Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

草間彌生展が入場者数過去最高

2012年04月09日 16時39分29秒 | スペイン紀行

流石、草間さんです(この記事この記事
入場者数が過去最高を達成したと。あの揺るぎない溢れるパワーに
魅せられた人たちなんでしょうね。
まさに、磁石に引き寄せられる砂鉄のごとくです。

朝日新聞の過去ログを見ていたら、ボクがスペインで観たのと同じ
迷路が中之島国立国際美術館でも開催されていました。スペイン
では特に題名がなかったように思いますが、「魂の灯」というのですね。
そしてスペインの流れそのままに館内の写真撮影がOKだったようです。
ソフィア王妃のアイデアがそのまま承継されたんじゃないかとボクは
思いますが、是非草間さんの意思を尊重して戴き、日本の芸術・美術界
も写真撮影開放に向けて動いて欲しいものです。

大阪展は8日閉幕となりましたが、この後埼玉→松本→新潟と巡回
するそうです。お近くの方は是非。

 

スペイン紀行(115) マドリッド[23]  王立ソフィア王妃芸術センター④ 草間彌生展III

スペイン紀行(114) マドリッド[22]  王立ソフィア王妃芸術センター③ 草間彌生展II

 


スペイン紀行(117) マドリッド[25]  王立ソフィア王妃芸術センター⑥ アネックスII

2012年03月13日 16時32分51秒 | スペイン紀行

 アネックスの一階は喫茶店とレストランになっています。
座り心地の良いソファに座って、暫し芸術鑑賞に疲れた身体を癒します。

喫茶店ですので何かを頼まねばいけません(笑)ボク等は赤ワインをグラスで。
目の前のブースはネットカフェのようになっていました。時々PCを抱えた若者が
コーヒー片手にパコパコやってました。

このアネックスのレストラン部分は確かミシュランで☆をもらっているスペインの
有名シェフのプロデュースだそうです。この建物自体日本では考えられないのですが、
巨大な空間設計で体育館みたいな広さがありますが、柱が一本もありません。

その内部天井はまるで宇宙船を思わせる赤い突起が覆っています。

まぁ、なんと大胆なデザインでしょう。どうやら高級レストランのようで、食事をする
場所は従業員が数人いる場所の左側の更に奥まった場所にあり、一般客の目線から
外れたところにあります。

ここは余りまだ知られていないようで、芸術センターを訪問した人もこちらまでは
足を運んで来ないようでした。広々とした空調の効いた静かなこの場所で、ソファ
に足を伸ばして、美味しいワインを飲みながらちょっと豪華な休憩時間を楽しみました。

 

 

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スペイン紀行(116) マドリッド[24]  王立ソフィア王妃芸術センター⑤ アネックスI

2012年03月10日 16時56分46秒 | スペイン紀行

草間彌生特別展を見終えて、次はこの美術館のハイライト、ピカソのゲルニカを鑑賞。
以前は、この絵はプラド美術館の奥にピカソ美術館というものがあり、そちらに置かれて
おりました。

最初見たときの感動は忘れられません。モノトーンで描かれた抽象画でありますけど、
巨大なキャンバスに描かれたそれは、あのスペイン内戦の惨たらしさを十分感じさせる
ものでした。画面からは血の匂いや銃声の音が聞こえてくるような。

この作品は縦x横:3.5Mx7.8Mのキャンバスにペンキで描かれています。ゲルニカの惨事は
1937年バスク州の小都市ゲルニカを時の政権フランコを支援するドイツ・ヒットラーが世界で
初めて無差別空爆を行なった戦争でありました。当時フランスにいたピカソはスペイン人民戦線
から依頼を受けていた題材を変更し、僅か1ヶ月強でこの作品を完成させました。

わずかな時間と安上がりな材料でこの緊張感、臨場感溢れる大作を仕上げたピカソの天才は
並大抵のものではないことがこの一枚でよくわかります。

折しも昨日は東京大空襲の日。ゲルニカで起こった都市無差別爆撃は日本にもありました。東京は
何と総計106回も空爆を受けていますが、1945年3月10日のそれが最大のもので、全部の総称
としてこの日が選ばれています。

