気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

トラツグミ 落ち葉に埋もれて

2023年01月09日 | ツグミの仲間

今日も昨日も冷え込みが厳しく 家々の屋根や田畑はいちめん白い霜に被われていました。
お山の公園へ向かう峠道もところどころ凍結していて 空気もシンと凍てつくようでした。

駐車場から園内にむかっって歩いていると 通りの向こうの落ち葉の中で何かうごめいています。
「リスかネズミだろうか?」と不思議に思いつつ立ち止まって目を凝らすと、
一羽のトラツグミ(虎鶫)が落ち葉に埋もれるようにして食べ物を探していました。






駐車場へ向かう車が通るたびトラツグミは顔をあげ警戒します。



ハデに落ち葉を蹴散らして食べ物を探します。
早朝で日光が差し込まず薄暗いためシャッタースピードが上がりません。


車が立て続けに駐車場に入っていくと、トラツグミはバッと飛び立って林の奥に姿を消しました。
基本、夜行性のトラツグミ、夜通しこの林で採食していたのでしょうか。
思いがけずうれしい自力発見となりました。


トラツグミ(虎鶫)White's Thrush 全長約30㎝
スズメ目ツグミ科トラツグミ属


◆トラツグミ 日光野鳥図鑑
http://nwbc.jp/torizukan/20toratugumi.html

「鵺の鳴く夜は恐ろしい」という横溝正史原作の映画のキャッチコピーで一躍有名になったトラツグミですが
万葉集など古来の「ぬえ」のイメージはけして妖しくおどろおどろしいものではなかったという説が載っています。
記事の冒頭の通りだとすると「阪神ファンでバードウォッチャー」の私は珍鳥的存在と言うことになりますね(;^_^A



恥ずかしがり屋のシロハラもなんとか写真におさまってくれました。


シロハラ(白腹) Pale Thrush  全長約24㎝ 
スズメ目ヒタキ科ツグミ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (10)
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