Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

フランス紀行[25]  トゥールーズ⑥ ノートルダム・ドゥ・トール教会2

2013年10月31日 08時06分06秒 | フランス紀行2013

この教会にも黒いマリアが。スペインのモンセラット大聖堂のそれと比べるとちょっと丸みを
帯びた顔立ちをされています。

いままでイタリア・フランス・スペイン・ポルトガルと色々な教会を見ていますが、結構黒い
マリアが置かれている教会の多さにちょっと驚きます。

ステンドグラス。青の彩色がきれい。

主祭壇から入り口をみたところ。この教会の構成は一身廊だけとなっています。

副祭壇に貼られたクロス。創建当時はきっと金繻子が輝いていたことでしょう。

 

側壁はツートンカラーに塗られて。トゥールーズはその昔、藍染の産地としてヨーロッパ
で有名でした。藍で財をなした人が多数という歴史があります。その影響でこういう色合い
になっているのかも。

入り口の真上にはパイプオルガンが。これがあるために入口部分を高く設計しているのかも
しれませんね。

主祭壇のキリスト像。飾りを排したこういう祭壇も好感が持てます。

平面図が置かれていました。こういうのがあると有難いです。

 

ー続くー

 


フランス紀行[24]  トゥールーズ⑤ ノートルダム・ドゥ・トール教会1

2013年10月30日 16時44分09秒 | フランス紀行2013

サン・セルナン大聖堂を後にして市の中心部に歩を進めます。 

やはり大都会、かなり人が賑わってきました。前方に不思議な建物が見えます。まるで
日本で今流行の古い建物の保存方法のように表の壁を一枚だけ残したような(苦笑)

そんな失礼なことを言ってはいけません。教会建築ではよくあるスタイル。恐らくこの
表側の一枚は後から増築されたものではないかと思います。

まぁ、なんと細かい(薄い)レンガを何層にも重ねて。流石レンガの都市。こういう手間暇
かかる建物って初めてお目にかかったような。

フランスでノートルダム寺院って一体幾つあるか分からぬくらいにたくさんありますが、ゴチック
でない教会はボクには初めてかも。

この教会、実は先にご紹介したサン・セルナン大聖堂(↓)の祀られた聖セルナンが受難
した聖地であったことに因み建てられたもののようであります。彼の受難は西暦250年
で、牛に引き回され最後を遂げた地がここであったと。

正面の主祭壇には雄牛とそれをを押さえる人の姿が描かれています(壁画左下)

このステンドグラスのお方が聖セルナンかも。

ノートルダム(我らが貴婦人)寺院でありますので、マリア様もここに。ピエタ像でステンド・グラス
のそれとの取り合わせも珍しいです。

 

ー続くー


フランス紀行[23]  トゥールーズ④ サン・セルナン大聖堂3

2013年10月30日 08時10分46秒 | フランス紀行2013

引き続き大聖堂のステンドグラスのご紹介。
これは恐らく聖人サン・セルナンの生涯を描いた一コマでしょう。

 

上の聖人のステンドグラスと比較すると明らかに鮮やかな彩色のもの。これは当地を
治めていた王族を描いたのものかな。

 

なかなか見応えのあるステンドグラスの数々でありました。

副身廊です。イタリアの大理石と比べるとかなり質素な感がします。
この教会の創建は11世紀。約1世紀の建設期間を掛けて完成しています。建設当初の建材
の殆どは石。その後12世紀から13世紀にかけて増築されていますが、この時代から増築部分
は石材とレンガ造りの混合となっていて、その違いがファサードからもくっきり分かります(↓参照)



パイプオルガンですが、こういう風に多少奥まった配置ってどんな感じで響くんでしょう。
一度聞いてみたいものです。教会建築の一番難しいところかも知れませんね、音響効果
を出すというのは。

色々旅をして、ヨーロッパで驚くのはローマ時代の劇場建築。勿論青空建築(天井がない)
が殆どですが、舞台の音響効果が素晴らしい。ある場所に立って発声をすると、スリ鉢状
の観客席の全てに声が響くという装置を実際に経験してびっくりしたものです。

そういう意味で伝統的にヨーロッパ人って古代から音響工学的な才能が既に芽生えて
いたんだろうと思います。

この特長あるミナレットは平面は八角形。この部分だけは14世紀の建造です。高さ67M
もあり、このトゥールーズのシンボルとなっています。尚、構造は完全なレンガ造り。レンガ
のみというから驚きです。

 