不幸や悲劇の程度の差をあれこれ言うのは適切ではありませんが、ピカソがもし東京のあの
焼け野原と焼夷弾に焼け爛れ東京下町の隅田川をはじめ大小の運河に浮かんだ死体を見たら
どんな絵が描かれていたことでしょう。

そして明日は3・11東北大震災の日。ボク等は同じ三月にあった歴史の犠牲者の死を無駄に
してはいけませぬ。改めて哀悼を捧げるとともに、二度とこのような惨事を繰り返さぬという
ことを肝に銘じたいと思います。まずは自分の領域で、備えをきっちりしておかねば、

正面の白い建物が今まで見てきた王立ソフィア王妃芸術センター本館で、画面左手がアネックス
になっています。くの字の建物配列の真ん中に、やはり抽象の彫刻が一体。この巨大なパティオ
はまるでこの彫刻の為にあるような。贅沢な空間の使い方です。

アネックスの屋上にもこんな彫刻が。こりゃなんでしょう。サイのような。
この建物、巨大な片持ち梁で構成されていて、天井にはご丁寧に鏡が貼られて
います。その鏡に眼下の景色が写りこんで、なにやら不可思議な空間演出と
なっています。

上も下も車が走って。ちょっと軽い船酔い感覚を覚えたりして(苦笑)

この正面奥のレンガ造りの建物はマドリ最大の駅、「アトーチャー駅」です。日本なら東京駅
かな。

 この辺りは緑が多く、閑静な住宅街が広がっています。

 

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スペイン紀行(115) マドリッド[23]  王立ソフィア王妃芸術センター④ 草間彌生展III

2012年03月08日 07時54分37秒 | スペイン紀行

この写真の右側のお嬢さん、まるでオードリー・ヘップバーンの若い時を彷彿させるような
超美人さん。オードリー命のボクは芸術鑑賞をよそに暫し見入っちゃったですよ(苦笑)

この草間彌生特別展の雰囲気を。全体でこのくらいの大きな部屋が10区画くらい
あったでしょうか。無料公開ということもあってとても混んでいると心配でありましたが、
流石海外の場合、人の頭越しに展示物を見るということはありません。ゆったりと鑑賞
が出来ました。こういう点は、是非日本も見習いたいですね。

これも草間さんのトレードマークの水玉のモチーフでしょうか。ボクにはまるで満開の
桜の花びらのように見えました。今年は多分再開されると思いますが、例年ご紹介
していた野川の桜のライトアップの情景が頭に浮かびました。

こちらが今回の最大の見所。光のページェント。まるでお化け屋敷のように真っ暗な
迷路。どのくらいの広さであったか、肉眼では殆ど真っ暗で感覚が掴めません。写真
を撮って初めてこんな構造になっていたと分かった次第。

 

 

 細い通路を歩くと、恐らく床にセンサーが仕掛けられているのでしょう。そして壁が
と天井が鏡になっていて。無数の光の水玉が周りを浮遊してきます。その水玉も歩み
によって数と色を様々に変化させて。

何とびっくりしたのはカメラを抱えて写真撮影しながら歩いていた前の女性が、ぎゃ~
と大声を上げて。なんとなんと細い通路を飛び出したら、その下は浅いプールになって
いて、彼女靴がずぶ濡れに!理由が分かって、皆で大笑い。ボク等がこの部屋を出る
まで、数回この歓声やら悲鳴やらと大爆笑がありましたので、かなり草間さんのこの
仕掛けに引っかかった犠牲者がいたんではないかしら(笑)

日本だったらまずこんな作品は許可されないんじゃないでしょうか。事前にこういう
風になっていますと説明があったら興味は半減するだろうし。大体、真面目人間が
多い(???)日本人、今をときめくクレーマーが大活躍しそうだし。

その点、こちらの人はこういうジョークを素直に受け入れて一緒に楽しんでおりました。
これも、草間さんがニューヨークで仕込んだ「ハプニング」芸術のひとつかもしれませんね。

 

 

 

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スペイン紀行(114) マドリッド[22]  王立ソフィア王妃芸術センター③ 草間彌生展II

