダキ属


◆キクイタダキ(2)戸隠 - Goldcrest - Wild Bird - 野鳥 動画図鑑
https://www.youtube.com/watch?v=nzEIBqif9Bo


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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アカガシラサギ あれ?紅くない?

2023年01月07日 | 強く記憶に残る鳥たち

郊外の農業地帯にアカガシラサギが一羽飛来しました。
昨年の11月の観察されてから地域のため池や農地で越冬しているようです。

アカガシラ~赤頭と言いますが、冬羽の姿では名前どおりの特徴は見られません。
頭から胴体にかけて褐色の羽毛に白い縦班模様です。

中国で繁殖するアカガシラサギ、日本へは秋の渡り時期に稀に飛来する旅鳥
Wikipediaによると、以前にも神戸市で越冬した記録があるようです。












アカガシラサギは中国大陸の南北を行き来する渡り鳥ですが、近年は日本各地で観察されているとのこと。
サギのコロニーに滞在したり、秋田県や千葉県では繁殖例も報告されているそうです。
今後はさらに観察の機会が増えてくるかもしれません。 
いつか夏羽姿を見られるのではないか、と期待しています。

◆たじまの自然(但馬の情報発信) アカガシラサギ
https://www.tajima.or.jp/nature/animal/119343/











アカガシラサギ(赤頭鷺) Chinese pond heron 全長約45㎝ 
ペリカン目サギ科アカガシラサギ属


美しい夏羽のアカガシラサギは下のリンク先で閲覧できます。

◆e-Bird アカガシラサギ
https://ebird.org/species/chpher1?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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新年カモ初め

2023年01月06日 | カモ 2022年秋~

冬のバードウォッチングの主役といえば、やはりカモ!
溜池の多い土地柄なので、いろいろな種類のカモが観られます。

今シーズン、特に数が多いと感じるのは、ハシビロガモです。
例年以上の数をあちこちの池で観察しています。








菱の実 鴨の羽毛に絡みついたのを外されたようです。


ヨシガモ ♂


オカヨシガモのカップル


都市公園の池にもハシビロガモが多数
 奥で寝ているのはヒドリガモ ♂





おとぼけ顔がユニークなキンクロハジロ♂


光彩が猫の目のようになる瞬間も面白い!

普通の顔
男らしい雰囲気ですが、これ、キンクロハジロのメスになります


外に コガモ、ホシハジロ、カルガモ、オナガガモも確認できています。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ユリカモメの大群に思う

2023年01月05日 | カモメの仲間

正月三日の朝、近くの都市公園へカメラを提げて探鳥散歩に行きました。

広大なボート池を我が物顔に飛び回るユリカモメ(百合鴎)の大群に圧倒されました。
「数取り機」を購入したので、ユリカモメの数をざっと数えると200羽ほども!!

この数年、京都や大阪など各地で、ユリカモメの数が減ったと聞きますが、
いるところにはいるのだと実感出来て、新年早々、安堵感が広がりました。






カモメ=海辺の鳥というイメージですが、特にユリカモメは海から離れた内陸の川や池でも普通に見られます。
今回の都市公園の大群もそうですが、人の集まる場所で餌をもらえると知ってユリカモメたちは集まってきます。

野鳥など野生動物への餌付けは、長らく手軽な娯楽の一つ、善い行いという風潮がありましたが、
近年~特に鳥インフルエンザの感染拡大が世界的な問題となっている今、改めなければいけない悪しき慣例と言えるでしょう。

なぜ野鳥への餌付けがダメなのか、主な理由をリンク先から引用させていただきました。

〇自分でエサを探す能力が失わてしまいます。特に幼鳥など
〇基本的に、人間の食べ物は味の濃さなど鳥の体に合わないので健康を損います。ペットの鳥でも同じです。
〇人間への警戒心が薄れ、食べ物欲しさに、街中や道路に出てきて交通事故あう事も多いです。
〇生態系のバランスが乱れる可能性がある
 渡り鳥は餌付けで引き止められて、本来渡るべき時期を逃してしまうケースもあります。


◆野生動物への餌付けと問題点について
https://sapporo-nature-times.com/wildanimalsfeed/


















ユリカモメ (百合鴎) Black-headed Gull  全長約40cm
チドリ目カモメ科カモメ属


◆e-Bird  ユリカモメ
https://ebird.org/species/bkhgul?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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アオサギ 目の色を変えて

2023年01月04日 | アオサギ

新春を迎えたアオサギたち
目の色がわずかに赤く染まっているものも
普段は金にも見える澄んだ黄色ですが、
繁殖期を迎えると、目の色がだんだんと赤みを帯びていきます。

⇩ 在庫から繫殖期のアオサギ成鳥 を比較のために
 クチバシの色も赤くなり目元は藤色に変わっていきます。


アオサギの目の位置を正面から見てみましょう。

猛禽類と同じく前向きについていて、獲物を狩る際、距離感をつかみやすくなっています。
いっぽう、小鳥など捕食される鳥たちの目は、広範囲を見渡し警戒するため、ほぼ真横についています。





