こちらがマドリ最大の市場、「サン・ミゲル市場」です。なんやら沢山の観光客が
門前ならぬ市場に列をなしています。
まるで巨大な体育館!食いしん坊のボクはぞは妙にわくわくどきどき(笑)
浅草の仲見世気分であります。
スペインは世界でイタリアと一、二を競うオリーブの輸出国。この間、ラジオ深夜便
を聞いていたらオリーブの女性専門家のインタビューなぞやっていて、彼女イタリアで
オリーブの魔力にとりつかれ、いいオリーブに巡り会いたいが為に地中海沿岸を
旅しているそうです。今、ハマっているのがスペイン・オリーブだそうで、約1時間の
インタビューを興味深く聞かせて貰いました。
何でもスペインの山岳地帯だかに樹齢千年を超すオリーブの木があるそうで、その
実はじつにうまいんだとか。フルーツや薔薇の香りのするオリーブとか、ボクの知らぬ
世界にすっかり魅了されました。
上の画面にあるように、オリーブのオリーブ・オイル漬け。スペインの「おしんこ」
みたいなものですなぁ。浅漬けから古漬け。ちっちゃいのからでっかいの。色の
違いとか実に様々。こちらでは、何かとオリーブがつまみで出てきますが、ひとつ
として同じ味のものがない。まさにおしんこ、お袋の味なんでしょうね。
それにしても、樹齢千年以上のオリーブの木があるなんて、ちょっと信じられません。
海外に行っても畑で見られるのはどちらかというと細い幹のものばかり。きっと
かなり高さもあるし幹も太いんでしょうね。一度見てみたいものです。
市場の入口付近にはこんなフード・コートになってまして、立ち食いでいろんな
ものが食べられます。勿論、皆さんビールやワイン片手に。物凄い混雑ぶり。
築地市場の食べ物屋さんの十倍以上の規模はあるでしょう。長いカウンター
は大勢の人がぎっしりで、おまけに後ろに並んでいるくらいの盛況。
はい、スペインの寿司(笑)所謂、TAPAS(タパス)というBAR(バル、居酒屋)さんで出す
おつまみ系の一品。実にこれも種類が多く、数百種類はあるんじゃないでしょうか。
まぁ、フランスならCANAPE(カナペ:カナッペ)となりますけど。
上に載っているのは左上から時計回りに、サーモン、ニシンの酢漬け、ムール貝、カニ
のシーフードサラダ。これ下がパンでなく、ご飯であれば完全にネタのデカさが自慢の
回転寿司(爆)
サーモンは生、ニシンは軽くオイルに漬けたもの、ムール貝はワイン蒸しと素材を生かした
あっさり味。スペイン料理は変な味付けをしていないので、すんなりお腹に入っちゃう。
はい、世界的な日本食ブームはここにも。寿司屋です。ここのご主人、ボク等を見て
日本語で話しかけてきた。何でも10年日本の寿司屋で修行してこちらに店を持った
そうです。絶対にうまいから買って行けと(笑)
嬉しいですね、隣にはちゃんと「松竹梅」まで置いてあって。はい、意気に感じて
買いましたよ(笑)
海外に出て、久しぶりに日本人と認めて貰って嬉しかったのもあります。よく間違え
られるのがアラブ人。アラブの人から平気でアラビア語で話しかけられるのは、まだ
彼の地にいた匂いが残っているのかな(苦笑)甚だしきは成田で日本人から英語で
話しかけられたのが何回も。これはかなりショックでありましたが(爆)
シャリもなかなか。マグロがうまかったです。黒いのは穴子。スペインでも穴子が
取れるんだ!因みに、地中海やら紅海は黒マグロの宝庫。世界で一番漁獲高
が多いんです。昨年のマグロの世界消費量では日本が2割減ってたそうで。円高
でこれですから、如何に世界のマグロ好きが増えたかということですね。中国が
一番伸びているとは思いますけど。大体、ボクなんか、トロなんて年に数回しか
食べられなくなっちまった(とほほ)ま、青物・光物が好きだから特に困りません
けど(きゃは、強がりっす)
こちらはパン屋さん。他に比べると余り人気はなかったような。結構うまそうなサンドイッチ
がありましたよ。
スペインでタパス料理と並んで有名なPINCHO(ピンチョ)料理。日本の串焼き、焼き鳥
に似ています。これもBARの定番。昔は居酒屋で残った串の数で勘定を済ませていたと
いうから、これまた日本と同じ。
いやいや、場内は凄い熱気です。奥の方にはこれまた定番の豚ハム屋さんとか
果物屋さん、八百屋さんとかありますが、人の波をかき分けるのに大変。お腹も
くちくなったので退散です(笑)
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Phoenix 東北&関東
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