2012年03月03日 08時49分12秒 | スペイン紀行

 王立ソフィア王妃芸術センターでの「草間彌生特別展」。嬉しいですね、彼女の足跡を
辿る、主としてニューヨーク進出当時の資料等が沢山陳列されていました。

草間さんは1929年(昭和4年)生まれですから、御年ん歳。お元気ですね。今でも現役
で頑張ってらっしゃる。その創作意欲は全く衰えていないように思えます。

上の写真、彼女は1957年(昭和32年)に渡米しますが、その当時のものかしら。
1960年代には「前衛の女王」という称号までものにしています。モノクロ写真が見づらい
と思いますけど、かなりキュートな方。トレードマークの水玉が初期の頃から見られます。

彼女、このニューヨーク時代に「ハプニング」というパフォーマンスをかなりやっていたらしい
のですけど、その後日本でも日本TVで「ゲバゲバ」だったか「11PM」であったか同様に
ハプニングを茶の間に紹介していましたが、彼女の影響であったんだろうか。

因みにその後TV業界ではハプニング・ブームになりましたが、結局は日常生活で「あっ」
と驚くような事象はそうそう毎日行われる訳もなく、今で言う「やらせ」と糾弾され、瞬く間に
この芸術運動(日本では?)はしぼんでしまいました。思えばTV業界の視聴率競争の
挙句の堕落ってこの当時から始まったのかなぁ・・・

懐かしいです。美術雑誌「みづゑ」。ちょっと芸術とかに興味を持つ年頃の人は必ず目を
通した雑誌。だいぶ前にバブル崩壊後廃刊になったようですけど。残念です。
ボクも高校時代だったか、これ数冊持ってましたけど。勿論、女性の気を引くための
アクセサリーで(爆)

恐らく家族の方がなされたスクラップでしょうね。渡米当時の新聞記事。昭和32年当時、
日本人が 米国に行くなんて普通では考えられない時代ですよね。


ボクが最初に米国へ出張で行ったのが確か昭和48年。円が1ドル360円だったかな。
確か外貨持ち出し制限があって、ふつ~に一般人が旅行、滞在出来る時代ではなかった
と思います。そうそう、羽田空港からの出発でしたが、会社の上司とか親族が見送りに
来てくれたりして。失礼ながら本人は何故皆こんなに大騒ぎするんだろうって思ってました。
ボクのお袋なんぞは梅干やら味噌なんぞを沢山買い込んでボクのトランクに詰め込んだり
して往生しましたが(苦笑)


それより10年以上も前の女子の単独行ですからねぇ。さぞかしセンセーショナルであった
ことでしょう。

いずれにしても写真でアップしたのは会場に置かれた膨大な資料のほんの一部。つぶさ
に詳細を見る時間はありませんでしたが、海外の美術館で殆ど日本語の資料が沢山出展
されていたのにびっくりでありました。

 

 

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スペイン紀行(113) マドリッド[21]  王立ソフィア王妃芸術センター② 草間彌生展I

2012年03月01日 16時38分05秒 | スペイン紀行

草間彌生展の最初の展示品がこれ。皆さん流石に度肝を抜かれたような顔を
していました。なんやらイソギンチャクの触手みたいのが今にも動き出しそうに。
恐らく生命というのを表現しているんじゃないかなぁ、なんて思っていましたが・・・

次の部屋に行ってこれを見て思わず吹き出しちまった。確かに生命の息吹を感じるはず(爆)
アナーキーな草間さんではありますが、これってボク等高校生時代の「男の発想」でございまする(笑)
参ったなぁ。

この彫刻を見て咄嗟に思い出したのが石原慎太郎(現東京知事)の芥川賞受賞作品、
「太陽の季節」。その中に青春を象徴する一場面が出てきますけど。あはは、詳細は避けましょう
(爆)

 

この部屋も彫刻の一種のようです。天井からミラーボールのような物があって、そこから
無数の光の点がゆっくり部屋の中を徘徊しているのですけど。暫くここに佇んでいると
徐々に遠近感がなくなり(写真でもその効果が出ているように思えます)、まるで自分が
この部屋に浮遊しているかのように感じました。

これのもっと大きな仕掛けが最後に出てきますのでお楽しみに。

 

 

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スペイン紀行(112) マドリッド[20]  王立ソフィア王妃芸術センター①

