宮殿の内部です。教皇庁があったというので期待して行きましたが、ありゃ、
殆どがらんどうに近い状態。
一番興味を惹いたのがこのゴーガイルという有り様。
壁画もこんな風に荒れ放題。
というのも、フランスの歴史の中でフランス革命はまさに嵐であったようです。この宮殿は
フランスの殆どの教会がそうであったように、旧政府の監獄として使われ、その前は暴徒
により略奪の限りを尽くされたようです。
文化財にとって革命というのは余りに悲しい結果となるのが定めのようです。それに引き換え
日本の明治維新、今様に言えば革命でありますが、無血開城という選択をした徳川幕府、
幕閣の英断はもっと歴史的に評価されても良いように思えます。
これは多分食堂かなぁ。教会建築なので舞踏場とは思えませんので(笑)
ステンドグラスも意外と質素で。ちょっとびっくり。まぁ、信徒を相手にしている空間では
ないので、これで十分と言えば十分です。
宮殿の中庭。丘の斜面を利用して作られている宮殿ですので、ここが何階に相当
するのか、ちょっと判断がつきませんが。
ゴルゴダの丘を登る前のキリスト像のレリーフ。着衣姿というのも珍しいかも。
恐らくは歴代の教皇の彫刻と遺体を飾った棺に置かれた彫刻と思われます。
かなり価値がありそうな絵画等もありましたが、何故か撮影禁止。そうなると
見る気もなくして。何が置いてあったか全然覚えておりません(苦笑)
世界遺産といっても、ちょっとがくっと来た宮殿でありました・・・
ー続くー