窓際日記・福島原発

窓際という仕事の雑感

イスラエル

2024-07-14 12:36:30 | Weblog

[エルサレム 17日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相が戦時内閣を解散した。政府当局者が17日、明らかにした。

今月初め、ガンツ前国防相が戦時内閣から離脱し、存続可能性を懸念する声が上がっていた。

戦時内閣は6人で構成されていた。ネタニヤフ氏は今後、戦時内閣にいたガラント国防相やデルメル戦略問題担当相を含む少数の閣僚グループと、パレスチナ自治区ガザでの戦闘に関する協議を行う見込み。

ネタニヤフ氏は、スモトリッチ財務相やベングビール国家安全保障相ら、連立政権の民族主義的・宗教主義的パートナーから、戦時内閣に加えるよう要求されていた。

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イスラエル政府の内部対立が深刻化している。戦時内閣が解散し、極右勢力の影響力がさらに拡大。軍との対立も明らかになった。パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマス側も発言内容が幹部によって食い違うなど、内部の路線対立が垣間見える。ガザの停戦に向けた事態打開はますます見えなくなっている。

イスラエル国内で孤立するネタニヤフ首相。今度は軍との対立が表面化した。

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イスラエルのイスラエル・カッツ外相は18日、北部への攻撃を強めるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対し、SNSで「ルールを変更する決断の時は間近だ」と述べ、大規模攻撃の決定が近付いていると警告した。


 北部の国境地帯ではヒズボラとイスラエル軍との攻撃の応酬が激化している。カッツ氏は「全面戦争でヒズボラは壊滅し、レバノンは深刻な打撃を受ける」と訴えた。イスラエル軍は18日、「レバノン攻撃の作戦を承認し、現地部隊の増強継続を決めた」と明らかにした。


 一方、パレスチナ自治区ガザ各地でも、イスラエル軍の攻撃は続き、ロイター通信によると、中部ヌセイラットとブレイジの難民キャンプでは18日、軍の空爆で民家2軒が破壊され、17人が死亡した。イスラム主義組織ハマスの壊滅を目指す軍は、中部で「テロリストの施設」への作戦を続行したと主張した。

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パレスチナ自治区ガザ地区の戦闘を巡り、イスラエル軍のハガリ報道官は19日、地元テレビのインタビューで、ネタニヤフ政権が掲げるイスラム組織ハマスの壊滅は「達成不可能だ」として、異例の政府批判を展開した。ガザ最南部ラファでの攻撃を続ける中、軍事作戦の限界を示唆した形だ。ネタニヤフ首相は、軍は政府の決定に従う義務があると反論した。

【地図】半年でガザの街はこれだけ壊れた

 ハガリ氏は「ハマスとは『思想』であり、人々の心に根付いているものだ。壊滅できると約束する人は国民を欺いている」と指摘。もし政府がハマスに代わる統治主体を見つけなければ「ガザにハマスは残るだろう」と述べた。人質解放を巡っても、軍事作戦で全員を救助するのは不可能だとして「他の手段を考えるべきだ」と主張した。

 ガザではイスラエル軍が「制圧」したはずの北部などで、ハマスが攻撃を再開するケースが続出している。だが、ネタニヤフ氏はハマス「壊滅」を主張し続ける一方、国内外から求められているガザの戦後統治計画を明確にしていない。ガラント国防相は5月中旬、ガザにはパレスチナ人の行政主体や米欧、アラブ諸国による多国籍軍が必要だと主張。同盟国の米国も、ネタニヤフ氏にガザの戦後計画策定を繰り返し要求している。

 イスラエル軍は19日も、各地で軍事作戦を継続。ロイター通信によると、ラファ西部には戦車が進入した。軍は既にラファの60~70%を制圧し、数週間で全域を制圧する見通しだとしている。軍は同日、ガザ境界に近いイスラエル南部の一部地域で、教育活動や企業活動の制限を解除した。

 一方、パレスチナ通信は、イスラエル軍が「人道地区」と称して住民の避難先に指定している南部マワシ地区を空爆し、少なくとも7人が死亡したと報じた。軍はハマスの一部が人道地区に逃げ込んでいると主張しており、攻撃を強めている可能性がある。

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ベルギーの首都ブリュッセル市当局は19日、デモが引き起こされる可能性があるとして、9月6日に予定されているサッカーUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2024-25)のベルギー対イスラエル戦の開催を拒否すると発表した。

 市当局は声明の中で、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘が続く中でこういった試合を開催することは「間違いなくデモや、これに反対するデモを引き起こし、観客、選手、ブリュッセルの住民、さらには警察の安全を危険にさらすことになります」と記した。

 同国サッカー協会(KBVB、URBSFA)は、試合の無観客開催は受け入れたものの、同市が試合の開催を拒否したことは甚だ遺憾だと述べた。

 協会は代替会場を見つけるために別の都市や治安当局と連絡を取っているとしたものの、すでにルーバン(Louvain)市は試合は行わないと表明している。

 ブリュッセルでは、昨年10月にイスラム過激派によるとみられる銃撃事件でスウェーデン代表のサポーター2人が死亡しており、懸念が高まっている。

 ベルギーとイスラエルはネーションズリーグのグループA2に入っており、フランスとイタリアも同居している。

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イスラエルのネタニヤフ首相がアメリカの弾薬の輸送停止を非難したことをうけて、アメリカメディアは予定されていた両国の高官級会談が急遽、中止されたなどと報じました。

