こちらはダウンタウンの中心、フェラーリ広場。かなりでかい広場に、やはり大きな噴水が。
周りの建物もとても重厚で、圧倒されます。往時のジェノバの繁栄が偲ばれます。
この広場からあるいて数分のところに、かのコロンブスが青年期を過ごしたという家が。
なんやらちょっと横道にはいったところで、とても小さな家なので見つけるのに苦労したり
して。歩いている若い女性数人(男には声を掛けません 笑)に道を聞くのですが、結構
知らなかったりして(笑)
彼はここで航海術等を修行して、この後スペインで更に航海術、天文学、数学等を学び
あの歴史的発見となる大航海のプロジェクトをスペインのイザベラ女王にプレゼンする
ことになります。最初のプレゼンは無視に近い形で終わり、二回目も音沙汰なしで、失意
のうちにまたジェノバに戻りかけた時、マドリッドの近くグラナダの付近で、朗報を告げる
女王の使者が追いついて、遂に念願が叶ったというエピソードがあります。
この建物自体はコロンブスを慕う市民の手によって後年元の場所に建てられたものです。
尚、コロンブスの新大陸発見の第一回航海は1492年であります。
フェラーリ広場の裏手にあるこの建物。元々は海洋共和国時代の総督の官邸で、ドゥカーレ宮殿。
二本組の柱に特徴があるファサードです。現在は市立文化センターとして活用されています。
この日も何かの催しがあるんでしょうが、玄関前に置かれた二体のゆるキャラが面白い。
足元にQRコードが埋め込まれているのもアイデアですね。
このドゥカーレ宮殿の脇でこんな看板を発見。芸者と侍の写真展ですって。この髪を
洗う女性の写真はどこかで見たことがあるような記憶が。看板右のスタンリー・
クブリックの名前に異様に興奮したボクでありますが。
まさか、あの映画監督のスタンリー・キューブリックさんの写真展じゃないで
しょうね。
この監督さんはあの「時計仕掛けのオレンジ」「2001年宇宙の旅」で超有名な監督
ですが、そもそもの出自はカメラマンであり、ルック誌で写真が認められ、写真集を
映画にしたことから映画界に転出した方であります。でも、彼は大の飛行機嫌いで
生涯で飛行機に乗ったことは1回くらいで、日本には来ていないはず。ということを
思い出して、この写真展はパスしましたが。でも、とても気になる看板でありました。
ドゥカーレ宮殿前の広場です。向こうにミナレットが見えますが、そちらがこの地の大聖堂。
大聖堂へ向かう道は人が一杯。車の侵入が禁止になっているようです(土日では
ありません)。常時こういう車なしっていうのもいいですね。
ー続くー