港の近くの小さな広場の一角。この風景を見ても何やら新旧の建物が入り混じってとても
興味を引かれます。
流石、港町にはマドンナ像が似合います。船乗りにとってマリアは絶大な守り神。
その下では現代のマドンナ達が初夏の日差しを浴びてチャッティング。
一番上の写真の狭い路地。港町特有の薄暗い横丁が続いておりました。
嫌がる奥様を引っ張って、どんどん進みます。
この薄暗い路地はどうやらアラブ人街のようでありました。ちょっと安手の雑貨店とか、飲食店が
並んで。タジン鍋がたくさんあったのにはちょっとびっくり。中華ではなくてこちらで昼食をとれば
よかったかな。どうもこの辺り一帯はアルジェリア文化が幅をきかせているようです。クスクスの
値段が安いのにこれまたびっくり。日本じゃなかなか美味しいクスクスは食べられませんので・・・
こちらはアラブ風のスイーツ屋さん。このお菓子、アラブのものだと極端に甘いのですが。
ボクは全く縁がないのです。昔、中東にいた頃、子どもたちもアラブのお菓子、ジュースは
食べず、飲みませんでした。甘すぎて気持ち悪くなると(苦笑)
薄暗い横丁を通り抜けるともだ~んな教会建築が。
重厚な建物が増えてきます。恐らく18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパを
席巻した新古典主義の建物群であろうと思われます。フランスでナポレオンがその威信
を示すために宣伝したのがきっかけと聞いていますが、やがて広まるに連れて、ロマン主義
とも相俟って広範な芸術革命となりました。
そしてスペインではバルセロナを中心としたモデルニスモという文化革命に繋がるのですが、
この旅の後半のスペイン編でその絢爛の姿をお見せ出来ると思います。
道路線形を利用した建物群。下の写真の建物は完全なRとなっています。一度
この内部空間を覗いてみたいと思うのですが、なかなか果たせずです。きっと利用
出来ないスペースがたくさん出てると思うのですが(苦笑)
この彫刻には参りました。二人の巨人が頭を抱えているように見えるのです。それとも
ナルシストのお二人さん、しきりと髪をきにしているんでしょうか(笑)
こちらは繁華街に向かう道筋。ガラリと建物が近代的になって来ました。いかにも港町
という雰囲気がします。
ー続くー