Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

春の高尾山[17]  後日談:登山の成果

2012年05月20日 16時34分29秒 | 高尾山

 

たかだか500Mクラスの山ですけど、ちょっと運動不足の解消にはもってこい。

最近ウオーキングにiPhoneのソフトでGPSを使った走行ルートと消費カロリーを
記録しています。この高尾山走行記録を見ると走行距離9キロ強所要時間約4時間半
で、消費カロリーがなんと1100Kcalであります。このソフト、どういう仕組みで消費
カロリーを計算しているのかよくわかりませんが、後述する体重減の現象を考慮すると
あながち出鱈目とは言えないように思えます。恐らく歩行スピードと係数での計算
じゃないかな。もしかしたら高低差も考慮しているかも知れません。

この1000Kcalという数字は普段の散歩ではなかなか達成できない数字です。一日
の平均必要歩数は7000歩なんていいますけど、これで消費される熱量は多分200~
300Kcalくらいじゃないかしら。いや、そんなにいかないかも。

ということで、最近ちょっとお腹周りが気になると高尾山へとなります(笑)

この日の食事は昼食「おでん+日本酒一合」と夕食「とろろ蕎麦+ゆばこんにゃく鍋+
ビール一本+日本酒一合」でありましたが、なんと体重が約1kg減という結果でした。

でもね、毎日登るわけにはいかないのよね。その後数日間は体重は下降気味でしたが、
五月の連休で家出した愚息共が我が家に戻って、連日大ご馳走と飲めや飲めやで


完全無欠のリバウンド!(爆)

あはは、いまじゃ逆に登山前と比べて2KGも増えちまったのは内緒!(涙)

 

 

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春の高尾山[16]  夕食は名物「とろろ蕎麦」

2012年05月13日 16時28分12秒 | 高尾山

登山を終えて真っ先に駆け込むのはこのお店。高尾山登山口には数十軒のお蕎麦屋
さんが軒を並べていますが、その中でも一押しがこちら。「高橋屋」。

ほてった身体をビールで冷やして。アテは最近発見したこのメニュー。「ゆばこんにゃく鍋
なんでもこんにゃくに湯葉を練りこんだものなのですけど、熱々の鍋で運ばれて。ちょいと
つまんでポン酢にくぐらせて頂きます。湯葉独特の甘味とこんにゃくのころっとした食感が
微妙にマッチング。湯葉だけだと、ボクなんかは二口くらいで終わっちゃいますが、これは
食べでがあって非常によろしい(笑)

うまくてボリュームがあるのがホントに好き(爆)

 で、最後は高尾山名物の「とろろ蕎麦」で〆を。こちらのとろろ蕎麦(冷)は最初から
冷たい出汁の中にお蕎麦が入って供されます。その蕎麦をとろろ椀に入れて食べる
のですけど、これがまたうまいんだなぁ。

因みにお蕎麦は洗面器を小ぶりにしたような丼に入ってますが、これ大盛りです(笑)
とろろの中に浮いているのは卵の黄身とジュンサイ!とろろとジュンサイのそれぞれ
食感の違うネバネバが口の中でハーモニーを奏でて。その合間を腰の強い蕎麦が
優雅に身を捩りつつ、最後には抵抗する術を失ってボクの腹に落ちて行くという寸法
です(爆)

年に数回、無性にこちらの蕎麦が食べたくなって、それで高尾山に登りに来るという
何が目的だかわからない。やっぱり食いしん坊のボクであります。

 

 

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春の高尾山[15]  下山②

2012年05月11日 16時42分19秒 | 高尾山

下りの一番の急所。結構な勾配です。普段はこの道を登るのですけど、最近は
はぁはぁぜいぜいと。子供のころは走って登ったものですが・・

考えてみると、そんなことが出来たのも高校生くらいまで。大学に入って酒とタバコ
でどんどん体力を減らして。大人の仲間入りのために失うものも大きいということで
しょうか(苦笑)

今はもう濃い緑に変わっていると思いますが、生まれたばかりの若葉がなんとも
爽やか。

 