2012年02月29日 16時53分45秒 | スペイン紀行

こんな彫刻が広場の中央にたっています。
ここは王立ソフィア王妃芸術センター。

芸術の国、スペインならではの仕掛けがこの首都マドリに沢山。
なんと、こちらの美術館とプラド美術館は日曜日のある時間帯は無料なんです!
こんなこと日本では考えられません。

この行列はその無料鑑賞を待つ人たち。勿論、ボク等夫婦もこの列に。

そして嬉しいじゃありませんか。特別展はなんとあの瀬戸内海の直島のカボチャ
で有名なボクの愛する草間彌生さんの作品展です。正面の看板の左上に彼女
の「KUSAMA」という文字が堂々と。

更にこの美術館はソフィア王妃の希望で、一部試験的に、なんとなんと写真撮影
を奨励しているんです!
ソフィア王妃、彼女美人さんでありますが、こうした芸術に関してもかなりアグレッシブ
な実験をして世論喚起をするとは、並の王族じゃできません。ますます好きになって
しまう。

高い拝観料を取って、見せてやるから有り難く思えとばかりの日本の美術館、神社
仏閣の関係者の方々、是非世界ではこういう動きもあるんだと肝に命じて戴き
たいものです。

そして今回のその写真許可をしている展示は草間弥生さんの作品群。当然、作者
の了解も必要な訳で、もともとアグレッシブな彼女、太っ腹で受けて戴いて有り難い
ことです。

当然ボクもバチバチと写してきましたよ(笑)

日本も早くこういう運動をやって欲しいものです。

 

無料と写真許可

 

これですよ!!(爆)
次回以降草間さんのその強烈な作品をご案内します。

 

草間彌生展が現在大阪中之島の国立国際美術館で行われています。新聞で
超人気と報じられていました。お近くの方は是非あの強烈なエネルギーを味わいに
行ってくださいね(4月8日まで)

 

 

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スペイン紀行(111) マドリッド[21]  「 サン・ミゲル市場」で寿司の立ち食いを

2012年02月26日 16時42分27秒 | スペイン紀行

こちらがマドリ最大の市場、「サン・ミゲル市場」です。なんやら沢山の観光客が
門前ならぬ市場に列をなしています。

まるで巨大な体育館!食いしん坊のボクはぞは妙にわくわくどきどき(笑)
浅草の仲見世気分であります。

 

スペインは世界でイタリアと一、二を競うオリーブの輸出国。この間、ラジオ深夜便
を聞いていたらオリーブの女性専門家のインタビューなぞやっていて、彼女イタリアで
オリーブの魔力にとりつかれ、いいオリーブに巡り会いたいが為に地中海沿岸を
旅しているそうです。今、ハマっているのがスペイン・オリーブだそうで、約1時間の
インタビューを興味深く聞かせて貰いました。

何でもスペインの山岳地帯だかに樹齢千年を超すオリーブの木があるそうで、その
実はじつにうまいんだとか。フルーツや薔薇の香りのするオリーブとか、ボクの知らぬ
世界にすっかり魅了されました。

上の画面にあるように、オリーブのオリーブ・オイル漬け。スペインの「おしんこ」
みたいなものですなぁ。浅漬けから古漬け。ちっちゃいのからでっかいの。色の
違いとか実に様々。こちらでは、何かとオリーブがつまみで出てきますが、ひとつ
として同じ味のものがない。まさにおしんこ、お袋の味なんでしょうね。

それにしても、樹齢千年以上のオリーブの木があるなんて、ちょっと信じられません。
海外に行っても畑で見られるのはどちらかというと細い幹のものばかり。きっと
かなり高さもあるし幹も太いんでしょうね。一度見てみたいものです。

 

市場の入口付近にはこんなフード・コートになってまして、立ち食いでいろんな
ものが食べられます。勿論、皆さんビールやワイン片手に。物凄い混雑ぶり。
築地市場の食べ物屋さんの十倍以上の規模はあるでしょう。長いカウンター
は大勢の人がぎっしりで、おまけに後ろに並んでいるくらいの盛況。