フランス紀行[22]  トゥールーズ③ サン・セルナン大聖堂2

2013年10月29日 16時27分32秒 | フランス紀行2013

大聖堂の内陣です。例によって三身廊の構えですが、構造体がレンガ造りということもあり、
ゴチック建築と比較するとかなりスパンも狭く、天井高もそれほど高いものではありません。
でも、人間的スケールからするとこれで十分。立派に威厳のある建物になってます。

主祭壇も天井画と金で飾られた廟だけの簡素な作り。これはこれで好感が持てます。

主祭壇のキリスト像。

キリストの下で両手を広げているのは、この教会の守護神(正確には守護聖人というので
しょうか)、聖セルナン。この教会はその聖セルナンに捧げられていますが、浅学なボクには
誰のことなのやら・・・

ヨーロッパ最大のロマネスク教会建築という割には意外と質素な感じがします。但し、ここは
スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼の重要な巡礼地の一つでもあり、フランス西海岸
のモン・サン・ミッシェルと並び多くの巡礼者が必ず参拝する教会であります。

副祭壇のキリスト像の前に捧げられたロウソク。

ボクはこの丸窓を見てびっくりしましたよ。日本の書院造りにはよくある姿ですが、
ヨーロッパで格子に切られたこれを見るなんて!

落ち着いた色合いの精緻なステンド。グラス。カラフルなのもいいですけど、
こういうのも素敵です。

 

ー続くー

 


フランス紀行[21]  トゥールーズ② サン・セルナン大聖堂1

2013年10月29日 08時17分39秒 | フランス紀行2013

市内散歩の続きから。

てっきりMACかと思ったらMAKだって。おまけにパラソルにはMIKO!?一体どれが本物?(苦笑)
因みにボクは欧州でMACは食べたことがありません。だって異常に高いんだもの。円安と言っても
単品と飲み物頼んで1000円以上払わにゃいかんなんて信じられません。よく日本の物価は世界で
一番高いっていうけど、ありゃ何を比較しているのかなぁと海外にいくと思います。

あはは、バルコンを支える人。フランスに来ても頭抱える人が多いんだ(爆)
これ前のジェノバ編を読まれた方はお分かりになると思いますけど・・・

さて、最初の目的地はこのピサの斜塔みたいな作りのミナレットを擁する教会。
いいですね、通りの正面にこういう特徴ある建物がある風景は。ランドマークという
英語がありますが、欧米はホントに都市計画でこういうことをきちんと抑えています。

こちらはロマネスク建築では欧州最大と言われるサン・セルナン大聖堂です。
いかめしい、ゴチックと違いなんとも女性的な、柔らかい感じのする外観で、赤レンガ
の外装がよく似合います。

 正面の玄関には少ないとは言っても石張りとして、そこには様々なレリーフが。
なんでも、ヨーロッパでレンガ造りというとちょっと下に見られることもなきにしも
あらずの時代があったそうな。それで目立つところだけでも石張りとしたのかも
です。現代の日本人の目から見るとレンガ造りの建物ってとても郷愁を覚えて
素敵なんですけど。第一温かみがありますし。


さて、内部を覗いて見ましょうね。

 

ー続くー

 


フランス紀行[20]  トゥールーズ① 市内1

2013年10月28日 16時17分20秒 | フランス紀行2013

アヴィニョンからTGVで約3時間半でトゥールーズに到着です。ホテルに荷物を置いて早速
街歩き。

何故か広場にはジャンヌ・ダルクの騎馬姿が。彼女については以前オレルアンに行った時
お話していますので省略。でも、この地とどういう関係があるのかボクにはちょっと分かりません。
百年戦争でフランスを勝利に導いた彼女ですが、トゥールーズとの関係は歴史を紐解いても
よく伝わって来ません。

この道の先にジャンヌ・ダルクの彫像があります。この街並み、なんだか今までのフランスの
街並みと随分違います。何か他の国に来たみたい(苦笑)

お店のショーウインドーにはでっかいパエリアの鍋が。おお、とっても美味そう。でも、ぐっと
我慢の子でありました。というのも、あと数日するとスペインに入る予定でありますので。

この街でこうしたスペイン料理屋が多いのはわけがあります。実はトゥールーズで一番多い
外国人はスペイン人。それは先のフランコ政権の圧政の下、難民を大量に受け入れたのが
この地でありました。それと、もともとこの地はスペインのバスク人が支配した時代があるという
ことも一因なんでしょう。

更に言えば、この地は例のスペインのサンティアゴ・コンポステーラへのピレーネ巡礼路の
要衝に当ります。
尚、フランス国内でこの街は5番目に位置する都市でもあります。