左はゼンマイ。そういえば最近食べた記憶がない。野草を食べること自体が相当
減ってきているんですねぇ。こういう食材の持つ「えぐさ」を敬遠する若い人が多い
からかしら。若者言葉で「エグイ」なんてぇのがあるけど、使っている本人がその
味を知っているかはちょっと疑問かも。

右の草はなんでしょう。猩猩草(しょうじょうそう)にも似た班が入った葉が印象的。

 若葉を背景にした童子像。

山桜が咲き始めて。

急坂を転げ落ちるように下って小一時間。はい、振り出しのケーブル登山駅に戻りました。
ボクはこの画面の左にあるお蕎麦屋さんへ。
高尾山登山の最大の愉しみをそこで。 

 

 

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春の高尾山[14]  下山①

2012年05月11日 08時08分23秒 | 高尾山

帰路はこんな舗装された道をひたすら降りるだけ。この道ならハイヒール姿の
お嬢さんも登っているのが頷けると思います。

道端で見つけた「まむし草」。上部は茎のように見えますが、なんとこれが花。
高尾山でこれを見つけたのは初めて。一度見つけたら、次から次へと現れて(笑)
今まで興味がなかったから見えなかったのかも知れません。

 

左は木五倍子(きぶし)の花。右はシャガです。割合湿気を好む花だったと
思いますが、山の急斜面に咲いていたので、ちょっとびっくり。

ちょうど咲き始めた桜をバックに木蓮が咲き始めておりました。

ケーブルカーの山頂駅です。ボクはもう下山ですが、これから登られる人たちが
たくさん降りてきましたよ。この画面右側に展望f台があって、夏になると夜景と
夕涼みで暗くなっても登られる方もたくさん。ほとんどの人が展望台で供される
生ビール目当て(笑)

ボクの奥様もなぜかこちらで女子会をやったりして。奥様に言わせると東京の
夜景をつまみにがいい、さっと飲んで遅くならないで帰れるのがいい、だそうです。
最近の女子の飲み方もレパートリーがいろいろで感心させられますワン(苦笑)

 

 

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春の高尾山[13]  薬王院前で軽い昼食を

2012年05月09日 16時45分31秒 | 高尾山

さて、薬王院への参拝も済ませ、一息つくことに。なにしろ朝から何も食べず
約2時間の山登り。喉の渇きはいかんともしがたく。薬王院仁王門の前の
いつもの茶店に。

後は山道を一気にくだるだけ。小一時間で麓に着けます。ここで食事もありですが、
楽しみはあとに取っとくタチですので、ぐっと我慢をしておでんを肴に高尾山を常温で
くいっと。ふへ~~、生き返るこんころもちでございまする。

 茶店で30分ばかり休んで、さて帰路を。般若湯のお陰で足取りも軽く(笑)

 

 

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春の高尾山[12]  薬王院・本堂③

2012年05月09日 08時18分47秒 | 高尾山

本殿脇のサツキでしょうか。綺麗に咲いていました。

本殿前には色々な守護神がおわします。そのひとつ、八大竜王。
インドではもともと蛇であったそうですが、中国を経て竜に変化したそうです。
この竜王の前の手水で硬貨を洗うと金運に授かるとか。

洗ったお金はこのように赤い色に結ばれて。赤い色に結ばれているのは
伴侶だけではなかったようです。どうも我が家はこのGoldの縁には遠かったよう
ですが(苦笑)

 

こちらはまたカタチを変えた八大龍王。こちらの像は良縁に御利益があるとか。
ん~ん、神仏も何かと忙しいものでございまする。

前にもご紹介した仁王門前におわす天狗様。左が小天狗で右が大天狗
というんだそうです。

 こうしてまじまじとマジカで見ると妙に写実的に見えます。鎌倉期の運慶、快慶
のあの仁王様のような妙にデフォルメしたところが少ないので、ちょっとスマート
に見えてしまう。その分動きは感じますけど。やはりあの豪快な鎌倉期の彫刻
には、迫力の面で負けているような。

彫刻ってそう言う意味で難しいんだなぁ・・・、なんて。

 

 