はい、スペインの寿司(笑)所謂、TAPAS(タパス)というBAR(バル、居酒屋)さんで出す
おつまみ系の一品。実にこれも種類が多く、数百種類はあるんじゃないでしょうか。
まぁ、フランスならCANAPE(カナペ:カナッペ)となりますけど。

上に載っているのは左上から時計回りに、サーモン、ニシンの酢漬け、ムール貝、カニ
のシーフードサラダ。これ下がパンでなく、ご飯であれば完全にネタのデカさが自慢の
回転寿司(爆)

サーモンは生、ニシンは軽くオイルに漬けたもの、ムール貝はワイン蒸しと素材を生かした
あっさり味。スペイン料理は変な味付けをしていないので、すんなりお腹に入っちゃう。

はい、世界的な日本食ブームはここにも。寿司屋です。ここのご主人、ボク等を見て
日本語で話しかけてきた。何でも10年日本の寿司屋で修行してこちらに店を持った
そうです。絶対にうまいから買って行けと(笑)

嬉しいですね、隣にはちゃんと「松竹梅」まで置いてあって。はい、意気に感じて
買いましたよ(笑)

海外に出て、久しぶりに日本人と認めて貰って嬉しかったのもあります。よく間違え
られるのがアラブ人。アラブの人から平気でアラビア語で話しかけられるのは、まだ
彼の地にいた匂いが残っているのかな(苦笑)甚だしきは成田で日本人から英語で
話しかけられたのが何回も。これはかなりショックでありましたが(爆)

シャリもなかなか。マグロがうまかったです。黒いのは穴子。スペインでも穴子が
取れるんだ!因みに、地中海やら紅海は黒マグロの宝庫。世界で一番漁獲高
が多いんです。昨年のマグロの世界消費量では日本が2割減ってたそうで。円高
でこれですから、如何に世界のマグロ好きが増えたかということですね。中国が
一番伸びているとは思いますけど。大体、ボクなんか、トロなんて年に数回しか
食べられなくなっちまった(とほほ)ま、青物・光物が好きだから特に困りません
けど(きゃは、強がりっす)

こちらはパン屋さん。他に比べると余り人気はなかったような。結構うまそうなサンドイッチ
がありましたよ。

スペインでタパス料理と並んで有名なPINCHO(ピンチョ)料理。日本の串焼き、焼き鳥
に似ています。これもBARの定番。昔は居酒屋で残った串の数で勘定を済ませていたと
いうから、これまた日本と同じ。

 いやいや、場内は凄い熱気です。奥の方にはこれまた定番の豚ハム屋さんとか
果物屋さん、八百屋さんとかありますが、人の波をかき分けるのに大変。お腹も
くちくなったので退散です(笑)

 

 

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スペイン紀行(110) マドリッド[20]   マヨール広場

2012年02月25日 08時09分40秒 | スペイン紀行

マドリ一の繁華街、プエルタ・デル・ソル(太陽の門)から歩いて数分のここ、
マヨール広場に。

今回のマドリ滞在中、何回やってきたでしょうか。

元々はマドリに首都移転した際、首都の胃袋を支える市場がこの広場にありました。
今は広場に隣接した場所に市場は移転していますが、日本で言うと築地市場という
感じでありましょうか。

そのせいもあってかこの広場を取り囲む建物のアーケードには数多くのレストランが
お店を出しており、地元の人やらボク等観光客の胃袋を満たしてくれています。

アーケードにあるレストラン。BARというスペインの居酒屋さんが立ち並びます。

マヨール広場は坂の途中の大きな広場。南西の角にある「クチリェロスのアーチ」。
広場に出るにはちょと急な階段を上ることになります。昔はこの辺にはナイフ職人
の工房が沢山あったそうです。主として市場の肉屋さんにナイフを納めていました。
スペインはドイツと並び、刃物の名工房があることでも有名であります。

多分こちらのレストランじゃないかと思いますが、1725年創業の世界最古のレストラン。
今では世界の食の中心はフランス・パリという定評がありますが、レストランの発祥は
スペインでありました。

フランス料理の元々は宮廷料理。フランスの隆盛に伴い、それまでの食文化の中心で
あったイタリアから技術導入をするのですが、いかんせん冷凍技術もない時代、食材が
腐るということで、それを防ぐため胡椒をはじめ各種香辛料、ハーブを遣い工夫した
結果が、あのこてこてのフレンチ・ソースじゃないかとボクは思っていますが。
それに比して、スペインではこんな古くからレストランという食文化が庶民レベルで
根付いていたことに意外な驚きがあります。