街の別名を「バラの街」なぞと言ったり。それはヨーロッパでは珍しくこの地には豊富な石材が
産出されなかったことにあり、もっぱら建物はレンガ造りであることに由来します。

上の二枚の建物を見ているとどこかあの東京駅にも似ていて。それで違和感が生じるわけです
(苦笑)

ピレーネ山脈に近いせいか、気温はちょっと下がって。夏から冬に逆戻りした感があります。
もっとも今年のヨーロッパの夏は日本同様に気候不順で、寒い日が続いてはおりましたが。
ボク等が帰国したのが6月の中旬。その頃入れ違いにパリに旅行する友人に寒いから畳める
ダウンジャケットを持って行きなさいとアドバイスしたら非常に有難がって。毎日ホテルの中
でもダウンを着ていたと(笑)

窓際には花が植えられて。こういう街並みを歩くのは気持ちがいいです。

 

ー続くー


フランス紀行[19]  アヴィニョン⑲ 次の地はトゥールーズ

2013年10月28日 08時18分09秒 | フランス紀行2013

通り道で見つけた時計草。 

在来線のアヴィニョン駅です。ボクの後ろは旧市街の城門がすぐそこ。駅を出ると目の前に
城門があるということです。

はい、撮影しているボクの後ろには城塞の大手門が。

城門には観光案内板が掲げられて、大変分かりやすかったです。

再び列車に乗って。これからピレーネ山脈の麓のトゥールーズという都市に向かいます。

 

ー続くー


みのニュース番組降板会見

2013年10月27日 16時18分44秒 | What!?

 

余り見たくもない番組を日曜日の朝見てしまいました。タレントのみのもんたの子息の
窃盗事件に纏わる話。

彼の会見のTVに流れて来る話を聞いていて、ああ、この人スポンサーからの圧力に
負けていやいや降板させられたんだなと思った次第。流石にそれは口が裂けても言
えないから、う~だか~だとあれこれ理屈をつけたんだろうと思いますが、全体的に
綻びが目立つ会見でありました。なんだか、阪急・阪神の食の偽造に関する釈明会見
にも似ているような。

そもそも自分でニュース・キャスターと言っているけど、視聴者でそう思っている人って
どれだけいるのかしら。なんやら事件の真相を究明するわけでもなく、物事の本質を
わきまえている訳でもなく、直感的に平均的日本人が一番弱い情念の部分を揺さぶる
ネガティブ発言を繰り返すバラエティの司会タレントだとボクは思って見ていたんです
けど。キャスターという限りは幅広い知見と知識を有する人がなれる筈なんですが。
政治的偏向のニュースはこの世に最初からそれを謳った番組はあっても許せるけど、
定見なく吠えまくって「うさ」晴らしの手伝いをするのはニュースとは言えません。

それと降板の理由が凄い。30過ぎて「独立」していて犯罪を犯してしまったような子を
社会に送り出したことは親の責任としている点。それはそれで同情を買う要素もあり
ますが、でもね。

一度捕まって釈放された息子と、その晩は二人で銀座で飲んだと明言していたのに、
逮捕後は一回も本件の真偽を問い質していないんですって。自宅に謝罪に尋ねた息子
には一言も語らず、自宅を後にしたんだって。「出てけっ!」と怒鳴ったならわかるけど、
何で親が自分から出て行くの?

「社会に出した責任を自ら問う」なら、なんで窃盗を働いたのかその動機をまず知って
その上で、そこに至った原因と親の責任を考えるべきじゃないのかなぁ。それをせずして
親の責任に思い至ったというのは、余りにも頭良すぎ(苦笑)

考えられる理由が「自分は厳しすぎたから」だって。例に上げたのが、「合宿の小遣いも
何十万も持たせる家庭があったが、うちは女房が決めた範囲だけだった」だって。
うちだって女房と息子たちが話し合って決めた範囲しか小遣いは上げてませんけど
(あはは、みの家みたいな有名人じゃないだろうってお叱りを受けそう)
これって亡くなった奥様への責任転嫁と違う?全然反省してないじゃない??

その上で、記者たちの「息子さんへ一言は」の質問にたった一言、
ばかやろー
だって。なんだか体の悪い安ドラマを見ているようで気持ち悪くなった。

これって、親子の縁を切るってこと。一番話さなくちゃいけない時に自らチャンスを放棄
して、挙句にバカヤローはないだろうに。まさに、こんなことだから息子の教育なんて
出来なかったんでしょうね。するつもりもなかったんだろうな?