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春の高尾山[11]  薬王院・本堂②

2012年04月30日 16時31分28秒 | 高尾山

本堂境内の三椏(みつまた)。例年ですとこの時期、綺麗な黄色の花が
高尾山の春を象徴するのですが・・・

今年は色づきが余り宜しくありません。あの長かった寒さのせいでしょうか。

お堂のぐるりを囲む座禅仏さんたち。組んだ脚の下には無数の一円玉が。
若いお嬢さんたちが一円玉をたくさん持って、一枚一枚願をかけながら
置いている姿が見えました。

 

  

こちらはオレンジの三椏。こちらの方がいい色が出てます。通常は黄色が
咲きそろったところでオレンジが咲くのですけど。今年は順番が逆のような。

 

愛染堂の前に置かれたおみくじの納処。沢山のおみくじが結ばれて。

このお堂の前で若いカップルが「あいぞめどう」なぞと呼んでいましたが、
正しくは「あいぜんどう」。もっとも高尾山の地元八王子は昔から藍染が
盛んで、語呂合わせもあることからこの愛染明王信仰が高い場所でも
ありました。

愛染明王は人間の持つ愛欲を乗り越えて悟りに繋げる法力の持ち主。
それゆえ、縁結びの象徴とも言われるように。一方で戦いの守護神でも
あります。

NHKの大河ドラマで人気を博した直江兼続の兜の前立の「愛」の字は
この愛染明王の「愛」から来ています。

 

 

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春の高尾山[10]  薬王院・本堂①

2012年04月28日 17時34分04秒 | 高尾山

薬王院本堂。ここで昨年も家族皆無事であったことにお礼を申し上げて。
因みに我が家族は厄落としはこちらでやってます。

 

本堂にも当然ながら守護神の飯綱大権現様のお姿が。こちらにはでっかいお面も。

この大迫力。幼い頃、確か小学2,3年生の頃、学校の遠足でこちらに登山。
最初にこれを見たときの驚き。天狗って鞍馬天狗の優しいおじさんしか知ら
なかったから、かなり度肝を抜かれたんでしょう、その夜はうなされた思い出が(苦笑)

 

近年パワースポット流行りの昨今。若い女性の登山姿が多いです。

 

 

 

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春の高尾山[9]  薬王院・本社

2012年04月27日 16時49分54秒 | 高尾山

薬王院本社から見下ろした本堂の屋根。

  

本社を護る狛犬さん。

本社への階(きざはし)の両脇には沢山の童子が。

新緑が光の下限でしょうか。ちょっと黄色みがかって見えます。

 

本堂への階の途中にある社には飯綱大権現さんが。

本堂裏手の斜面に大きな連翹(れんぎょう)の木が。黄色く萌えてました。

 

 

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春の高尾山[8]  薬王院・本社

2012年04月26日 18時07分44秒 | 高尾山

薬王院本社の正面をちょっと斜めから。とてもカラフルな意匠です。

建立は1729年(享保14年)。江戸後期の権現造りの典型です。
代表格は北野天満宮、日光東照宮というところでしょうか。

ご本社の脇には色々なお社が。

天狗の下駄が沢山。健脚祈願と健康祈願ですね。

 

その横にはこんこん様のお社が。

ここで、「あれっ、高尾山薬王院って真言密教のメッカって言ってたよね」とツッコミを
いれるあなたは流石です。そうなんです、真言宗智山派の関東三大本山のひとつと
確かに申しました。

仏教のお寺なのに、ほれ、こんな立派な鳥居が!

これ江戸後期くらいから腐敗した仏教界に対して儒教・国学者が唱えた神仏分離論と
後の明治政府の神仏分離令により、神社と仏閣を分ける運動が起こったため、現在では
神社と仏閣が峻別されているように思えますが、古くは混在していたのが普通の姿で
ありました。

まさに高尾山はその昔の姿を留めているんですね。

 

 

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春の高尾山[7] 薬王院 奥の院・本社

2012年04月25日 08時17分49秒 | 高尾山

山頂から今度は下り坂を。20分も歩くと薬王院の奥の院に。ここにはご本尊の
不動明王がおわします。


どうも普段と違い、山を上から下に紹介するのは変な感じ(笑)

下界では既に散った緋寒桜が漸く蕾の状態に。

 奥の院の先にはまた階段が。この階段を降りると薬王院本社に出ます。結構急な階段で
山頂に向かう人がひっきりなしですが、皆さん流石にはぁはぁぜいぜいと。

ヤマツツジの蕾が沢山。

 