【画像】イスラエル ネタニヤフ首相が米非難の動画投稿 米は急遽会談を中止 バイデン大統領周辺「あまりの恩知らずに怒りと衝撃をうけている」

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は19日、20日にワシントンで予定されていたイラン情勢をめぐるアメリカとイスラエルの高官級会談が急遽、中止されたと報じました。

パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、イスラエルのネタニヤフ首相が「アメリカがイスラエルに弾薬の輸送を停止したことは考えられない」と非難するビデオメッセージを18日に公開したことを受けて、アメリカが申し入れたということです。

バイデン大統領の周辺は「あまりの恩知らずに怒りと衝撃をうけている」とし、アメリカ側はネタニヤフ氏にビデオメッセージの内容が「不正確で的外れだ」と伝えたということです。

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6月

イスラエルのネタニヤフ首相は23日、地元テレビのインタビューで、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファでの軍事作戦について、「激しい段階は間もなく終わる」と語った。

 その上で、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの交戦が激化しているイスラエル北部に部隊を振り分ける考えを示した。

 イスラエル軍はラファをイスラム組織ハマス最後の主要拠点と見なし、17日にはハマスの4部隊の半数を解体したと発表。ただ、ネタニヤフ氏は激しい戦闘段階が終了しても、ガザでの戦争は終結しないと強調した。

 一方、ネタニヤフ氏は、イスラエル北部に部隊を「防衛目的」で再配備する意向を表明した。ハマスに連帯するヒズボラは昨年10月からイスラエルへのロケット弾攻撃などを継続。双方の応酬が激しさを増し、全面衝突への懸念が高まっている。

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パレスチナ自治区ガザ市近郊で支援物資の配給所として使われていた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職業訓練校が23日、イスラエル軍の空爆を受け、パレスチナ人8人が死亡した。

現場にいた複数のパレスチナ人が明らかにした。ロイターのカメラマンによると、低層の建物が全壊し、毛布に包まれた遺体が道路脇に並べられている。

イスラエル軍はこの建物について、過去にUNRWAの本部として使われていたが、その後、イスラム組織「ハマス」やガザ地区の過激派「イスラム聖戦」の戦闘員が使用していたと主張。民間人への危害のリスクを減らすため、攻撃前に予防措置を取ったと述べた。

ハマスは軍事目的で民間施設を使用しているとのイスラエル側の主張を否定している。

UNRWAの広報責任者ジュリエット・トウマ氏は「開戦以降、190近いわれわれの建物が攻撃を受けた。大多数がガザの建物だ」とし、開戦後、UNRWAのスタッフ193人が死亡したと述べた。

イスラエルのネタニヤフ首相は23日、ガザでのハマスとの激しい戦闘は終わりに近づいているが、ハマスがガザを支配しなくなるまで戦争は終わらないとの認識を示した。

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イスラエルのカッツ外相は29日、イスラエル軍が親イラン民兵組織ヒズボラとの戦闘でレバノンに本格的に地上侵攻すれば「壊滅的な戦争になる」と表明したイランに対し、「破壊の脅威をもたらす勢力は破壊するに値する」と対抗した。
X(旧ツイッター)に投稿した。
 
カッツ氏はまた、ヒズボラがイスラエルへの攻撃を停止して国境地帯から撤退しなければ、イスラエルはヒズボラに対して全面的な勢力で行動すると付け加えた。
イラン国連代表部は28日、イスラエル軍がヒズボラとの戦闘でレバノンに本格的に地上侵攻すれば、中東各地の親イラン武装勢力が「全面的に参戦する」と表明している。
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7月
イスラエル軍は3日、レバノン南部を攻撃し、レバノンを拠点としているイスラム教シーア派組織ヒズボラのムハンマド・ナセル地域司令官を殺害したと発表した。ヒズボラはイスラエル北部に100発以上のロケット弾を撃ち込み、応酬が激しくなっている。

軍の発表などによると、ナセル氏はレバノン南部にある3連隊のうちの一つを統括し、イスラエル北部にロケット弾や対戦車砲を撃ち込んでいたという。レバノン南部ティールを車で走行中に無人機で攻撃され、殺害された。


 これに対し、ヒズボラはイスラエル北部のキリヤット・シェモナやガリラヤ地方に100発以上のロケット弾を撃ち込んだ。報復とみられる。

 この攻撃を受け、イスラエル軍はロケット弾の発射拠点を空爆した。ヨアブ・ガラント国防相は3日に発表した声明で「我々は合意を望むが、現実がそれを許さないなら、戦い方を知っている」とヒズボラをけん制した。

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イスラム組織ハマスは5日、いかなる名目や理由であれ、外国軍がパレスチナ自治区ガザに侵入する計画を支持する一切の声明や立場を拒否するとの見解を示した。

