Rolling 55

「転がる石は苔生さず」いつまでも、いつまでも転がり続け・・・
お池にハマって、さぁ大変!  by belage

フランス紀行[10]  アヴィニョン⑩ 教皇宮殿1

2013年10月19日 16時33分44秒 | フランス紀行2013

アヴィニョン橋から城塞の門を再び潜って中に入ります。

だらだら坂を登って行くと、まるで城と思えるような特徴ある巨大なゴチック建築物が
目の前に。

 

入り口には可愛い小学生たちが。

この建物、1335年からおよそ30年の歳月をかけて建築されたもの。中世ゴチック建築として
ヨーロッパ最大の規模を持つものであります。ただ、これを教皇の宮殿としてみると余りに
ものものしく、キリスト教の教皇庁として捉えるにはちょっと違和感があります。

但し、前にも書きましたがこれもフランスのルイ8世のローマカソリックへの武力干渉による
ローマ分裂という長い混乱期を考えると現代人に分からぬ複雑な事情があったんでしょうね。

 

ー続くー


東京探訪記:銀座の老人パワー

2013年10月19日 08時13分15秒 | 東京探訪記

久々に銀座に出てきたらこんなシーンに出くわしました。

デモです。延々と。恐らく数千人くらいはいたかしら。
でも、デモってる人たちはボクよりもっとシニアな方たち。こんなことって珍しい。

シュプレヒコールは「年金減額反対!」でありました。

来年度からの消費税上げと年金減額のダブルパンチでボクも不安なところではありますが。
でも、今回の減額って過去のデフレ下でも法律のインフレ・デフレ条項を適用しないで過払いして
いたものを元に戻すという趣旨だと理解しているんですが(そうじゃないのかなぁ・・・)

よって、この先インフレになったら又増額になるスキームだから、単に反対という性質のもの
ではないと思うのですが。

以前、今年の春頃であったか、円安が急激に進んで燃料費が嵩んで漁に出られないとスト
を打った漁民の方たちが話題になりました。今ドル・円レートは随分落ち着いてきていて、
そんな話も聞かなくなりましたが、あの時もし補償していたら、今の状態になったら返金する
気持ちがあってデモンストレーションをやっていたのかしら。そんなわけないですよね。
一度貰ったら返すなんてボクでもしない(笑)ありゃ、かなりの暴論に近いとボクは思って
ましたが。

なんだかとても短絡的な行動にも思えたりするんですけど。年金の実質手取りについて
は現在の受給者と若年層との格差問題がかまびすしい昨今、主張もいいけど自分たちだけ
がよければというのは、ちょっとねぇ。現在の政府の方針はインフレ誘導策。順調にインフレ
になったら、この人達どうするんだろう。年金増額反対とやるんだろうか。それとも得意の
老人力で知らぬ顔するのかな(笑)

何れにしても、別の意味で普段おとなしい(?)シニア層がこうして声を上げて行動している
現実。今後日本のあり方も今までと違う局面に入るのかと感じたりもして。