烏天狗がお守りする薬王院本社です。こちらには守護神飯綱権現様が祀られて。
開基は744年で行基によると伝えられていますが、当時のご本尊は薬師如来。
よって名称は高尾山薬王院で知られることになりました。
その後1370年代に京都醍醐寺から住職を迎えた際、飯綱権現を守護神とした
ことから修験の場として栄えるようになり現在に至っています。

飯綱権現は信州の飯綱山を中心に栄えた山岳宗教。室町から戦国時代が一番
の隆盛を見たようですけど。信玄も謙信も信仰して、特に謙信の兜の前立がこの
権現を象っていたのはあまりにも有名ではあります。

 いやぁ、なかなか迫力あるお顔をされております。もうもうひたすらひれ伏して・・・
なんだか海を渡られたダルビッシュに似ている感も。

こちらはちょっとお優しい顔をしてますわ。昔、小学生の頃はこのうちわに頭を
こすりつけて。背が伸びますようにってやってたなぁ。ちょっと効果なかったみたい
ですけど(笑)

 

 

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春の高尾山[5]  高尾山6号路⑥

2012年04月22日 16時35分09秒 | 高尾山

こんな沢を横目で見ながら。時として沢を登ったりして、山頂を目指します。

結構立木が倒れていたりして。痛々しさを感じます。植栽保護の為に間引き
は必要ですが、これは根こそぎですので、やはり強い風の影響かしら。

沢のど真ん中に流れ着いた流木ですか。見事に真二つに折れて。V字バランスを
保っていましたよ。

再び山紫陽花を。枯れても綺麗です。

こんな道を歩きます。この6号路は雨が降ると時として閉鎖になることも。

新緑の色が。なんとも素敵な色合いを。

 

 

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春の高尾山[4]  高尾山6号路②

2012年04月20日 15時30分03秒 | 高尾山

この日はいつもと違うルートで登山。「自然研究路6号路」 です。普段の登山路より
ちょっとなだらかですが、その分時間は掛かります。

流石真言密教の聖地。この登山路のトバ口には錫杖を象った案内が。
「琵琶滝流水修道場」と書かれています。現在も、修行僧が沢山このお山で
日々研鑽を重ねて。2月に行われる火渡り祭には沢山の修道僧が参加しますが、
最近は女性の山伏姿もかなりいらっしゃって、ちょっとびっくりしたりして。

 

我家の近所ではなかなか見られない花が咲いていました。左はなんの花か。右は
特徴があるのでボクでも分かります。「一人静(ひとりしずか)」。

こんな春の水が流れる沢を見ながら登ります。

 山紫陽花。枯れモノ好きのボクには格好の材料。あれっ、この黒いのは実?
今まで気がつきませんでした(汗)

 

 

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春の高尾山[3]  高尾山6号路①

2012年04月18日 16時45分06秒 | 高尾山

丁度出発するケーブルカーを見送って。

ヤマツツジが満開です。

今度は逆に登山道入口では沢山のお地蔵さんがボクを見送ってくれて。

桜を愛でながら歩みを開始。

丁度芽吹いたばかりの新緑がとっても新鮮。

 

 

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春の高尾山[2]  京王線「高尾登山口」駅②

2012年04月17日 12時08分39秒 | 高尾山

駅前の椿と桜。

いつも登山のお土産に饅頭を買って帰る高尾の老舗「有喜堂本店」さんの古い建物。

駅前の参道。というのも高尾山はもともとは薬王院(正式名称は「高尾山薬王院
有喜寺」)の寺領でありましたので。真言宗智山派の大本山のひとつでもあります。

桜を愛でながらゆるやかな登りのこの参道を歩きます。

こちらは高尾山ケーブル駅。この地点から高尾山頂へは、ここからケーブルを
使って行くのと自分の足で登る二つのルート、計三ルートがあります。
冬ごもりで体重を見事に増やし続けたボクとしてはケーブルを使う訳には行き
ません(きっぱり)

列をなしケーブルを待つ人たちを尻目に、決然と歩みを進めます(笑)

 

 

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