2866号ログキャビン

パッチワーク・パターンのログキャビン『丸太小屋』は中心の正方形に赤がオーソドックス。暖炉の火に見立てます。

家族で初めてキャンプしたバンガローはログキャビン風。寝室の一部はロフト。
雨時々曇のなか、まだ柔らかい蕗を
採って煮て遊びにしました。
まだキャンプに不慣れで、
煮物に入れる砂糖を慌てて探した。
コーヒー用のシュガーを使いました。

その頃住んでいた旧宅は、
元々平屋の屋根裏を強引に二階にした家。
急な階段と、傾斜した壁の奥に
夫の私室オーディオルーム。

「大草原の小さな家」にもパッチワークキルトやログキャビンが登場します。どちらも主人公ローラの両親の手作り。

夫はログキャビンに住みたいのかも。
俺は薪ストーブが好き。見飽きない。
母方の実家（農家）では通年使う。
祖父は近山に栗の木を植えたそうです。

朝、家を出て勤め先に向かう時刻、
雑木林を透かして見る東の空は暁。
宿木に時折来る鳥達。息が白い。

いかにもささやかな暮らしの中、
薪を拾い水を汲む。採れるものを食べる。
そんな老後かと、ぼんやりと考えていた。

しんしんと寒い凍夜、このキルトに
猫が寄りかかりウトウト。
チラシの桜色に『春はじまる』の文字。
夫の故郷の港町には、流氷が来た。

冬極まれば 春遠からじ。
地下鉄車内に 明日の大学入試の広告。

雪まつりの終わる頃には
チョコレートを買いに出かけます。