現在ではフランス、日本に次いでミシュランの星を持つレストランが多いスペイン。こんな
ところにも歴史の重みを感じます。

マヨール広場の外にも沢山のレストランが。さしずめ、築地場外の飲食店街の趣が。
この通りを右に行くと新しい市場、「サン・ミゲル市場」があります。

ちょっと小腹が空いてきました。市場を覗いて昼食兼おやつを食べに行きましょう
(笑)

 

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スペイン紀行(109) マドリッド[19]   プエルタ・デル・ソル

2012年02月22日 10時42分35秒 | スペイン紀行

地下鉄「オペラ駅」から出発して歩くこと約20km強、おのぼりさんよろしく
また旅行者の登竜門、プエルタ・デル・ソルに戻って来ました。例のマドリ
の象徴、クマさんが迎えてくれて。
前に、このクマさんの傍に立っている木をオレンジと紹介しましたが、ご免な
さい、「山ももの木」でありました。お詫びと共に訂正させて下さい。

 

ここはマドリでも一番人の集まるところ。沢山のパフォーマーが色々なポーズで
独特のパフォーマンスをやってますが、この人、ヨーロッパ各地で色々見てますが、
一番じゃないかしら。

この姿、よくご覧下さい(笑)

一体、どうやったらこうしていられるのか。傍を通る人がふと通り過ぎて、あれっ、
なんか変と振り返って、しばらくしてその変なことに気づくという次第(爆)

恐らくズボンの中には細い金属のような物が入っているんじゃないかと思いますが、
それでもこの姿勢をみじろぎもせずじっと耐えられるのは強靭な体力と精神力が
ないと出来ませぬ。ボクなんぞは胡座をかくことすら数分ともたない人にとっては
まさに奇跡みたいに見えてしまいます(苦笑)

このあたりを散歩して戻っても彼はこの姿のまま。かれこれ少なくとも1時間以上は
時間を潰しましたから、それ以上この姿勢であったと思われます。いやぁ、人間って
面白い!

そばの民家のバルコンに佇む女性。彼女は一瞬彼の真似をしているのかと
思っちまった(爆)

あはは、単に日向ぼっこのようでありました。

 

 

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スペイン紀行(108) マドリッド[18]   グラン・ビア⑤

2012年02月18日 09時13分46秒 | スペイン紀行

グラン・ビア通りの模型です。こうして見ると大通りに沿って一体開発が
進められた様子がよく分かります。昔はかなり厳しい高さ制限やら壁面線
後退があったのでしょうけど、近年になり経済効果追求という側面もあり、
多少その原則も緩んでいるように見えます。

こちらは世界のブランド、ロエベさんの本店。古いビルでありますが、バルセロナ
本店のような重厚さはありません。ちょっと拍子抜けの感はあります。

道行く人の姿は完全に真夏の格好。前にも書きましたがここ数日は
寒暖計が35度をずっと越して。ただ、日本と違い湿気がかなり低い
ので、歩いていてもそれ程疲れません。

重厚なビル群を眺めて、ほぼ1時間に亘りブラン・ビアの大通りをぶらり散歩。
次回は夜の姿を見てみたいものです。遥か20数年前に来たときは夜中心に
歩きましたが、ライトアップされたビル群が印象的でした。

 

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スペイン紀行(107) マドリッド[17]   グラン・ビア④

2012年02月09日 08時44分41秒 | スペイン紀行

グラン・ビアで一番の賑わいを見せるブロック。この辺りには映画館、劇場等
が集まっています。

家族連れが目立つのもこのブロックの特徴。

6月の中旬でしたが、日差しはもう夏本番。お昼過ぎには36度を越えて
日本なら完全な夏日。ヨーロッパも日本以上に寒波が到来、死者が出ている
というニュースを聞いて、昨年との余りのギャップに唖然としちゃいます。

19世紀の香りがする美しい町並みです。

 

 

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スペイン紀行(106) マドリッド[16]   グラン・ビア③ 「ZARA」

