Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

フランス紀行[22]  トゥールーズ③ サン・セルナン大聖堂2

2013年10月29日 16時27分32秒 | フランス紀行2013

大聖堂の内陣です。例によって三身廊の構えですが、構造体がレンガ造りということもあり、
ゴチック建築と比較するとかなりスパンも狭く、天井高もそれほど高いものではありません。
でも、人間的スケールからするとこれで十分。立派に威厳のある建物になってます。

主祭壇も天井画と金で飾られた廟だけの簡素な作り。これはこれで好感が持てます。

主祭壇のキリスト像。

キリストの下で両手を広げているのは、この教会の守護神(正確には守護聖人というので
しょうか)、聖セルナン。この教会はその聖セルナンに捧げられていますが、浅学なボクには
誰のことなのやら・・・

ヨーロッパ最大のロマネスク教会建築という割には意外と質素な感じがします。但し、ここは
スペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼の重要な巡礼地の一つでもあり、フランス西海岸
のモン・サン・ミッシェルと並び多くの巡礼者が必ず参拝する教会であります。

副祭壇のキリスト像の前に捧げられたロウソク。

ボクはこの丸窓を見てびっくりしましたよ。日本の書院造りにはよくある姿ですが、
ヨーロッパで格子に切られたこれを見るなんて!

落ち着いた色合いの精緻なステンド。グラス。カラフルなのもいいですけど、
こういうのも素敵です。

 

ー続くー

 


フランス紀行[21]  トゥールーズ② サン・セルナン大聖堂1

2013年10月29日 08時17分39秒 | フランス紀行2013

市内散歩の続きから。

てっきりMACかと思ったらMAKだって。おまけにパラソルにはMIKO!?一体どれが本物?(苦笑)
因みにボクは欧州でMACは食べたことがありません。だって異常に高いんだもの。円安と言っても
単品と飲み物頼んで1000円以上払わにゃいかんなんて信じられません。よく日本の物価は世界で
一番高いっていうけど、ありゃ何を比較しているのかなぁと海外にいくと思います。

あはは、バルコンを支える人。フランスに来ても頭抱える人が多いんだ(爆)
これ前のジェノバ編を読まれた方はお分かりになると思いますけど・・・

さて、最初の目的地はこのピサの斜塔みたいな作りのミナレットを擁する教会。
いいですね、通りの正面にこういう特徴ある建物がある風景は。ランドマークという
英語がありますが、欧米はホントに都市計画でこういうことをきちんと抑えています。

こちらはロマネスク建築では欧州最大と言われるサン・セルナン大聖堂です。
いかめしい、ゴチックと違いなんとも女性的な、柔らかい感じのする外観で、赤レンガ
の外装がよく似合います。

 正面の玄関には少ないとは言っても石張りとして、そこには様々なレリーフが。
なんでも、ヨーロッパでレンガ造りというとちょっと下に見られることもなきにしも
あらずの時代があったそうな。それで目立つところだけでも石張りとしたのかも
です。現代の日本人の目から見るとレンガ造りの建物ってとても郷愁を覚えて
素敵なんですけど。第一温かみがありますし。


さて、内部を覗いて見ましょうね。

 

ー続くー