こういう人はニュース・キャスターにはなれません(キッパリ)

とまぁ、TVを見ながら思ったのですが、よくよく考えたらこの会見、全ての筋書きを息子
とも話して出来ているストーリーという別のプロットもあり得るなぁなんて(一番あり得るかも)


特に最後の一言の「ばかやろー」発言は彼の番組での常套句。これからも変わらず
私はこの線で
復帰を狙ってますと宣言したんでしょうね。

 


フランス紀行[18]  アヴィニョン⑱ 有名レストランでお食事

2013年10月27日 08時20分44秒 | フランス紀行2013

オーベルジュとしてアヴィニョンっ子だけでなく日本人旅行客にもとっても人気のお店。

La Treille(ラ・トレイユ)

ローヌ川を挟んで旧市街の反対側にあります。余り徒歩で来る人はすくないようですが、節約のため
ボク等夫婦は徒歩で(いやぁ、遠かった 苦笑)

大きなオリーブの樹に囲まれた閑静な住宅街にポツリと佇むこのレストラン。

室内はなかなか格調の高い調度品が。日本人の団体さんが一組もう食事をされて
おりました。この街で出会った初めての日本人。

ボク等はこんな木々が茂る下に席をとって。

アヴィニョンのミネラルウォーター

最初にカナッペとしてフォグラが。

二の膳は何かのムース(あはは、大分健忘症が進んで中身を全然覚えていません)

お次は白身魚のマリネ。野菜が美味しい。こういうふうに魚を薄切りにしている
のは多分に日本食の影響があるんでしょうね。

お薦めの赤ワインを戴いて。フルボディの美味しいワインでありました。

おお、メイン・ディッシュの到着です。

牛肉と鶏肉。ソースがあっさりの中にもコクがあって。最近のフランス料理は昔のように
こってリソースが影を潜めて、ボクでも食べられるようになりました。やはり健康志向と
いう面と、味の追求をしていくと必然として素材の旨みを活かす料理法になるんでしょうね。
まさに今回日本食が世界遺産登録になる予定ですが、世界がそういう方向に向かって
いるんだなとここで感じた次第です。

さて、皆さんお気づきになったと思いますが、こちらの料理に花が添えられています。
ボクは初めての経験でしたが、これがとっても美味しいのです。何の花か知りませんが、
凄い甘いけどあっさりした不思議な味わい。出来れば花のサラダでも食べたいと思った
くらい。これ、日本でも簡単に手に入るようにならないかなぁ・・・

デザートのアイスクリームです。ボクは目のためにブルーベリーを(笑)

いやいや、あのシチリアの豪華朝食に次ぐ、素敵な料理でありました。奥様も久々に
満足の笑顔で。

すっかり暗くなったローヌ川です。向こうにアビニョンの旧市街が。はい、お腹も一杯。
元気に歩いてあそこまで戻ります(笑)

★ ★ ★

このお店は史上最年少でミシュラン三ツ星を獲得した伝説のモナコの料理人アラン・
デュカス氏の下で修行したシェフが作っています。

お店はHP(↑)を参照下さい。出かける前に必ず電話予約したほうが無難です。シーズン
だと、恐らく日本の団体客で直ぐいっぱいになると思いますので(苦笑)

 

 

 


フランス紀行[17]  アヴィニョン⑰ 宿のご亭主

2013年10月26日 08時00分27秒 | フランス紀行2013

こちらは宿の朝食です。B&B(朝食付き)ですので、たっぷり食べねば(笑)
クレープ生地みたいのはガレット生地でそば粉で出来ています。モン・サン・
ミッシェルがガレット料理では有名ですね。

蕎麦好きのボクとしてはこのガレットという料理、ほっては置けませぬ。何度か
挑戦しているんですけど、どうも美味いのが出来ません。修行が足りないんで
しょうね(苦笑)

こちら宿の亭主。俺は日本好きだ、だから日本の猫を飼っている、なんて言ってその
猫を紹介してくれたんですが。あはは、招き猫じゃん。

このオヤジさんの若かりし頃のモテ期の写真だと。なんでもツール・ド・フランスに出ていた
そうな。そのチーム・メンバーと一緒に撮った写真だそうです。どれが俺だか分かるかって
聞くから一発で当てちゃった。

なんで分かる?って聞くから、なんと言っても特徴ある頭だからってお答えしておきました(爆)

 