2012年02月08日 09時27分15秒 | スペイン紀行

マドリッドの銀座、グラン・ビルにあるファスト・ファッションのスペインが誇るベスト・
ブランド「ZARA」。

こちらは「H&M」とか「フォーエバー21」に比べるとアダルト向きで、奥様も
結構好きで買ってます。この日もちょっと見てくるわとスタスタとボクを置いて
店内に(苦笑)

ウインドー・ディスプレイでボクの大好きは銀座の和光さん。それに匹敵する
楽しいディスプレイを展開するのがこのお店。

さりげない面白味が。思わずニヤリとします。スパニッシュ・クールとでもいい
ましょうか。

ZARAさんは昆虫が好きなようです。綺麗な女性には虫がつくなんて言いますが(?)
こちらのマネキンさんには沢山のありんこが(爆)

こんなのに噛まれたら痛いでしょうね。

店内のマネキンさんの配置も洒落てますねぇ。

 

 

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スペイン紀行(105) マドリッド[15]   グラン・ビア②

2012年02月07日 08時37分32秒 | スペイン紀行

マドリの銀座、グラン・ビアの町並み。

こういうドーム型の塔屋を持つビルが多かったです。19世紀の流行りであったんで
しょうね。

のんびりと散歩をしていたら、突然!

けたたましいエンジン音が。なんと無数のバイクのデモでありました。およそ、10分間くらい
バイク軍団の行列が。

いやはやぶったまげました。一体何台のバイクが目の前を通り過ぎたんで
しょう。地元の人たちもその数の多さに、でかい目を更にグリグリさせてましたよ
(爆)

こちらはスペインの代表的な中世の建築様式、アズレージョ(ブルーを基調とした
タイル貼り)で入口を飾ったバル(居酒屋)。

中を覗くと天井には例によって豚ハムがぶら下がって。様々なハムを提供している
居酒屋さんのようです。

 

 

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スペイン紀行(104) マドリッド[14]   グラン・ビア① 遅い朝食

2012年02月05日 07時52分03秒 | スペイン紀行

 日本で言えば銀座に当たる、マドリ最大の繁華街、「グラン・ビア」。スペイン広場から
プラド美術館に通じるプラド通りまで約2kmに亘る大通りには世界のブティックやら
レストラン、劇場、映画館、デパート、ホテルが立ち並んでいます。

 

大勢の観光客が行き交う町。初夏の日差しを浴びてのんびりとそぞろ歩き。でも、朝から
朝食抜きで歩いていたボク等。腹が減っては戦ではありませんが、散歩も出来ませぬ。

で、丁度通りかかったファースト・フードのお店に。スペインでもマックはありますが、結構
高いように思えて入ったことはありません。又、ヨーロッパではスロー・フードの精神が
行き渡っているせいかファースト・フードのお店は余りポピュラーではないようです。

ちょっとこじゃれた喫茶店という風情のこのお店。コーヒーだけでなくワン・プレートの
簡単な朝食を300円くらいで出していました。そういう点では名古屋の喫茶店の
モーニング・サービス感覚かな(笑)

ご存知ない方もいらっしゃるかも知れませんが、名古屋の喫茶店のモーニング・サービス
は素晴らしいですよ。ボクなんぞは朝・昼・晩とお世話になりたいくらい、安くて、ボリューム
があって、美味しい!

モーニング・サービスは奥様のプレーン・オムレツ・セットと、

こちらはボクが頼んだスパニッシュ・オムレツ・セット。例のジャガイモが入ったスペイン
独特のオムレツ。横の小鉢もスペイン独特のもの。中身はトマトをすりおろしたもの。
「パン・デ・トマテ」という名の料理があるくらい。これは焼いた食パンのざらざらした面に
トマトをおろすようにこすりつけただけのシンプルなトーストなんですが。えっ、思うくらい
美味しい。多分日本のトマトと違うのかな。所謂、フルーツ・トマトの類じゃないかと思う
のですけど。日本に帰ってやってみたら、水っぽくてとても食べられませんでした(苦笑)

お店のご主人。まめにお掃除してましたよ。

 お腹もくちくなったところで、腹ごなしの散歩を続けます。

 

 

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