昨年の春に生まれたアオサギ幼鳥
いまだ羽の色がくすんでいて幼さを残しています。








アオサギもごろんと寝正月?
水面を渡る寒風が素足に冷たいのでしょうか。



アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約95㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属


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あいたい!幸せの青い鳥 

2023年01月03日 | 強く記憶に残る鳥たち

ルリビタキ(瑠璃鶲)は、冬の幸せの青い鳥です。
青く美しい成鳥♂は、シーズン中に一度はじっくり撮りたい憧れの冬鳥です。
けして数は少なくないのですが、撮影のチャンスは私には稀です。

公園で越冬するルリビタキのオスはたいてい餌付けされて舞台に乗せられているので
自然のままにふるまう姿を撮る機会にはなかなか巡りあうことができません。

今回のルリビタキは4年前の冬の終わりに山間部の公園で撮りました。
残り少ないナンキンハゼの実を食べにコゲラ、メジロ、ジョウビタキが次々と飛来する中、
突然、ふいっと、カメラを構える目の前に青い姿を見せてくれました。




思いがけず目の前にあらわれた幸せの青い鳥 
その美しさに心の中で歓声をあげながら 夢中でシャッターを押しました。
時間にして10分弱だったと記憶しています。
ルリビタキは、ジョウビタキに追われるようにして、背後の藪に姿を消しました。
以来、何度も同じ場所に通っていますが、ルリビタキを見たのは、あの時一度きりです。



このルリビタキの写真を見るたび、松田道生さんの言葉を思い出します。

『野鳥写真は、自然のなかの野鳥をありのまま、とらえることに徹して欲しいのです。
餌でつり、声でだましてまで写真を撮るべきではないです。
餌付けをして安易に写真を撮ることに比べたら、自然のままに撮影することの方が、はるかにたいへんです。
その苦労が、作品に現れるという自負を持って野鳥写真を楽しんで欲しいと思います。』


◆≪野鳥観察情報≫ デジスコドットコム デジスコ通信
   バードウォッチングのミカタ   松田 道生さん
http://www.digisco.com/mm/dt_63/toku1.htm

松田道生さんは、1950年生まれ 日本鳥類保護連盟、日本野鳥の会職員・理事を経てフリーとなり、
野鳥に関する書籍の執筆や監修、番組出演監修、自然観察指導、調査などを通じて野鳥保護活動を行っている方です。


2019年2月撮影

野鳥写真を始めて間もない頃は、特に疑問を持つこともなく餌付け写真を撮っていました。
いつからか生じた違和感がだんだんとふくらんで そのような現場に足が向かなくなりました。
過去の掲載記事の中には、餌付け場所で撮った写真もありましたが、気がつくたびに削除しています。



ルリビタキ(瑠璃鶲)Red-flanked bluetail 全長約14㎝
スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属



◆野鳥撮影の基本ルールと注意したい撮影のポイント (アニマルマガジン)
https://goopass.jp/animal/bird/bird-rule


◆日本野鳥の会 野鳥観察・撮影のマナーガイドライン
https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/bbw/manner-guideline/

◆デジスコドットコム デジスコ通信
http://www.digisco.com/



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タカ!鷹!たか! 初夢に見たい!

2023年01月02日 | 強く記憶に残る鳥たち

一般的に元旦の夜に見る夢は「初夢」と言われます。
初夢に出てくると縁起が良いとされる「一富士二鷹三茄子」
富士山は「不死」、鷹は「高い」、茄子は「成す」を意味するとか。

昨晩の夢の記憶がない私、今夜に初夢を持ちこそうと考えています。
できれば縁起の良い夢をみたいので、タカ~猛禽類の写真を集めてみました。
まずは、私の地域では冬に多く見られるミサゴ

みなさんは、どんな初夢をご覧になりましたか?


                              




続いてチョウゲンボウ






ラストはノスリ



目の色が薄くまだ若い個体です。
9羽のカラスに目をつけられて右往左
カラスたちが撮影者の私を警戒した隙をついて無事に逃げ切りました。


こちらは、目の色が濃い茶色でベテランの個体


猛禽類は オスに比べてメスの方が一回り体格の大きい個体が多いそうです。

ミサゴ(鶚、鵃)Osprey/Sea Hawk/Fish Eagle  全長55~63cm 翼開長157~174cm
タカ目ミサゴ科ミサゴ属
 

チョウゲンボウ(長元坊)Common Kestrel 全長33~38cm 翼開長69~76cm
ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属

ノスリ(鵟)Eastern Buzzard  全長52~57cm 翼開長120~140cm
タカ目タカ科ノスリ属 




◆一富士二鷹三茄子 続きがあるって本当?
https://jpnculture.net/hatsuyume/



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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