ハマスは、ガザ地区の統治は純粋にパレスチナの問題であるとし、「パレスチナの人々はいかなる庇護も、外部からの強制的な解決案も認めない」とした。

ハマスと同盟関係にある武装組織「民衆抵抗委員会(PRC)」も、ガザ地区に国際部隊などを派遣する一切の試みを「攻撃」と見なし、占領軍として対処すると表明した。

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イスラム組織ハマスの幹部は6日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結に向けた合意第一段階の16日後からイスラエル人質解放を巡る交渉を開始するという米国の提案を受け入れたと述べた。解放交渉の対象には、兵士の捕虜や残された男性の人質が含まれるという。

この幹部によると、ハマス側はイスラエルに求めていた合意署名前の恒久的停戦の確約を撤回し、第一段階の6週間の間に交渉によりそれを目指すことに同意したという。

また、第二段階の合意に向けた間接交渉が行われる間、仲介役が一時停戦や支援物資の搬入、イスラエル部隊の撤収を保証するという。

国際仲介による和平交渉に詳しいパレスチナ当局者によると、今回の提案は、イスラエルの合意が得られればガザにおけるイスラエルとハマスの戦争終結に向けた枠組み合意へと発展する可能性がある。
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パレスチナ自治区ガザ保健当局は13日、ガザ南部ハンユニス西方のマワシ地区でイスラエル軍の攻撃があり、71人が死亡し、289人が負傷したと発表した。

イスラエルメディアは、イスラム組織ハマスの軍事部門トップ、ムハンマド・デイフ指導者を標的とした攻撃だったと報じた。軍はデイフ指導者が昨年10月のイスラエル奇襲を首謀したとみており、行方を追っている。

デイフ指導者が死者に含まれているかどうかなどは不明。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版は12日、ガザの停戦交渉で、イスラエルの代表団が仲介国と協議を開いていたエジプト首都カイロから同日帰国したと伝えた。交渉はイスラエルのネタニヤフ首相の強硬な主張により後退しているとも報じた。

同紙によると、イスラエル軍がガザ・エジプト境界に常駐せずに境界の安定を保つ方法を協議していた。ネタニヤフ氏は12日に「境界にとどまる」と主張し、協議の前提が崩れた。

イスラエルメディアによると、ネタニヤフ氏はガザ北部でハマスの再武装を防ぐ仕組みづくりを新たに要求。イスラエルの交渉筋は「合意できるかどうかの正念場だが、この要求で台無しになりかねない」と批判した。

ネタニヤフ氏は11日にも、ハマス壊滅と全人質救出を達成するまでは戦闘を再開できるなどとする「4原則」を合意の条件として改めて強調していた。

パレスチナ通信は13日、軍がガザ中部デールバラハの民家を攻撃、救急隊員が子どもを含む5人の遺体を収容したと報じた。ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は3万8千人を超えている。

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イスラエル軍によるイスラム組織ハマスの軍事部門のトップを狙った空爆で地元の保健当局は少なくとも90人が死亡し、300人がけがをしたと発表しました。ハマスの最高幹部は「イスラエルの姿勢は交渉を妨げている」と強く反発していて、停戦をめぐる交渉の行方はいっそう不透明となっています。

ガザ地区への攻撃を続けるイスラエル軍は13日、南部ハンユニスでハマスの軍事部門のトップ、デイフ司令官らを標的にした空爆を行いました。

ガザ地区の保健当局はこの空爆で少なくとも90人が死亡し、300人がけがをしたと発表しました。

イスラエルのネタニヤフ首相は会見で司令官の殺害について確証は得られていないとしながらも「われわれはハマスのすべての指導者にたどりつくだろう」と述べ、軍事的な圧力を強める姿勢を示しました。

イスラエルの有力紙ハーレツは、軍関係者の話としてデイフ司令官が死亡した場合、ハマスの戦意をそぎ、残る幹部への圧力になるとして、停戦と人質の解放に向けた交渉でイスラエル側にとって有利に働く可能性があるとの見方を伝えています。

一方、ハマスは空爆は8万人以上の住民が避難生活を送る地域で行われたとして非難していて、ハニーヤ最高幹部は「イスラエルの姿勢は交渉を妨げている」と強く反発しています。

また、ハマスの幹部はAFP通信の取材に対し、交渉の中断も示唆していて、停戦をめぐる交渉の行方はいっそう不透明となっています。

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イスラエル軍は14日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校を空爆した。住民の避難場所だったといい、中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、少なくとも17人が死亡した。イスラム組織ハマスは「無防備な民間人の虐殺だ」との声明を出した。

 9日にはガザ南部ハンユニスの学校施設への攻撃で20人以上が死亡した。6日以降、学校施設が攻撃されたのは5カ所目とみられ、国際社会の批判が強まりそうだ。

 軍はヌセイラトの学校周辺で「複数のテロリストが活動していた」と主張し、民間施設を人間の盾として利用しているとしてハマスを糾弾した。

 国連は昨年10月の戦闘開始後、UNRWAの190施設近くが破壊されるなどの被害を受けたとしている。ガザ保健当局によるとガザ側死者は3万8千人を超えている。

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