Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

スペイン紀行(5) タラゴナ⑤ タラゴナ大聖堂2

2014年01月13日 08時25分01秒 | スペイン紀行2013

大聖堂の内部に入ってみました。入り口でチケットを購入すると直ぐ宝物館に導かれます。
そこには沢山のマリア像が置かれていて。これはまた見甲斐のあるものでありました。 

宝物館を出るとそこは修道院に繋がって。

大きな中庭にはスペイン教会の定番、でっかいオレンジの木が。既に黄色い実が
沢山なっています。

初夏の太陽の光とオレンジの組み合わせはとてもすっきりした気分にさせてくれます。

折から白いハスの花が。

オレンジの樹の下にはバラの花が。

こちらのマリア様の顔立ちはとても親しみを覚えます。顔は漫画チックですけど(失礼)
衣装のヒダの表現がとても素敵。

 

ー続くー

 

 


スペイン紀行(4) タラゴナ④ タラゴナ大聖堂1

2013年12月24日 09時10分30秒 | スペイン紀行2013

旧市街地の中心に聳えるのはこの大聖堂。タラゴナ大聖堂
ゴチック様式の建築で厳しい表情にみえますが。

この磁器を貼ったクーポラ屋根がそれを緩和して。

ファサードです。バラ窓の上の鐘楼二本が面白いカタチをしています。敢えて三角形に
しなかったんでしょうか。
そして正面入口をぐるりと取り囲む12使徒の彫刻。これはなかなかのものでした。
あとでじっくりご覧戴けます。

ゴチック建築につきもののガーゴイル。

この玄関扉のノブと鋲の装飾がなんとも素敵。こういうデザインってスペイン独特のものの
ようです。他、イタリアですとかフランスでは余り見ないような気がします。

 

玄関枠を取り囲む天使たちと中央にはマリア像が。その他様々な彫刻に囲まれて。

 

いやぁ、久々に見応えのあるファサードでありました。タラゴナって単なるリゾート地だと
思っていましたが、なかなか素晴らしいです。

 

ー続くー

 


スペイン紀行(3) タラゴナ③ 旧市街へ

2013年12月09日 16時54分38秒 | スペイン紀行2013

地中海のバルコニーから見た円形劇場跡です。ブーゲンビリアの大きなバスケットが
地中海の青によくマッチしています。

地中海のバルコニーからゆったりした上り坂を旧市街に向かって歩きます。

こちらはローマ時代の円形劇場と同じ時期(1世紀)に作られた円形闘技場。残念ながら
中を見ることが出来ませんでした。

旧市街です。地中海の他の都市と同様に坂が多いです。登ったり下がったりを繰り返して。
やはりかなり歩けないと欧州旅行はきついですね。

面白い壁面を持つ建物を発見。この建物は美術学校のようでした。

町の色々なところにこんなローマ時代の遺跡が。こういうところはイタリアのローマと変わりません。

 

ー続くー


スペイン紀行(2) タラゴナ② ローマ円形劇場

2013年12月03日 08時23分21秒 | スペイン紀行2013

引き続き「地中海のバルコニー」から眺めた沿岸の景色です。
画面左端になんやら廃墟のようなものが見えます。

こちらがローマ時代の円形劇場。建設されたのはおよそ1世紀頃と言われています。
先にご紹介したシチリアの円形劇場はギリシャ時代のものですが、ローマ人も同様に
こうした海岸沿いにこのような娯楽施設を持っていたんですね。

紀元1世紀に既にこれだけの施設をローマのあの広大な版図の中のあちこちに持って、
且つ大勢の人が演劇やら芸能を楽しんでいたという事実。なんと豊かな生活を送って
いたんだろうと感嘆せざるを得ません。

階段席の一部には大きな孔が穿たれて。

そのまま海岸に出られます。或いはこちらが入り口であったか。

こうして見るとギリシャ時代より新しいローマ劇場のほうが、あのシチリア・シラクーサで見た
ギリシャ時代の劇場より崩壊が激しいとは。ちょっと驚きではあります。でも、こういう風に
崩壊した部分がある方が風情があるとも言えますね。

尚、このタラゴナはこのローマの円形劇場を含め旧市街の街並みと併せて世界遺産と
なっています。

 

ー続くー

 


スペイン紀行① タラゴナ(1) 地中海のバルコニー1

2013年11月29日 17時03分07秒 | スペイン紀行2013

ペルピニャン駅を出発して、普通列車でとことこ地中海沿岸を南下。

途中でフランスとスペインの国境でスペインでの入国審査が車内であります。
単にパスポートを検閲するだけ、それも全員ではなく、アットランダムにちょっと
怪しいぞと思えるような人を(笑)ピックアップするんですが・・・

過去数回この路線に乗って検閲を受けているボクですが・・・
何故か毎回パスポートの提示を求められる!隣に座っている奥様を全く無視して。
何でだろうといつも思うのですけど。きっと生やしている口髭のお陰かなぁ。どうも
アラブ人と間違えられるようです。

今回もパスポートを提示した所、最初に入国したドバイの入出国のスタンプを見つけて、
「何で入国ビザがないのに入国できた?」と何回も聞かれて。「日本人はビザが免除に
なっているんです、ユーロー各国もそうでしょう」とそのたびに応えるんですが、埒が
あかない。どうやらアラブのテロリストと間違えられている可能性も(苦笑)
こちらはもう慣れっこなので特になんてことないのですが、係官の方は結構慌てていた
みたい。で、列車の外に出て上司のような人の何人かと相談、はい、結果は無罪放免
でありました。しかし、毎回というのもちょっと(笑)

無事国境を通過。ペルピニャンから1時間半くらいでバルセロナを通過。そこから約1時間
で、スペイン最初の訪問地、タラゴナという町に到着です。
空は快晴。真夏を思わせる暑さです。

地中海のバルコニーと呼ばれる散歩道から見下ろしたタラゴナ駅周辺と目の前に広がる
地中海。ご覧の通り、駅を出るとビーチに直接出られるという、リゾート地であります。
丁度ボク等が乗ってきたのと同じ型の電車が駅に入線するところ。

6月の初旬ではありますが、外気温は確か25度くらいまで上がって。ビーチには
ビキニ姿のお嬢さんが一杯(と思う 笑)

寒いピレーネ山脈で閉まった毛穴がば~~と広がる感じ。いやぁ、やはり海はいいなぁ。

こちらが「地中海のバルコニー」と呼ばれるテラス。この辺りに高級リゾート・ホテルがあったり
しますが、歩いている女性の姿も結構ドレッシーで。ニーズ辺りよりもファッション感度は寧ろ
高いかも知れません。

テラスの下は芝生で覆われた公園になっています。タラゴナの頭文字と市の紋章が
描かれて、結構お洒落ですね。

 

ー続くー