足元に 小さな花たちが 次々と咲いて来ています
もう終わりそうなのが ヒメオドリコソウと ホトケノザ
ちゃんと見れば 区別できますが 見た目よく似てます
ヒメオドリコソウ シソ科オドリコソウ属
葉の上部が 赤紫っぽい色になるところが特徴的かな
若い時は 赤くないので あれ? これなんだったっけ?って思う事もあります

花は 葉と葉の間から ちょこっと顔出します

そして こちらが ホトケノザ
ホトケノザも シソ科オドリコソウ属

葉は 赤くならないし 花は にゅ~っと 飛び出ています

次は オオバコ科クワガタソウ属の三種
オオイヌノフグリ タチイヌノフグリ フラサバソウ
オオイヌノフグリは 公園や草地でも よく目立つ青い花です
花の大きさは 1cmくらい

そして これは タチイヌノフグリ
花は オオイヌノフグリと よく似ていますが とにかく小っちゃい

右端の黄色い花は カタバミ それに比べて ほんとに 小っちゃい
オオイヌノフグリが 1㎝で タチイヌノフグリは 3~4㎜
この写真は 珍しく きれいに花が開いていますが
普段は 閉じ気味で 小さな青い点々にしか見えず 気付かない事も多々
こんな綺麗に咲いた状態は 初めて見ました

そして最後は よく見かけるのに ほとんど 花として認識されてないのではと
思ってしまう花 フラサバソウ

フラサバソウは 白い点々に見えます
花の大きさは イヌノフグリとタチイヌノフグリの中間の 4~5㎜くらい
特徴は このモサモサの毛のようなもの


最初の二つには イヌノフグリという名がついているのに
同じ仲間で形も似ているのに 全然違うフラサバソウという名
以前から ちょっと気にはなっていたのですが Wikipediaに載ってました
面白かったのでそのまま貼り付けますね
和名は、フランスの植物学者であるフランシェとサバティエの名前を組み合わせたものである。
サバチェは江戸末期から明治にかけて日本に滞在した医者で、当時新設された横須賀造船所でフランス人技師や日本の役人の健康管理にあたり、また近隣住民にも医療を施した。その一方で植物学者でもあった彼は熱心に植物採集を行い、標本を本国の友人で植物学者のフランシェに送った。この二人は連名で『日本植物目録』を出し、その中で本種が明治初年に長崎で採集されたことを記録していた。しかしその後日本でこれを採集したものがおらず、一度は誤りであろうと考えられた。ところがその後、1911年(明治44年)に田代善太郎が長崎で採集した標本を、国立科学博物館の奥山春季が1937年(昭和12年)に発見し、二人の記録が正しかったと確認されたとして、この二人の名を並べてこの和名を発表したものである。
やっと 腑に落ちました
こんな 面白い謂れで付いていたなんて ちょっとした感動でした💛