久々に銀座に出てきたらこんなシーンに出くわしました。
デモです。延々と。恐らく数千人くらいはいたかしら。
でも、デモってる人たちはボクよりもっとシニアな方たち。こんなことって珍しい。
シュプレヒコールは「年金減額反対!」でありました。
来年度からの消費税上げと年金減額のダブルパンチでボクも不安なところではありますが。
でも、今回の減額って過去のデフレ下でも法律のインフレ・デフレ条項を適用しないで過払いして
いたものを元に戻すという趣旨だと理解しているんですが(そうじゃないのかなぁ・・・)
よって、この先インフレになったら又増額になるスキームだから、単に反対という性質のもの
ではないと思うのですが。
以前、今年の春頃であったか、円安が急激に進んで燃料費が嵩んで漁に出られないとスト
を打った漁民の方たちが話題になりました。今ドル・円レートは随分落ち着いてきていて、
そんな話も聞かなくなりましたが、あの時もし補償していたら、今の状態になったら返金する
気持ちがあってデモンストレーションをやっていたのかしら。そんなわけないですよね。
一度貰ったら返すなんてボクでもしない(笑)ありゃ、かなりの暴論に近いとボクは思って
ましたが。
なんだかとても短絡的な行動にも思えたりするんですけど。年金の実質手取りについて
は現在の受給者と若年層との格差問題がかまびすしい昨今、主張もいいけど自分たちだけ
がよければというのは、ちょっとねぇ。現在の政府の方針はインフレ誘導策。順調にインフレ
になったら、この人達どうするんだろう。年金増額反対とやるんだろうか。それとも得意の
老人力で知らぬ顔するのかな(笑)
何れにしても、別の意味で普段おとなしい(?)シニア層がこうして声を上げて行動している
現実。今後日本のあり方も今までと違う局面に入るのかと感じたりもして。