東京探訪記:夜の銀座四丁目 その子ビル他

2013年10月25日 16時17分05秒 | 東京探訪記

銀座四丁目の交差点、和光の前から東銀座を臨んだところです。
あれっ、いつも見慣れていた元祖「美(白)魔女」のその子さんのお顔が見えなくなりました。
ちょっと寂しいです。

と思ったら。ビルの下に行ったらこんな風に笑顔を絶やさずにいらっしゃいました(笑)
ご存知鈴木その子さんのお姿です。やはりこの方、白が似合います。

こちらはアルマーニビル。いつもハロウィン時期には夜の壁面を飾る花びら模様の色が
変わると思っていましたが、白でありました。あれはクリスマス時期であったか。ボクの
勘違いかも。

アルマーニに比べるとディオールさんはちょっと素っ気ない感じがしますが。そんなところで
勝負はしないというブランドの誇りでしょうね。

 


フランス紀行[16]  アヴィニョン⑯ 再びアヴィニョン橋

2013年10月25日 08時05分39秒 | フランス紀行2013

アビニョン橋を再度訪問。

こうして人と対比してみると結構当時としては画期的な巨大橋であったことが
よく分かります。

それにしても22連あったアーチのうち18本も流してしまう水害の威力とは!
最近の日本人は水害の恐ろしさを嫌というほど思い知らされているのですが。

水辺にはアイリスが。

橋を真横から。あはは、これじゃなんだか分かりませんね。
でも、流石フランスの土木工事。曲がりがありません。完璧な直線だ(笑)

以前にスペイン紀行でサンチャゴ・デ・コンポステーラというキリスト教の聖地をご紹介
しましたが、このアヴィニョンもフランス巡礼路の大きな拠点で、大勢の信者がこの橋を
渡ってピレーネ山脈を超えて行ったのでしょう。

面白いのはこの橋が架けられたのは12世紀。当時の日本では熊野詣という日本で最初
と言ってもよい巡礼ブームがありました。ヨーロッパと日本で時を同じくしてこうした信仰の
一大ムーブメントが起こったというのは単なる偶然なんでしょうか。

 

 

 


しうまい弁当

2013年10月24日 16時17分23秒 | 食・呑

主夫生活も既に5年目を過ぎて、毎回の食事作りもかなりマンネリ化(苦笑)
たまにはボクもサボりたくなりますワン。

で、この日は定番の横浜崎陽軒の「しうまい弁当」を。

関東では今の弁当ブームが始まる前から駅弁の定番でありました。逗子、鎌倉
湘南海岸への日帰り小旅行のお供に、リーマン時代の残業メシにと大変お世話に
なったもの。

ウリのシュウマイが美味いのは当然として、副食のたけのこの煮付けとか卵焼き
とかも主役に負けぬうまさがあり。更にはなんといってもぎゅっと詰まった米が
変わらず大変美味いのが素晴らしい。それもこの米としうまい、冷えたのを食べる
のを前提としてますので、冷たくなってもうまいんです。これは凄いことです。

これを噛みしめると楽しい会話を交わした家族の当時の顔とか、毎週土日出勤
やら徹夜残業して頑張ってくれた同僚やら部下の顔を思い出すんでございます。

一時期このお弁当、値上げをしたと思いますが、又値下げして元の値段に戻って。
この諸物価高騰の折、大変なことでありましょう。そいう意味でもご馳走様です
(ニコっ)

 


東京探訪記:夜の銀座四丁目 和光ビル

2013年10月24日 08時04分49秒 | 東京探訪記

夜になって再び銀座へ、
改めてライトアップされたこの端正な顔を見て、綺麗なビルだなぁとしみじみ。
やはり日本を代表する繁華街に相応しい表情をしています。 

但し、まだ7時前だというのにこの人通りの少なさはちょっと意外。あのバブルの絶頂期を
知るものにとってはちと寂しい限り。
企業の交際費の損金処理が出来るようになると少しは夜の賑いも取り戻せるかもです。あの
失われた10年の間、現役リーマンであったボク等は交際費非課税にすれば景気は上がる
のにと、安酒場で仲間とクダを巻いていたものです。
遅まきながらやっと政府も其の点が理解できたようで(笑)

この横顔もいいですね。まるで貴婦人がちょっと気取って歩いているような、そんな
雰囲気があります。

 屋上のパラペットの下にも彫刻が施されているんですね。夜だとコントラストがあるので
昼間見て分からぬところが見えて。ボクには新しい発見でありました。
そして、二階の手摺のシルエットの綺麗なこと。まるでレースのような。

この文様は、帆立貝?

やはりこのショーウインドーは夜のほうが決まります。